保登 心愛 2017-12-18 06:05:07 |
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せ、先生ですか…わかりました、頑張ります…。では見ていてください
(先生なんて呼ばれ慣れない称号に戸惑いながらも気合いが入って背筋をピンと伸ばし、ミルクの入った入れ物を持ち上げるが変に緊張してしまい軽く手が震えてしまったりもしたがどうにかラテアートを仕上げるが、リゼの『戦車ラテアート』とはまた別のベクトルで人間業じゃないある意味芸術的なラテアートが完成して)
なるほど…それではあまり似非とかは考えないように気楽にやっていこうと思います
ふふ…はい、そのときは頼りにさせてもらいますね…シロお姉ちゃん
凄い、智乃ちゃんがいつもより大人な顔してる...!
(相手の気合いの入った姿勢が輝かしく見えて圧倒して。完成されたラテアートがあまりにも芸術的というか有名な画家が作ったとしか考えられず、もはや「凄い」の一言以外に何も言えず)
うんうん!もっとシロお姉ちゃんって言わせたいけど一先ずはこっちはこれにて失礼するよ。また何かあったら連絡するね!
やっぱり可愛いではなく凄いなんですね…
(相手の率直な感想にリゼやココアの描いたラテアートを出した時に大抵の客は笑顔になるのに比べて、自分のものを出した時のなんともいえない空気と苦笑が思い起こされれば少しばかりどよーんとした空気を身に纏って半目で呟き)
え、あ...
(相手の表情を見た途端、直ぐに言葉の選択を間違えたと後悔して。まさか自分が此処で相手の表情がここまで落とすとは思わなかったので何とか言葉を訂正しようと慌てて考え出し)
い、いや、可愛さが凄いって事!爆発的に可愛いって事!言葉足らずでごめんね!
(何とか自分なりに頑張って訂正した、後は相手がどう思うかと笑顔の中に若干、相手の好感度を下げたくないという緊張感をも表して様子を伺い)
そんなとってつけたようなフォローをしてくれなくても…ですが、その…ありがとうございます
(あまりにも無理があると言わざるを得ないフォローの内容に最初は少しばかり冷めたような目線を向けたままそう突っぱねたが、すぐに小さく息を吐いて表情を和らげれば、相手は相手で不器用なやり方ではあるが落ち込んだ自分を気遣って元気づけようとしてくれたことには素直に感謝の気持ちを述べて)
うぐっ...バレてましたか。でも元気になれて良かった、これでお姉ちゃん度UPだね!
(確かにあのような誤魔化し方は流石に無理やりすぎたと後悔し、相手には誤魔化しは一切効かないと改めて理解して。しかし、いつもの相手に戻ってもらえれば一件落着と小さくガッツポーズをして。)
よし、今度は私もやってみて良いかな?
(相手よりも可愛いラテアートを作る事を真っ先に目標にして別に対決するわけではないが気合が入り、相手にやらせて欲しいと頼んで)
シロさんもココアさんもどうあっても私を妹にしたいんですね……あ、はい、どうぞ頑張ってください。応援してます
(相手のお姉ちゃんアピールをするところなんかはココアとよく重なって、そういった頼れる姉アピールのようなものは今は主に自分の方へと向けられるものであり、姉というのはそんなにいいものなのだろうかという率直な疑問と共に一人呟き。自分のやり方が参考になったとは思えないが早速チャレンジをしてみようという相手へと新たなコーヒーを用意し、ミルクの入った入れ物を手渡して期待の眼差しを向け)
当たり前だよ!でも智乃ちゃんだけじゃないよ?心愛ちゃんや理世ちゃん...いや、千夜ちゃんや紗路ちゃんも私の妹に〜...
(もはや相手の知り合いごと妹にしてやろうと妄想する度に色々と膨らんでくるが自分のニヤニヤした表情は変態どころか、もはや犯罪者にしか見えなくなり)
うーん、いきなり難しいの作ろうとしても絶対失敗するし...うさぎさんとかは簡単な方なの?
(相手の作品を真似してみたいとは思ったが初心者にはまだ早いだろうと直ぐ難しいのをやりたがる自分でも理解出来て。シンプルかつ可愛い動物だと難易度は易しいのか相手に尋ねて)
シロさん…どうか罪だけは犯さないでくださいね…
(妄想を膨らませて危なげな表情を浮かべる相手にビクッと身を竦めて、やや引き気味にカタカタ身体を震わせながら人聞きの悪い言葉を投げかけて「そうですね…うさぎならココアさんも初めての時に挑戦してましたし、練習にはちょうどいいかもしれません」初挑戦の題材としてはもしかしたら適しているかもしれないと自身の経験を頼りに述べて)
よし、そうとなれば早速うさぎさん作るぞー!
(えいえいおーと掛け声を出せば慎重かつ楽しそうに作り始めて。若干ぎこちなく作るも形は我ながらに良い感じではないかと益々楽しくなり)
あれ、なんかティッピー寄りになってる。どこでミスったんだろ
(しばらくして完成したと改めて見てみれば周りからはうさぎと思われるかもしれないが個人的に違和感が強すぎて笑顔で作っていたのがいつの間にか真顔になっていて)
私が言うのもなんですが初めてにしてはとてもよく描けていると思いますよ
(普通のうさぎとティッピーの中間のような出来のラテアートに相手はあまり納得がいっていない様子であったが、初挑戦であることを考えればむしろ上等ではないかと可愛らしい出来のそれを見つめていれば店の入り口のドアが勢いよく開け放たれココアが帰ってきたようで「たっだいまー!チノちゃん、シロさん!…あれ、このラテアートってもしかして…!」軽快な足取りで此方へ駆け寄ってきたココアが流れるような動作でギュッと己をハグして、そのままの体勢で置かれているラテアートに気づき相手の顔とそれを見比べて)
本当!?やったぁ!
(初めてにしては上出来だと相手に誉められれば暗くなった表情が一瞬にしてぱぁぁと明るくなり。ドアの開いた音が聞こえ、入って来たのが心愛だと分かれば「おかえりー!」と元気よく挨拶を交わして。「そう...この私がうさぎとティッピーの中間辺りの姿をした、新種のうさぎを作り上げました!」と褒められて嬉しかったが自分の作品をうさぎだとは認めたくないのか新種を作り出したと言い出し)
おおー、流石シロさんだね!チノちゃん、この子をラビットハウスの新しいマスコットにしようよ!
(よもやこれがうさぎを作ろうとした成れの果てとは純粋な彼女は思いもしないのだろう、相手の言葉を全面的に信用したココアは感激した様子で瞳を輝かせて突飛な思いつきのまま提案をして「いえ…それはちょっと…」そんな思いつきを聞けばティッピーとうさぎ、その中間のラテアートが出来た経緯を知っているチノとしては賛同しかねるようで、相手の尊厳のために元々は失敗作であったということは言わないが提案には難色を示し)
私も心愛ちゃんに賛せ...え、マスコット?
(心愛の提案に即賛成しようとしたがよくよく考えたら今までティッピーをマスコットだと思い、もしこれを新たなマスコットにしたら立場はどうなってしまうのだろうと脳内では動揺し、口をぽかんとしながらティッピーの方に視線を向いて)
駄目かぁ…だけどそうだよね、ラビットハウスにはティッピーもいるし
(ココアとしては純粋にいい思い付きだと思っていたようで、微妙な反応を受ければ少し残念そうに眉を寄せて苦笑を浮かべながらもチノの頭上のティッピーを見やり「いえ、ティッピーは別にここのマスコットと決まっている訳では無いですが…もしかしてマスコットとか居た方がもう少しお客さんも増えるでしょうか…?」二人の目線の先のティッピーをチノは片手で撫でるように触れながら、マスコットを大々的に売り出せば話題を勝ち取り来客も増えたりといった効果も期待出来るだろうかと真剣に考え込み)
あれ、私ずっとマスコットだと思ってた。うーん、ラビットハウスって言うくらいだからうさぎ一羽マスコットにしただけでも意外と変わるかもよ?
(初めてラビットハウスに来た時に感じたのは綺麗だが店名の割にはシンプル過ぎる喫茶店。だが直ぐに相手にこの事を言ってしまえば傷ついてしまうのではないかと思い、あえて言わずに。相手が意外と真面目に考えていたのでこのタイミングで提案して。「あ、そうだよ心愛ちゃん...マスコットは複数あってもいいんだよ。私が小さい頃に行った遊園地も男女一匹ずつマスコットがいたんだよね。だから心愛ちゃんの提案は名案だったんだよ」と複雑な思いを抱えていた心愛に対して申し訳なく感じてしまい迷っていたが、思えばマスコットと言えば某遊園地にも複数いたなと思い出し。)
やっぱり、シロさんもそう思うよね!私ね、ラビットハウスってすっごく素敵なお店で大好きなんだけど唯一うさぎ感が足りてないなって前々から思ってたんだよ
(初めてラビットハウスへとやってきてからこれまでずっと自分が思っていたことと、相手の発言とがピッタリ合致したことにやや興奮気味にココアが身を乗り出して。「うさぎ感…マスコット…」目の前で意気投合しているココアとシロを視界の隅に捉えながら、うさぎらしさという意味では少し不足と言えなくもないようなティッピーを胸元に抱えてチノは独り言のように呟き変わらず悩み続け。「うんうん、つがいもいいよね!例えばティッピーと…千夜ちゃんからあんこでも借りてくる?」特に先ほどのことは何も引きずっていないようで、男女ペアという方向でココアがまたズレた考えを披露すればチノの手元のティッピーが一瞬ビクリと身を震わせ)
私もあんこがティッピーにお似合いで良いなって思ってた!いつも甘兎庵に行くとき仲良いよね!
(心愛の思っていた事が丸々自分と合致していた事にやはりこう思っていたのは自分だけじゃなかったのかと此方も身を乗り出して。初めて甘兎庵に行った時からあんことティッピーは仲が良いと思っていて、まさかティッピーがあんこに恐怖感を抱いているとは微塵も思っていないし此の先一切思わないだろう。)
あの…そもそも借り物のマスコットというのはどうなんですか…
(二人して盛り上がっているのを見ていて、せっかくラビットハウスのためを考えてくれているところに水を差すのはどうかとも思ったのだが、このまま放っておいたら千夜まで絡んでツッコミ不在のまま更にとんでもないことになりそうだったためチノはようやくそう指摘をして。「そこはほら、やっぱりラビットハウスと甘兎のコラボってことで…」ココアはそれでへこたれず続けてアイデアを出していくが「わしは認めんぞ!」チノの腕の中のティッピーが耐えかねて声を上げ、ティッピーが喋るのを自分の腹話術ということでこれまで通してきていたチノは慌ててティッピーを顔の前に持ってきてその後ろに隠れて二人を覗き込むよう見やり)
良いじゃんコラボ、一度だけでも変化はお互い出てくると思うし、一石二鳥だよ!
(智乃が指摘をするも颯爽と新たなアイデアを提案する心愛は凄い子だなあ、と同意しながら感心して。「え〜お願いだよティッピーラビットハウスの危機なんだよ〜!」どうにか今回の件の主役であるティッピーに同意して欲しいという概念でティッピーを激しく揺らして無理矢理同意させようと)
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