赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>オリバー
___モチーフ…ッ三月兎みたいだぜ!(此処が夢の世界である、そう決め付けを見せた考え方から目の前のアリスがたった今此処に迷い込んで来たばかりである事とこの国の云々を知らないのだと言う事を指すが長年とこの国で生きているからか理解することが出来て。ふんふん、と浅い動きで頭を縦に揺らしていたのだが相手の言葉から芸術家宛らモチーフとの単語が現れると一瞬ばかり動きを止めてから片手を己の目元を覆い隠すように宛がいHAHAHA!と笑い声を上げて「アリス、残念だが。此処はお前さんの悪い夢なんかじゃないぜ――此処は不思議の国、迷い込んだ人間は全員"アリス"だ」散々笑い飛ばしてから目元に宛がう指の隙間から目を覗かせて再び目の前の彼を盗み見て、大きめの口にニンマリと笑みを浮かべると牙を覗かせながら遠回しな言い分は止め、ストレートに彼の理論を否定して。「此処にはお前さんみたいに迷い込んだアリスが何人も居るんだが、アリスが此処に迷い込まされたには理由がちゃんと有る。先ずは……この国を仕切る赤の女王、現女王陛下が病を患っていて次期女王を決めなきゃならねェんだ。女王陛下はアリスの中から選ぶ、っつうのが国のルール」ずるり、と滑らせるように顔に当てていた手を下せば何とも穴ぬけの大雑把な説明を説いて「おっと、いけね。俺は城のコック、ライオンだ。お前さんも城に住む事になるだろうから、美味い飯に期待して良いぜ」ぐっ、と親指を立てるハンドシグナルを行ってから相手のペースを考えずに話を次々と進めてしまうのはいっそ清々しい程の悪い癖で、ガシガシと己の後頭部を何度か掻き毟れば「ドーっすっかなァ。アリスを女王陛下に連れてかなきゃなんねぇが、買い出しも行かなきゃなんねぇ…」hmmm,と考える様な唸り声を纏いながら本来進もうとしていた道と城への道を視線で右往左往と泳がせて)
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