ザック 2017-10-24 11:35:31 |
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(最近は夜よく眠れている?―――その問いに、はい、と短く答えたのを最後にカウンセリングが終わった。部屋へと戻る際中、ふと立ち止まったカウンセラーの女性につられて歩みを止める。彼女は鉄格子に遮られた窓を覗き、きゅっと目を細めるとステキな夜ねと静かに笑った。……ステキな夜、飲み込むみたいにそう繰り返して視線を上げる。青白く発光する月と、目が合ったような気がした。
これで今夜も安心して眠れると思うの。あの人の死刑を告げた唇で、彼女はそうも言ってみせた。舌の根が乾く前に、何でもないような顔で。)
本当は、ずっと夜は、眠れなかった……心も、落ち着かなくて……今夜も、寝られないはずだった
(ベッドと本棚と机があるだけの部屋で、誰に言うでもなくそう呟いた。ザックに貰ったナイフを握りしめ、寝具の前で立ち尽くす。「……でも、もう目を閉じるしか、なくなったんだ」物がない部屋にその声はやけに響いて、抜身のナイフを大事そうに抱えながら布団をかぶった。ゆっくりと目を閉じる。ザックの、死刑が決まってしまった。)
(/殺天大好きなので飛びついてしまいました……!あの夜の施設にいるレイをとありましたので、台詞や行動をゲームに沿わせて描写いたしました。ロルは最低でこのくらい、長ければこの三倍程度回すことができます。背後同士の相談も大歓迎ですので、是非ともご検討いただけると嬉しいです。)
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