赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>ジャバウォックさん
ありがとう。やさしいんだねえ(先程背を叩いてくれたことさえその行為をそのまま相手の気遣いとして受け取り、自分の大切な友だちのために椅子を用意してくれたことといい、さっぱりとした言葉遣いの中に優しさを感じるとふんわりと口元を緩め。「それで、どの子から綺麗にしてあげればいいの?」クマが椅子へ置かれたのを見るときょろきょろと辺りを見回し自分は空いているスペースを探して適当に座り込み。カチカチと響く秒針の音を追いかけるように時計を端から眺めながら仕事の指示を仰ぎ)
>アシュレイ
そら、そーですよ。おいちゃん達はアリスに優しーもんなんです(まさか己の行動から優しさを見つけ出すとは思わずに、最初こそその言葉を受けたことで瞳を丸くしたものの図々しい性分で有れば与えられたその言葉すらちゃっかりと己の物にして受け止めて”からから”と笑いながら肯定文を。続いて向けられた質問に店内の商品を覗き込んでから在庫として置かれる箱が並ぶ場所を鋭く尖る人差し指のつま先で指示し「せやねぇ、この辺からお願いしよか。中には懐中時計が入っとるけぇ、頼んますう」磨くための布と磨き剤の入る容器を用意してから座る相手の前に置き「おいちゃんはアリスが来てくれてる間のーんびりさせて貰いましょ」悪戯めいた表情でにまと笑みを浮かべては後にクワァと大口を開く様な欠伸を漏らして「おいちゃんなァ、どっかの蜥蜴と違うてネ。仕事なんて本トは好きと違うんです」自らも適当な椅子をズルズルと引っ張りよせてからそこに足を組むように腰を下ろして「ほなら、わからんく成ったら何でも聞いてなア」チラリとサングラスの隙間から姿を盗み見る様に一瞬盗み見て、ひらひらと力を抜いた指先で手を揺らし)
>ジャバウォックさん
懐中時計……わあ、こんなに小さいのにずっしり(指された箱を空けて中に入っていた時計を取り出すと初めて見るそれをうっとりと眺めて。鎖を手の甲へ掛けてくるくると表裏を返しながら一通り眺めてから上記呟くと、普通の時計と違って文字盤が見当たらないことを不思議に思い。首を傾げながら縁を撫でたりするうちに竜頭が押せるようになっていることに気が付いて上蓋を開き。「蜥蜴?…好きじゃないのにいつもがんばってるのね。えらいわ。私にできることは何でも言ってね。」椅子に腰掛ける相手をむしろねぎらうような声を掛けてから、「ねぇ、何でも聞いてって言ったわよね」現れた文字盤がしっかり時を刻んでいるのを見てから上蓋を閉じなおして「時計に蓋がついてたら、急いでる時にすぐに時間が分からなくて困ったりしないかしら?」と置かれた布に磨き剤を付けながら首を傾げ。)
>アシュレイ
(手にした懐中時計をまるで初めて目にしその手に触れたのだと言わんばかりのリアクションは微笑ましさすら与え、無邪気であり無垢である、所謂アリスらしいアリスが迷い込んだものだと考察を広げ。そんな思考の海も己を労う言葉により現実へ意識を引き戻されて、人が人ならばアリスに仕事を任せてサボるなど言語道断と叱咤されてもなんら変ではない訳で、何よりもこの状態で向けられた労いがいっそ面白さに姿を変えればカラカラと笑い声を立てて「今回のアリスは__ほんッとーにええ子ですねぇ」なんて隠すことなく抱いた気持ちを言葉にして。相手に対しての印象やイメージを固めれば続く問いかけも可愛いもの、「お嬢ちゃんの言いはるトーリですわ。今度コレ買いに来た人に聞いておきましょ」まるで約束とも言いたげに、遠回しと次回へ繋げるような言葉を返事にして)
>ジャバウォックさん
そんなことないわ。ホントのことを言っているだけだし、与えてもらったお仕事をしているだけだし…(時計に傷を付けないよう優しく布をあてがい動かしながらきょとんと瞬きをし相手を見つめて。「聞いておいてくれるの?楽しみねえ…。一体どんな人がこの子を選んで、どんな気持ちで蓋を開くのかな」相手の申し出に嬉しそうに頬を緩めると斜め上の方に掛けられた時計を見るように視線を動かし、見えぬ買い手を想像しては磨き上げたその時計を耳元へ寄せて秒針の音を聞き。「ジャバウォックさんは、この中でお気に入りの子は居るのかしら」ふと、これだけある時計を全て把握しているのだろうかと不思議に思うと同時に相手が特に思い入れのある時計はどれなのだろうかと気になって。持っていた懐中時計を元の箱へしまうとまた次の時計へと手を伸ばし、話している間にも作業を止めることはなく)
>アシュレイ
(/昨日は素敵な時間を有難う御座いました…!またタイミングが合いましたら是非ともお気軽にお越しくださいませ!)
>一名のアリスの交流受付開始 / 新規プロフは随時募集
※21時頃以降に闇落ちの可能性ありのため、大丈夫な方でお相手して頂けるとありがたいです。
■注意事項/世界観など■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/1
■提供キャラクター■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/10
■提供キャラクター住処/仕事■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/3
■優遇/冷遇■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/4
■特設ページ■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/102
( / 先日は素敵な時間をありがとうございました!その上私には勿体ないようなお言葉までいただいてしまって、恐縮ですがとっても嬉しいです。
つきましては、あのまま帽子屋邸に案内してもらった次の日、一人で付近の森を軽く散策し夕方頃帰宅したティムを見つけるような場面を眠り鼠さんにお願いできますでしょうか?探していたとかではなく偶然という感じでも構いませんし、場所も中庭室内邸の入り口問いませんので、宜しければお相手いただけたらと思います。 )
>ティム
(アリスを連れて帰ったと聞いた家主は驚いていたがそれは何もアリスが家に居る事に対してではなく、連れて来たのが他ならぬ寝てばかりの己だったと言う事に対してであり。三月兎から与えられた反応も然り、同居人が一人増えると言う事に関して別段と問題が有る訳ではないのだ。なんせ、この広い屋敷には有り余るほどの部屋がいくつも並んでいるのだから。珍しく外を出歩いた体は泥に飲まれる様に柔らかい布団に横たわるや否や深い睡眠に落ちて行き、普段も一度寝付けば中々起きない自身な訳で今回の睡眠はそれと比較してもより深い物と言えた。時折もちゃもちゃ、と夢の中でさえ何かを食べる様に口を動かして深い深い睡眠の中で過ごす事夕暮れ時まで。漸く虚ろの中で覚めた意識でぼんやりとしたまま寝巻から私服に服を着替え身支度を、拾ったアリスはどこかへ出かけているのだろうか。茜色の空を部屋の窓越しに眺めては着替え終えた体でポテポテと部屋から出てきて、途中すれ違った三月兎よりアリスは早々に出かけて行ったよと教えられれば慣れない地なのだから迷子になっているかも、と不安がよぎり。時折周囲を眺めながら邸の出入り口までやって来て「___あれぇ。ここにもいない、」困った、困った。心配を表情に浮かばせながら周囲をきょろきょろ、とは言え自身まで森に出向けばもしかしたら入れ違いになってしまうかもしれない。邸の出入り口の付近でうろうろと右往左往を繰り返し、もう少し、もう少し待っても駄目だったら探しに行こうと不安から表情を曇らせて)
(/畏まりました…!それでは早速眠り鼠を向かわせたいと思います…!絡み辛ければ出し直しも可能ですのでお伝えくださいー!)
>眠り鼠
( 日中は陽射しがあったが、夕方の風はそれなりに冷たかった。薄手のニットだけで体を守るには心許なくて、あの立派な屋敷へと足早に戻る。硬い土を踏みしめながら、ブナのような背の高い木が葉をくゆらせてざわめいているのを聞いていた。真っ直ぐ伸びる銀色の幹。孤児院の庭にもこんなブナがいくつか生えていて、この穏やかそうな木を自分は好ましく思っていた。日の当たる面はあたたかで、日の陰る面はじっとりと薄暗い。そんな陰影すらどうしてか気に入っていて、苔が生えた生垣の隙間から蛇やトカゲがうろちょろしているのをよく見ていた。ブナはどこにいても悠々とそびえ立つ。苦手なものは火くらいで、枝が折れたところでそれは、文字通り枝葉末節が切り離されただけなのだ。多分、そういう強さが好きだった。
エニシダの茂みを通り過ぎ、ようやく姿を現した邸の出入り口でもちゃもちゃと歩く一人の男。この世界で既に三人の男と会ったが、あんなに緩慢な動きをする者は一人しか知らない。屋敷の中に入るにはそこを通らねばならなかったが、此方から声をかけるのもと思い視線をやりながら黙って近付いて。男はだいぶ近距離まで来てようやく気が付いたようで、いつもは気が抜けるような顔を曇らせていることに少しだけ驚く。「……ここで何を?」まさか自分を探していたなどとは少しも思わず、目の前で立ち止まるとついそう問いかけてしまって。 )
( / ありがとうございます!絡み辛いだなんてとんでもございません。それではお時間が許すまでよろしくお願いいたします……! )
>ティム
(探しに行かないとと思う気持ちと入れ違いに成ったら如何しようかと言う気持ち、選択肢は二つしかない筈なのに後ろ髪を引かれる思いでどちらを選ぶことが出来ない。自分とは案外優柔不断だったらしい、と考えの浸れば浸る程周囲に向ける意識は散漫としてしまい悪気なくとも情けなく、彼が目の前に現れるまでその存在に気付けずに。目の前に現れたその姿に瞳を大きく開いてからじわじわと喜びに浸るべく表情をくしゃりと和らげて"良かったぁ"と言う安堵を雰囲気や空気感全てで表現するようにふにゃりと笑みを浮かべ、"ぱっ"と広げた両腕で彼の事を抱きしめれば「おかえりぃ――よかったねぇ、戻ってこれるか心配してたんだ」先の良かったとは自分に言い聞かせた言葉だと気づかぬままにその思いを吐露し、腕に収めた体をむぎゅうと抱きしめては繰り返す様に伝わる体温に"良かった"とその言葉を幾度と発し。ふにゃりと緩めた瞳は最早線の様に細められ、抱き締める為に回した腕から力を抜いて「おきたら、ありすの姿が見えなくて。三月兎がどこかへ行ったようって言って……。だから、―――あぁ、よかった」当初こそ何が如何してと言う彼からの疑問に答えようと言葉を選んでいたのだが、結局は頭を締める相手を見つけることが出来たと言う事実に安心し喜んでしまう言葉が先を付き。触れる彼の体温が風邪に触れて少し冷たかったからか眉尻をふにゃりと落としてから「さむいから、家に帰ろう」と此処に滞在する以上屋敷は己にとっても彼にとっても家なのだとそんな自論のまま抱き締める体を手放して”くいくい、”と引っ張る様に彼の手を取り。「何かいいものは見つかった?」彼を見つけた安心感はさぞ強い物だったようで、緊張が解かれれば口を開いて欠伸を一つ。何度繰り返しても頭に浮かぶ言葉は”良かった”と言う安心感の様で己の中に有る強すぎる庇護欲に気付かぬまままったりとした喋り方で尋ねかけて)
>眠り鼠
( この男は自分がつくった世界の自分がつくった住人でしかなく、こうして顔を合わせたり、言葉を交わしたりすることは一種の施しに近い。尤もそれは勘違いも甚だしいことなのだが、生憎それを知る由がなかった。目を細めて笑う姿はとても素直に見えたし、反抗的な要素はこれまで少しもない。それでいて唯々諾々と言うことを鵜呑みにするような能無しでもないのだ。このまぼろしの中で、捌け口にするのにちょうどよさそうな感じがあった。
だから、戻って来られるか心配だったとか、家に帰ろうとか、そういう言葉にもまた少なからず驚いた。男は全身で笑い抱擁までしてきたのだから、その時の感情を丸ごと吸収するのは容易い。―――はずなのに、自らを包む体温、それと綿のような感情が、何であるのかわからなかった。……うちから飛び出る喜びと、ほっと息を吐きたくなるような安堵など向けられたことがなかったから。それは説明のできないあたたかさであった。その出所を、繰り返しかけられたやさしい言葉に結びつけるだけのことが難しかったのだ。自分自身何と言ったか定かではないが、恐らく困ったように適当な相槌を打っていたと思う。そのままひょこひょこ引っ張られていく最中、真に施しを受けているのはどっちだろうと一瞬頭をよぎったが、それを認めることだけはできなかった。 )
ふくろうがいた。昼に見るのは初めてだ
( ふくろうは、鷹と競合しないために夜を選んで活動しているのだと聞いたことがある。彼らの敵となる猛禽類が少ない森なのだろう。真昼間から我が物顔で鼠を食べているふくろうを見かけたことを思い出し、その時の記憶をぼんやり手繰りながら返事をした。良いことと言えるかは微妙なところだが、新たな発見を得るのは悪いことではない。新鮮な感情が消え失せた時、人の心は死ぬのだと思う。あの静かな捕食はきっと、注意深く辺りを見渡していないと見つけられなかった。―――ふくろうの羽ばたきに音はない。敵のいない世界で悠々と生きる彼らが、今の自分と重なった。 )
>ティム
お喋りは―――ふくろうは口数が少ないからしてないかぁ。(今日一日をどうやって過ごしていたのか、言葉にすれば他愛のない事なのかもしれないが彼がこの国でどうやって過ごしていたのかを知る事は何だか父性が満たされる感覚に近く。教えられた今日の情報から森に住まう梟の姿を思い出せばお喋りな鳥たちと比べて口数少ない猛禽類のその存在に言葉を途中で止めて「ここの動物たちはお話しできる子がおおいから、こんどは挨拶してみるといいよ」”ふふ”と表情を綻ばせて稀に言葉を話せない動物もいるが多くが己と同様に言語を扱えると言うこの国の常識を教えれば「良い日でよかったねぇ」外に何かを探しに出向き、こうして怪我をする音無く戻ってきてくれた。まるでやんちゃ坊主の家族がいる様なその感覚が胸を温かく染め(彼はやんちゃ坊主と言う言葉が面白い程に似合わない、その不釣り合いさすらも微笑ましさを高めるだけで)手を繋ぎながら邸の中に戻れば「お茶会をするのも良いんだけど、……ずっと外にいたなら風邪ひいちゃうから。きょうは中でゆうはんにしようねぇ」扉一枚隔てるだけで風が当たらず温かい屋内で、繋いでいた手を離せば「今日は帽子屋が美味しいスープを用意してくれてるんだよ」ほこほこ、と満たされるように表情が緩むのは食事の話題に移ろいだからか。「パンはねぇ、ぼくが焼いたやつだから。たぁくさん食べてね」寝る前に仕込んでいたパンは失敗知らずの自信作、彼が気に入ってくれるといいけれどと表情を緩めたままに言葉を続け「手を洗ったらダイニングテーブルに座ってまっててねぇ。すぐに準備するから」間延びする喋り口で言葉を続けながらダイニングルームを示す様に指をさし”あっちだよ”と補足の一言を、年齢不詳を強める様な確りしすぎる彼の緊張感が少しでも綻びますように、そんな思いを少なかれ込めて彼の頭を"ぽんぽん。"と柔らかな手つきで撫でる様に触れ。自身は、と言えば隣接するキッチンルームへ足を進ませて途中途中には眠ってしまわない様にペチペチと丸みを帯びる己の頬を叩いて刺激しトレイに乗せた二人分の料理を持ってダイニングルームへ戻り、カップに入るコーンスープと籠に山盛り入るパン、果物の入るサラダと、メインはポークチャップ、見ているだけでぐうと腹の音を鳴らしては「いっしょにご飯うれしいなぁ。いっぱい食べようね」芸術家気質の二人が同居人であると各々の生活サイクルと言う物がどうしても違う為、食事を一緒の時間に取ると言うのは珍しいようで、共に食事をするという事を喜ぶようにほこほこと満ちた表情で席につき)
(/お話の途中、横入りしてしまい申し訳ありません。アリスをモチーフにした素敵な世界観に惹かれ、居ても立ってもいられず登録にて参加希望を出させて頂く事をお許し下さい。指名はどなたも魅力的な為、もし相性等に問題が無いのでしたら、主様にお任せしたいと考えております。また、ご縁が無くとも、一ファンとしてこのトピックの繁栄をこれからも陰ながら応援させて頂きます。お時間が御座いましたらご検討の程、よろしくお願いいたします)
指名(初回交流の拾い主)/
登録か無登録か/登録
名前/ルチア・ガルシア
年齢/13
性別/女
性格/物事をあまり深く考えず、大抵の事は何とかなるだろうと思っている節が多々見受けられる楽観的な性格。緩い頭はその場の感情を優先し、楽しそうだから、何となくという理由で気の向くままに思い付きで行動し勝ち。好奇心旺盛で、無知ゆえに知りたがりの聞きたがり。お喋り好き。どちらかと言えば大雑把な性格ではあるものの、綺麗好きな一面も。
容姿/日に焼けた浅黒い肌に、奥二重でやや目尻の垂れ下がったエメラルドグリーンの瞳。胸元まで伸ばした癖の強いウェーブ掛かったナチュラルブラックの髪、頭部には細身のバンドに沿ってラインストーンの装飾が施された、シンプルなカチューシャ。身長は154cm、太っても痩せてもいない標準的な体格。纏う衣類は二の腕を軽く隠す程度の袖に、丈は膝上まである白い生地の上に小さな深紅のカーネーションの花が散りばめられ、ウエスト部分は黒いリボンで蝶々結びにされたフレアワンピース。素足の足元は丸い先端に光沢のある赤いサテンリボン飾りのついた、同色のフラットシューズ
備考/現在精神病棟に入院中。兄弟はおらず一人子。
交流を深めもし縁があれば、親友や親兄妹のような友情希望です。
ロルテ
あ、れ?……私の部屋、何処に行っちゃったのさ?
(眠気の抜けきらない重たい瞼をゆっくりと持ち上げぱち、ぱちと瞬きを繰り返し。徐々に広がる視界に映るのは見慣れた蛍光灯が備え付けられた真っ白な天井では無く、真っ青で雲一つない鮮やかな快晴の空に燦々と輝く、目の眩むような太陽の光。堪らずエメラルドグリーンの瞳を一度閉じ、上半身を起こしては辺りを見渡し。眠りに入る前の最後の記憶は病院の自室だったはずだが、気が付けば一面青々とした緑を背景に咲き誇る、鮮烈な赤い薔薇の生け垣に囲まれており、何故か自分がその真っ只中に紛れ込んでいる状況にきょとんと目を丸くしては、不思議そうに上記をぽつりと呟き。地面に両手を着き立ち上がっては背中に付着した土ぼこりをさっと叩き落とし、まずは深呼吸を一つ。そこで感じるのは、ぼんやりとした頭が覚めるような濃厚な薔薇の香りと、日差しの暖かさ、髪を撫でるように通りすぎて行く緩やかな風。「すっごく綺麗だなぁ。それに暖かいし、いい匂いもする。誰の庭だろ?それに変なの、まるで現実みたいじゃない?……まぁ夢でもこんなに素敵なら大歓迎なんだけどさ」次々と疑問は浮かび、花の美しさに感動さえ覚える五感は此処が現実である事をひしひしと伝えてくるも、心と思考は追い付かず夢のようにも思え、誰に言うでもなくカラリと楽しげな笑みを浮かべ呑気な言葉を紡ぎ。自分の問いに答えてくれる誰かが居なければ真相は不明なままだが、どちらにしろ良い夢だと評してはご機嫌な鼻唄混じりに一歩踏み出し、見事な薔薇園を観光でもするかのように軽やかな足取りで、宛もなくふらふらと歩き出し)
>眠り鼠
―――しないよ。話しかけられたら……考える
( 仕組みを深く考えるだけ馬鹿馬鹿しいと思った。人間の言葉を操る動物なんて!と息をのんで、だけどそのロジックを解こうとするだけ無駄なのだと。だって、出会った人間の三分の二が獣の耳を生やしているような世界だ。随分ファンシーなまぼろしを創造してしまったものだと頭を抱えたくなったが、そういうこともあるんだろうと考えるのをやめた。挙句の果てに挨拶してみるといいなんて言われると、少しだけ考えるような素振りを見せる。動物が喋ることを受け入れているんだかいないんだか、曖昧な返事をしてそっぽを向いた。
スープがどうとか、パンがどうとか男は言った。孤児院で配給される、何もかもが羊皮紙のような味と触感しかしないような粗末な食糧でなければなんでも良かったから、同じようなテンションで反応することはできずに適当な相槌を返す。うきうきとした感情を背中で受け取りながら、言われた通り手を洗いダイニングへと向かった。中へ入ると、迷わずテーブルの端に腰を下ろして男を待つ。どうにも手持ち無沙汰なせいか、色々なことが頭を巡った。孤児院でも、自分はこうして端に座っていたのを思い出す。それは自ら選択したことであると同時に、きっと職員や児童皆が望む事であった。
トレイを手にぽてぽてと歩いてきた男を一瞬見ては、すぐにぱっと目をそらす。期待していると思われるのが嫌だった。そんなことつゆほども気にしない男だろうとはわかっていても、自分がそれを許さない。同居人と共に食事をするのは稀なようで、やけにうれしそうな顔で席に着いた男を一瞥する。眉を上下しただけで反応を済ませて、並べられた料理へ視線をやった。学校の給食は、勿論孤児院とは比べ物にならない程まともではあったが、特別豪華というわけでもない。だから多分、目の前のこれが今までの人生で一番手の掛かった食べ物であった。幻覚の中での食事がこれまでで一番豪華だなんて、まともに食べられるなら何でもいいってのは心の底では違うんだろ?と突き付けられているような気がしてひどく惨めな気持ちになる。―――皮肉な話だ。これら何一つ悟られたくなくて、衣擦れの音一つに喜びが出てしまわないよう気を張りながら口を付けた。 )
( / 短い間でしたがお相手ありがとうございました!本日はこの辺で失礼いたしますね。いつもいつも素敵な時間をいただけて本当に幸せです。宜しければ、またお時間が合った時にでもお話ししていただけると嬉しいです。 )
>ルチア
(/確認が遅くなりましたことを先ずは御詫びさせてください。友情交流がご希望と言う事で畏まりました!不備など見られませんので、お時間が合いましたら是非お相手を宜しくお願い致します。)
>ティム
(/先日は素敵な時間を有難う御座いました!次回も続きから新規から問わずに交流出来ますので、お時間が合いましたらまた是非とも宜しくお願い致します。)
>一名のアリスの交流受付開始 / 新規プロフは随時募集
※21時頃以降に闇落ちの可能性ありのため、大丈夫な方でお相手して頂けるとありがたいです。
■注意事項/世界観など■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/1
■提供キャラクター■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/10
■提供キャラクター住処/仕事■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/3
■優遇/冷遇■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/4
■特設ページ■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/102
(/いつも素敵な時間をありがとうございます。もしかしたら即落ちの可能性もあるのですが、宜しければお相手をお願い出来ればと思います。
前回、ライオンさんに部屋まで案内していただいたので不思議の国での生活が数日か数週間経ったという時間軸で、仕事中の蜥蜴のビルさんにこちらから声をかける…といった場面をお願いしたいのですが、大丈夫でしょうか)
>ステイシー
(箒を持ち歩きゴミ一つ無いように庭園を清掃して回る、これが本日の仕事の様で。言葉で聞くだけならば簡単だが何せ庭園の大きさが問題であり、加えて迷わす様に道順が変わるものだから厄介である。時折ゴミを拾い集めゴミ箱代わりのバケツの中に入れては枯葉を箒で一集めし片付ける、朝早くから始めた筈だが半分も終わらぬうちに気が付けば昼になっている、フーとため息交じりに長く息を吐き出せば長い箒の柄に前のめりと身体を預け終わりの見えない作業と、風に乗って聞こえて来るような双子のサボりダベる為の楽しそうな笑い声にピキピキと苛立ちを募らせて。「オイコラ双子ッちゃんと仕事しろッつうの!」自らもまた風に乗せる様に怒声を上げ、ズルリと垂らす様に尻尾を落としてから再びザッザッと掃き掃除を再開し)
(/畏まりました!それでは蜥蜴のビルを出しておきますので拾って頂けると有り難いですー!)
>蜥蜴のビル
(何をしろと言わなかった女王の言う通り、なんの指示もされない日々を過ごせば不服さを差し引けばアリス呼びにも、迷路じみた城の中をある程度歩き回れるくらいに慣れてきて。趣味ではない淡い色の分厚いカーテンも薔薇を縁取ったような繊細なレースカーテンだって見慣れてしまえば病院や養護施設なんかよりはずっとマシで、そういえば自分好みの部屋なんて暫く考えた事がなかった事に気付くと模様替えというのはかえって億劫な事に感じてしまったのが昨日のこと。今日も午前中にメイドを捕まえて話したりちょっと庭園を歩いたところでぽっかり空いた時間を埋めるには足らず、自室に戻って窓から見える景色を見るともなく眺めながら窓ガラスに指を当てて自分の名前を綴り。いつだかのメイドが森は意地悪だから云々と言っていたが散歩の足をあそこまで伸ばしてみようかしら、ぼんやりした思考をそうまとめ出したところで怒鳴り声が聞こえるとはた焦点を眼下の庭園に落とし、濃厚な赤と緑の中に動く人影を見付けて窓の鍵を外せば「ハァイ。庭師ってあなたの事ね?」窓枠に肘をつき、いつかのメイドが言っていた働き者の庭師の話を思い出して声をかけ)
(/要望を聞いていただきありがとうございます!数日過ごし一方的に存在を知った事にしていますが、問題があればその様子から庭師と思った、という風に読み替えていただければと思います。問題がなければこちら蹴り可です)
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