アリスは憂鬱な夢を視る

「　今から私、あなたのことを愛してあげる。

　　愛して、愛して、骨の髄までどろどろに溶かしてあげる。

　　だから、ねぇ。

　　あなたも今から私のこと、

　　髪の一本、爪の一欠片、涙の一粒、全部全部全部ぜーんぶ、

　　ひとつ残らず、愛してね。　」

　　＿＿＿　花籠 冥　＿＿＿


　http://fast-uploader.com/file/7074425194012/　

( / アナログのため何とも稚拙な仕上がりではございますが、キャラクターのイメージ画を提出させて頂きます。
癖の強い容姿でしたので、こちらで少しでもイメージしやすくなれば幸いです。)

http://uppli.jp/index.php?id=IIftjgQ

( / 先日ライオンさんに頂いた素敵なプレゼントについて、お礼ということでまた新たにイラストを描かせて頂きました。
些か不器用な娘の手紙と合わせてご覧頂ければと思います。)

http://uppli.jp/index.php?id=b8UKvVGW

『サラ・グレイスの過去詳細』


厳しくも誠実な父親と優しく穏やかな母親、それから三歳下の弟との四人暮らしだったがサラが七歳の時に家が全焼。目の前で父親が先に動かなくなり、サラと弟を炎から守るようにして覆いかぶさった母親も死亡。意識を取り戻した時にいた場所こそ姉弟共に普通の病院だったが、二人共精神的に不安定だと言う理由から精神病棟へと移動。ある程度年齢を重ねサラは通院こそ必要であるが退院を許されているものの、弟は医師の判断で未だに入院中。

私の可愛いリトルライオンへ


色々な方を通して、貴方がマフラーを大事にしてくれていると聞きました。
沢山の場所へマフラーを連れて行ってくれているのだと知り、とても嬉しく思います。
貴方の凄い所はあの羊からも聞きました。
どんな嫌味にもへこたれない、とても強い子だと褒めていたんです。
ユニコーンは貴方が作るお菓子を貰うのが今の楽しみだと、
後は……、グリフォンが、気が向いたらアリス主催のお茶会に顔を出すと約束をしてくれました。
すべては親愛なるアリス、貴方の力です。

ジャバウォックの元へ行くと言う事を決めたのならば、誰も貴方の決断を咎める事は出来ません。
でもね、一つだけ約束をして欲しいわ。
”ジャバウォックの言う事は聞き逃さない”
彼は遠回りに聞き流してしまうような話し方が得意なの。
だから、気を付けないとあっという間に重要な注意点を聞き逃してしまうわ。
ジャバウォックは時計屋だけれど、すべての住人の時間を操るの。
上手く使えば楽しいだけ、失敗すればもう手に負えないわ。

それにね、大人になることに拘らなくってもいずれ絶対に大人になる。
だから、早足で今しかない大事な時期を見失ってしまうのも勿体ないわ。

最近の貴方は可愛いだけじゃ無い、羊に認めさせ、グリフォンを誘える。
その行動力は何よりも格好良い、誰にもできない貴方の魅力よ。


赤の女王

プティちゃんへ

おかしを袋につめるお手伝い、とーっても楽しかった！
プティちゃんはちょっぴりいじわるだったけど、かわいくておいしーいおかしをくれたし、かわいーい猫ちゃんにしてくれたし、ヴィッキーにとっても似合う髪飾りもすっごく嬉しかったの！
ハロウィンのあいだ、ずうっとつけてたのよ。プティちゃんと一緒に居たみたいな気持ちだったわ。
またお手伝いがほしくなったら、ヴィッキーを呼んでちょーだい。
ハッピーハロウィン.ヴィクトリアより

P.S.人魚の王子さまにお菓子がほしいって言われたの。今度作りに行くから教えてちょーだいね！


ムカデちゃんへ
森での道案内をありがとう！
ちぃっとも怖くなかったけど、森で会えたのがおばけじゃなくてすっごく優しいムカデちゃんで、ほんとーによかった。
あの日は帽子屋さんのおうちまでだったけど、今度はゆーっくり森の探検をしましょーね！
ハッピーハロウィン.ヴィクトリアより


王子さまへ
すてきなネックレス、おへやに飾ったの！
でも、まだ使う機会はなさそうよ。ヴィッキーはみーんなとおしゃべりがしたいから、誰を呼んだらいいのかわからないんだもん。
でも、ネックレスを見るたびに、あの湖でのとってもすてきな時間を思い出せるの。本当にありがとう！
ハッピーハロウィン.ヴィクトリアより

P.S.ヴィッキーのお菓子を食べてくれる約束、忘れちゃだめよ！


(/主さまこんにちは！次の参加がイベント明けになりそうなので、期間中に御世話になった方々へ御手紙を出しました。私の自己満足でとっても長くなってしまってごめんなさい！楽しい時間を沢山過ごさせて頂きました。これからも宜しくお願い致します！)

＞ヴィクトリア



よおおおおう！キティ！
ハローハローハロー！！！！
褒め言葉以外は聞かなかったコトにしとくぜい
手伝いだったらいつだって探してンだあ。
だからさ、キティ。お前がヒマな時に会いに来てくれよう！
森の中にあるお菓子屋さんだぜえ。間違えんなよなあ。
作りたい菓子を考えてから来いよう。そん時は作り方教えてやるぜ。

じゃあな！また今度なあ。

ハンプティ・ダンプティ




アリスへ

手紙を書くのは慣れてない、ので、変だったら御免ね。
俺もアリスと一緒だったから楽しいハロウィンを過ごせました。
次は動きやすい格好の時に会えたら良いね、その時は森の中をもっと案内できるから。
白い服は大丈夫だった？


でもね、白いドレスはアリスに良く似合ってたよ。

ムカデより



素敵なプリンセス、ヴィクトリアへ愛を込めて

ネックレスの魔法は使わない限り其処に留まります。
きっと、貴女の助けになってくれることでしょう。
僕も貴女と過ごした夜の船を忘れる事は有りません。


貴女と会える日を楽しみにしています。
会えない日が続いたのなら……、その時は海賊が誘拐しに参ります。
楽しみにしていてくださいね

段々と寒くなってきました、風邪を引かないようにお気をつけ下さい。

海賊の王子さまです。



(/心温まるような素敵なお手紙を有難う御座いました！
早速住人が皆、我先にと手紙を綴ったようなので届けさせて頂きます。
とても素敵なハロウィンをヴィクトリアちゃんのお陰で過ごすことが出来ました！本当に感謝の気持ちで一杯です。
またヴィクトリアちゃんにお会いできる日を心から楽しみにしております…！)

Ciao、帽子屋さん。

この間は素敵な夜をありがとう。
ハロウィンにお菓子を交換するなんて何年ぶりだろう。童心に返ったようで楽しかったし、オレの名を褒めてくれた事も、覚えておくと言ってくれたことも、全部、ぜんぶ、嬉しかった。あの日貰ったクッキーは、ちゃんと、あなたを想っていただいたよ。素朴で優しい味だった。

さて、お礼はこれくらいにして。
今はクリスマスパーティの真っ只中だが、城に用意されたパーティ用の洋服はあなたの私物が多いと聞いたんだ。それで、相談というか、頼みがあって。
ヘッドドレスを一つ、買い取らせてもらえないだろうか？小振りのホワイトローズをあしらった愛らしいデザインの。
ちゃんと金は払うし、何なら足りない分は体で払ってもいい。ただ、売り物じゃなくて、あなたの私物である以上無理強いを強要したい訳じゃないんだ。だから、難しいようなら断ってくれ。オレが我儘を言ってるだけなんだから。

随分と長くなってしまったが、返事はYESかNOだけで大丈夫だからな。
それじゃあ、素敵なクリスマスを。

From R

(小鳥が届けたベビーブルーの封筒には青薔薇の蝋封。封を開けば丁寧に折り畳まれた便箋が目に入るだろう。送り主の気質とは裏腹に、意外にも綺麗な、癖のない筆跡の文字で綴られる感謝と懇願の言の葉。手紙を届けた功労者の足首には赤いサテンリボンが、飛行の邪魔にならないように短く結ばれていた。窓辺で毛繕いをしながら、返事を待つ小鳥におめかしを施した張本人はといえば、まだ室内に残る数羽が逃げないことをいいことに、クリスマスカラーのリボンを結ぶことに夢中になっていた)


(／図々しいアリスランキング一位に違いない愚息。ちょっぴりご無沙汰しております。本当は帽子屋さんと直接お話させてもらおうと思っていたんですが、圧倒的に時間が足りない為、手紙にて失礼します。やりたい事は山ほどあるのですが、イベント期間中に詰め込めるか些か不安な社畜ですが、またお時間が合いましたら是非遊んでやってくださいませ)

あら、手紙なんて珍しいじゃない。(庭園のお茶会中、空より訪れたのは滅多にこの場に現れない郵便の鳥。物珍しさに視線を追い掛けていれば降り立ったのは自らの目の前、咥え差し出された手紙を指先で摘まみ受け取れば"お疲れサマ"と鳥を見送り。落ち着きを持ちながら品あるつくりの手紙を丁寧に開き、ワイルドさすら持っていた空色瞳の彼が書いたなんてと思う綺麗な字で綴られるその文章、その気持ちが嬉しくて。思わずアハハと笑い声を。共にテーブルについていた三月兎には"随分機嫌が良いね"なんて指摘をされるほど。庭園を後にし、自室に戻れば落ち着き有る臙脂色の封筒とアイボリーの便箋、手紙を書く為のインクなんて久しぶりのこと。ゆっくりと筆を走らせればできあがった物を封に閉じ。自らを示すシルクハットのゴールドスタンプを封筒に端に一つ。出来上がったそれを呼んだ鳥に渡そうか)




ハーイ、元気にしてる？
可愛いオオカミ。


そんな風に言ってもらえるなんて嬉しいな。
モチロンあげる。
でもさ、タダって言うのはアンタも気にしちゃうでしょ？

折角のクリスマスだからアタシに何かプレゼントを頂戴。

アンタがアタシの事を思って選んでくれたって言うのが良いな。

それならお金もだしアンタが選ぶって意味では体で支払って貰ったも同然。
アタシもアンタに負けず劣らず、我儘なんだ。

返事はイエス。

アンタも素敵なクリスマスを。
本トは直接言えるのを楽しみにしてるよ


帽子屋


(/お手紙を有難う御座います…！どんなお手紙なのかがとてもよく伝わり帽子屋共々とても嬉しくなりましたっ。早速お返事させて頂きます…！。年の瀬の多忙が重なる時期ですので、何卒お体を第一に無理為さらず、お暇の有る時にお越し頂ければとても嬉しいです…！。是非是非！またいつでもお越しくださいませ！お話出来ることを楽しみにしております！)

Ciao、公爵さん。

ちょっと野暮用で出掛けてくるぜ。
お土産をたくさん持って帰るから待っていてくれ。

From R

(小鳥が啄むのは、木の実ではなく走り書きの文字が綴られた真っ白なメッセージカード。手紙と呼ぶには簡潔すぎる行動指針が同居人の目に触れる頃には、それを書いた当人はすっかり夢の中であろう）


(／しばらく赤のお城にお邪魔するので、愚息の方から公爵夫人様に報連相を。報告、になっているか微妙なところですが(笑)お時間のある時にかるーく流し読みしてくだされば大丈夫ですので…スペース失礼しました)

此処は久方ぶりに静かで良いと思っていたが、静かも繰り返すと暇で為らん。
土産は美味い酒でなければ迎えてやらんよ。
細かな連絡をしては折角の散策も野暮のこと。詳しくは土産の酒のツマミとして楽しむ事にしようか。

追伸、
お前が居なくては何処に何が有るかが分からん。
少しばかり荒れてしまったが堪忍してくれ。


(心配をしていなかったと言えば嘘だ。届いた手紙を読めば少なくとも元のクニに帰った訳じゃ無いと言う事だけが伝わり安堵に変わる。この国にいるならこれ以上の心配は束縛で在り依存である、そんな野暮なことを生娘でも有るまい彼に押し付けるのは聊か過剰な事だろう。まるでメモ紙のようなシンプルな白い紙に短くもその文章を綴ると追伸に述べた通り封筒が見当たらなくて困りあぐねる。仕方有るまいと同様の紙を折り畳みテープで止める事で余りにも簡易な封筒に仕上げればそれを閉じ、鳥を呼び「―――何処かにいる放蕩息子に、」と暗に送り主である彼を仄めかし。そうして空に消えてく鳥を見届けて振り返ればあれが無いこれが無いとひっくり返すうちに大惨事となっている部屋を見渡し「どうした物か」と嘆く一言が部屋に消えて)


(/気付くのが遅れてしまい申し訳ございません…！公爵夫人はお土産話を楽しみに待っているようなので、是非この機会に色んな場所を楽しんでみて下さい…！)

　帽子屋さんへ

こんにちは帽子屋さん。
お手紙を送れるって事をメイドさんに教えて貰ったからね、一番は帽子屋さんにって思ったの。

あのね、私、この国でたーっくさんの人に会ったんだよ。お仕事だってしちゃったんだから。

あ、そうだ！男前のジャックから嬉しいお話も聞いちゃったけど、帽子屋さんには秘密ね。

帽子屋さん大好きっ。今度私とお茶会デートして下さいっ！それでね、ギューってしてほしいな。帽子屋さんの温もりぜーんぜん足りてないんだもん。( 勿論帽子屋さんがプレゼントしてくれたワンピース着るからね )

それじゃあ、このお手紙がちゃんと届きますように。



(／ お手紙を送れると言う事を思い出しまして、折角だから最近登場していないキキから帽子屋さんにと思い筆を取らせてもらいました！書きたい事を書きたいだけ連ねた手紙と呼べるかわからない手紙になりましたが、スペースありがとうございました！ )

世界一の羊に無骨なアリスを添えて

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