アリスは憂鬱な夢を視る（　半無登録　/　NBL　/　提供おじさん　）

＞劉

――っ。残念たァ酷ぇこと言うな、こんなに面倒見のいい奴もそういないっつうのに(最初は己の行動によって何処か年相応だろう気取る事のない素直な反応が見えた事で満足するように小さく吹き出すような笑い声を零し、次には彼女の述べる言葉が悪い意味じゃないと言う事を踏んだその上で業と尤もらしく肩を竦ませて茶化すように返事を返し。裾を引っ張るような些細な感覚に気が付くとそんな彼女の手を逸れてしまわないように掴むように繋ぎ、邪な思いを持たないからか自然と行ったその行為の後には好き嫌いが無いと言うその言葉を褒めるように"ほー"と関心の声を上げ「お前さんは偉いな。結構多いんだぜ、野菜嫌い。」なんて他愛のない返事を添え、繋ぐ手を引くと「そこの雑貨屋には珍しいもんが売ってんだぜ、俺も良く買うんだ」キラキラと輝く装飾品をメインに取り扱うショップを教えて、女性向けの可愛らしいデザインの物だけではなく男性向けのゴツゴツとしたシルバー物も取り扱っていれば彼女に紹介をするようで自分が新作を気になっている始末、首を伸ばしては並ぶ商品を覗き込み「あぁいうのって、一つ集めたら何でもかんでも収集したくなっちまうんだよなァ」ぼやくように漏らすのは何気ないボヤキで「お前さんはどんなのが好きなんだ」に、と口元に笑みを浮かべ店に向けていた目を彼女へと降ろし)

＞ライオン
＿＿ッ、え……。
(無意識に手が伸びてしまったのはこの短い時間の中でも相手を頼ることのできる存在だと心から感じることが出来たからこそだろう、それでいて応えまでは求めていないからこその一方通行な行為に対する相手の反応は全く持って予想外のもので。相手を頼って伸ばした手を握ってくれたその温かさは、相手にその意識がなくとも"頼る"という行為を許された様に感じてしまい思わず息を飲んで。まるでいつか憧れた理想の父親の様、なんて出会って程ない相手に抱くにはあまりにはた迷惑だろう想いを浮かべてはすぐに理性で掻き消すものの、一度そう感じてしまった以上残ってしまった余韻の様な想いを込めて僅かに相手の手を握り返して。繋いだ手に導かれるままその歩みに続くと先程とは打って変わってきらきらと繊細な光を放つ装飾品の並ぶ店先へ、相手の何処かロックテイストの感じる男性的な身なりを窺えば武骨なシルバーのアクセサリーを目で追う様子も様になっていて、そのくせおもちゃを収集する子供と変わらない相手のぼやきにふっと吹き出すように笑ってしまえば「私は……あまり華美なものだと浮いてしまうから、繊細で少し華奢なものの方が好きね」未だ込み上げそうになる笑いを何とか噛み殺しながらぱっと視線を逸らし、改めて店先の装飾品に目を向け返答を告げ)

＞眠り鼠

あら、男の子だって化粧はできるのよ。今度やってあげようか。(女の子、なんて限定するような言い方をされるとニヤリと口端を上げる。この柔らかい肌に筆を乗せたら、どんな風に変わるだろうか。そんなことを考えては楽しくなり、名前について深く掘り下げられなかったことにも気がつかないほど、想像を掻き立てられた。それくらい油断していたからこそ、後に続けられた言葉は意識の脇を縫ってスルリと耳に入り込んできた。「は、か、可愛いなんて！ そんなこと言われても嬉しくないわよ、ばか！ 私は美人って言われたいの！ ばか！」これまでよりも強めの力で相手の背をドンドン叩いてから、赤くなった顔を隠すようにその背に顔を埋め。これまで、派手だとか目立つだとか、そういうことを言われるのはしょっちゅうだった。それから、 綺麗 とも。とは言え、それは自分の容姿がそう言われるのを求めて作られていると気付かれていたからで、本心からの言葉ではないことにも気がついていた。だからこそ、こんなに濁りのない声で言われ馴れない言葉を聞くのは、とてもむず痒くて。「寝たらほっぺたつねってやるから」背に顔を埋めたまま、もごもごとくぐもった声で言うと、こんな風に、と言わんばかりに手だけを動かし相手の頬を摘まみ。「大事なもの？」下ろされると、自分の背が低いのを見られないようにその場へしゃがみ、靴を履くと ぐい と腕を伸ばし。「おっきい家ねぇ」相手の言う 大事なもの が何なのかも気になるが、それよりも目の前に建つ屋敷は普通の三人暮らしの家よりもいくらか大きなもので。圧倒されるようにポカンと口を開けながら、その全貌をしげしげと眺め)


(/返事が遅くなり申し訳ありませんでした!加えて、次の返信が二時間以上空いてしまいそうなので、今回はこれで一区切りさせて頂きたいと思います。相性が問題ないようでしたら、また次回もよろしくお願い致します。)

＞劉

あァ、確かに。お前さんはそんな感じがするな、ゴテゴテしたのよりあっちの。ホラ、あの辺のが似合いそうだ(彼女の好むデザインを聞けば納得が行ってしまったのは、ある種、彼女の顔立ちが整った端正な作りである事が理由の1つだろう。一つ一つのパーツが纏まりがあり、整っているからそれ以上に過剰な装飾は不要なのだ。顎を使いクイと指し示すのは細身のチェーンに花をモチーフにする小さいスワロフスキーが使われた細やかな物、同様に華美すぎず控えめな美しさを持つピアスやブローチといったものが並び「お前さんにアリスの友達ができたら祝いに何かプレゼントしてやるから、友達ができたら教えろよ」牙を覗かせる笑を浮かべれば先の会話を引っ張るようにからかいの言葉を向けて、繋ぐ手を引けば「城に部屋は有るけど、中身は録なものがねぇから＿＿好きな枕とか部屋飾りとか見といた方が良いぜ。一個買うって約束したからそれでも良いからな」アリスの部屋と言えば飾りの無いシンプルな物、慣れてくれば各々個性を出すようにアレンジをしているが最初はそのシンプルな作りのまま生活する者が多いのを見ていれば、折角出店街に来ているからかアドバイスを行うように告げて)

＞クロエ

(/本日は起こし下さりありがとうございました！とても可愛らしいクロエちゃんと楽しいお時間を過ごさせて頂いて…！ぜひまたお時間が合いましたらいつでもお越しくださいませ！お話出来ることを楽しみにしております…！)

＞ライオン
ふふ、ならお友達はのんびり作ろうかしら。あまりすぐお友達が出来てしまったら花のアクセサリーが蒲公英の花冠になりかねないもの。
(相手が指し示したアクセサリーに目を向ければ小さいながらも繊細な細工が施されたシリーズが並んでおり、その洗練されたデザインに思わずほうと溜息をつけばやはり女性としてはその眩さに心を弾ませてしまうようで表情を緩めながら僅かに頬に色を浮かべ。折角暫しの夢心地を堪能していたというのに先程までの憂いた己をからかうような相手の申し出に僅かに居心地を悪くするものの、応酬とばかりの言葉を続ければ暗に高価なものを強請って見せた際の相手の反応をからかうような意図を込めて。小気味の良い冗談の掛け合いは気取ることなく自然にいられるからこそ何だか心が楽に感じられ、手を引かれ再び歩み始めると相手に促されそっと辺りの店先に視線を流して。そんな中不意に目を引く品を見つけたのか相手を導くように軽く繋いだ手を引きながら進んでいくと何処かほっと安らぐ様な優しい雰囲気の雑貨屋の前で立ち止まり「＿＿随分と慌ただしいエスコートだったけれど、貴方について歩くのは中々楽しかったわ。だから、今日の私にとって"一番価値のあるもの"……ね、ひとつだけなら残念なライオンさんでも買えるでしょう？」指さしたのは店先に聊か乱雑に積み上げられたぬいぐるみの山、その中から百獣の王と名乗るにはなんともとぼけた顔をしたライオンのぬいぐるみをぽんと撫でて見せれば至極楽し気に微笑みながら緩く首を傾げて見せて)

＞劉

(言われるばかりだけではなくちゃんと言い返してくれればこそ、遠慮なく言葉の応戦が出来るのか返された言葉にも"く、く"と笑い声を零し受け止めて。欲しい物は、とその答えが見つかった様子の彼女に手を引かれれば人込みに紛れてしまわないように彼女の行く先を追いかけて、そうして紹介されたのは一つの縫いぐるみで。彼女の示す縫い包みが他ならない"ライオン"であれば先の発言も加わり己のエスコートを評する発言に嫌な気を浮かべる筈も無く、かと言って可愛らしい例えに対して照れる事も無いが"わはは！"と大口を開いて豪快に笑い飛ばし、店主へ彼女が示しているぬいぐるみの購入を申し出れば「お前さんは俺が大好きだなァ、良いぜ。プレゼントだ」豪快な笑い声の後にはからかう為の冗句を重ねて、プレゼント用のラッピングを頼めば大きな透明の風船の中にその縫いぐるみが入れられて。ぷかぷかと浮かぶ風船を受け取ってから彼女の手首に括れば「そんじゃァ、城に帰るか。美味い飯作ってやんねぇと」ふわふわと宙を漂う縫い包みへ目を向けてから再度、自然な流れとして風船を括っていない方の手を取り戻ることを促して)

(/次のお返事が早ければ二時間以内に戻れる予定だったのですが、その目処が付かなくなってしまいましたので一度落ちさせて頂きます…！もし早く戻れましたらまた募集を掛けますのでお時間が合いましたらお越しくださいませ…！本日はお相手して頂き有難う御座いました！)

＞ライオン
＿＿貴方、少し子供扱いが過ぎると思うのだけれど。
(相手へのちょっとした冗談というのはあくまで口にするための建前、実際の所全く見知らぬ地で初めて出会った相手に此処まで気持ちを和らげてもらえたことに内心感謝の念も抱いており。それを素直に告げるのは何だか意地が邪魔をしてしまい些か天邪鬼な応答になってしまったが、それでもからかい交じりに所望したぬいぐるみを購入してくれた相手に年相応の幼さを窺わせるような嬉しそうに緩んだ笑みを浮かべて。と、そこまではまだ良かったもののいざ購入してくれたぬいぐるみをラッピング、後にふわふわと浮かぶ風船を手首に結ばれる一連の流れは正に子供に買ってやった土産を空に飛ばさないよう世話を焼く親の行動そのもので、折角多少なりとも素直になりかけていた心が一気に冷えていくのを感じればむっと唇を尖らせたまま至極不満げな声を漏らして。淑女として日々自分を磨き上げていくことに意味を感じ、相応の行動を重ねてきたというのにそのプライドをあくまで何の気も無しに折っていく相手の行為に機嫌は流石に悪化したものの、それ故に少なくとも異性としての意識を抱かずに済む気兼ねない相手との距離感に無意識のうちに浸っていて。「……此処に来て初めて口にする料理だもの、うんと美味しいものを食べさせて頂戴ね」自然と取られた手はもう躊躇うことなく握り返し、未だ少しの拗ねた気持ちを滲ませた言葉を呟きながら城への道を歩んでいき)

( / 久しぶりの交流ではありましたが本日も非常に楽しませて頂きました…！一応ある程度キリが良かったため回収レスにも出来るような終わり方にさせて頂きましたが、もし城での女王様への謁見までが初回の流れでしたらまた次回にでも続けさせて頂ければと思います。
本日はお相手ありがとうございました！)

＞常連さん新規さん、男女問わずに一名のアリスを募集中 /　新規プロフは随時募集

※こんな時間では有りますが、明日がお休みの為のんびりと待機しております。お気軽にお声かけ下さいませ！※


のんびりと本日の交流受付を行わせて頂きます。
何方か様とお話しできることを期待して待っておりますので、お気軽にお声がけ下さいませ。


相談、希望、質問だけでも大歓迎ですので、お気軽にお声掛下さいませ！
※もし前回からの交流希望の場合は前回のレス番号を(＞No,〇〇)と表記して頂けると助かります。※

■注意事項/世界観など■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/1

■提供キャラクター/住処/仕事■
提供：http://alice123.hanagasumi.net/jyuunin.html
住処/仕事：http://alice123.hanagasumi.net/maps.html

■優遇/冷遇■※2/11追加※
http://alice123.hanagasumi.net/yuuguu.html

■特設ページ■
http://alice123.hanagasumi.net/index.html

■個人ページ■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626550/
※プロフの変更、息子様娘様の詳細などありましたら此方へどうぞ

■イベント概要■
常時イベント：http://redrose.nari-kiri.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/event
もし宜しければ話のネタとしてイベントをお使いくださいませ。

■手紙■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/1508

(/夜分遅くに失礼します、今夜も続き>1767からお願いできますでしょうか？)

( ／ 主様こんばんは！エマの背後です。今日一日新たな迷い子のプロフィールを考えていまして、それにあってこんな子にしようかな…と言うのが浮かびました故、大丈夫そうかの確認をしたく。

大まかに書きますと、活発な感じや好奇心旺盛な所はエマに似ている部分があるのですが、加えて誰それ構わず口説き回る節操無し＋盲目的で歪んだ愛情表現と愛されたい願望のある子にしようかなと。ただ、歪んだ愛情表現の大きさがどの辺までであれば主様の気分などを害さないかが心配で…。例えば＿＿誰かがスズメが欲しいと言えば死んだスズメをプレゼントしに来るようなのは流石に、ですかね…？ご意見の程を貰えると有難いです…！ )

( / こんばんは、ご無沙汰しております…！最近は少し暖かくなってきたようですが、主様及びワンダーランドの皆さまは如何お過ごしでしょうか？まだ肌寒さは残っておりますので、毎度同じ言葉にはなりますが体調にはお気をつけください…！また、そろそろ登録解除の期日が近づいてまいりましたので、本日は顔出しに寄らさせて頂きました。近いうちにまとまった時間が取れる予定ですので、その折にまた是非ワンダーランドの皆さまとご交流させて頂けましたら幸いです！ それでは、此方のトピックに益々の繁栄が訪れることを願いつつこれにて失礼いたします。　)

＞ヨハンナ

(突如と駆け出した彼女の姿を追い掛けては、思いもよらぬ質問に暫し間を置くと浅い瞬きをパチリと行って「＿＿絶対に好きかは約束が出来ないが、此処のフルーツサンドを食べてるのを良く見かけるな。……後はスイーツショップの方で扱ってる蜂蜜の飴を仕事中に舐めてる。勤務中は煙草を我慢しているそうだからその代わりだな。」同僚では有るが親しい友人とはまた少し違う人物を相手にした質問だった為か戻す答えは合っているかが不安に成程、自信は薄く。だが、素直じゃない男だが彼女がくれたとなれば何でも喜ぶはずだと想像に容易く「お嬢ちゃんが選んだものの方が喜びそうだな」ふふ、と小さく笑を零して冗談とも言い難いそんな感想を添えて。彼女がちゃんと自分用に選んだのはキャンディで、その理由は可愛らしいもの。「そんな可愛い口説き文句を貰ったらキャンディで花束を作って貰うことになるな」くつ、と冗談めかす軽い笑い声を落としつつキャンディを示す色が己と同じものだからかよりそう思わせると眼を細めて)

(/起こし下さりありがとうございます！勿論です…！お時間が許します限りお相手をして頂けると幸いです。どうぞ宜しくお願い致します！/蹴り推奨)

＞着ぐるみパンダさん

(/相談に来て下さり有難う御座います！好奇心旺盛と活発さが加わってしまうとどうしてもヒロイン感が出てしまい余り得意ではなく…！本当に申し訳有りません！、後者の点に関しましては問題ありません。また、セイチャの規約に反しない程度でしたら大丈夫です…！以降完璧な蛇足ですが…！活発な感じであれば、快活でサバサバした男勝りだけど半面で女の子らしい一面などのギャップが有る感じですとドツボです…！)

＞リディア

(/お久しぶりで御座います…！お優しいお言葉と共にお声がけを有難う御座います。背後共々、国の住人もリディアちゃんとお話が出来ることを心から楽しみにしております。背後様あってのリディアちゃんですので、何卒背後様も無理は為さらずにお過ごしいただければと…！勿論喜んで、登録を継続させて頂きますのでご安心くださいませ。お話しできる日を楽しみにしております！)

＞赤の女王背後様

( ／ 成程！ご意見ありがとうございます！ギャップですね、私もギャップ好きです…！＿＿と、失礼しました。その辺を踏まえましてまた細かく考えたいと思います！また度々現れるかとは思いますがその時はどうぞよろしくお願い致します…！ )

＞着ぐるみパンダさん

(/いえいえ！個人趣味を押し付けてしまい申し訳ないくらいです…！いくらでもお待ちしておりますので、どうぞお気軽にお声がけ下さいませ！)

>赤の騎士

フルーツサンド、か。ビルさん結構可愛らしいものが好きなのね
(あの強面がそれを食す光景を何となく微笑ましく思い浮かべてはクスリと笑いを零し。フルーツサンドに蜂蜜飴。もしや甘党かと意外な側面を見た気がして、心弾ませて。人の、それも好ましく思っている人の新たな一面を発見することは先程食べた生チョコレートと同じく、甘さを含んだ喜びで。買うものも決まりいざ注文を、というとき最後に告げられたある意味一番のアドバイスに、やましい所があるわけでつい迷うような表情を浮かべ。自分より長い年月一緒に過ごている彼の言葉を信じ好物を買って帰ればきっと喜んで貰えるだろう。けれどそれは既に結果の分かった出来レース、浅知恵を働かせ人に聞いたまでのもの。自分で考えずに買ったものが果たして本当にお礼といえるだろうか。悶々と一人質疑応答を繰り返しそれでも答えの出ない状況に、満足してもらえなかったら今度は違うものをプレゼントすればいいんだわ、なんてやけくそのように蹴りを付け自分で決める事を選択して。投げやりではあったが、一度そうと決めれば心は軽く暫しの逡巡の後、選んだのはフレンチトーストとジュース。内装を変えるというのがどれ程の作業かは知らないが、動けばお腹は減るもんだからという考えからのチョイスで。自信の程はと聞かれたら不安はあるけれど、考えられるだけ考えたから悔いはない。それ故に晴れやかな笑みで振り返り「決まったよ」そう選んだものを掲げて見せて。)

＞ヨハンナ

この国で甘い物が嫌いな人はいないさ、＿＿気難しい顔をしてる奴だって甘い物が好きだって思えばそう怖くないだろ(小さな笑いが何を示すのか、一端に見ればこの場にいない彼は甘い物を苦手釣るような見目をしている事が理由だろう。想像に容易く釣られる様に"くす"と小さく息を漏らしてから、この国の住人が多くのスイーツと切っても切れない間柄である事と、未だ会ったことが無くとも何れ会うだろう誰彼を濁しながら世間話のように告げて。何やら考え込むような雰囲気の彼女が、途端に晴れやかな雰囲気に変われば決まったと言うそれに"きっと喜ぶな"と一声を添えてから重ねて注文を、女性に物を持たせるのは気が引けるが、これは彼女が働いた分のお金で購入した贈り物なのだ、己が持つのは余計なお世話だろう。袋を別けて貰えばミントグリーンのポップな紙袋の内、一つには彼女の買ったものが。先ずはそれを彼女へ渡して「落としちゃ駄目だよ」と注意を一つ。もう一つの紙袋には蜂蜜の飴と彼女の選んだ赤いキャンディ、摘まめるような数種類のマカロンの詰め合わせが入っており「こっちは着いてから渡すよ、さっきのキャンディと――後は俺から蜥蜴のビルに差し入れだ。」"一緒に食べてくれ"と悪巧みをするべく潜めた声で付け足しを囁いて。当初の目的の荷物も受け取りながら「さぁ、帰ろうか」と一声を掛けて帰路に付き)

>赤の騎士

確かに…！
(大仰に頷くのは心底納得した証であり、このクニで誰に会ってもついその言葉を思い出してしまいそうだなと密かに確信し。選んだ品にお墨付きを頂ければ、安心から胸を撫で下ろすようにほうと小さく息をつこう。不安が去れば後は渡す楽しみばかりで購入してもらうのをソワソワと横で見ていて。注意と共に渡された袋を勿論、と返事を返す代わりにぎゅっと抱き締めその意を表し、もうひとつの紙袋の説明を聞いて。キャンディは先程自分が選んだものであるが、マカロンに覚えはない。大体マカロンというスイーツがあることさえ初めて知ったくらいなのだ、俄然期待値は高くありがとう、と笑いかけ。「これからお仕事？もしあれなら騎士さんも一緒に食べていけばいいじゃない」一緒に、という言葉にふと閃いてはお誘いの言葉を投げ掛け。そもそもこれを買ったのは彼なのだし食べていくのも至極妥当に思われての発想で。)