響きあう物語

しかたがないわね……
はい、久美子、あ～ん……（しかたがなそうに苦笑いを浮かべてフォークでキャラメルクリームのミルフィーユをすくうとキャラメルクリームのミルフィーユを久美子の口に入れるとなんだかなにかが目覚める感じがして

あーん
（麗奈の差し出したフォークの先にぱく、っとかぶりついて）
ん～
うまうま♪

・・・どうしたの？
（麗奈をきょと、と見て）

いえ、なんでもないわ……（食べる姿がハムスターみたいと思うと自分の考えを誤魔化すように軽く首を横に振り
久美子の取ったケーキも美味しそうね……
一口もらっても良いかしら……？（じっと久美子を見つめ

え～
なんか気になるなぁ～
（フォークをくわえて、麗奈をじぃ～～～、っと見て）
そんだけ取ってまだたべるの？
いいけど、知らないよー？
（ちょっと呆れながらベリーのレアチーズケーキをフォークで切って、くすっと微笑みを浮かべて麗奈の口許に差し出して）
はい、あーん♪

本当になんでもないわよ
ただ久美子の食べる姿が可愛らしと思っただけよ……（愛おしそうに久美子を見つめ少しだけクスって笑い
あ～ん……うん、久美子のケーキも美味しいわね……こんなに美味しいと久美子も一緒に食べてしまいたいわね……（久美子にケーキを食べさせてもらうと幸せそうに微笑み

そ、そうかな？
（せっせとケーキを口に運びながら、キョトンと麗奈を見て）
またやらしーこと考えてる
麗奈のエッチ！
（い～、と舌を出して）

ええ、小動物みたいよ……（最後の方は、小声で呟き
しかたがないでしょう……
それだけ久美子が好きって事よ……（恥ずかしそうに顔を赤らめて照れ笑いを浮かべて

小動物・・・
麗奈はそれを狙う猛禽類って感じ？
（ｸｽ、っと笑って）
あ、うぅ
そんなふうに返されると・・・
こっちも恥ずかしくなるじゃん
（こちらも赤くなって、斜め下を向いて視線を外して）

さあ、どうでしょうね……（久美子の頰を触りクスって笑い愛おしそうに久美子を見つめ久美子の口にキスをしようとして
しかたがないでしょう
事実なんだから……（恥ずかしそうに顔を赤らめて自分の頰を右手の指でかいて

（不意をつかれて、キスされて）
・・・っ！
ちょっと、人の目もあるんだから・・・！
（真っ赤になって、慌てて周りを見回して）
────甘い
（そっと自分の唇を触って、ﾎﾞｿｯと呟いて）

そりゃあ、ケーキを食べた後だから……（久美子にキスをした感想を言われると恥ずかしそうに顔を赤らめて横を向き自分の頰を右手の人差し指でかいて自分の照れを誤魔化して

バカ
そんなの分かってるよ・・・
（赤い顔で俯いて
ケーキを口に運ぶ手は止めずに）

改めて言うと照れるわね……（恥ずかしそうに顔を赤らめて照れを隠すようにケーキを食べていき
久美子、好きよ……（最後に久美子に聞こえるかきこえないかの声で呟き

えっ
なーに？
（わざとらしく
耳に手をあてて聞こえなかったふりをして）

なんでもないわよ……（さすがに二度言うのは、恥ずかしく顔を赤らめて自分の発言を誤魔化すようにケーキをパクパクと食べて

え～
ちゃーんと聞きたいなぁ
（アイスティをストローでずず、っと飲みながらじーーーっと見つめて）

嫌よ……こんな事何回も言えるわけないでしょう……（恥ずかしそうに顔を赤らめて照れを隠すようにズズって紅茶を飲んで

言ってくれなきゃ、ここの支払い麗奈にさせるよ？
（ぷー、っと頬を膨らませて
テーブルに突っ伏すように麗奈を上目遣いでじっと見つめて）

は～～……しかたがないわね……好きよ、久美子……（しかたがなさそうに軽くため息を吐くと久美子の頰を触り薄く微笑み告白すると久美子の口にキスをしようとして

えへへー
わたしも好きだよ、麗奈♪
（聞きたかった言葉を言わせると、にっこり返事して）
おっと
キスはふたりきりの時だけ
（ひとさし指と中指を麗奈の唇にあてて）