高坂麗奈 2017-11-12 07:43:02 |
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いえ、待っていないわ……
久美子、顔色が悪いわよ。
大丈夫……?(演奏をしていると誰かの気配を感じて途中で演奏を止めると気配をした方を向くと久美子が立っているのに気がついて軽く首を横に振り待っていない事を伝えると久美子の顔の色が悪いのに気がつくと久美子のおでこと自分のおでこをくっつけようとしながら久美子の熱を確かめようとすると私の顔と久美子の顔が間近になる感じになり
…ん~
あんまり大丈夫じゃないかな?
(麗奈とおでこを合わせるまでもなく微熱以上の熱があるのを感じ
少し足元がおぼつかない様子でベンチに腰を下ろして)
途中で何度か引き返そうって思ったんだけど
もうちょっと、って思ってたら結局ここまで来ちゃった
(あははー、と力なく笑って)
久美子の馬鹿……
これで体調がもっと悪くなったらどうするのよ。
私の事よりも自分の事を大切にしなさい……(ベンチに腰掛けてだるそうにする久美子のほっぺたの両端を軽く挟むようにしながら涙を両目に少しだけためて自分の事を大切にする事をお願いをして
大げさだなぁ、麗奈は…
でも、ありがとね
(こんなことで涙ぐむ相手に苦笑いを浮かべて
でも、その気持ちが嬉しくて
優しい声でお礼を言って、相手の綺麗な髪をそっと撫でて)
うん、本当に無理だけは、しないでよ……(久美子に髪を撫でられた手に重ねるように手を握り締めてじっと久美子を見つめて
どう歩けそう……?
無理だったら担ぐわよ。
それとももう少しだけ休んでいる……?(麗奈らしからぬおろおろしながら久美子の容態を心配して
麗奈のためだったら、ムリしちゃう
(相手とじっと見つめ合って、くすっと笑い)
いくらわたしが細いとはいえ、担げるわけないでしょ?
登ってこれたんだから、下りるくらいなんとかなるよ
でも……
そうだね、少しだけ休ませてもらおうかな
麗奈は練習はもういいの?
(ベンチに腰をかけたまま強がりを言って
相手の練習はどうなのかたずねて)
久美子がそう言うのならば久美子を信じるわ……
そうね……ならば少しだけ練習をしていくわね……
久美子、リクエストは、ある……?(少しだけトランペットを試し吹きをすると久美子に曲のリクエストを質問をして
Over the Rainbowね、解ったわ……(久美子の事を思い一回深呼吸すると達人が集中力をとげすました感じのゾーンに入った感じになり心を込めてトランペットを演奏すると音が辺りに響き渡りその空間だけが別空間なように幻想的で
(麗奈が演奏を始めると、その暖かい曲調と美しいトランペットの音色に体調の不良を忘れて聴き惚れて
黄昏の空に映える彼女の姿を目を細めてじっと見つめ
麗奈のことを好きになってホントによかった、と改めて思って)
ふぅ……こんな感覚をとぎすまらせたのは、久しぶりね……
でもさすがに疲れたわ……(演奏をし終わると満足そうにトランペットをおろすと久美子の隣のベンチに座り苦笑いを浮かべて久美子の手を重ねるように握り締めて
そういってもらえるのならば演奏をしたかいがあるわ……
でもまだまだ練習不足ね。
私が特別になるにはいくら練習をしても足りないくらいよ……(子供の時に聞いたオーケストラのトランペットのソロの演奏を思い出してまだまだ未熟だと考えて久美子の為に先に歩かないといけないと思いもあって特別にならないといけないとも思い自分の肩にもたれかかってきた久美子の手を自分の覚悟を確認するように包むように握り締めて
……わたしも負けない
いつか
きっと追いついてみせる……
(強気な言葉を口にしながら、意識が朦朧としてきて)
……ゴメン、麗奈
ちょっとマジで調子悪い
早く帰ろう
(ベンチから立ち上がろうとして足下をふらつかせ
麗奈にしがみついて)
久美子……!?
やっぱりもう少しだけ休んでいた方が良くない……?
丘を降りたらお父さんに車で迎えに来てくれる事ができるもの……
お父さんが迎えに来てもらえるまで休んでいても良いのよ……(久美子が立ち上がってふらふらと私の方に倒れ込んだ久美子をささえるとお父さんに迎えに来てもらうから休んでいる事を勧めて
……麗奈は大げさだなぁ
大丈夫
下りさえすればあとは一人でも帰れるから…
(相手に支えられながら、日の陰りはじめた山道を帰路に着いて)
久美子……やっぱり心配だから家までおくるわ……(久美子に体を貸して歩くと久美子と別れる場所に着くと久美子が心配だから家まで送る事を提案をして
ありがと
正直、一人じゃ不安だから助かる
(青ざめた顔で力なく笑い、お礼を言って
相手に寄り添われながらなんとか家まで帰り着いて)
はぁ、はぁ…
やっと着いたぁ
やば、ノド、めっちゃ痛い
(せきこみながらツラそうにノドをおさえて)
もう無理をしすぎよ。
鍵がかかっているわね。
久美子、家の鍵は、何処にあるの……?(久美子の家まで久美子を送ると久美子が無理をしすぎだと指摘をすると家の扉を開けようとして家の鍵が閉まっている気がつくと久美子に家の鍵の場所を質問をして
うぇ?!
だれもいないの?
聞いてないんだけど?
……ケホ、ケホっ
(咳きこみながら慌ててスマホを見ると母からLINEのメッセージが入っていて、姉の麻美子がカゼをひいて倒れたから看病に行くこと、今日は麻美子の部屋に泊まること、父は仕事で帰宅が遅いこと、晩ごはんは冷蔵庫にあるものを適当にレンチンして済ますように、ということが書かれてあって)
…うわ
こっちもカゼひいて苦しんでるっつの
ゴホっ、ゴホン
(ぶつぶつ不平を漏らしながらカバンからスペアキーを取り出して鍵を開けて)
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