炬燵とミカン。（bl.オリ）

ふう…それにしても、以外に足速いな。これは闇雲に歩くより陸の行きそうな場所を……、！
（小走りで走ったつもりが全く姿の見せない相手に半ば驚き、とりあえずふと目に止まったお菓子コーナーをぼんやりと見ていると見覚えのある後ろ姿を捉え）
、、捕まえた。（相手の隙をつき背後に回ると逃げられない様にガシッと両手で腰を掴み）

ちょっ、離して...ダメだって
(腰を掴まれ必死に逃れようと抵抗するも
そんな気力もなく大人しくなり)
澪、お願いだから離して...このままだと誤解される
(周りからの視線に気まずくなりさっさとこの場から
離れようと腰にある手を退かそうと試みて)
これ以上一緒にいたら...(言葉に詰まり静かに涙を流し
自分の想いを告げないと決心し)

えっ、あ……ごめん。てか、…！（相手を見つけた事にホッとするも抵抗の言葉と周りの視線にハッとしゆっくりと腕の力を抜き）
ちょっと、陸。どうしたの？とりあえず…こっち来て。（徐々に弱々しくなる相手を不思議に思い覗き込むと驚き、明るい性格の彼の泣き顔に動揺するも、場所を移そうとギュッと手を握りひとまず歩き）

...！...(されるがままに手を繋がれ振り解きたくても
振り切れない自分に情けなく感じ無言が続いて)
澪、ちょっと待って...
(必死に逃げるのが精一杯でその場にヘナヘナと座り込んで少し足を休めて休憩し歩いてくが何処に向かってるのかわからず首を傾げつつ手は離れずずっと繋いでいて)

……。（相手のペースを横目で確認しその都度歩幅を合わすが、手を握り歩くことは変わらず。スーパーの裏にある小さな公園に着くと立ち止まり）
ここなら この時間あまり人がいないから…
とりあえず、何で泣いてるのか話してくれる？
（振り替えると手は繋いだまま離さず、涙で濡れている頬に手を添え涙を拭い）

えっと...その...(なかなか言い出せず悪戦苦闘してこの際、振られてもいい、 当たって砕けろの気持ちで封印していた想いを告げようと決心して)
なぁ...俺、澪が好きなんだ...いきなり、しかも歳上の男から告白なんてしても叶わないって思ってる
それでももう、自分の気持ちにウソはつけない...俺は恋愛対象として澪が好きだよ
(振られたらいつもの関係に戻ろう...心の中で誓うも現実は怖くて返事を聞くのを恐れ耳を塞ぎ)

……っ（話し方や表情からも相手の真剣な様子が伝わり、話が終わるまでただ黙って聞いており）
…ねえ、陸。耳…塞いでたら返事出来ないんだけど。（一通り話が終わると、ふう…と緊張していたのか小さく一息つき。耳を塞ぐ手に自らの手を重ねるとゆっくりと絡めて耳から離し、そのままギュ…と力強く抱きしめ）
…ありがとう。俺も、陸のことが好きだよ。勿論、彼女にしたいって意味で。

ヤダ...聞きたくない(耳を塞いでた手を離され俯いてると
不意に抱きしめられポロポロと涙が零れ落ち)
むぅ...彼女じゃないけど両想いになったの？
ずっと恋人でいて下さい
(頰を膨らませ自らも抱きしめ返し相手の耳を甘く噛み
首筋に無数の赤い印をはっきりと付け)
ずっとしたかったことができてよかった。
これで澪は俺のものだよ...誰にも渡さない

そんなに泣いたら、冷たくなるよ（再び流れた涙を見ると頬に手を添え拭い、「やっぱり…」と呟くと目尻や頬に唇を寄せ）
ん、……っ。ちょっと、陸。それ、俺も陸にしたかった事なんだけど（耳や首筋に刺激を感じると一度びくつき肩すくめるも、相手の言葉に照れ臭そうに返すと お返しと言わんばかりに体を引き寄せ首筋の一点をきつく吸い跡を残し）
ねえ…今俺すごく、嬉しい。ねえ…キス しても良い？（頬赤らめ幸せそいに笑って見つめると、添えていた手の親指で相手の唇をなぞり）

だって両想いだなんて思ってなかったから...んっ...(頰や目尻に唇の感触で甘い声が出るも手の甲で声が漏れないように抑え)澪、可愛い...幸せかも。(嬉しそうに笑顔を向け相手に抱きしめられふと感じる首筋に顔が真っ赤になり恥ずかしさのあまり全身の力が抜け)
キス していいよ(これまで何度も経験したことはあるがやはりなれておらず静かに目を瞑り舌も少し入れてほしいため口を開け相手からの口付けを待機し)

大丈夫？全然足に力入ってないけど…
（小さく漏れる声や仕草ひとつにドキドキと 鼓動早くなり、脱力した相手が倒れない様しっかりと抱きとめ）
ありがとう。じゃ…（拒まれることなく薄ら開けてくれている口元に愛おしさを感じ、微笑むと最初は触れるだけのキスをし、徐々に深いものへと変わっていき）

大丈夫…ドキドキが収まらなくて
（鼓動が更に高まり抱きとめられ全身が熱くなっていくのを感じ、このまま熱が冷めないようにと願いを込めて抱きしめ)んっ…あっ…澪…もっと…（触れるだけのキスからどんどん深くなって求めるように甘い吐息と声が漏れベンチに倒れこみそのまま口づけ交わして)

それなら、俺も同じ…（抱きしめ返され、相手も緊張していることが伝わると嬉しくなり、ふ…と微笑み）
ん……、っ…陸、可愛い。（ベンチへ倒れ込み、半ば押し倒している様な体制で舌を絡め、時折漏れる声や息遣いに 酷く興奮し）
…は、…陸、ごめん。大丈夫？（暫く息継ぎも許さぬ程激しく舌を絡めた後、外である事に気付きゆっくりと上体を起こさせ。ベンチに二人腰掛ける様な形で息を整えつつ、控えめに尋ね）

澪もドキドキしてるの？(首を傾げるも相手もドキドキしていて思わす笑みが零れふと微笑まれる姿に色気を感じ呼吸することも忘れて見つめていて)
澪...可愛くないよ、俺(可愛いと言われ否定することもできずただただ口付けを受けとめ)大丈夫...もっとしたい(口付けが止まりまだしてほしいのか上目遣いで見上げ肩にもたれ掛け)

ちょっと、あんまり見つめられると恥ずかしいんだけど。（微笑む姿に可愛い、と心の中で思いつつ 見つめられるとまた胸が高鳴り、頬染めながら目を逸らせ）
可愛いよ、陸は。前から思ってたけど、今はそれ以上に思えてくる…（上目遣いや知らなかった様々な表情に愛おしさを感じ。「これ以上は、本当に我慢出来なくなるから…」と欲情する気持ちを抑えとりあえず立たせるともう一度だけ 触れるだけのキスをし）
とりあえず、適当に買って家 帰ろう…。俺、陸のことこれからもっと知りたい（名残惜しく唇を離すともう一度ギュッと抱きしめ、求めてくれた相手を愛しく思い手を繋いで足早にスーパーへ行き）

澪、色っぽいから見惚れるんだもん。誰にも見せたくないな（独占欲が強いのか目をこちらの方に向かせ離さないように抱きしめ)
澪も可愛いよ...我慢しないで俺に触れて。んっ...（触れるだけのキスだけじゃ物足りなくなり腕を掴んで自身の胸元に手を当てたり欲情を膨らませる行動をとったり大胆なことをし)
家に帰ったら澪としたい...俺ももっといろんなこと知りたいし触れたいから（抱きしめられ胸が熱くなっていくのを感じて、指を絡ませ恋人繋ぎでスーパーまで歩き)

心配しなくても、誰も見ないよ。（独占的な発言に 嬉しくなりクスりと笑うと、「陸も その真っ赤な顔は、俺だけにしてよ」と頭を優しく撫で）
ちょっと、陸。（相手も同じ程に興奮している事が分かり、応える代わりに首筋を顔埋めると一度きつく吸い少し歯を立て痕を残し）
帰ったら、覚えててね…（少し意地悪に微笑むと先程の痕をペロ…と舐めて）
そいえば、モツ鍋、、だったっけ。あ、陸 ケーキも買っとこ（恋人繋ぎデビューに内心ドキドキとしつつも適当に材料を籠に入れ、デザートコーナーに行くとショートケーキも追加し）

俺しか見たらダメだからね？(不安な気持ちを自分なりに伝えギュッと抱きしめると「澪しか見せないから大丈夫...他の人には見せないから」と撫でうけ)
んっ...澪の心臓の音すごい(首筋を吸われ甘い吐息が漏れてしまい痛みも感じ心臓の鼓動が早くなっていくのがわかり胸元に顔を埋め)
意地悪...優しくしてね？んっ...(意地悪な笑みに顔が赤くなると跡を舐められ声が漏れ、ケーキという甘い言葉に子供のようにはしゃぎ嬉しそうな表情をして店内を回り)

ふふ、ありがと…。（思っていたよりも心配性で、少し不安がる相手が可愛く思え クスッと笑い）
俺も、陸が思ってる以上にドキドキしてるから（胸の音を聞かれると若干 恥ずかしくなり抱きしめる腕に力込め。優しくしてと応える相手に「それは陸次第かも…」とニッコリと微笑み）
陸、甘い物好きなの？て、そのハシャギ様見ると一目瞭然だけど…（ケーキのコーナーにて上機嫌な様子の相手に自問自答の様な言葉を呟き、「じゃ、買ってくるから適当に待っててね」と言うとレジにて会計をし）

へへ、澪だーいすき(ギュッと抱きしめ笑顔で見つめ恋人繋ぎで指を絡めてそっと手の甲に口付けを落として)
ドキドキしてるの？可愛い...俺次第？(腕で抱きしめられドキッと心臓が高鳴り自分次第かもと言われよくわからないようで首を傾げうーんと考え)
もちろん、甘いもの好きだよ(相手が会計に行くのを見届けケーキコーナーにあるケーキに釘付けで「今度、澪の誕生日の時やお祝いの時に買いに来ようかな」と独り言を漏らし)