いつも隣に。(　非募　)

…何でもないわよ。( はぁ、/← )
( 問われた質問に悩ましげに記憶を辿れば放課後に彼等が言っていたなと思い出して、 )…そう言えば探偵団への依頼で『飼い猫探し』を隣のクラスの子に頼まれたそうよ。私は用があるからって断っちゃったけど…。

（ 何でもない という言葉に大した事ないと感じたのか聞き流して 、/ ← ）
･･･事件でもねぇし、飼い猫探しなら別にあいつらだけでも大丈夫か｡いざとなったらこれもあるしな( ポケットに入っていた探偵バッジ取り出して 。)

先ずあの子達に見付けられるかが問題だけど。( くす、と子供らしからぬ大人びた笑みを零しては冷たい風が吹き僅かに身震いして。 )……～っ、寒い。早く行きましょう、

だな｡(彼等が何時までも猫が見つからず困っている姿を想像しては此方も ははっ、と苦笑いして。)･･･この季節なのにもう冬みてーだよな。っと、大丈夫か？（ 相手を気遣いながら先程より足取りを早めて、）

ほんと、最近まで暑苦しいくらいだったのに…。( 足早に歩みを進めたお陰で阿笠博士の家の前に到着するも何時もの車は無く。 )…あら、博士の車が無い。出掛けたのかしら、

ま、たまには2人っていうのも悪くねえかもな｡（ 何気なくそう言っては、扉を開けて玄関へ入って行って 、）･･･さーてと、なんか面白いものあるか?犯人を1発で捕まえられるようなすっげえ奴とか･･･！（ 辺りをキョロキョロと見回して、何か物色しようと / ← ）

…そう、ね。( 何気無く呟いたであろう一言を妙に意識してしまいながらも中に入って行き、 )あまり漁らない方がいいんじゃない？…そう言えば昨日も遅くまで発明してたみたいだけど。( 言葉だけの注意をしつつもそれ以上は好きにさせ、自分は暖房のスイッチを入れ。/← )

へいへい･･･。（相手に注意されると大人しくそれを聞き入れて、ソファーに向かって歩き出し、）
なぁ灰原、テレビつけていいか?確か今日はサッカーの試合があったはず･･･っと。（ ソファーに胡座をかいて座ると、そう聞いては相手の返事を待つ前に、テレビを付けて / ← ）

……、聞きながらテレビ付けてるじゃない。( テレビの音が聞こえ呆れた様子でふたつのマグカップにココアを作って/← )

･･･悪ぃ悪ぃ。今日結構大事な試合なんだよな･･･！( と相手がココアを作ってくれていることに気付かずに、まるで子供のようにうきうきとした声で / ← )

…はい、( 子供らしい声に緩んでしまいそうな口許そのままに、隣に腰を下ろしマグカップをひとつ差し出して/← )

お、ココアか。ありがとな。（ マグカップを受け取ると早速飲み始めて 、）･･･たまには甘いのも悪くねぇな｡甘い物は脳の疲労回復にも良いって聞いたことあるし。( 「･･･まあ最近はそんなに事件ねえから頭も使わないけどな」とぼそっと付け足して苦笑い / ← )

…あら、まるで事件が起きてほしいような言い方ね。あの探偵さんの所に居れば嫌でも事件が起きるんじゃないの？( ココアを一口ごくりと飲み下しては一瞬彼の幼馴染みの顔が頭に浮かんだものの表に出さぬよう瞳を細めて、 )

･･･おっちゃんは最近浮気調査だとか人探しとかそーゆー依頼ばっかり何だよな。なんつーか、大きい事件は特にねぇみてーで。（ サッカー横目に足を組んで肘をつきため息 、 / ← ）あ、でも別に事件が起きてほしいとは思ってねーけど。（ 慌ててつけたし 、/ ← ）

彼にはそのくらいの依頼の方が丁度良いんじゃない？…いつも解決してるの貴方だし。( ぼんやりとサッカー番組を眺めれば丁度良くゴールを決めたところで、/← )

･･･お、よっしゃ！（ 相手の会話を返す前に、ゴールを決めたのを見て素直に喜んで 、/ ← ）
そうなんだけど･･･オレはそもそも奴等の情報を得るために彼処に住んでんだから、そういう事件がねーと発展してかない気がして。（ うーんと悩み 、）

( 嬉しそうな相手を無視してココアを一口飲むと/←/組織関係の為とは言え、危険は付きもの故心配そうに、 )少しでもヘマをしてしまったら、貴方も、貴方の周りも危険に巻き込んでしまう事…忘れないで。

あぁ･･･わあってるよ（ 一瞬暗い表情を浮かべたかと思えば、ふと時計に目を向けて ）･･･あんまり長居しても迷惑だろーし、そろそろ帰った方がいいか?

…江戸川くん、返事遅れてばかりで…その、ごめんなさい。もう少し待ってて欲しいって私の背後が。( 後ろちらり、/← )

･･･お、おう。背後がそう言うなら仕方ねーな｡（ にぃ、と笑って / ← ）とりあえずご飯は博士んちで食べるって蘭に連絡しとっか。（ 勝手に決めて携帯ぽちぽち/ ← ）