今､凄く誰かに愛されたい.
慰めてくれよ､俺のこと.汚い俺なんてそんな価値ないのは理解しているけど､本当に辛いんだ.ちゃんと気持ちを伝えたい人は居る.けど､俺には無理なんだ.その人に言う勇気は初めからなくて､この先も言える気がしない.

それならさ.いっそのこと､誰かに俺の目を耳を口を塞いで欲しい.忘れる事は出来ないけど､努力は出来るしフリだけでも良い.現実から目を背ける理由を俺にくれないか.叶わない夢はもう見たくない.

氷影､ごめん.今凄く気分が落ち込んでるから返せそうにない.ごめん､

俺はまた逃げた.目を逸らし､向き合えないまま.ひっそりと沈んでいく.罪悪感に塗れて.

所詮そんなモノだったんだ.そう言われてしまえばお終いだけど､こうする事でしか今の俺は保てない.嫌いになってしまう前に､綺麗なまま覚えておきたい.なんて､都合の良い奴なんだ.俺は､
自分の所為で自分が相手を嫌いになるのなら､相手に嫌われた方が嬉しい.とか､可笑しいよな.

本当は誰よりも解ってる.辛いのは俺なんかじゃなくて､俺に興味を持たれた人なんだって.ずっと見ていたから､一途な貴方を.だから､俺は興味を持ったんだと思う.なんで､そこまで一途になれるんだろうって.どうしてなんだって.何時からかその疑問が他の感情で埋もれて見えなくなっていた.こんな俺だけど､貴方の役に立ちたいと思った.出来るならば支えたいとさえ思っていて､その気持ちは変わらない.だけど､時々自分の感情がコントロール出来なくて埋もれる.
直ぐに自分を見失ってしまう.
それはとても恥ずかしくて､憎らしくて.自分が､なんて言葉に変えてナイフとなる.支えたいのに支えられない自分が凄く悔しい.一瞬でも他の誰かに愛されたいと願い､逃げようとしている今の自分も恨めしい.

前に進むことも､逃げることも出来ない俺はどうしたらいいんだろう.

貴方の目には俺が映っていない.
同じだな､なんて言ったら失礼だよな､

ちゃんと前を見る事なんて俺には出来ない.だって､前を見たって何も見えないのだから.真っ暗闇の中で必死に藻掻き､夢や未来に抗う.だけど､それは叶わない事なんだ.この感情を知るには遅過ぎた.八方塞がりとは正にこういう事を言う.身動き取れなくなって､糸は解けないままで.

氷影､助けて欲しい.足の裏､つった.
軽く治ったと思ったらぶり返しての繰り返しで痛い.俺､どうすればいい.

いや､待てよ.普通､足の裏をつった報告とか必要ない.困らせるだけだよなぁ.

大丈夫かよ､ 俺も一週間ほど前に同じｺﾄなってたからすげぇ気持ち判る｡(
その時は座り込んでたから､ 一回立ち上がって歩いてみたら治ったけどど-だろ｡ 体制変えてみると意外と良いかも｡

本当に来てくれるとは思わなかった.あ､確かに座りっぱなしだったから､それ治るかも知れない.って､氷影もなってたのか.何してるんだよ.(
ありがと､試してみる.

気分落ちてるんじゃね-の､ 来て良かったのか?
俺の自己判断なんで逆効果の可能性もあるからゆっくり立ち上がれよ｡(
ん､ 電話中に足つって焦った｡(
嗚呼｡

俺の気分落ちなんて､氷影のより全然軽いモノだから平気.それより氷影は大丈夫なのか？心配なんだけど､(

大丈夫､立ち上がりに良く倒れるからゆっくりやるのには慣れてる.心配ありがと､心配されんの嬉しい.
電話中とか絶対になりたくないな.話に集中出来なそうで.今はもうぶり返したりしてないか？お互い気を付けよう.

全てを言えたらさ､良いよなぁ.
無理だけど.

氷影以外の人は立ち入り禁止にしてたけど､解除する.浅はかな俺はもっと色々な人の話を聞いて､俺なりに強くならないと.なんて思った.広い世界を見ないといけないかなって､
現実嫌いな俺は甘々で､夢ばっかり語っているけど､他の出来る事も見つけないと駄目だよな.俺なんかと話してくれる人が居るかどうか分からないけど､来てくれるのなら出来るだけ積極的に聞こう.俺の部屋に来た人が全員幸せな気分になれば良いな､なんてこんな夢はどうだろう.

誰でも入室どうぞ.
来てくれるのなら大歓迎です.

俺と話してみませんか.

駄目だ､喉がイガイガすると言うか､ゴロゴロする感覚が治らない.吐くモノないのに吐きそうになる.

暗い発言は中々辞められないし､無理に辞めはしないけど､自分では思ってる以上に気分が上がってたりする.暗い発言ってだけで､病んでる訳じゃないからなぁ.他の人の基準はどうか分からないけど.やっぱり暗い発言ばっかりだと気持ち悪がられて誰も来てくれなそう.物好きな人とか居れば嬉しいんだけど.

綺麗な言葉を紡ぎ､美しい声を発して繕う人よりも俺は汚くて醜い存在で在りたい.見え透いた曖昧な優しさよりもハッキリと罵倒される言葉の方がずっと魅力的だ.

オペラ座の怪人よ､どうか俺の全てを連れ去って欲しい.奪い去ってくれ.