アリスは憂鬱な夢を視る（　半無登録　/　NBL　/　提供おじさん　）

＞ヨハンナ

＿＿＿お前が仕事を手伝ってくれんなら考えてやる(ファッションの話をした時はなんとも適当に流されたと言って間違いないが、食べ物の話になれば食いつくと言ったその様子がわかり易くて面白く。見て分かるほど顔に書くような期待と好奇心に笑いを噛みこらえ、送られた誘いに暫し考える間の後、社畜で有るが故の返事を述べて。もし他の住人であれば迷うこともなく二言目には何時にするかと話を進めるのかもしれないが、そんな住人に説教を食らわせる立場ではそんな風に話を進めることが出来ず、食べ終えた皿を目の前に「お前が手伝ってくれんなら俺にも時間が出来るし、お前には給料が入る。どっちもわるくねぇ話だぜ」タダで誘いに乗らないだけではなく仕事を前向きにさせるべくそんな発言を、とは言え己の仕事とは汚れてなんぼ。綺麗な仕事じゃない上に力だって必要である「でもお前、＿＿体力無さそーだし役に立たなそうだな」べぇ、と先の割れた舌を覗かせれば意地悪い笑みを表情に浮かべて、これだけ一緒に過ごしていればある程度気心知れたと言う意識のようで遠慮のないからかいを。「もし手伝ってくれんなら、汚れていい服やるよ。煙突掃除して、薔薇園整えて、外壁直したり。出来んならな」業務内容を軽く述べるのはティーンエイジャーならば嫌がり拒否をする内容だと自負するからで、けけ、と尚も煽る言葉を続けると空になった皿を彼女に渡し「俺はアリスだからって甘やかさねぇぞ、食ったなら洗うのはお前な」兄貴ヅラでもかましながら悪戯に歯をのぞかせ笑をひとつ、この現場こそ誰かに見られようものならば注意の言葉が投げられるだろうに、″頼んだぜ″なんて任せる発言を添えて)