Nobody 2017-11-19 03:10:28 |
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>>82 津原 映奈
了解。そうだな……それじゃ、今夜は無難にパスタにでもするか。
(此方としても、経済的な問題や食糧の管理の意味から、外食よりは自炊の方が遥かにありがたい。彼女の希望に穏やかに笑んで相槌を打つと、そのまま連れ立って街を抜け、静かな住宅街へと向かって。やがて十分ほど歩いてから辿り着いたのは小綺麗な高層マンション。ロビーを通り抜けるときに管理人と思しき老人が一昨日のとも先週のとも違う少女を連れ込む己に何かもの言いたげな目を向けたが、ないもののように受け流し。エレベーターで6階まで昇ると通路の奥へと進んでいき、突き当りにある紺色のドアのノブに銀色の鍵を差し込み。ガチャリ、と開けて彼女を先に中に通すと、軽く声をかけながら己も玄関口に立ち。
俺の家へようこそ。上着はそこのハンガーにでも掛けて……荷物は適当なところに置いてくれればいいよ。先に上がっておいてくれ。
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