Nobody 2017-11-19 03:10:28 |
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>>97 イリーナ・ベレズスキー
……。ああ、いいぜ。いいぜ、イリーナ。最後と言わず、これからずぅっと、触っていいんだ……
(まるでそれは、薄汚い街の小脇に打ち捨てられた子猫のような惨めさだった。ろくに手入れされず荒れ放題になっている髪は埃っぽくもつれており、凍死も免れないような薄衣1枚から伸びる病的に白い四肢は、骨かと見まがう程に細い。指先の爪は彼女の境遇を象徴するかの如く痛々しいほどぼろぼろだ。だが何よりぞっとさせたのは、子どもらしい無垢な表情の抜け落ちた、ひたすらに虚ろな顔、そこに浮かぶ翡翠の瞳の底知れない暗さ、そして……己はもう死ぬものと、全てを諦めきった反応。嗚呼、嗚呼、妹はどれだけのものをあの男に奪われてきたのか──彼女の今にも目の前で事切れそうなその問いかけを耳にするととうとう耐えられなくなって、男は喉を震わせながら、その小柄な体を恐る恐る抱き寄せる。ずっとずっと探していた、今やたった一人の己の家族。もう絶対に離すものか。冷たい頬に己の頬を寄せてから漸く顔を引き離し、大の男が赤く潤んだ目を隠すことなしに少女の顔を覗き込みつつ、全てはもう終わったのだと言い聞かせるように囁いて。)
イリーナ、俺は……おまえを迎えに来たんだよ。俺と一緒に行こう。あの男はもうどこにもいない、もうおまえを絶対に傷つけられない。……おまえのことは、これから俺が、絶対に守るから。
(/ロルについて、舞台設定、ふたりの出会いや両親の過去、血縁関係……等など、諸々把握いたしました!
其方様のご提示してくださった案にいずれとも大賛成でございます、兄の方の名も名前欄にあるとおりに設定させていただきました。また年齢は、仮に21歳とさせていただきますね。今後の展開についても、様々な波乱を含んでいて今からとても楽しみです。此方こそ、これから改めて宜しくお願いいたします。
分かりにくい箇所や質問などは今のところございません。その代わり、直近の展開について一つご相談なのですが、
◆現在のイリーナの状態が酷いため、近所の目を忍ぶべく村からは出るものの、まずはロシア極東の小さな町に部屋を借りて彼女の健康状態・精神状態の回復に暫く専念する。この間、恐らく殆ど学校に行かせてもらえなかった彼女に簡単な読み書きも教える。
◆この回復後の目標は、イリーナが心身ともに長旅に耐えられるようになったと判断してから、ふたりでシベリア鉄道に乗って首都モスクワを目指す、ロシア横断の旅をすること。
環境が変わることが、イリーナの大きな変化の一因にもなるかと思い提案させていただきました。如何でしょうか……? 此方の案を見て更に思い浮かんだ別の案などあれば、是非教えてくださいませ。)
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