シュガーバレット ▷▷ 非募

…まァた遅くなっちった、待たせて悪ィな。そんでもってイカした部屋まで用意してくれてあんがと。（　隻手ひらり　）あ、言っとくけどちゃーんと言い付け守って寄り道はしてねェよ？アンタの事だけ考えて来ました、マジで。…ってな訳で良いっしょ？俺そろそろ凍え死んじゃうし、熱い抱擁交わしちゃおうぜ。（　じりじり　/　にい　）──まあこんな調子だけど、俺に何か不備やら要望やらがありゃ遠慮なく言ってくれて構わねェからさ。とりまこれから宜しく。（　こくり　）

いや、俺も返事が遅れる事はある。それについてはお互い様だ。…それから、こちらこそ来てくれてありがとう。一応礼を言っておく。（　 ぽつり 　）まるで褒美をねだる子犬のようだな。この俺が恋人なのだからよそ見をしないなど当然の事だが、まあ、たしかにお前にしてはよくやった。偉いぞ。（　 顎の下擽り　/　よしよし 　）──ほら、早く来い。今なら好きなだけ抱き締めさせてやる。（　 手広げ 　）
嗚呼、宜しく頼む。とりあえずこちらからの要望はずっと俺のそばに居ろ、という事だけだ。…わざわざ言うまでもないとは思うが、お前も不要な遠慮はするなよ。何か意見や不満があれば我慢せずに言え。（　 うむ 　）

ン、りょーかい。…礼を言われる程の事じゃねェっつの、一番会いてェ奴に会いに来るのは当然だろ？（　頭ぽん　）子犬だァ？あんま見縊ってるとガブッといっちまう──…ま、まあ？こんくらい余裕っつーか、さっきの綺麗なネーチャン云々もちょーっと妬かせてみたかっただけだし。俺ァ至って真面目な訳よ。（　目細めぴくり　/　すりすり　）そンじゃ、遠慮なく。あ〜すげェ良い匂いすンだけど、ずっとこうしててェわ。（　ぎゅむ、　/　首元に顔埋め　）
それずりィ、何処まで惚れさせれば気が済むンだよほんと。俺もアンタがそばに居てくれりゃ何も要らねェかな。強いて言うならもうちょいガード緩くしてくれると、スキンシップも図り易いンだけどなァ。（　頬撫で　）

ふん、月並みなセリフだな。そんな事を言われても別に嬉しくもなんともないぞ。……。まあ、その、悪い気はしないが。（　 ごにょごにょ 　）ほう、それならいい子のお前にひとつ教えてやろう。──俺は嫉妬すると束縛が激しくなるタイプだ。首輪をつけられたくないなら二度とあんな真似はしない方がいい。（　 にこ　/　首元に手添え 　）柔軟剤の香りなんてどれも似たようなものじゃないのか？…というか、先程から擽ったい。少し離れろ。（　 微かに肩押し返し　/　もぞ、　）
ガードを緩く…。知人からも何度かそのように言われた事はあるが、俺が固いのではなくお前達が緩すぎるんだ。もっと慎みを持て。（　 じと 　）

ふーん、月並みなセリフじゃ満足出来ねェ？参ったなァ。好きだの愛してるだの、思ってる事は大体月並みな言葉になっちまう。──俺の粘膜から細胞までぜーんぶ、アンタを欲しがってる…流石にこれはクサすぎるか。（　耳許で囁き　/　くは　）…アンタもそんな事考えるンだな、すげェ意外。首輪、ちょっと期待しちまったとか言うとまァた怒られそうだから止めとくわ。二度と妬かせようなんざ阿保な真似はしませーん、誓いまーす。（　にい、　）違ェの。柔軟剤もそうだけど、アンタのこの肌の匂いが好きなの。…ン〜、もうちょいこうさせて。（　腰に回した腕に力込め　/　首筋ちゅ　）
そうかァ？こんなん普通だろ。それに、俺だって恋人が四六時中ガードが緩々だったら流石に黙ってねェけど、俺の前ではガードなんて要らねェっしょ？（　口角上げ　）

ち、違う。あれはただ素直に嬉しいと言えなかっただけで、満足できないとかそういう話では──…。ああもう、それくらい察せ馬鹿者。そして急に耳許で囁くな。（　 かあ　/　耳抑えつつ後退り 　）それでいい、賢明な判断だ。…ところで、先程お前は俺がそういった事を考えるのは意外だと言ったな。俺が独占欲の強い男と知って、幻滅したか？（　 ちら 　）っん…まったく、仕方ない奴め。本来なら調子に乗るなと足を踏み付けているところだが、好きなだけこうしていいと言ったのは俺だからな。これ以上は抵抗しないでおいてやる。（　 ぎゅ、　）
お前は何を言っているんだ…？恋人の前でこそガードは必要だろう。好意を寄せている相手に何度も触れられるなんて、そのうち心臓がおかしくなるぞ。（　 眉寄せ　/　真剣 　）

生憎俺ァ口に出してくンなきゃ分からねェ察しの悪ィ人間なの。思った事を腹ン中に溜めとくなんざ出来ねェし、態度や素振りだけじゃ物足りねェ。…なァ、なーんで離れちゃう訳？俺はもっと愛を確かめ合いてェんだけど？（　にや、　/　距離詰めじりり　）げんめつ、幻滅…ねぇ。多分アンタに縄でぐるぐるに縛られて、檻に閉じ込められたとしてもそれだけはねェだろうな。寧ろその独占欲が俺に向いてると思うとゾクゾクしちゃう。（　ふはり　）やっさし〜い。流石俺の恋人、器のデカさが違ェわ。そンじゃそのまま動くなよ？（　耳へ唇落とし　/　ちゅっちゅっ　）
…マジで言ってンの？アンタ可愛すぎっしょ。そんな事言われても触れたくなるだけだしさ、尚更慣らしておかねェと駄目だよな？（　じい　/　掌重ね　）