◆ Immoral ◆ 【半登録】

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Nobody  2017-11-19 03:10:28 
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 ▼ Immoral

   <道徳に反する>,
   <人の道を外れた>,
   <邪道な>,
   <退廃的な>
   <ふしだらな>,

 >>01 “About here”
 >>02 “About you”
 >>03 “About me”
 >>04 “About the rule”




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  • No.21 by 匿名さん  2017-11-19 23:51:05 



(/初めまして。個人的な好みにこれほどぴったりと当て嵌ったトピックは他に無い、と思わずこちらのトピックを見つけた時に感じてしまいました。人間というものの本質を暴き出すような雰囲気に上手く馴染んでいけるかどうか、私の拙い文章力では些か不安ではあるのですが…今回、僭越ながら持ち込み設定にてご相談に上がらせて頂いた次第です。つきましては、勝手ながら以下に私の考えた設定をしたためさせて頂きますので、お時間のあります時に目を通して頂けますと幸いです。

 かつて殺人鬼に殺された女性の娘。20歳から25歳ほど。女医であった母親は自身が10歳の頃に殺人鬼に殺された。母親が殺される前、何らかのきっかけ(母親と殺人鬼が過ごしている場面を偶然見掛けた、母親が所持していた彼の写真を見た、等)で殺人鬼の姿を目にし、その際に殺人鬼に一目惚れをする。その後母親が殺され、更にその後母親を殺した犯人が一目惚れの相手であったと知るも気持ちは変わらなかった。それから時が経ち、高校生になった頃から"母親を殺した相手への復讐"と言う建前で殺人鬼を探し当てる事に没頭する。そして漸く対面する事が出来た殺人鬼に対し「何でもするから私と暮らして欲しい」と懇願。殺人鬼の要望に応え続け、必要ならば犯罪にさえ躊躇いなく手を染めながら彼の傍に在り続ける事で愛してもらおうとする。母親を殺した男への盲目的な恋慕、執着、何を犠牲にしてでもてに入れようとする貪欲さや狂気を描きつつ、最終的には紆余曲折あって殺人鬼と殺し合う事となる。

 と、大凡このような内容になっております。愛憎をテーマとした❺に少々似てしまっているかもしれません…トピックに合わない、または主様の個人的嗜好に合わないと言う事であればそのように仰って頂いて構いませんので…!一度、ご検討を頂ければ幸いです。)

  • No.22 by 津原 映奈  2017-11-20 00:21:38 



>>20 加我 佑哉


えっ、あ…。

(どうしよう、どうすれば良い?─そんな堂々巡りな考えばかりが脳内を支配し、気持ちの悪い汗が背を伝っていく事さえも気に掛からず永遠とも思える沈黙を続けていれば、不意に自分の右腕を圧迫していた物が力を緩めたのを感じて其方をはっと見て。一瞬何が起きたのか理解が追い付かずにいたが、店員へ何か抗議をしている男子の姿を認識すれば少しずつ落ち着き取り戻し。自分と同じ学校の制服を着た、学校では有名である彼。深い面識こそ無いものの彼の噂はかねがね聞いており、実物はどうなのだろうと気になっていたところ。しかしまさかこんな場面で出くわすとは。万引きが露見した驚きとはまた別の驚きに苛まれ始めていると、何やら彼から促されている事に気が付き。状況の流れを察するにこういう事だろうか、と空回りしそうな頭を必死に回転させ、先ほど鞄に入れたペンを、動きも少なめに店員にも分からぬようこっそり取り出せば相手の手の中に忍ばせるように渡し。明らかに不機嫌そうな表情をする店員が『何してるって…、この子が万引きしたから捕まえたんだよ。ペンを鞄に入れたの俺見てたんだから』気迫に負けたのか掴んでいた手を離し、代わりにその逆の手を此方の持つ鞄に伸ばして中身を漁りだし。盗んだ物は彼に手渡した為、勿論中にはお探しのペンなど何処にも入っておらず、店員も焦りを含んだ様子で『あ、あれ?可笑しいな…。…えっと、ごめんね。俺の見間違いだったよ』急にペコペコと腰を低くさせては逃げるように店の奥へ走り去っていき。漸く緊張感から完全に解き放たれ、思わず深い溜息ついては彼の居る方へ振り向いて)

…助けてくれて、ありがとう。えっと…加我くん、っていったっけ。


  • No.23 by メーヴィス・ロウ  2017-11-20 00:31:11 




>17 ♦ 主様


──黙りなさい。殺人鬼の戯言何て聴きたくもない。
( 靄にも似た薄雲が濃く暗い宵闇の上に覆い被さり、月夜明かりを幾許か緩和している。彼女の白皙に翳を落とし乍も、その碧い眼光だけは決して衰える事なく強い光を放ち、凶悪な笑みを浮かべる因縁の彼を力の限り睨み付け。何が可笑しいと云うのか、眼前の殺人鬼の肩が小さく震えたのを確認すると知らずうちに拳銃を握る掌に力を込め、碧の双眸を怪訝に細め。まるで演説を行っているかの如く両腕を大きく天へと振り上げ悠々と、淡々と挑発の言葉を告げる姿に、当然導火線に火は付き、蟠る憎悪は一気に肥大化し形相を更に歪なものへと変化させると、彼に迄聴こえそうな程にぎり、と歯軋りをし。反論しようと開いた口は然し空を切るだけで何の言の葉も紡ぐことは出来ず、暫く耳が痛い程の静寂が辺りを包み込み。黙秘をした、という事実は彼の発言が的を得、確信を突いた物だと認める材料と成り得て仕舞い、心の奥底に屈辱的な念もはらりと積雪のように募らせ。苛立ちと怒気を明確に孕んだ凛然とした声音は吐き捨てるような科白を彼へと放ち。怒りと憎しみは着実に蓄積される反面、矢張り彼女のか細い指は引き金を弾く事はなく、ぴくりとも動かず。 )



( /此方も未熟ではありますが、これからどうぞ宜しくお願い致します!
絡み期間としては、矢張り一つ一つ確りとストーリーを紡ぎたい故長期を考えております。ロル数は指定等御座いませんので、このままの程度を目安に遣り取りをしていけたらと!メーヴィスという名前はイギリスの名から取らせて頂きましたので、舞台も同様にイギリスでお願い致します…!殺人鬼さんの名はお好きなように決めて下さって構いません。
29歳ですね、了解致しました。ロルも想像していた通りの流れで返して頂きとても嬉しく思います。主様も何か要望等御座いましたら遠慮なく仰って下さい…! )


  • No.24 by Nobody  2017-11-20 00:44:20 



>>21

(/初めまして、ご来訪ありがとうございます。そして初の持ち込み様、密かにお待ちしておりました。
結論から申しますと、大歓迎でございます。10歳の時に大きく歳上であったであろう殺人鬼にひとめ惚れをするという早熟さ、母親が殺されても10年(以上)彼を恋慕し続けるというインモラル、嗜好に合わないだなんてとんでもない、どんぴしゃりでございます……!
ただ、PFやロルテでの相性の判断次第で残念ながら……となってしまう可能性もあること、絡み確定ではないことをご了承いただければ幸いです。

また、此方はなりきり上必要な設定というより背後の個人的な好奇心という毛色が強いのですが、2点ほど知りたいことが。
◆「母親を殺した男への恋心が依然として変わらない≒母親の死を何とも思っていない」という強いインモラルの背景(本来家族、特に親の死は悲痛であるはず。その死の原因となった人間を恨むはず。それなのにいったいなぜ?)を、現時点で構想している概要だけでもお聞かせいただけると嬉しいです。此方の取り扱う殺人鬼自身が相手の深層心理に関心を寄せる気質ですし、ストーリー上重要な核にもなりそうな気配がする上、彼女は母親といったいどんな関係だったのだろうかと、背後自身が個人的にとてもとても気になっているもので……。
◆上記と似通っていますが、「僅か10歳で彼にひとめ惚れした原因・10年以上も想いが変わらなかった理由」「殺人鬼に盲従する原動力・何故全てを犠牲にしてまで彼に執着し続けるのか」等の理由も、ごくざっくりとで良いので、把握させていただけたら。こちらも、後程変わってきても構いません。また「」の前者の方については、ただひたすらに「恋」だったからという理由でも勿論大丈夫です。それが彼女の後の歪みを象徴する純粋な恋だったからでも、何かまた別に深い理由があるのでも、どちらでも納得できますので……!

最後に、参加希望の段階ではございますが、娘様の設定を踏まえ、此方が仮に妄想したことを述べさせてくださいませ。
本来は自分を憎むであろう、かつて殺した女の娘──が、十余年も己を恋慕した挙句にとうとう居所を突き止め、しかも彼の愛を得るために殺人すら厭わない、そこまでしてでも彼のそばにいたいと欲している。その決定的な“おかしさ”を前に、本来インモラル側に立つ筈の殺人鬼の方が今回はどちらかと言えばモラル側に立ち、彼女の狂気めいた精神構造を紐解いて彼女の歪みの正体を見極めつつ、彼女をそばに置きながら、どこか保護者めいた視点で彼女の成長を促し、見守る。その彼女の成長の先に、最初からある程度完成されていた殺人鬼と、殺人鬼とともに過ごすことで歪みを抱えつつある方向のある段階へと育ち切った彼女、ふたりの殺し合いがある──という展開を想像いたしました。殺人鬼側が常識人の視点に立ってしまうという構造です。
勿論これはかなり一方的な構想ですので、背後様のそれとは異なってしまうかもしれませんが、与太話程度にお考えくだされば。これよりも恋愛要素を多めにするのも、殺人鬼自身も彼女の狂気を躊躇いなく受け入れてふたりで荒れ狂うのも勿論、此方の想像の限界など超えた背後様による更に別の物語展開も大歓迎です。長々と失礼いたしました……!)


  • No.25 by 加我 佑哉  2017-11-20 11:40:17 



……あんた、ああ、思い出した。あれだ、津原……だったよな?

(掌からシャツの袖の中へするりと忍び込ませたペンの冷たさを愉快に感じ取りながら、目の前の店員が彼女の鞄をまさぐっては当惑し、謝罪もそこそこに店の奥へきまり悪げに去っていくのを、冷えた目つきで嘲るように眺めており。と、そのとき背後から聞こえたのは、長いことつめていた息をようやく吐きだすような深い深いため息の音。振り返れば彼女から、緊張や不安から漸く解放されたというように小声で礼を述べられて。告げられた名前を肯定する代わりに沈黙し、薄いメイクを施した自然な綺麗さのある彼女の顔をじっと見下ろして数秒──定期考査明けに張り出される成績優秀者の名簿とその時騒がれる女子生徒の顔がここでようやく脳裏に閃き、慣れない様子で名を呼んで。そうだ、津原、津原……映奈だ。軽くかぶりを振って感謝の言葉を受け流すと、声音は大して変わらぬものの、今自身も立ち会った一件はまるで普通の出来事化のようにいたわりの声をかけ。それからふと再び彼女の顔を見て、本の微かに眉をしかめ)

礼を言われるようなことはしちゃいない。災難だったな……つーか、顔まだ白いけど大丈夫かよ。


  • No.26 by ジャック・マクガヴァン  2017-11-20 12:24:09 



>>23 メーヴィス・ロウ

酷えこと言いやがる……会話ってのは一方的じゃあ成り立たねえ、そうだろう?
なあロウ。おまえがその指をあと少し引くだけで、瞬きもしないうちに俺を地獄に突き堕とせるんだぜ。あと、ほんの、一瞬だ。それだったら冥土の土産に、少しばかり立ち話をしていってくれないか?

(霧の町と言われるだけある──街の端々から少しずつ漂い始めた白い夜霧が、己と彼女の足元にじわじわと絡みつきはじめていて。そのひんやりとした気流の流れを感じながら、いかにも悠然と振る舞いつつ、それでも灰色の双眸は目の前の女刑事の感情変化を舐め回すように観察し。義憤──正義感──復讐心──私怨──突然の屈辱感──激憤──激しい憎悪──そしてかろうじて働く自制心と、ほんの一抹ばかりの躊躇い。嗚呼、彼女ほど覇気のある生きの良い若い猟犬に殺意を向けられる機会など、そうそう与かれるものではない。己はなんと幸運なことか! 歓喜にかすかにぶるりと震えてから、目を細めていっそ穏やかに笑み。次いで紡いだのは相手を宥めるための一言。事実相手は優位に立っている、そのことを思い出させようと妙に耳触りの良い声で語りかけ。それから両手を下ろし、すぐそばの道端に転がっていた薄汚いビールラックを足でぞんざいに引き寄せると、目の前の相手への恐れもなく、いっそ此処を死に場所と認めたかのようにどっかりと腰を下ろして。)

なあ、おまえ──俺が今まで何人の人間をぶっ殺してきたか、正確に知ってるか。


( /絡み期間、ロル数、名前、舞台等について畏まりました。
ありがとうございます! こちらは蹴っていただいて構いませんので、また何かあればお気軽にお声がけくださいませ。)


  • No.27 by 津原 映奈  2017-11-20 13:39:13 



>>25


─災難だなんて。盗もうとしていたのは、事実だし。その結果バレて顔面蒼白なんて、馬鹿みたいだよ。

(同学年とはいえ他クラスなこともあり面識も殆ど無い相手から自分の名前が一発で出てきたことに少しばかり驚いて。しかし、自分が彼の顔と名を噂で聞いているのと同様に彼も何処かで情報を得ていたのかもしれない。そう納得すれば肯定の意味を込めて、こくりと一度頷き。その後の労いの言葉受け取ると、複雑な面持ちになり。冤罪だったならまだしも、実際に罪を犯そうとしていた。寧ろ今までバレなかっただけで何度も許されない盗みをしてきた。そんな事を災難と聞いても結局は自業自得なんだ、と沈み気味の声で返答して。顔が白いと指摘受ければ鞄から手鏡取り出して自分の顔色確認し、確かに普段の顔色ではないと分かると自分自身を嘲るように笑い。あの場面でもし彼が助けてくれなければ、両親にも学校にも迷惑をかける結末になっていただろうか。それを改めて考えてみると、背筋が凍りそうな感覚になり、また心臓がバクバクと激しく動き。今思うと、彼は本当に窮地を救ってくれた恩人だと感謝の念込め)

加我くんが来てくれて本当に助かった。いらないって言うかもしれないけど、何かお礼させてくれないかな…?


  • No.28 by 名無しさん  2017-11-20 14:08:59 



名前/ローザ・イングランド(Rosa England)
役柄/❺
年齢/22歳

容貌/肩につかない長さのマッシュウルフ風ショートレイヤーヘアー。明るく艶のあるブロンドで、眉辺りまで伸びた前髪は左側で分けている。ぱっちり二重の瞳は勝ち気そうにやや吊り気味で、ペリドットを思わせる鮮やかな緑の虹彩を持つ。白人らしく肌は白く、若干幼い顔立ちと全体的に凹凸の少ない華奢な体躯がコンプレックス。清楚な印象を与えるエンパイアラインの膝丈ドレスを身にまとい、手編みの白いストールを肩にかけている。足元はドレスと同じ淡い青のシンプルなヒール。いつでも背筋はまっすぐで、漂う品と可憐さの中にどことなく強さをも兼ね備えた雰囲気。身長は165cm。

性格/母性と強かさを同じくらい持ち合わせた、どこか二面性のある女性。公爵夫人として表向きはしっかりしているが、若さと生い立ち故の不安定さから感情が噴出してしまうこともしばしば。男性に対する警戒心は人並みにあるものの、酒が入ると自分の気持ちに素直になる。普段は慎ましい淑女らしく丁寧な話し方をするが、気心知れた相手にはイギリス人らしいブラックジョークをけろりと放つ。英国貴族のマナー・作法は幼少期から教わって育ったためきちんと身についているが、料理等はからっきし。リアリストを装っているが、本当はロマンチスト。

設定/14歳で両親を失い、そのわずか2年後(今から6年前)にイングランド貴族公爵と政略結婚したが、夫は20歳(2年前)の時に死亡。本邸はハムステッドに佇む古き良きマナーハウスで、イーストエンドとチェルシーにも別宅を持っている。旧姓はディーン(Dean)。

キャラクターへの要望/スペイン人、二つ年上、褐色肌、癖毛、英語が話せる

ストーリーへの要望/世界で最も有名な未解決事件の犯人、通称ジャック・ザ・リッパーのお膝元であるイーストエンドを中心にイギリスを主な舞台としてお話を進めていけたらと思っております。冷たい夫と過ごすのが苦痛になりイーストエンドの別宅に一人で身を寄せている際、スペインから逃亡してきた殺人鬼とショーディッチ辺りのパブで知り合い親交を深めていったというなれそめはどうでしょうか。本邸を改築し終わり久しぶりに赴いたショーディッチで殺人鬼を探し、まずはイーストエンドの別宅へ連れ込み十分心を許し合った後罠だらけの本邸へ誘い込む、という流れを考えております。最後の展開はこちらもまだ想像できてはいませんので、相談しながらお互いが気持ちよく物語を作り込んでいけたら嬉しいです。

ロル/
(ロンドンの夜はいつだって寒い。たまに北欧に分類されるだけあって、それは例え真夏でも。てらてら光る黒いタクシーを身震いしながらなんとか拾って、数年前足繁く通っていたパブの名前を一言告げる。運転手は黙ってメーターを動かすだけ―――ヨーロッパをはじめ色んな国へ行ったことがあるけれど、イギリスで働く人はみな一様に愛想が悪い。目も合わないなんてことはざらで、だけど今はそれくらいが丁度いい。霧の都を縫うみたくなめらかに泳ぐ車体の、窓の外だけを眺めていた。コヴェント・ガーデンを抜けてホーボーン。セントポールズ大聖堂を抜ければ、この街はほんの少しの距離でがらりと違った顔を見せてくれる。煌びやかな繁華街から閑静な住宅地、そしてさびれた下町へ。人種のるつぼとはよく言ったもので、老若男女問わず色んな人間の断片的なドラマをただこうして通り過ぎるだけで披露してくれる。あの頃の私だって、「ありがちな恋」に落ちただけのはずなのに。
タクシーを降りるとそこは、独特な雰囲気に包まれた繁華街だった。ここばっかりはどこに行ってもまたとない。すれ違う人々の肌の色は様々であったが、その殆どがかなり年若い。奇抜なファッションの20も過ぎていなさそうな子らが、大声で笑いながらデリやらクラブに出入りしているのがこの街では当たり前。真新しい熱気に支配されていて、右を見ても左を見てもその時代の流行が浮かび上がっていた。それでいて少し裏通りを覗いてみようものなら、2度と帰って来られなさそうな、陰鬱な空気がそこにある。ここはショーディッチのグレート・イースタン・ストリート。この辺り一帯をイーストエンドと人々は呼ぶ。服装から旅行客だと思われたのか、タクシーを降りる寸前に「切り裂きジャックの故郷さ、せいぜい気を付けな」なんて言われたことをふと思い出した。……気を付けるも何も、”人を殺そうとしているのは私だ”。
一軒のパブをおもむろに目指す。足を踏み入れたのは、派手な街並みから少し浮いた木目基調の店だった。艶出しの利いた木のドアをぐっと押す。腕にかかる重さがひたすらに懐かしい。だけどこの胸にある強い決意は昔の私にはないもので、優しいアイボリーの壁も木製のテーブルとイスのお行儀の良さも、全てあの頃と違って見えた。呼吸を正すように大きく息を吐いて、明るい店内をぐるりと見渡す。上品な店構えに似合わず、やはり若い客層の中からあの人を探した。)


(/昨日>10にて質問させていただいた者です。緻密で丁寧なご回答本当にありがとうございました……!主様のご要望に沿えているかは不安ですが、自分なりに考えこんでpfを作成してまいりましたのでご縁があれば幸いです。お手すきの際で結構ですので、ご確認よろしくお願い致します。
ちなみに、選んでいただけるのであれば長期・長~マンモスロル希望です。名前はスペインに実在する姓であれば特に希望はありません。)

  • No.29 by No.21  2017-11-20 14:20:03 



>Nobody様

(/まずは、纏まりも不十分で不完全なままの設定に目を通して頂きありがとうございました。恐る恐るの持ち込み設定でしたので、そう言って頂けて嬉しい限りです!まだ確定段階ではない事、十分理解しているつもりですのでご心配なく⋯!寧ろ大歓迎だと言って頂けただけでも光栄です!つきましては、まず主様からのご質問にお返事を致します。長めになってしまいますが、またお時間のあります時にご覧頂ければ幸いです。尚、以下では便宜上、娘の名前をメアリと仮に表記させて頂きます。

◆インモラルの背景
メアリは母親を強く憎んでおり、その原因として、母親の自分に対する振る舞いと父親の自殺が挙げられます。外科医の母と大手製薬会社に勤める父との間に生まれた娘がメアリでした。母親がメアリを身籠ってから出産する頃まで、両親の仲は良好でお互い仕事に忙しいながらもメアリが生まれてくる日を心待ちにします。ところが、メアリが生まれて1年ほどが経つと、母親自身も、また周囲も、母親が母としての適性を著しく欠いている事に気がつきました。メアリの母親は、"母"になる事を拒み生涯"女"であり続ける事を望んだのです。その結果、母親はメアリに対して全く関心を示さなくなったばかりか、メアリが成長していくにつれメアリの事を邪険に扱い始め、果てはまるで居ない者のように扱います。その為、幼少のメアリを育てたのは母親が雇っていた家政婦でした。しかしそんな中でも、メアリの心の支えとなって居たのは父親の存在。父親もまた仕事に忙しい身でしたが、自由な時間が出来ればその全てを家庭の為に注ぎ込む優しい人でした。家に帰って来ない日の方が多い母親に変わり、メアリにいっぱいの愛情を注ぎながら遊びに連れて出掛けたり欲しい物をプレゼントしてくれたりと、自分の休みを使い果たしてでも愛してくれる父親をメアリは大好きだったのです。ところが、メアリが6歳になった頃、父親が自殺しました。周囲の人間は子供に聞かせる話ではないとメアリに詳細を教えてはくれませんでしたが、自殺の原因は過度のストレス、疲労感、そして妻の浮気。それを知ったメアリは、いくつかの強烈なショックを受けます。まず、父親の抱えた負担の原因は自分だったのではないかと言うこと。次に、あんなにも家庭を大切にしてくれた父親を母親が裏切っていたこと。そして何より、自分を何よりも大切にしてくれているのだと思っていた父親が、よりにもよってあんなにも冷たい母親の元に自分を残し、自分を捨てて母親への想いの為に命を絶ったこと。深く傷ついたメアリに対して母親がとった行動はその後も酷いものでした。すぐに男を取っ替え引っ替えと遠慮無しに遊び始め、メアリの世話は家政婦に全て任せきり。この幼少期の経験から、メアリは母親を嫌悪し強く強く憎んでいます。その為、母親の死に対しておよそ悲しみや喪失感と呼べるものはなく、寧ろざまあみろと喜んでいると言っても過言ではありません。もしかすると、この時母親が仮に殺されなかったとしても、いずれはメアリが自ら手にかけていたのかもしれません。

◆親の仇への一目惚れ、恋慕、執着の理由
先に述べたように、メアリは母親の事を最早親であるとは思っていない為、殺人鬼の事を仇だとは思っていません。父親の死後間も無く、母親は度々男を家に連れ込むようになり、メアリはその男がころころと変わっている事を知っていましたが、ある日母親が連れてきたある男、殺人鬼である彼の姿を見た瞬間に一目惚れをします。初めは、ただただ純粋な幼い恋心でした。そしてメアリは、これまで頻繁に変わっていた男が、一目惚れをした彼を境に変わらなくなった事に気がつきます。その為、メアリは母親が彼を連れてくることを心待ちにするようになり、メアリが母親に感謝をしたごく数少ない事柄のひとつが、彼を連れてきてくれること、であったと考えます。一目惚れをしたのは9歳の頃。幼いメアリは、母親と彼は相思相愛なのだと思っていた為、勝手に失恋をしたものと思い込みました。しかし、転機となったのは母親の死。この時メアリが真っ先に抱いたのは「ママが死んだから、あの人を私のものにできるかもしれない!」と言う喜び。既にこの時からメアリは歪んでいたのだと思います。母親を殺したのはその彼だと知っても、ママはもう要らなくなったんだ、程度にしか考えていません。メアリにとって全ては一目惚れをした彼たったひとりを中心に回り始めます。そんなある意味どこまでも真っ直ぐで揺らぎの無い恋心と、彼を自分のものにすると言う歪な野望めいたものを抱えて彼を想い続け、とうとう居所を探し出すまでに至るのです。しかし、根本的に壊れたメアリの考えは、彼と共に暮らす内に少しずつ悪い方向へ変化します。始まりは幼い恋心、ところが歪んだ野望がそれを徐々に食い潰し、最終的には"私の大好きなパパを裏切ったあの女にとって、彼はとても愛おしく大切な人。あの女はその彼に裏切られて殺された。あの女が大嫌いだった私が彼を自分のものにすれば、あの女も嘸かし無念に違いない。私の大好きな人を奪った女の大好きだった人を、私が奪う"と言う強固な意志に変わっていくものと考えています。それをメアリは憎き母親の復讐だと考え、それを果たすためにいかなる犠牲も厭わず尽くし切ろうとする筈です。徐々にメアリの恋心は野望に覆い尽くされてしまいますが、根本にあるのはやはり彼への恋慕。メアリは自らの彼に対する執着が復讐の為のものだと思い込んでいますが、実際メアリは心から一方的に彼を愛し、同時に同じように愛して欲しいと考えています。

さて、ここまで予想以上に長ったらしくなってしまい本当に申し訳ありません⋯一気に書ききったため、矛盾等あるかもしれませんので、ご不明な点はお尋ね下さい!また、主様の描く構想が私の考えていたものと通じる部分が多く、驚きと嬉しさでいっぱいです。狂気をもつ人間がまた別の人間の狂気に触れた時、何を思うのか。それをじっくりと掘り下げながらふたりの歪な日常を描いていけたらと考えておりました。結末の内容に触れる部分も少し考えてはいるのですが、ここまでで既に物凄く長くなってしまった為⋯上の設定について主様のご意見をお伺いした上で、また次のお返事にて少しだけお話しさせて頂ければ幸いです。長々と大変失礼を致しました。)

  • No.30 by メーヴィス・ロウ  2017-11-20 14:46:01 




>17 ♦ ジャック・マクガヴァン



( ごく自然に対峙する殺人鬼が浮かべるのは微笑みと形容するに相応しい緩やかな弧を口元に描き。──悪寒、と呼べるだろうか。今までに幾人の殺人犯と対峙したか分からない、それ程に経験の有る慣れ切った状況だというのに、凪ぐ水面のように僅かに揺蕩う胸中と、纏わり付く嫌気に背筋が凍るのを切に体感し。灰色の双眸から一時も瞳を逸らす事なく、憎悪を露にする凛々しい表情だけは崩すまいと唇を噛み締め。下らない戯言だと一蹴した言葉は次いで懇願を含む宥めるかのような口調へと変化し、噤んだ口元は真一文字を結び、其れを保ったまま沈黙を返して。耳朶に触れる声音は白い夜霧と共に絡み付き、心底気分が悪いと口頭で伝えずとも表情で訴え。その手で、腕で、一体何人もの罪のない人々を殺害してきたのかと否が応にも考えさせられる両腕は高々と天を仰ぐのを止めだらりと下へと降下し、其処からの一連の彼の挙動に過敏に反応はしては追うように拳銃の照準を定め直し、一瞬でも彼の姿を見逃すものかと碧眼も追走し。刑事の前で鷹揚に腰を下ろすなぞ自殺行為も同然、然し動揺は仕舞い込み彼の言葉に静かに耳を傾け。それは実に突飛で単純な質問、勿論把握していない訳が無い。今までの犯行や事件、その都度発見される無惨な屍体が走馬灯の如く脳内を駆け巡り、随所に私怨を滲ませながらも、事務的な物言いで極めて淡々と。 )

──ジャック・マクガヴァン、現在29歳。10代後半、20代に掛けて一般市民及び罪のない人間を数十人殺害。此方の把握していない事件を含まず推定30人前後。22歳の頃に一度逮捕されるが、脱走に成功し当時の看守を惨殺した後逃亡。その後も殺害を続けている模様。


  • No.31 by アンジェル・フィリエール  2017-11-20 15:29:32 



>>14

___あら…何の音かしら?

(常夜灯の光でぼんやりと周囲が見える程度の部屋の中、自らの掌から流れる血を止める為に救急箱を探し出して。さて、手当てをしようか、と考えた所で何処からか何か重たい物が落ちてきた様な鈍い物音。まさかこの簡素な場所に泥棒でもやって来たのだろうか、と考えながら左手には唯一の光源であるペンライト、右手には救急箱を持ったまま部屋を後にして。警戒しながら一部屋ずつドアを開けて見回っていくとドアが開きっぱなしになっている一部屋。そっと中を覗き込むと一人はちゃんとベッドの中で寝息を立てていたが、もう一人の屡々悪戯を仕掛けてくる方の子供の姿は見当たらず嘆息して。見付かったらうんと叱ってやらなきゃ___そう考えながらそっと薄っぺらい毛布を寝ている子に掛け直してやると居なかった童女を探す事にして。扉を静かに閉めでライトで足元を照らしながら奥の部屋へと続く角を曲がると真っ青な顔のまま部屋の中へとゆっくりと歩いて行く童女の姿が目に入り。今は使われて居ない筈の部屋で何をする気なの___そう考えながら怪訝そうな顔で名前を呼び)

××ちゃん……?


(/此方こそ是非宜しくお願い致します…!では、質問の方答えさせて頂きますね。

絡み期間は個人的には主様の御負担にさえならなければ長期がいいな、と考えております。次にロル数と年齢ですが想像通りで全く問題御座いませんので、このままでお願い致します。名前は仰る通りフランスの方から取らせて頂いた為舞台、殺人鬼さんの御名前共にフランスでお願い致します…!

最後になりましたが返信が遅くなり大変申し訳有りません。これからも屡々遅くなる可能性がありますがそれでも宜しければ引き続き宜しくお願い致します…!)

  • No.32 by 加我 佑哉  2017-11-20 15:30:48 



>>27 津原 映奈

おう、俺は構わねえよ。──その辺の店に入ろうぜ。

(自嘲気な笑みをじっと見下ろし、彼女を遠慮なく観察して。どうやら裏の顔の彼女も、優等生の人物像からかけ離れていると言えるほどには擦れきっていないらしい。自分が犯したことに対する自覚も、それを冷静に大きく振り返る理性も、まだしっかりと残している。捕まりかけた事への恐怖や動揺も窺える。完全に開き直っているわけではいないようだ──だが何故か、それでもこれを機に先程の行為を辞めるような気は更々無いようにも感じられ。その理由を探りたい、とまた好奇心が鎌首を擡げる。1週間も耐え忍んできた「退屈」は、今や不思議と薄らいでいた。新しいものを見つけた──そんな密かな悦びに内心ではほくそ笑みつつ、彼女の方から関わりを持ちかけてきたことを歓迎する気持ちを隠しながら素っ気なく言い。奥にいる先程の店員をちらと再び一瞥してから、彼女を連れて文具店の一角を出て、買い物客がまばらに行き交う商業施設のフロアへと踏み出し。)


  • No.33 by Nobody  2017-11-20 15:47:54 



>>28

(/PF提出ありがとうございます。恐らくは非常に膨大な資料収集を経た末に、これ程までに緻密に作り込まれたPF、興奮にうち震えながら読ませていただきました……!
しかし申し訳ございません、ロルテ等は全く問題ないのですが、様々なことを考慮致しましたところ、非常に情けない理由ではあるのですが、当方の力量では>>28様に継続的に一定の質を保ってお応えしていくのが恐らく難しいという結論に至りました。物凄いエネルギーやお時間をかけてPFやロルテを書いていただいたというのに、此方の力量が其方様に届かないという理由でのお断り、本当に申し訳ございません……
素敵なPFを書かれる28様のこと、きっと良きお相手様にすぐに巡り合えることと思います。ご丁寧な質問や嬉しいお言葉をいただいたにも拘わらず、せっかくのご期待に添えず申し訳ございませんでした。お越しくださり本当にありがとうございました……!)


  • No.34 by Nobody  2017-11-20 16:20:59 



>>29

(/ご丁寧なご回答、ありがとうございます。メアリの様々な設定についても、しかと読み込ませていただきました。

昨晩だけではまだ窺いきれなかった様々な事情が明らかになり、まず物語自体が非常に興味深かったです……! メアリが母の死に全く心を痛めない理由も、すとんと理解いたしました。
個人的に「女で居続けることを望んで『母親』を放棄する女」というのが、良い意味で嫌なリアリティに満ちていてとても好みです。また明言はされていませんが、メアリが此方の殺人鬼に対して異常に執着するのは、母親への復讐という歪んだ野心故であると同時に、「父親を裏切った大嫌いな母親への復讐=結局は巡り巡って父親の愛で動いている」「自分を置いて自殺した父親を殺人鬼に重ね、殺人鬼に必要とされていると感じることで、死んだ父親にもう一度愛されたがっている?」……等々、他にも複数ある様々な動機から発露する一種のファザコンの心理もあるのではないか、とも感じました。
>>03では明記していませんが、実は全ての定型を通して、殺人鬼自身も母親に愛憎を抱いて育った過去がある設定となっています。ですので宜しければ、絡みが確定した場合、またこちらの推察が当たっていればですが、各定型でも設定している2つのテーマの片方を「エディプス・コンプレックス」とさせていただけたらと……(震え声)

矛盾等特に感じませんでしたのでお気になさらず、不明点等もございません。そして同じ物語を思い描いていたようで、こちらも大変嬉しく思います。狂気と狂気が触れて生まれる心理反応、というのも大好物でございます。
つきましては、お次のタイミングでPFをご提出いただければ幸いです。エンディングの構想等は、「ストーリーへの要望」項にてお伝えいただければ! メアリの執着の心理や生い立ちについては頭に入っておりますので、>>29の内容については省略していただいて構いません。
長々と失礼致しました、御返事をお待ちしております。)


  • No.35 by ジャック・マクガヴァン  2017-11-20 17:53:35 



>>30 メーヴィス・ロウ

その通り、ご名答。何だよ、結構バレれてんのな……実際には44人だ。
まずは故郷のカークウォールで4人だろ? 次は、渡った先のウィックで2人。列車に乗って、エディンバラで3人。ダラムで2人、リヴァプールで3人、バーミンガムで4人。オックスフォードで1人、ケンブリッジで6人。んでご存知の通り、7年前にぶち込まれてた懐かしのワイトで7人。そして此処──ロンドンじゃあ12人。
ひとりひとりの細かい事ぁ流石にいちいち覚えてられないがね。それでも、殺した人数と場所だけは、俺ぁはっきり記憶してんだ。

(唇をきつく結び、毅然とした態度を決して崩すまい、隙を見せるまいとしつつ、それでも不快感を露骨に見せる彼女の顔を心底愉しそうにゆったりと見据えながら。明らかに怨嗟を含むはますているものの、聞こえはあくまで冷静なその返答を注意深く聞くと、如何にも優秀な学生を褒める教授のように彼女の明晰さを賞賛してから、悪戯がバレた子どものようにニヤリと口角を歪めてみせて。それからまるで自慢話をするかの如く、灰色の目をぐるりと左上に向けながら指折り指折り数えるのは、今まで犯したおぞましい殺人の数々。それらを全て数え上げてからさも誇らしげに目尻に皺を寄せ。それから不意にがらりと顔色を変え、下から睨めあげるような、しかし虚ろさを匂わせる目付きで、無表情な口元から囁くような声を漏らし。)

44人。いいか、44人だ。俺は今まで44人を殺してきた。流石にかの名高いDr. シップマンの二百なんぼには到底かなわねえけどよ──それでも、これは異常な数だ。俺だって自分でわかってる。
なあロウ、なんで俺がこれだけの数の人間を殺してきたと思う? 吐き捨てたりせずに、ちゃんと答えてほしいんだ。……何が俺をこうさせると思う?


  • No.36 by ジャック・マクガヴァン  2017-11-20 17:56:43 


>>35 含むはますているものの → 含ませているものの。誤字失礼致しました……!)

  • No.37 by 津原 映奈  2017-11-20 18:29:08 



>>32 加我 佑哉


じゃあ、あのお店にしない?ゆっくり話もしてみたいし。

(お礼をする事を承諾する反応見れば、先程とは打って変わってほっとした気持ちになり。複数の女子生徒と関係がある等という不純な噂を耳にする事もある彼だが、こうして会話してみると案外優しくて話しやすい人物だと少し安心していて。店を出る瞬間に此方も店員をちらりと見遣ってから、相手の後について歩き。万引きの目的以外でもこの施設にはよく立ち寄っており大抵の店には入った事がある為に、自分のオススメであり一番入り慣れている有名なカフェを指さし。そのカフェは、先に注文をしてから商品を受け取って、持ち帰るも良し店内で楽しむも良しなスタイルをとっているので此処なら自由に話せるだろうと考え。気付けば、数分前まで万引きがバレて怯えていた自分は薄れ、助けてくれた彼と話がしたい気持ちの方が大きくなっていて。それでもあくまで相手へのお礼の為に店に寄るのだから相手の意見が最優先。様子伺うように視線合わせ)

あっ、勿論何頼んでも私が全部奢るよ。お礼だし。このお店が嫌なら他の所にするけど…どうする?


  • No.38 by ジャン=ノエル・バルザック  2017-11-20 20:58:00 



>>31 アンジェル・フィリエール

おい、こっち来な、嬢ちゃん──来るんだ──おい、おいこら……あー、この、糞が……

(童女は顔を青ざめさせて根が生えたように立ち尽くしている。真夜中の侵入者、それも全身傷だらけでわき腹からは血を流している見知らぬ怪しい男を見つけたとなればまあそれもそうだろう、と我ながら思いつつも、それでも諦めずに彼女を呼んで。上手くいけばこの子どもを人質に孤児院の大人から救急セットや金品や食糧を奪い取り、その上でどちらも口封じに殺してから治療に専念できるはずだった。もう一度念を押すように、できるだけ優しい声音を出してみれば、まるでハーメルンの笛でも聞いたかのように瞳を暗く翳らせて、ふらり、と一歩踏み出す童女。だがその時、彼女の小さな肩がびくんと跳ねて、目をいっぱいに見開かせて奥の廊下を振り返り。──畜生、誰かに呼ばれたのか。苛立ちを覚えながらしつこいほどに呼びかけるが、魔法は解けてしまったらしく、再びこちらを見た童女の目は正気に戻り恐怖の色を浮かべていて。「シスター、部屋に、人がいるの……っ」声を震わせながらぱたぱたと駆けていく小さな足音を聞きながら、悪態をついて起き上がり。この傷では窓からすぐに逃げ出せそうにもない。孤児院の大人に見つかれば、お前は誰だ、何しに来たと激しく詰問されるだろう。警察に通報されないように流れをもっていかなければ。来たるべき事態に備えるべく、痛みを堪え呻きながらずるずると移動して、窓枠の下の壁にもたれかかるようにして座り。)


(/絡み期間、ロル数、年齢や名前、舞台等について諸々畏まりました。
いえいえ、どうかお気になさらず! こちらも遅筆家ですし、最初にあるように、お互いの絡めるときに無理のない範囲で楽しんで参りましょう。ペースはお好きなようになさってくださいませ。こちらこそ、改めて宜しくお願いいたします。)


  • No.39 by 加我 佑哉  2017-11-20 21:24:32 



>>37 津原 暎奈

……津原、そんなにいちいち俺に気ぃ使わなくていい。堅っ苦しくなっちまうだろ。

(自身も週に何度か彼女“たち”と行く喫茶店を指さされては賛同して頷いたが、気遣いのこもった問いかけ、こちらの顔色を窺うような視線に少しばかりきょとんとし。それからふっと声もなく小さな苦笑を漏らすと、まるで以前からよくそうしていたかのように、ややぞんざいに、だが軽く、彼女の頭に慣れた様子でぽんと手を置き。──嗚呼、なんとなくだが彼女の輪郭が掴めてきたような気がする。成程確かに、これでは人望が厚いわけだ。傲岸不遜が過ぎる己からしてみれば出来すぎだと思う程に、彼女は一緒にいる相手への気配りを忘れない。こんな気立ての良い娘がどうしてあんなことがするのかね──とまたしても好奇心をそそられながら店に入り、頼んだラテに全くの気兼ねなくエスプレッソを追加すると、「席とってる」と言い残し、他の客から程よく離れた奥のテーブル席に向かい。やがて自分のオーダーの品を持ってきた彼女の顔を見上げて一言、先にコーヒーを飲みながら言うと、カップを置いてから目の前の少女を見つめて。)

顔色、さっきより大分良くなったな。でもなんつーか、疲れた表情してるけど……何か、悩みとかあんの?


  • No.40 by メーヴィス・ロウ  2017-11-20 22:01:55 




>35 ♦ ジャック・マクガヴァン


( それこそ自己紹介でもしているかのように、犯罪経歴を隠蔽する事は疎か、反対に泰然と殺人鬼は詳細を明確にすらすら唄うような口振りで地名と共に告げ。推定の人数を十も上回っていた事実に戦慄を抱くが、それよりも彼女の心臓を打ったのは一々殺した人物の明細は頭に入っていない、という発言。それは劈く裂帛の如く耳に反芻し、同時に再度脳裏に過ぎったのは師の姿。バーミンガムの四人の内一人に含まれている尊敬すべき大事な人──あんなにも無惨に殺しておいて、覚えていないだと?裏を返せば場所と人数のみしか記憶していない、散りゆく花弁のように儚く死に絶えていった蒼白の顔がどのような物だったかも知らないのだろう。そう殺意と共に込み上げる激しい憤怒と厭悪を膨張させ乍も冷静な思考力は欠かぬようにと必死に理性を保ち。愉悦に歪む口角も、穏やかに細められた目元も、全てが裁かれるべき嫌悪すべき対象だと言わんばかりに睨め付ける双眸が、鋭利な刃物を連続させる荒んだ視線と交わると僅かに身構え。喧噪を忘れたこの路地でしか聴こえない程の囁き声で投げ掛けられた言葉の意図に険しい表情の侭逡巡し、軈て落ち着きのある凛然とした態度を作ると一語一句強調するように刑事としての姿勢を見せ。 )

…貴方の正反対に位置する刑事の私には何故貴方が人を殺すのか何て分からない。勿論分かりたいとも思えないわ。──でも、何かしらの意思や矜持があっての事かもしれない。そう考える事は出来る。何が貴方をそうさせているのかは分からない。でも、何かが貴方をそうさせている、という事は分かる。──…未だ私はこの程度しかジャック・マクガヴァンという人物を把握出来ていない。


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