* 2017-11-20 15:01:28 |
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沙那ちゃん、好き。( 抱きしめる彼女の手が、自身の手に指を絡めて入ってくる。その小さな手にきゅん、と胸が熱くなる。ああ、可愛すぎる。可愛すぎて誰にも見せたくない。その溢れんばかりの想いを、ぽろり、と口にした。
なに急に、
(ぽつりと彼の口から零れた言葉に、思わずようやく引いてきた頬の熱がまた上がる。彼の胸元に寄りかかるように座っているせいか、丁度彼の唇が耳元にありぞくりとする。「私、も。」と溶けてしまうような声で答えてはきゅ、と手に力を強めて。)
だって好きだから...、( 言葉を吐いた瞬間に溶けるような返信にきゅう、と胸が締め付けられる。耳に一つ、キスをする。その後にぴちゃ、とわざと水音を鳴らしながら耳を舐める。耳朶を唇で挟み、ちぅぅ、と吸っては唇を離し、再び「好きだ」と囁く。
っ、ちょ、や、……ッ〜……!
(ゾクゾクと背筋を駆け抜ける感覚に甘い声を漏らしてはぎゅ、と目を瞑って。耳からの刺激が強すぎて他に何も考えることが出来ず、ただただ真っ白な頭は彼の声だけが響いていて。「ばかぁ、」と発した声色は自分が思っていたよりもずっと甘く。)
ン、は、ぁ..んん、( ほんのり甘い香りがする彼女の髪。その香りが鼻腔を刺激してくる。彼女が逃げないように腹の辺りに腕を回して抱きしめては、彼女が突っ伏すように寝転がせる。そして身体を離し、背中に服の上から唇を当てた後に服を捲り、ちゅ、ちゅ、と唾むようなキスを浴びせる。
ひぁ、……ッ
(脳が、体が溶けてしまうくらい暑い。彼の唇が触れる度に沙那の体はぴくんと跳ねては甘い声を漏らす。ぎゅ、と布団のシーツを掴めば次々と降ってくる甘い波にふるふる首を振って。)
ッ、...やべ、( 暫く夢中で彼女の柔らかく落ち着くような温かさを唇に感じながら口付けを続ける。此方の唇が当たるたびに、身体の反応を見せる可愛らしい自身の恋人。しかし、はっ、と我にかえると身体を離す。赤面し、息があがる彼女の様子を見ては口元を手で隠しながら小さく「エロ...」と呟いた。
っは、……はぁ……ッ
(ふと途絶えた快楽にようやくほっと一息を付けば、生理的な涙で潤んだ瞳で彼を振り返って。「あ、い」と彼の名前を呼べば乱れた衣服を治すことなく暫く呼吸を整えるために胸を上下させて。)
...さな、ちゃん..、( 彼女の上から退き、彼女を仰向けにさせて起こす。はだける衣服から覗く火照る肌に卑しい気持ちを抱くも抑えては、「ごめんね、可愛いくて。」にへ、と柔らかな笑顔を見せながらそんな事言ってみて。
……えっち、
(びっくりしたんだから、とジト目で相手を見つめてはようやく息も整ってきたのかもそもそと乱れた衣服を直して。まだドキドキと早鐘を打つ心臓を感じ取ればふと先程の行為を思い出してしまいまたぶわっと顔を赤くして。)
ご、ごめんっ...!沙那ちゃん相手だと抑え効かなくて...。( 自覚はしているがショックな一言に慌てふためく。肩を落とししょんぼり、と落ち込む。腰に手を回しては「そう言えばさ、この前行ったお店のケーキ美味しかったね、また食べたいなぁ...」なんて話題を、変えてみようか。
……行く?
(彼を上目遣いで見上げながら小さく首をかしげて。確かにあのお店のケーキすごく美味しかったなぁ、と思い出せば「逢の奢りね」とちゃっかりと付け足せばにこりと微笑んで)
行こっか、( うん、と元気よく頷く。付け足された台詞に、ええー、なんて小さな駄々をこねるも別に嫌ではなく。取り敢えず準備する為に彼女から離れ、寝巻きからラフな格好に着替えようか。
ふふ、
(彼の様子にくすくすと笑ったものの、ふと自分から離れた温もりに少しのさみしさを感じて少し眉を下げて。──と、「……ん!」と部屋着を脱がせろと言わんばかりに手を広げてはにこりとしたり顔で笑って見せて。)
...よし、準備出来た。沙那ちゃん準備は...て、自分でやりなよ。( 財布にスマホをポケットに仕舞い、お気に入りの腕時計をつければ準備完了。背を向けていた彼女の方へ振り向くと脱がせと言わんばかりの腕の広げように困ったように笑いながらも、素直に脱がせてあげて。
ぷは、
(服が脱げれば一息をついて、そのままクローゼットの中で掛けてあった黒の首元がシースルーになったワンピースを着ればそのまま首元にシンプルなネックレスを付け、ゆるく髪をくくれば「おまたせ」とにっこり笑い、)
...ちょっと待ってて、( 彼女の少し出歩くだけでもきちんとした格好に流石にラフな格好は不釣合いだと考えては、服を脱ぐ。シンプルな黒シャツにクリーム色のブルゾンを羽織り、黒味が強い紺のストライプのズボンを履けば此方も「お待たせ」と返して。鍵を片手に彼女を先に出させてからスニーカーを履き、玄関を出る。鍵をかけては「じゃあ行こっか」と言い手を繋いで歩き出した。
そんなにちゃんとしなくても良いのに
(突然着替え直した彼を見て思わず吹き出してしまえば彼と横並びで歩きつつもちらりと彼を見上げて。「逢は何着てもカッコイイよ」とさらりと何でもないことのように告げては繋いだ手と手の指を絡めて。)
!..あ、ありがとう...。沙那ちゃんも何着ても可愛いよ、自慢の彼女だ。( 突然の発言に不意打ちをくらい頰を赤くする。照れながらも礼を述べては彼女自身のこともちゃんと褒めて。指を絡めてくる手をぎゅ、と握れば他愛もない会話をしながらケーキ屋へと、向かう。
……ふふ、
(自慢の彼女、という言葉に他の人には絶対に見せないようなとろける程嬉しそうに目尻の下がった笑顔を浮かべては自分をいとも簡単に幸せで包んでしまう彼と他愛のない話をしつつも店については「ついたー、」と相も変わらずファンシーで可愛らしい店の外装にへにゃりと笑って)
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