赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>オウム
貴方と比べれば非力でも、それなりに体力には自信があるのよ。それに関しては此処までたどり着けたことで証明出来たかと思ったのだけれど。
(暗に匂わせただけでもこれだけ乗り気で話を勧めてくれるということは、此方がアリス故に無下にも出来ずといった仕方なしの対応ではない様子で。仕事を求める以上はアリスという特殊な立場に甘え押しかけ紛いに職に就くのでは意味がなく、だからこそ相手の反応に内心少しの安堵を覚えれば口元に指を添えつつ小さく笑み。ソファからゆったりと立ち上がればそのまま相手の元へと歩み寄っていき此処までの企みも自身の能力の証拠とばかりに言葉を続ければゆらゆらと揺れる相手の椅子の動きを留める様に肘掛けに手を掛け「ただの惰性で言っている訳ではないの。手紙を繋ぐのと同時に私も見知らぬ誰かさんとの出会いを重ねられる……そういうメリットがあるからこそ、私は"選んで"貴方のお仕事に関わりたいのよ」単なる仕事探しならば他にもっと負担の少ない仕事もあるだろうが、大変であってもその仕事が自分自身の糧となると考えての申し出であり、真剣な様子を覗かせる瞳でどうにも読めない相手の黒の瞳を見つめ。後押しの言葉に狡猾さを伺わせた相手だが狡賢いのは此方も同じ、此処までのやり取りが企みのひとつとばかりに何処か悪戯っぽい笑みで「__如何かしら、緑衣使者(リューイーシージャ)?」この出会いを作った手紙に綴った彼そのものを指すような母国語で呼掛ければ、椅子に腰かける相手をそっと覗き込むように軽く身を屈めて)
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