◆狸 2018-01-01 00:20:57 |
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気にしないでくれ給えよ。あのように遅くまで話してくれて嬉しかったさ。…本当にいいのかい?やはり君は優しいね。うーん、それじゃあ昨日の続きからしてもいいかな?
>長舟 時雨
ええっと … そういう君は、今は誰かを愛しているのかい?
( 御満悦といった表情で頭を振る彼は繰り出した言葉がお気に召したようで、ほっと安堵し胸を撫でおろしてみるも、はたと気になったのは彼の口振りがどこか他人事のように聞こえたことであり。昔の彼女は皆を愛している、いわゆる博愛主義のような気があったが今の彼も果たしてそうなのだろうか、と。顔を覗かせた興味がひとりでに喉を通れば首を傾けながら問うてみて。先程まで撫でられていた頭から温もりが退くと其処に残るのは言いようの無い喪失感のみ。しかし、ともあれ気を取り直さねばと息を一つ吐いた直後、照れ臭そうな彼から告げられた言葉に目をぱちり。胸中に湧いて出たのは戸惑いと、其れを上回るほどの喜びで。自然と頬が持ち上がるのを感じながら二度ほど頷けば是の意を返し。「 本当かい?… ああ!どうしよう、とても、とても嬉しいよ … !」彼の言葉にさらに胸が躍ると、先程までの鬱屈など飛んだように顔を綻ばせ。ころころと表情が変わる姿にまたくすくす、笑い声が漏れては不思議そうに首を傾けた彼へは何でもないよ、と。「 … えっと、そうなのかい? はは、君のお気に召したのなら何よりだよ 」 自身の頬に触れる手はまるで幼子のよう。微笑ましさに目を細めはにかめば、彼が触りやすいようにと少し屈んで。 )
そうか。もし散歩を続けるようなら、俺も一緒に同行してもいいかな? … あ、もちろん、君が構わなければ、だけど … 。
はは、生憎、誰かを愛する程に人がそばにいてくれたことがないんだ。
( あっけらかんと言ってのけてはみたものの、言いながら昔の自分や親とすらも疎遠な今の環境に少しだけ寂しさを感じ、眉が下がってしまうのを感じながら困ったような悲しそうな表情で笑い。気にしいな彼の事なのできっと今の質問も悔いてしまうだろうと思うも、いつもはぺらぺらと要らぬことまで喋る口が思うように回らず、曖昧にもう一度微笑むことしか出来ず。嫌がられたら大人しく身を引こうと思っていれば思いがけず嬉しそうに肯定の意を示す相手に、此方も負けじと嬉しそうに微笑み。先程の照れなど忘れたように「それじゃあ、毎朝にでも君を撫でて目覚めようか。」なんて冗談交じりにでも、少し前向きに検討しつつも告げると、見るからに御機嫌な様子で。「僕なんかと仲良くなって喜んでくれるなら、いくらでもなるよ。」と初めてとも言える経験に胸を踊らせながら、見るからに喜んでいる相手に愛おしさがこみ上げふにゃふにゃとだらしのない笑みが口元に浮かんでしまい。何でもない、と言われればあえて言及するつもりはないのかそうかい、と納得するように頷き、屈んでくれた相手の頬の柔らかさを堪能すればその手を離し「嗚呼、不躾に触れてしまってすまないね。ありがとう。」と謝罪と礼を告げて。)
うん。それじゃあ夜ご飯の材料でも買って帰ろうか。…晴はなにか好きなものはあるかい?
>長舟 時雨
あ … えっと、その、… すまない。不躾な質問だったよ … 。
( ほんの一握りの興味で聞いた質問は彼の反応から察するにどうやら失言だったらしい。敢えて明るくしたような声色と表情と、どちらかが本心なのかなど考えなくとも分かる事で。心の臓がぎゅっと握られたような心地に陥るとはく、と音の無い声が抜けた後に一先ず謝罪を返し。先程まで爛々と輝いていた瞳が悲しみの色に満ちてしまったのは紛れもなく自分の過失によるものであるのだから、悲しみを拭ってやるのもまた自分の役目だ。繕うように微笑む彼に掛ける言葉を迷っている暇など無く、がしり、衝動的に彼の双肩を抱けば 「 人間ではないけれど、俺は長生きだから君の傍にいてあげられるよ 」等と宣って。―― 「 それじゃ、俺は小雨の鶏替わりになるのかな 」投げ掛けられた冗談にはははと頬掻きながら笑い返せば乗じる様に此方も軽口を。「 君には、なんかなんて言葉は似合わないよ 」未だに胸を包む暖かさにへらり、気の抜けた表情を浮かべながら卑下する彼の言葉を否定し。ふと、言及した言葉がよく口にするものだと気が付けば、こういうところが彼が似た者同士と称した所以なのかな、なんてぼんやりと。彼の手が頬から離れれば其れを満足したと判断して此方も屈めていた身を元に戻しつつ、首をこくこく縦に動かしながら気にせずいつでも触れてくれと告げ返し。 )
ああ、もうそんな時刻になるのか。 … えっと、好きなものは特にないよ。俺は雑食だからあまり食に拘っていなくて … 、それより、小雨は何が好きなんだい?
いや…気にしないで、大丈夫だよ。
( 謝る相手の姿にじわじわとした罪悪感が胸を占めていくのを感じると、なにをやっているんだと自身を叱責し、顔前でぶんぶんと何度も手を振り、へらへらとした笑みを見せて取り繕い。何も悪くない相手が自分のせいで悲しい顔をしてしまったのがなにより心苦しく、笑顔を見せてほしく道化を装うようにただただ、笑みを貼り付けていると体を温かいものに包まれて。困惑したようにぱちりと何度が瞬きするとなんとも喜ばしい相手の言葉が耳に届き、おずおずと、受け入れてもらえるか不安になりながらも相手の背に腕を回し。「鶏……うーん、食べたくなっちゃうなあ。」自身にとって鶏は目覚より食事の印象が強いのか、ふわりと冗談っぽく微笑みながらやっぱり晴は晴だね、と軽く頷き。「ふふ、ありがとう。やっぱり君と僕そっくりだねえ。」相手に言われた言葉は今しがた自身が言ったものと同じであり、苦笑混じりの笑みを浮かべて。いつでも、なんて言われてしまえばつい甘えてしまいそうになりながらも自制せねばと思い直しつつもあまり反省らしい反省はしていないのか表情は緩々のいつも通りで。)
そうかい?じゃあ、一緒に好物探しもしようね。…僕は…うーん、甘味が好きでね。たまにそれを御飯にしてしまうよ。あとは……おむらいす、かなあ。
>長舟 時雨
……… あ、す、すまない。こういう時どう言えばいいのか知らなくて … 、
( つい、といえばいいのか。彼の体を慣れない手つきで抱き締めたのは思うがままに行動した結果であり、付け足しの様な言葉にもこの行動にも先の失言を拭うことなど出来ないことは勿論承知の上で。ただ、落ち込んでいる人間を励ますのに有効であると昔誰かから聞いたことがあったからと云うのは正当な理由として認められるのだろうか。なんて、抱き締めた後で何だが云々と悩んでいれば、それを打ち消すかのように恐る恐る回された手に目をぱちり。ふと、あれやこれやと悩んでいた頭が霧が晴れたように整理されては、何を言うよりも先にこの状況に持ち込んでしまった理由を言い訳のように告げようか。――― 晴は晴だと言われ、一体何のことかと首をもたげる。次いで、自身の言葉が彼の気分を少しでも持ち上げたのであれば達成感に微笑み。――― 好物探し、それは一体何のためにするのか。自分の好物などあったところで何になるのか。はて、と疑問が頭を占める中、彼が続けて紡いだ話もまた新たな疑問となり。甘味というものは確か此方の世界の甘い物を指す言葉だったか。それで腹を膨らませるということは、それだけ大きく甘い食べ物があるのだろうか。連鎖するように幾つも気になることは出てくるが、それは全て頭の中に仕舞っておき。 )
おむらいす … ?それは、一体どういう食べ物なんだい?
他の人がどう思うかはわからないけれど…僕にとってはこれが大正解だよ。
( 真っ先に謝罪の言葉が出てくるところが彼らしく感じ、先程までの寂しさは胸からかき消え、次いで微笑ましいような愛しいような温かい気持ちに支配されると、顔を上げ、今度は繕いではない屈託のない笑みを相手に向け、えらいえらいと褒めるように相手の頭をぽんと撫でて。こんなふうに人に抱かれたのも久方ぶりのことでもう少しこうしていたい、なんて思いながら背に回した腕にほんの少しだけ力を込めて。__自身が笑えば同じように笑む相手に、優しいんだななんてぼんやり考えながら、自身と似ていながらもやはりどこか違うそんな存在が不思議に思えたのかじ、と相手を見つめて。__暫く相手を見つめていると自身の言葉から疑問が生じたのが見て取れるようで。しかし、優しい彼はそれを口に出さずにいてくれるため、此方もあえて言及するような真似はせずにいて。「美味しいもの、好きなものは幸せな気持ちにしてくれるから、是非、一緒に見つけたいんだ。」と相手の胸中を知ってか知らずかただ、ひとつ、告げておきたかったことを口にして。オムライスについて尋ねられると好物のことだからか少し熱の入った喋りになりながら、嬉しそうに答えて。)
うーんとね、うーん…作ったのを見た方がわかるよ!早速買い物に行こう。
>長舟 時雨
本当かい?それなら良かったよ。… その、俺が言えた義理でもないけれど … 君は本当に素晴らしい人だから、直ぐに愛するべき人が見つかるよ
( 大正解だと己の行動を肯定されると、直前まで胸中を支配していた不安が安堵に変わり。それが声に滲み出るほどほっとしては改めて励ます言葉を投げかけて遣り。原因である己が言うのも変であろうが太陽のように輝かしく笑んで見せた彼を見てはそう思わずにはいられなかったために。頭を撫でる手や回された腕から移る温かさは、うんと昔に一度だけ触れたことのあるそれとまさに同じで、嗚呼やはり一緒なのだなと一人懐かしさに頬を緩め。同時に彼の服に染みついた匂いに気が向けば、これを付けておけば他の妖を牽制出来るかと考えのもと少し擦り寄ってみて。―― じい、と此方を見詰める視線に傾けた首を戻すことなく、同じように見つめ返しながらどうかしたのかと目で問い掛け。見つめられると気恥ずかしいのは俺だけなのだろうか?なんて。 彼曰く、好物は人に幸せを呼ぶものらしいが、彼の思惑を聞いても矢張り好物など無くても構わないように考えてしまうのは恐らく、「 成程 … でも、俺は君と一緒にいられればそれだけで十分だよ 」 天上のモノのように手の届かなかった人と、こうして同じ場所に肩を並べていられるからで。 )
はは、君を見てるとおむらいすが如何に素敵なものなのか分かるよ。… うん、何処に行くのかは分からないけれど付き合うよ。
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( / 所用につき本日はここまでとさせて頂きます。悉くお返事が遅れてしまい大変申し訳ありませんでした … ! 昨日に引き続き、長らくお相手頂き有難う御座いました!またお越しいただけますと幸いです )
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――― ああ、今日のお喋りは此処まで、かな。あまり話し込んで貴方の身を冷やしてしまってもいけないものね。また此処に来ると良い。おやすみ、可愛い人。
>( 交流終了 )
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こんばんは!私です!狸さんに呼ばれて来てみたのですが … 貴方に会えてとても嬉しいです!何かお手伝いすることがあれば何でも申し付けてください!全力で頑張ります!
>( 交流開始 / 新規の契約書受付中 / 質問等もお気軽に! )
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>1 世界観
>2/>17 約束事
>3 妖一覧
>4 契約書
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あ、もうこんな時間なんですね … 。私はそろそろ帰りますね!貴方も、どうかお風邪を召されないよう暖かくしてお眠りください!
>( 交流停止 )
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あ、ええっと … 久し振り、かな? 長い間きみの傍を離れてしまってすまない。… その、まだ俺に失望しないでいてくれたのなら … 君と、また話したいな。
>( 交流開始 / 新規の契約書受付中 / 質問等もお気軽に )
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君とまだ話していたいけどもう時間みたいだ … 。また顔を出すよ。それじゃ、おやすみ。
>( 交流停止 / 新規の契約書受付中 / 質問等もお気軽に )
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「私は、…今まで誰かに守るなんて言ってもらったことがない。だからどう返せばいいのかも分からないし、どう反応したらいいのかも、…うん、でも、ありがとう。嬉しいよ、本当に。」
「神隠しも悪くないかな、だって貴方がずっと一緒に居てくれるんでしょう?──…なんてね、冗談。」
名前/ 出水 小鈴( いずみ こすず )
性別/ 女
年齢/ 17歳
職業/ 高校二年生
容姿/ 158cm / 中肉中背 / 青みがかった黒髪、毛先を緩く巻いたセミロング / ブレザーの制服 or パーカーやニット等緩めの服装 / 両耳にピアスが1つ
性格/ 慎重 / 若干の人間不信 / 一度信じた相手には全幅の信頼を寄せる / 依存しがち / 心配性 / ネガティブ寄り / 表にはあまり出さないものの密かに嫉妬魔
備考/ 幼少期、妖の姿等素直に見たままを伝えるような言動によりいじめ紛いなことに遭っていた。学習し大人しくしていた中学時代も同じ小学校の同級生が居た為扱いは変わらず。ネガティブな性格はここで形成されたもの。現状は親の承諾を受けて地元を離れ一人暮らし、心機一転高校デビューしたはいいものの結局人との接し方が分からず友人は数少ない。
──本当に、それは嘘じゃないの?実は全部嘘で、契約した途端ぱっくり食べられちゃいました…なんて、笑えないけど。
( 突如として目の前に現れた彼は、一見見目の良い男性であるかのよう、しかしよくよく見てみれば人間には有り得ない耳や尾が生えている。妖の類であれば話を聞く必要も無い、というよりも聞かない方が良い。いつもの通り無視を決め込み歩みを進めようとした所で彼から紡がれる言葉にぴたりと動きを止めて。〝 久し振り〟や〝昔から〟が何を指すのかは分からないが、何故か既視感に近い何かを抱けば体の向きを其方へと直し、逸らした視線は彼へと戻し。一切口を開かぬままにただ次々と発される言葉を聞く、そうして彼が口を噤んで暫くの沈黙を置いた後ようやく口を開き。至って淡々と、何も期待していないような冷めた口振りで問いを投げつつ小首を傾け彼を見据えて )
( / 初めまして、素敵な物語に惹かれpfの提出のみ失礼致します。相性諸々あると思われますので、ご確認及びご検討の程宜しくお願い致します。また、もし参加受理をして頂けた場合の指名について、主様にお任せというのは不可でしょうか?優柔不断な上にどの息子様も素敵で中々選ぶことが出来ず。娘に合いそうな、若しくはその時に主様が動かしたい気分の子等判断基準はどのようなものでも構いませんのでもし宜しければ。勿論不可であれば不可で構いません。
それでは長文乱文失礼致しました、宜しくお願い致します…! )
〆
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>出水 小鈴
どうも、お声掛け感謝いたしますよ。( 一礼 ) わざわざ此方から忠告してやったというのに尻尾を撒いて逃げるような面白みの無い人間では無くて何より。契約書も頂いたからには、これよりは此の烏天狗が貴方の身を守ってあげましょう。その代わり、たっぷりとお礼を貰いますので覚悟はしておいてくださいね? ( くつくつ ) では、また何かあれば俺 … 嗚呼、いえ、俺達に声を掛けて下さい。貴方の暇を潰すくらいはやってあげますから。
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ああ、どうも。日も暮れたこんな時間に一体何処へ行くおつもりで? 良ければ、此の俺がご同行しましょう。いえ、心配などではなく単なる興味からですが、何か?
>( 交流開始 / 新規の契約書受付中 / 質問等もお気軽に )
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まだまだ夜は冷えますなあ … 。未だ猫の身で在ったならば此の身を賭して貴方様を暖めるのですが … いやはや、人の身なればかくも難しいとは、
>( 交流受付中 / 新規の契約書、質問等もお気軽に )
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…、今晩は。( ひょこ )先ずは受理ありがとう。それで早速なんだけど、もし良ければ私の相手をしてくれる?手が空いてるなら、誰でも構わないから。( こくり )
>出水 小鈴
… そうだね、貴女が信用できないのも無理はないかな。私の見た目をとっても、話の内容をとっても、ね。
( 射貫くような瞳に、探るような物言い。それを目の前の、年端もいかない少女が発しているものだと告げて一体どれほどの人間が信じるだろうか。彼女ほどの年頃の女性からは大凡想像できない言動は相手が妖故か、それとも生来そのような性なのか。一層重なる面影に強張っていた口元が三日月を描きだすと、表情を繕うように柔和な笑みを返しながら先ずは彼女の言葉に返事を。「 しかし、私は無用な嘘が好きでは無くてね。下種のように人を食べる趣味も生憎持ち合わせてはいないんだ。… これがどういう意味か、賢い貴女なら分かってもらえるかな、? 」次にそっと流れるように静かな動作で彼女の手を取っては暖を伝えるように緩く包み込み、吸い込まれるほど真っ直ぐな瞳を見つめながら些か遠回しに嘘ではないことを示し。「 ただ一つだけ言っておくと、私たちは協力を強要するつもりは無いよ。先にも言った通り、これは貴女が決めることだ。守られて生きるか、守られずに死ぬか。好きな方を選ぶといい、 」 一呼吸置いた後、触れていた手を亦静かな動きで離せば、一呼吸置いた後に逃げ道を与える素振りを見せて。勿論逃げ道なんて与えるつもりは更々ない。強要するつもりは無いなど、甚だしい甘言だ。彼女に与えられた選択肢は一般的に考えれば一つしかない。それを取るか取らないか、次に発する言葉を見極めるように弧の如く細めた瞳で彼女を見遣り )
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( / お返事が大変遅くなってしまい申し訳ありません。この度はご参加いただき有難う御座います … !ご交流希望とのことでしたので早速九尾の狐にてお返事をさせて頂きましたが、お時間の方はまだ大丈夫でしたでしょうか … ?また、妖の変更、絡み文の不備など御座いましたらご遠慮なくお申し付けくださいませ … ! )
…そう、分かった。
( 変わらず冷めた表情をしているであろう自身とは対称的に、彼の顔に浮かんだ表情は人畜無害だと思えそうな程に穏やかなもので、彼の言い分も凡そ理解は出来ている。が、それを全てはい分かりましたと鵜呑みに出来るかどうかはまた別の話。これだけあからさまに警戒しておきながらそう簡単に絆されるなんて訳もなく、彼の手と自身のそれが触れ合えば反射的に小さく肩を跳ねさせ、そのまま体を強ばらせてしまう。しかし徐々に伝わる温もりに少しづつ肩の力を抜いていき、触れ合うそこよりも話に意識を向ける余裕が生まれ。離された手を胸元へと当ててぽつり、静かに小さく呟いて瞳を伏せる。「私は貴方を信じるよ、一旦ね。…嘘だと突っぱねて他の妖に食われるか、本当に嘘で貴方にいつか食われるか…どうせ一緒なら、一縷の望みに掛けた方がいい。」深呼吸を一回、ゆっくり瞼を持ち上げて再び彼に視線を合わせると僅かに口角を上げてみせ )
( / 此方こそ遅くなってしまい申し訳ございません。当方は問題ないのですが、まだ交流時間内でしょうか…?もしもう閉める予定であれば遠慮なく。また改めまして、参加受理ありがとうございます!素敵な九尾さんに迎えて頂き嬉しく思っている上に、綺麗な文章に圧巻されるばかりで、返すものが稚拙な描写で申し訳なく…何か気になる点がございましたらどうぞお申し付けくださいませ。可愛げのない娘ではありますが、何卒宜しくお願い致します…! )
>出水 小鈴
うん、いい子だ。そう来なくてはね、
( ふざけるなと不条理を嘆く人間であったならば人を宥めるのが得意な狸にでも押し付けるつもりであった。しかし、努めて冷静に現実を受け入れ、 それどころか楽しみだと言わんばかりに彼女が笑んだからには、己の興味が強く引かれるのは当然の結果で。くつり、持ち上げた口角もそのままに幼子に褒美をやる感覚で目下の小さな頭を撫で遣れば、「 そうやって、私が無害だと信じていないところも素敵だ。一層、貴女を他の下種に遣るのが惜しくなってしまうよ 」 甘く溶かし込むような言葉をつらつらと並べながら、今はまだ慈しみの意を含んだ視線を投げ掛け。そのまま頭を撫でていた手を彼女の顔の隣に垂れる髪へと伝わせると、俗に云う烏の濡羽のような艶やかさを持つ其れを小ぶりな耳へと掛け遣って。「 そういえば、まだ私のことを教えていなかったね。貴女が知りたければ、何でも教えるけれど 」 何か知りたいことはあるかな? と手を離しながら言葉を続け、愛らしさとやらを付け足すべく小首を傾ければ彼女の返答をその体勢で待ち。もし何も聞きたいことが無いのであれば此方から未だ何も知らない " 今の " 彼女についてを細かに聞き出すつもりで、 )
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