響きあう物語

ぜ、善処します（久美子ならば本当にしそうで冷や汗をかきながら苦笑いを浮かべて
久美子こそ浮気は、許さないわよ……（じっと久美子の目を見て話して
例えば、いつも仲の良さそうに話している……名前は、なんだったかしら……？（影の薄い中学校から一緒だった男の子を思い浮かべて

守ってね？
（にっこり、有無を言わせない爽やかな笑顔を浮かべて）
秀一でしょ？
みんな同じようなことを言うけど、わたし、アイツにそんな感情持ったことなんてただの一度もないから
（不服そうに唇を尖らせて）

守るわよ……
それならば安心ね
秀一君に特別な感情を持っていると思っていたから……（安心すると久美子に近づいて久美子に甘えるように久美子にもたれかかり

分かった、信じる
（にこにこ微笑んで）
秀一くん、って呼び方
なんか気持ち悪い・・・
（うぇー、と顔をしかめて）
秀一だったら後藤先輩の方がよっぽどいいよね～
（麗奈と肩を寄せあって、もたれあって）

久美子たらそんな趣味があったのね……（久美子が秀一だったら後藤先輩の方がよっぽどいいよね～ って言たのをきいて久美子の肩に寄りそいあい楽しそうに口元を押さえてくすくすと笑い
でも久美子って良い匂いがするわよね……（思いたったように久美子の顔に自分の顔を近づけて色っぽく微笑み

んー
趣味というか、秀一に比べれば？
（麗奈が笑うのを見て、そんなにおかしいかなと首を傾げて）
やーだ、麗奈
くすぐったいって～
（息が首すじに当たってもぞもぞして）
そうかな～
お母さんのといっしょのシャンプーとトリートメント使ってるだけだよ？
（自分の毛先をつまんでくんくんしてみて）

私も久美子と一緒のシャンプーをしようかしら？
そしたらいつも久美子の匂いを感じられるから……（久美子にもたれかかり真剣悩みながらしみじみと呟き

ちょっと、それ
ヤバくない？
（もたれ合いながらじとー、っと横目で麗奈を見て）

そうかしら……？（久美子にもたれながら不思議そうにきょとんと首をかしげ
久美子をずっと感じたいと思うのは、人間のさがよ……（真剣な表情で久美子をじっと見つめ

人間の性というか
麗奈の性でしょ
（あはは、と苦笑して）
それよりおなか空いた！
麗奈、やろ
（おしりの砂をはらいながら立ち上がって
麗奈に手を差し出して）

何をやるのかしら……？（わざとらしくきょとんと首をかしげ何をするつもりか久美子に質問して

さっきの続き
合奏だよ～
早くごはんたべたいけど、せめてもう１回演奏してからでないと帰るに帰れない
（気合いを入れて、ユーフォの音出しをして）

そうね、私は、いつでも良いわよ（トランペットを試し吹きをすると楽しそうに久美子を見つめ久美子と一緒に吹くタイミングをはかり

ん
じゃあいくよ
せーの・・・
（合図と同時に演奏を始めて
麗奈とﾁﾗｯと目を合わせながら、テンポを合わせて）

～～～♪～～♪（久美子の音に合わせるようにトランペットを吹きながら楽しそうに久美子を見つめ

～～～～♪

（演奏を終えて、大きく息を吐いて）
どうだった、今の？！
けっこういい音出せてたと思ったんだけど！
（少し興奮ぎみに、身をのり出して麗奈の感想をたずねて）

そうね、久美子にしては、上手く弾けたんじゃないかしら……？（久美子がかなり上手に弾けたと思うけれども素直に褒めるは、恥ずかしかったから遠回し久美子を褒めると恥ずかしそうに顔を赤らめて

やった
麗奈に褒められた
嬉しい～
（心から嬉しそうにきゅーっとユーフォを抱きしめて）
いつか麗奈を泣かせてみたい
（にんまり、じーっと麗奈を見て）

でも久美子には、もっと上手に弾けるようになってもらわないと……（照れを隠すように1回咳をすると久美子にかつを入れて
やっぱり久美子は、性格が悪いわね（楽しそうにくすくすと笑いまんざらでは、なさそうに話して

もちろんそのつもりだよ
だって
麗奈の心を奪って、全部わたしのものにしたいもん
（にっこり、笑いを浮かべて）
はいはい、褒められたと思っておくね
（さらっと流してユーフォをケースにしまい始めて）