天才美術家 2017-11-15 21:15:13 |
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よろしくなロビン––でも本当に無理しなくていいからな?金時の言う通りレイシフトまではまだ時間があるから•••
ただ、2人の気が変わらないことを祈ってるよ!
ゴールデン美味い•••それは気になるな。エミヤの新作メニューかなんか⁈場合によっちゃお弁当も、、
( 己の型に金時の大きく暖かな手を置かれると、管制塔で特異点を発見したと言う言葉を聞いてから無意識のうちに張り詰めていた緊張が解けた様で、自然に顔をほころばせて2人を見上げ。本来ならば特異点を修正した後直ぐなのだからサーヴァントであっても疲れているであろうロビンがいつもの様に少しばかり愚痴をこぼして、しかしながら世話焼きな相手だからあれこれ言いながらついてきてくれるだろうと思っていたが、自分の誘いをいとも簡単に二つ返事で受け入れたロビンに拍子抜けし。なんだか今日は少しばかりレイシフト先での触れ合いではないからか、サーヴァントとの距離をはかったりするのが難しいなと内心苦笑するも、怒らせたりしているわけでなくあくまでも今の所はいい方向にいつもと違うのだからいいじゃないかと頷き。自分を食堂に誘う金時にロビンが何かを言いたげにしたのちにそれを飲み込んだものの––食堂と聞けば、そういえば金時に何をしていたか出会った時に聞いたら––飯を食ったと言っていたことをふと思い出し。然し乍ら2人が自分に気を遣っている事は空気から察したらしく此処で何か言うのは無粋だととくに追求せず、代わりに本当に気になっているゴールデン美味い料理に興味津々な様子で目を輝かせ軽いフットワークで食堂を目指し )
2人はエミヤの作るご飯で何が1番好きなんだ?ちなみに俺は和風ハンバーグ!あ、でもオムライスも捨てがたい•••
【坂田金時】
そりゃあやっぱ肉だろ、肉!オレ的には肉オンリーのメシでも良いっつうか、寧ろそっちの方が食欲そそるんだが…あの野郎、“肉だけじゃなく野菜もしっかり摂りたまえ”とかなんとか言って聞きやがらねーし。オレァ餓鬼かっての!
( 食堂へ向かう足取りは軽く、好きなメニューは何かという相手の質問に対しても楽し気に返答するものの後半へいくにつれてげんなりとした疲れ顔に。勿論“あの野郎”というのはエミヤの事を指しており、主人だけではなく自分達の健康面にも気を遣ってくれている彼には常日頃感謝しているし、料理の腕も文句無しに最高…なのだが。毎日とは言わずとも、己の食事の内容についてちょくちょくお小言を言われる事が面白くないようで細い眉をぐっと持ち上げて。しかし相手のオムライスという単語に反応を示せば先程の難しい表情から明るい面持ちへと変化して同意するように何度か頷き )
…嗚呼!あの卵料理な。色もゴールデンっぽくてオレも好きだぜ!
【ロビンフッド】
はは、分かってますよ。もし面倒になったら蹴らせてもらいますわ
弁当ならレイシフトする時に持たせてくれるかもしれませんよねぇ……。あー、オムライス…嫌いじゃないんすけど、あいつケチャップですげぇ可愛いイラスト描いて出してきません……?
( 勿論自分の中で彼らに同行する意思は固まっているのだが、相手の言葉に軽い笑みを交えながらもしかすると考えが変わるかもしれないという事だけを伝え。以前オムライスを注文した際に卵の上にウインクをしている何ともメルヘンチックな猫のイラストが描かれていた事、そしてそれを知り合いに見られた事を思い返すと、言いようのない羞恥心に目の辺りを染めハアーと溜息を零し )
肉か!俺も野菜よりは肉がいいな!...でも、金時の言う通りエミヤは俺らの身体のこと考えていってくれてるって分かってるからさ、無下にはできないよな〜
それにサーヴァントなのにキッチンに立たせちゃってさ、キャットもなんか申し訳ないけどやっぱ有難いよな•••人理を修復したとはいえまだ職員は少ないままだしさ、
––•••オムライスもいいよな!卵は確かにゴールデンだな。ケチャップアート俺は気に入ってるな、ロビンはそれが嫌なのか...?
( 何だかんだエミヤの料理や気遣いを無碍に仕切れないところがやはり2人の言葉からも伝わってきて思わず笑みが溢れそうになるも、ロビンやちょっと怒っている金時にみられた馬鹿にしていると思われちゃうなと口元を隠して。然し乍ら自分もエミヤに感謝している事を2人にありのまま思っている事を伝えて、後半少しばかり尻すぼみになったが暗い話は予想とすぐに話を切り替え笑顔で食堂の扉を開き。オムライスに反応した2人であったがお互いに対照的な反応をみせ、卵の色がいいと言って嬉しそうにする金時に–表情が本当にハッキリしていてコロコロ変わるよなっと相手の素直なところを話していて改めて感じるとつられて微笑んで。ロビンは相変わらずちょっと素直じゃ無いよなと、本当は嫌いじゃ無いではなく–美味しいと感じているのだろうなついまた笑みを溢しそうになり慌てて口元をぎゅっと引き締めて。少し意地悪してやろうといたずら心でロビンが気に入らないと言ったケチャップアートについて迷惑なのか?と意地悪な質問をして )
この時間だと席は空いてるな。なに食べようかな〜、やっぱり金時のオススメかな!•••お弁当も今のうちから頼んでおこう!
【ロビンフッド】
まー、アレでも一応子供等には人気みたいですし?悪くないんじゃないですかね
( 勿論そこそこ気に入っている、なんて素直な口を叩ける筈もなく遠回しな褒め言葉をぽつりと呟けば垂れ目がちな目を気だるげに細め。――何気なく視線を落とした先で笑みを堪えるかのように小さく震えた相手の唇を見て“どんだけ分かりやすいんだこの人”とでも言いたげに肩を竦ませるものの、その表情からは呆れではなく、寧ろ年相応に場を楽しむ主人の様子を微笑ましく思う気持ちが見てとれ。二人が食堂の門を潜るのを確認してから後ろ手に扉を閉めた後、隣ではしゃぐもうサーヴァントをはいはいと軽くあしらいつつ笑みを浮かべ手を振って )
席はこっちで取っておくんで。飯の方はマスターと旦那にお任せしますわー
【坂田金時】
おう!任せとけ!!
…オレのオススメは……、…おあ、アレだアレ!いつ見ても最高にイカすネーミングだぜ…!
( 緑の弓兵の言葉に自身たっぷりにガッツポーズで応えると、相手と共にすぐさま注文所へと向かい新作メニューの欄から“ゴールデンスタミナ肉丼~お野菜を添えて~”と書かれた札を指差し満足そうに自惚れて。それから相手を見て「取り敢えず弁当は頼むだろ。オレはこの丼にすっけど、マスターとロビンの野郎はどうする?」慣れた手つきで調理を熟すエミヤとタマモキャットを横目に悩まし気に顎に手を添えつつ、内心オススメはお気に召してもらえただろうかと落ち着きなく体を動かして )
ロビンは意外とちゃんと他人の事見てるよなぁ、
––お、任せろ! 行こっか、金時。
俺は金時と同じのにしようかなー、ロビンは結局好きなもの聞けなかったけど•••どうしようかな、
( ロビンの口から子供等という単語が出ると、ちゃんと他のサーヴァントを気にしてくれてるんだなと相手の面倒見の良さを改めて感じ頬を緩ませ。更にエミヤの事は同族嫌悪というか互いに素直に認め合えない感じがあるのは前々から察していたために、素直には褒められないその遠回しな言い方にもやはりらしさを感じずにはいられず。–そういうところが好きなんだよな、と口に出す事は無いが席で待っていると言う相手に抑えられずえへへっと緩みきった笑顔を見せ。席で待つというロビンを残し金時と共に注文に向かうと、自分はもちろん薦められたものにすると迷いなく相手に伝え。普段より少しばかり落ち着きなくソワソワしている様子の金時を前に何かを感じ取った様で「金時のオススメすごい美味しそうだな」と相手を見上げて安心させるように笑って、相手の腕のあたりを肘で突きじゃれつき。––野菜を添えてというのがなんともエミヤらしいよなと笑みをこぼしながらメニューの字を指でなぞって。しかしロビンの好きなものは聞けなかったなと眉を下げ、任せろとは言ったが何にすべきなのか暫く迷って。しかし今からレイシフトする予定があるのだから、同じ釜の飯を食べるというのはいいかなと「みんな同じのにしないか?ロビンもこれ嫌いじゃないと思うんだ」と金時の意見も聞くべく自分の提案を口にして。厨房に立つエミヤとキャットに数日か数時間のうちにレイシフトする予定があるからお弁当を頼めるかと眉を下げながら少し申し訳なさそうに頼みつつ、今から食べる食事も3人分注文する事も口にして。少し離れて席を取ってくれているロビンの方へも視線をやり、嫌いじゃないと勝手に判断したメニューでよかったかななんて聞こえていないのはわかっていながらもつい目は相手の方を見てしまい )
注文はこの丼3つでいいかな? どれも美味しいからいつも迷っちゃうんだよな〜。金時のオススメは初めて頼むかも•••楽しみだな!
【坂田金時】
…!ハッ、そうだろ?何せこのメニューをリクエストしたのはオレだからな!
( 自身の腕に軽い感覚を覚え其方へ視線を向けると、そこには和やかな笑みを浮かべる相手の姿が。カルデアに召喚された英霊の中でもかなりの古株である己の要望はよほど大仰な事ではない限り聞き入れてもらえる事が多く、どうやら今回の新メニューの開発にもひとつ携わっていたようで“美味しそう”だと笑う相手の様子に嬉しさを隠しきれず、屈強な胸を張ってみせ。ロビンに視線をやる彼につられて自分も向こうを一瞥すれば、付き合いの良いアイツの事だ、きっとマスターの選んだものならばなんだかんだ言いつつも食べてやるに違いないと「おう、肉が嫌いな野郎なんざ居やしねぇって!」と提案に二つ返事で頷いて。相手が弁当と肉丼を注文してから暫くすると調理室の奥からは肉の焼ける香ばしい匂いがふんわりと漂い始め、鼻先を擽る香りに先程満たしたはずの腹の虫が小さく音を立てて。自らの腹に片手を宛がい料理が出来上がるのを待つこと数分、よく噛んで食べるようにと口元を緩めるエミヤの言葉と共に可愛らしい布に包まれた弁当三つと丼ぶりとサラダが乗ったお盆が目の前に出され、サングラスに隠れた目を輝かせながら意気揚々とお盆に手を伸ばし )
――サンキュ!オレはこっちを持ってくからマスターは弁当を頼むぜ!
さっすが金時!やっぱりセンス抜群だな...ッ!こっちは任せてよ。
––いつもありがとな、エミヤ...
( メニューをリクエストしたという事は企画をしたんだろうな––きっと肉の丼を提案して、エミヤがそれに野菜をつけたのだろうと容易くその場面が想像できてしまい。ありありと想像ができた光景に笑いそうになるが、流石に1人で突然笑い出せばいくら天然な金時であっても気味悪がるだろうとなんとか噛み殺し。そうしていい香りが漂ってきて、嗚呼出来上がってきたのだろうとカウンターの方へ視線を向けた瞬間隣から随分と可愛らしいお腹の音が聞こえ、そんなバキバキの腹筋からでもそんなにかわいい音がと笑みが我慢できずに申し訳ないと思いながらもクスクスと笑い。「すっごくいい匂いだもんな、俺もお腹空いちゃったよ」申し訳ないと言う気持ちはあるからか相手をフォローしながらも、やはり緩んだ口元だけは直せずにいて。いつのまにか出来上がったとエミヤがカウンター越しに現れると少し驚いて目を見開くが柔らかな笑みを浮かべ、いつも食事をありがとうと言う意味も含めた感謝を述べては金時に言われたように可愛らしく包まれた弁当を両手に持ち。サングラス越しでも嬉しそうにしているのがありありと伝わる金時に目をやった後に、先で座るロビンに––出来たよ!と声をかけて歩幅の大きな金時に合わせるように小走りでテーブルへ近づいていき )
お腹空いたーー! ロビンも同じのにしたよ、大丈夫だった?
【坂田金時】
んな…!はあ!?きっ、聞こえてたのかよ!!!
( 腹が鳴る音を抑えるように自分の腹部に手を伸ばす。何気ないその行動は意図せずにとっていたようで、相手が己をフォローする為に紡いだ言葉とその緩み切った表情を見て初めて腹が鳴っていた事に気が付いらたしく照れ臭そうに視線を逸らし。暫く目を合わせられずにいたが、相手が弁当を手に持つのを確認すると大きめに咳払いをし気持ちを切り替え。共にテーブルに足を進め、先でのんびりと寛ぐロビンに手を振ろうとするも今は両手が塞がっている状態で、代わりに少しばかり大きな声で「出来たぜ!」と相手と同じタイミングで声を掛けると三人分の丼とサラダが乗ったお盆を机上に乗せ、それぞれの場所に配置していき )
【ロビンフッド】
おー、ご苦労さん。そりゃもちろん。よっぽどグロテスクな物じゃなきゃ喜んで頂きますよ…って、ゲエ。これ絶対エミヤの野郎だろ
( 人数分の食器と水を用意し終えた所で二人から声を掛けられれば、其方を向き笑みを浮かべて。柔らかな口調のまま一足先に椅子へ腰を下ろすも、途中で弁当箱を包む布の柄が目に入ると分かりやすく眉を寄せ。もはや隠す気すらないのかひょいと弁当を手に持ち繁々と凝視したあと、棘のある声色とは裏腹に中身が崩れてしまわないようにとやたら丁寧に元の場所へと戻し。――そうしている間にも待ちきれないといった様子で肩をそわそわさせている金時に思わず笑いが込み上げ、両手を合わせつつ相手に目を向けて )
―――そんじゃ早速頂きますか
やった、いただきまーす!!!
金時もお腹すいてたみたいだし、待ち遠しいかっただろ?
––グロテスクって、例えばゲイザーとか?
( お腹の音を指摘され暫く目を合わせてくれなかった金時に、男性でもやっぱり不味かったかなとその可愛らしい反応に少々戸惑い此方も気まずくなり。席で寛ぐロビンに声を掛けるとその声が金時と重なり、へへっとなんだか嬉しそうに笑ったのち食事が配置されている席に着き。弁当を机の上に置くと其れをヒョイとロビンが1つ取り悪態をつくが、本気で嫌がっている様子ではないし弁当を戻す動作は中身を崩さない様に丁寧なものでチグハグなその行動にクスリと笑って「きっと美味しいよ、早く食べたいな」とかなり気が早いと思いながらもそう口にして。その間にもソワソワとする金時にロビンと同じく笑みをこぼすと、手を合わせて挨拶をして。目を輝かせ食事を眺めた後にもぐもぐと嬉しそうに頬張り。サラダもバランスよく食べながらも、いつレイシフトが可能になるか分からないしといつもより急ぎで食べて。口いっぱいに頬張りながら「おいひー!エミヤのご飯はやっぱ1番だよな」と頬を緩ませて。反応はかなり遅れたが、ロビンが思い描くグロテスクなものについて急に意見を出し )
長引いたら•••••。いや考えるのはやめよっか、
【ロビンフッド】
そうっすね、後はソウルイーターとか。アイツら色味からしてヤバそうじゃないです?
―――…っくく、そうしてるとハムスターみたいだなぁ、オタクら。…うん、確かに美味いっすわ
( 大きな目玉にタコのようなイカのような奇妙な足を持つゲイザー、想像するだけでも身の毛がよだつそのエネミーの姿を脳裏に浮かべほんの少し眉を寄せると全く何がどうなりゃあんな見てくれになるんだか、と軽く首を捻り。後にいただきます、と挨拶をするや否や口いっぱいに料理を頬張る相手とその隣の金時の勢いに瞠目し、まるで小動物を思わせるそれに思わず笑みが零れて。自分も遅れて箸と器を手に持ち口の中へかき込むと何度か咀嚼を繰り返した後に噛み締めるようにぽつりと呟き。普段は捻くれた悪態ばかりが出る口も二人の素直さに感化されたのか、表情も心持ち和やかに「帰って来たらまたこうしてメシを囲むのも悪くないかもしれませんね、」と言葉を続けながらサラダに箸を運んで )
【坂田金時】
そうだぜ、立香。レイシフト先がどんな所かは知らねぇけどよ。オレとロビンが居りゃ“オニニカナボー”なんだろ?マスターの期待に応えるのがオレらサーヴァントだ、きっとすぐに終わらせてやるぜ!
( もぐもぐと料理を頬張りながらも相手の小さな呟きを聞き逃す事は無く、長引いたらと不安げな面持ちになる彼を見るなり、丼ぶりの飯を一気にかき入れ。ごくりと喉仏を上下させ全て平らげれば親指の先で自らの胸を指し示し。先程ロビンを勧誘する際に相手が言っていた言葉を拝借しにっと笑いかけ )
ハムスターって!まぁいいやロビンが今日は珍しく素直な発言多いし、大目に見てやろうとも!
そうだよな、2人いたらまさに鬼に金棒だよ。そのゲイザーとかソウルイーターは食わずに済みそうだ...
( 食事を頬張る姿を可愛らしい小動物に例えられてしまうと、男性として小動物に例えられていいのか?と少々ムッとするも別に本気で怒っている様子ではなく。然し乍ら少しぐらい反撃だと言わんばかりに、食事を美味しい、また食べにきてもよいと素直に感想を述べるロビンにつっかかっては冗談っぽく笑ってみせ。レイシフトの行き先は確かにまだ不明ではあるが、金時とロビンがいるのなら上記に挙げたようなおどろおどろしエネミーは口にするまでもなく、エミヤが作ってくれた弁当だけでも事足りる速さで特異点を修復できるだろうと考え。金時に言われた事に大きく頷くと「2人とも頼りにしてるよ」と述べヘラりと笑い。食事を味わいながらも急いで食べ終えると、満足げな表情でお腹をさすり「ご馳走様でした」と手を合わせ。食器を下げに行くとキッチンで再びエミヤに袋に入ったクッキーを貰い、それを手に嬉々として席に戻り )
えへへ、デザート貰っちゃった。日持ちするから今食べすぎないでレイシフトしてから食べろって、エミヤが!
【ロビンフッド】
すっ…!?――あー、はいはいそうですね、ありがとうございます!
( 薄々自覚はあったものの改めて指摘をされるとやはりこそばゆいのか、深い緑の目を細めぐぐと唸り。しかし此処で言い返すのも些か大人げないかと息を吐けば、照れを誤魔化す為に普段より少しばかり声を張り上げながら言葉を続け。金時とほぼ同時に食事を終え席を立つ相手と、相手に続いて食器を下げに向かった金時を見送った後視線を落としゆっくり箸を進めて。野菜と肉を交互に口に運び最後の一口を含んだ所で丁度戻って来た相手に目を向け、何やら嬉しそうに笑みを零すその姿にどうしたんだと口を開きかけるが、己が声を掛けるよりも先に赤い弓兵の名を出されれば彼の手にあるクッキーを一瞥し。相手一人分の量にしては随分と多く見えたが成程そういう事か、と何処までもぬかりない彼の気遣いに思わず笑って )
ふは、有難いっすね。これなら向こうで腹が減っても当分はやっていけそうだな
【坂田金時】
クッキーか、それ?美味そうなもん貰ってんじゃん!
( 食器を片しぐるぐると腕を回しながら席へと戻れば、主人が手に持つクッキーに表情を明らめて。そこそこにボリュームのあるご飯を二杯も食べた後では流石に腹は満たされているが、所謂デザートは別腹、というやつで。ごくりと喉を鳴らせば、同時に『言っときますけどレイシフトしてから食う奴ですからね、』とロビンから釘を刺すようにから言われてしまい、そのままそそくさと食器を下げに向かった狩人を横目にガシガシと頭を掻いて。それから数分後に何処からか機械的な音楽が流れ、後に続いて聞き慣れた発明家の声で呼び出しと思しき内容の放送が聞こえてくると欠伸をかみ殺しながら天井を見上げ )
ん…――――?
金時、ほらあーんしてみ?
–––•••あ、遂に呼ばれたかぁー。残りはレイシフト先でな。
( ロビンが素直な日なんて珍しいしあまり弄らずにいた方がもっと見れたのかな、なんていつもと違う雰囲気の相手にチラリと視線をやり。自分の言葉に言い返す事はないが、少しばかり大きな声を張り上げるその行動にいつもの様に照れ隠しをしているなと、普段からよくロビンに構ってしまうが故に気づいてしまい。しかしこれ以上何かして本当に拗ねてしまったら、自分とのレイシフトに行ってくれなくなる可能性だってあるなと深刻に捉えては席に戻ったのち「ごめんなー、ロビン!」と急にとり繕い。「謝罪として1枚あげるから許して」とすぐに指摘を受けたクッキーの包みを開き、別に欲しいと言ったわけでもないロビンの口にクッキーを1枚ねじ込み。
ロビンが席を立ったのと入れ違いで戻ってきた金時に自分が手にしているクッキーを食べるのはレイシフト先でと釘を刺したが、先ほどロビンの口にもねじ込んでしまった事だし1枚くらい•••とクッキーを再び1枚取り出し。チラリと後ろのロビンがまだ戻ってきてないことを確認したのち、手を伸ばし金時の口元へクッキーを運び。そんな事をしていると、聞きなれた声がスピーカーから流れてきて。なんとなく分かってはいたがやはりその放送は自分を呼ぶもので、きっとレイシフトが決まったのだと考えると慣れている筈なのだがやはり少しばかり緊張してしまい、それを誤魔化すように笑みを浮かべるも金時に伸ばした手は僅かにだが震えて )
レイシフトする事になりそうだな、呼ばれてるし行かないとな。ロビンが戻ってきたら管制塔に一緒に来てくれるかな、
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