赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>ライオン
城に住んでる奴も居るんだな。お前も居るなら良い。
(一先ず、頼るべき人物にはいつでも会えそうなこと、そしてライオンも普段此処に居るということを知ると、分かったと言うように頷き。料理の感想を上手く伝えることができず、かつて妻に"本当にそう思っているのか"とヒステリーを起こされたことを思いだして心配していたが、相手の笑顔と食い気味な返事できちんと伝わったのだと分かり安堵し、ほんの僅かに口許を緩め。ちょうどオムライスとスープを食べ終えたところへ出てきたデザートを見ると、その彩りの良い可愛らしさと、作り主である相手の顔を交互に見比べ。「お前は…顔に似合わないもんを作るんだな」料理の華やかさを褒めるつもりが嫌味のようになってしまったことにも気がつかず、なんの悪意も無いままポツリと呟くように告げ。「遊園地は行ったことがない。年を重ねた男でも楽しめるものか」鳥、の正体には興味があったが、テレビや本で見る遊園地という場所は、自分とはとても無縁に思える。僅かに眉を寄せながら尋ねると、フルーツカクテルを食べ進め。「遊びはよく分からないが、金は確かに必要だな。有り難い」相手が説明してくれるおかげで、此処での生活のイメージに徐々に輪郭がついてきた。何かを手に入れるには金が必要。そんな当たり前のことが、当たり前じゃないこの世界ではとても安心する。「残念ながら俺は料理が苦手だ。食材や機材を駄目にしてよく怒られた」付け足された言葉は、仕事を探さなければいけない己にとって有り難いものではあったが、料理をしようとして何度フライパンやオーブン、トースターを駄目にしたか分からない過去を思い出しては首を横に振り。「これだけ作れたら、料理もきっと楽しいんだろうな」フルーツカクテルを食べ終えると、スプーンを置き両手を合わせ。)
(/昨夜はせっかくのお返事に気がつけず…!また、慣れないスマートフォンからとのことでしたのに、長文を送ってしまい申し訳ありませんでした。また懲りずにお相手いただけると嬉しいです…!)
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