アリスは憂鬱な夢を視る（　半無登録　/　NBL　/　提供おじさん　）

＞メルヴィン

逆に白兎以外の呼び方が有るなら教えてほしいモンですわ、オイちゃんはソレしか知ぃらへん(此処まで来ても双方の浮かべる人物にズレがあると知らず、吐き出すようなその動作に浮かぶ疑問符は益々大きくなるばかり。そんな白兎談義よりも続いた相手の住居に関する話題の方が己にとっては面白い、と興味を持ち「そら元いたクニでの話はソーかもしれません。ケド、こっちの国に来てもうたアリスはみぃーんな城に住むんですわ。一部例外も有るみたいやけどね」真直ぐに伸ばした人差し指で宙をグルリグルリと描いて見せて、「やけ、アリスも安心してえぇですよ。住む場所も食べるモンもアリスはぜーんぶ用意されます。そんかし、アリスは次期女王の候補っちゅう訳なんですけども」甘い話には裏が有る、そうとでも言いたいのかにんまりと浮かべる笑みをより一層と強ませてから意図も簡単に何よりも大事な情報を零して。腕を取られれば今度は己の知らない空地と言う場所では無く、気が合う訳じゃ無いが知る人物の場所。アリスからの頼まれごとならば無視するわけにもいかないと肩を竦ませてから「しゃぁなしです。こりゃオイちゃんに貸し一つっちゅうコトで」城へ向けて足を進ませ、迷路のようなその道をずけずけと進み)

＞ジャバウォック

そんな可愛らしいあだ名……ハァ、顔みたら吹き出さない自信が無い。
(大きな溜息と共に、相手の腕へ絡めていない方の手を額にあてて頭痛がするというように首を振り。「みんな、って他にもアリスが居んのか？食べ物やなんかも用意されてるって……しかも女王ってなんたよ。もうよく分かんねぇ」薔薇の匂いを吸いすぎたせいだろうか。訳の分からない情報たちが、生まれていた時から決まっていた当たり前の情報のように次々と入ってくるのに混乱しているはずなのに、もうそれで構わないような気がしてきた。意識が、朦朧とするような感覚だ。白兎……もとい、主治医のカウンセリングで話さないといけないことが増えたと思うと気分が落ち込む。今は隣を歩く胡散臭いこの男しか頼れないのだと考えれば、触れてる相手の腕の温度に縋るようにきつく締め体を寄せながら、城へ向かっているとは気が付かないままに歩みを進め)

(/とても短い時間でしたが、急用ができてしまったので本日はこれで失礼致します！以前お話したキャラクター様も新たな空気を感じることが出来て楽しかったです。ありがとうございました。次回もよろしくお願い致します)

＞メルヴィン

(/お返事遅く少ししか進められずに申し訳ありません…!ぜひまたお時間が合った際に宜しくお願い致します)

＞一名の常連アリス、一名の新規アリスの交流受付開始 /　新規プロフは随時募集


これより交流の受付を開始いたします。
男女どちらでも、お暇のアリスは此処へ迷い込み下さいませ。

※現在登録アリスの男女比が偏っております為、新規登録アリスの場合は男性アリスを優遇気味にお待ちしております。
※レスが遅い事、20時頃に落ちてしまうかもしれないことをご了承下さい。

※登録ではない暇潰しでの無登録参加もお待ちしておりますのでお気軽にお越しくださいませ。

＞交流受付を一度停止致します

プロフィールの登録や質問などは随時行っておりますのでお気軽にどうぞ！

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■注意事項/世界観など■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/1

■提供キャラクター/住処/仕事■
http://alice123.hanagasumi.net/jyuunin.html

■優遇/冷遇■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/4

■特設ページ■
http://alice123.hanagasumi.net/index.html

■個人ページ■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626550/


以下新キャラ一名追加
＿＿＿＿



侯爵夫人

オンオフが極端であり口数が少ないかと思えば急にお喋り。古臭い言葉選びが特徴的。我儘俺様意地悪太郎、基本的に人を小馬鹿にした対応。基本的に我関せずと言ったクールな雰囲気だが何も考えて無いだけ。　30代半ば/167cm/紫の滲む黒髪ショート/紫色を基盤にした和装/5cm下駄/釣り目、右目は紫左目は翡翠色/全体的にコンパクトなサイズ/大きな扇子を持ち歩く/身長コンプレックス有/現女王に対して捻くれながらも崇拝している天邪鬼。アリスについても天邪鬼ながら嘘を織り交ぜ世話を焼く。目に障害有で暗いと見えなくなる。

占い師(遊園地内の占い館)/遊園地内の占い館に住む
→遊園地敷地内に有る占いの館は占いとは名ばかりの和風お化け屋敷のような作りの一軒家。1Fが占いを行う店、２Fが住居。恋占い(友占い)等の人間関係に纏わる物が主であり、恋愛ごとや友情のおまじないも行う。
　誰も雇うことなく一人で住んでいるが、世話焼きの鳥たちがいる事を良い事にサーカス小屋に居座る事も多い。

（/こんばんは。まだ交流の受付を行っておりますでしょうか。もし大丈夫であれば前回の流れからお相手をお願い致します。
その際、蜥蜴のビルさんを撒いたか放っておかれるかしたかで庭園内を散策中に他の方と出会う、という交流キャラ変更のシチュエーションはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。問題がなければ一人でいる場面、ないしこちらを見付ける場面でお返事いただければと思います）

＞ステイシー

(/昨日は来て頂いていたのにすれ違いを申し訳ありませんでした…！またお時間が合いましたらどうぞ宜しくお願いします！)

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＿＿＿＿



侯爵夫人

オンオフが極端であり口数が少ないかと思えば急にお喋り。古臭い言葉選びが特徴的。我儘俺様意地悪太郎、基本的に人を小馬鹿にした対応。基本的に我関せずと言ったクールな雰囲気だが何も考えて無いだけ。　30代半ば/167cm/紫の滲む黒髪ショート/紫色を基盤にした和装/5cm下駄/釣り目、右目は紫左目は翡翠色/全体的にコンパクトなサイズ/大きな扇子を持ち歩く/身長コンプレックス有/現女王に対して捻くれながらも崇拝している天邪鬼。アリスについても天邪鬼ながら嘘を織り交ぜ世話を焼く。目に障害有で暗いと見えなくなる。

占い師(遊園地内の占い館)/遊園地内の占い館に住む
→遊園地敷地内に有る占いの館は占いとは名ばかりの和風お化け屋敷のような作りの一軒家。1Fが占いを行う店、２Fが住居。恋占い(友占い)等の人間関係に纏わる物が主であり、恋愛ごとや友情のおまじないも行う。
　誰も雇うことなく一人で住んでいるが、世話焼きの鳥たちがいる事を良い事にサーカス小屋に居座る事も多い。

指名(初回交流の拾い主)/主様にお任せ致します
登録か無登録か/登録

名前/エンリケ・ルアノ・アスタルロサ-Enrique Ruano Astarloza-
年齢/19歳
性別/男
性格/口下手かつ不器用であるが故、ついぶっきら棒な態度を取りがちだが根は優しい。また、無自覚に世話焼き体質でもある。
　　 基本は独りで自由気ままに誰にも邪魔される事なく好きな事をして過ごすのが好き。
　　 特に人嫌いでも人好きでも無いが、あまり人を寄せ付けるタイプではない。そして本人はそれを好都合だと思っている。
　　 他者と関わる事について極端に苦手意識がある訳では無いものの、面倒臭いと言うのが本当のところ。
　　 ついでに言えば良くも悪くも嘘を吐けない正直者であり、とても素直。
　　 子供の頃は長所だったが成長していくにつれてそれが仇となる場面もしばしば。無論改善の意思は無い。
　　 好き嫌いがはっきりしており、他者に左右される事なく我を通せる度胸とマイペースさをもつ。
　　 その為、他者から受ける好き嫌いも同様にはっきりと分かれてしまうのが特徴。
　　 また、大抵の事は「何とかなるだろ」で乗り切ってしまう事ができ、そう言う意味では非常にポジティブ。
容姿/子供の頃から順調に伸び続けた身長は今や189cmにまで届き、熱心に鍛えている訳では無いが程良い筋肉で引き締まった体つき。
　　 毛先が肩にかかるやや長めの黒髪、外はねの癖があり前髪は軽く目に掛かって鬱陶しそうだが然程気にしていない。
　　 瞳の色は鳶色。切れ長で目つきが悪く、本人にその気は無くとも少々冷たい印象を与えてしまう。
　　 感情の起伏が表情に表れ難く、無表情が目立つと言う点が体躯と相俟って近寄り難さを強めている。
　　 白いワイシャツ、左胸の校章のついた紺色のジャケット、ボルドーのネクタイ、グレーのズボン、スニーカーと言う制服姿。
　　 制服ではあるがかなり着崩しており、ボタンも2つ目まで外してネクタイも緩めた状態。
　　 左耳にピアスホールがふたつ、同じリング状のシルバーピアスを身につけている。
備考/生まれはスペインの小さな町、菓子屋を営む両親と年の離れた兄が2人居たと聞かされている。
　　 火災で自宅が全焼し、自身を除く3人の家族を失ったのは6歳の時の出来事だった。
　　 以後、孤児院へ引き取られ中学を卒業するまで育てられる事となるが、全寮制の高校へ進学すると共に孤児院を後にする。
　　 悲惨な過去をもつが、火災と家族の死亡、それら一連の出来事について記憶の一切を失っている。
　　 それ故、過去を引き摺る事も無ければ、過去について触れられる事も特段気にしていない様子。
　　 しかしながら、幼い自分が恐怖心から強制的に鍵を掛けただけの記憶は時折不意に蘇る。
　　 今の本人にとってはそれは不可解な記憶の断片に過ぎず、幻覚或いは幻聴か何かと思っている。
　　 それが今でも精神病棟への通院を続けている理由であり、憂鬱なもののひとつ。
　　 所謂フラッシュバックに襲われる時、意識が火災の起こった当時、6歳の頃まで戻ってしまう。
　　 とは言え、根気強い通院の甲斐あってその症状が現れなくなってから4年ほどが経過している。
　　 昼寝と甘い物と動物をこよなく愛し、大きな身体を裏切らずかなりの大飯食らい。

ロルテ/…眠ぃ……(起き抜け特有の気怠さに、まだ重い瞼がもう少し寝かせろと言わんばかりにゆっくりと瞬く。丁度良く暖かい日差しと穏やかな風に包まれている所為で覚醒に至るまでには少々時間を要したが、やがて観念したように目を開いたかと思えばむくりと起き上がり。この期に及んで口から零れ落ちたのは何とも気の抜けた欠伸と、半ば口癖のようにもなっている言葉。欠伸をしている内に薄らと浮かんだ涙で視界は滲んでいたが、自分が何処に居るのかは分かったような気がした。見渡す限り鮮やかな赤い花を咲かせる薔薇に囲まれた花園の中。暫くそのままぼんやりしていたものの、さすがに気になり始めたのか「何処だよ…」と面倒臭そうに重い腰を上げて立ち上がり。)



( ／ 先日二重人格設定についてお伺いさせて頂いた者です。色々と書いては直しを繰り返す内、また違った形の設定とはなってしまいましたが…お答え下さいましてありがとうございました。新規プロフは随時募集中との事でしたので、この度作成させて頂きました。何か不備や修正すべき箇所がございましたら仰って下さい…！また、不躾なお願いをしてしまい申し訳無いのですが…初回交流の相手様について、優柔不断な背後が決めかねてしまった事、そしてそれぞれの住人様達を熟知された主様に相性の面で上手く交流出来そうな方を選んで頂きたい事から、お任せと言う形をとらせて頂いております。参加のご許可を頂く事ができ、且つ、もしそれが可能でしたら、どなたかを選んで頂ければ幸いです。本来此方で選ぶべき所なので、そうして欲しいと言う事でしたら御遠慮なくお申し付けくださいませ！では、まずはプロフのご確認をお手隙の際にお願いできればと思います。宜しくお願い致します。)

＞エンリケ

(/とても素敵なアリスの迷い込みを有難う御座います…！確認しましたところ不備など見られませんので、是非ともお時間が合った際にお相手をして頂けると嬉しいです！また、とてもご丁寧な背後様からの挨拶も有難う御座います。初回交流に関しましても了解しましたので、お会いできることを楽しみにしております！)

＞一名のアリスの交流受付開始 /　新規プロフは随時募集

これより交流の受付を開始いたします。
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( ／ この度は参加のご許可をありがとうございました⋯！憧れのトピックに参加する事ができ、とても嬉しいです！交流受付を開始されたとのことで、もし宜しければ交流をさせて頂けないかと思いお声を掛けさせて頂きました。お時間がございましたら、お願いできませんでしょうか？)

＞エンリケ

(暖かい空気の中歩くのは気分が良い。暑すぎるのは嫌いだが、少しひんやりと冷えるくらいの日差しは過ごしやすくて好ましい。普段の服装に合わせてネイビーカラーのマフラーを首の後ろで結び巻きながら庭園を歩いていて。そんなマフラーの先をグイと引っ張られると前に進んでいた足取りは自然と止まる事となり、"うぇ"と突然の度を圧迫する感覚に嗚咽を零してから行く手を阻む薔薇に文句を含んだ眼差しを向け。とは言え、薔薇の行動がアリスに纏わるが為の事なのだと理解するのに時間はかからず"あぁ"と納得の声を短く漏らしてＯＫと言う様に右手を使い丸マークを作り上げ。その後の足取りは彼のいる方向へ、無理に早足を使う訳ではなく飽く迄ものんびりとマイペースを崩さずに歩みを続け、薔薇をかいくぐりヒョコリと姿を露呈すれば「やぁ、アリス。こんにちは」にま、と口角を緩く持ち上げる笑みを浮かばせて突然の挨拶を。「機嫌は如何、頭の調子は？――わぁお、今度のアリスは随分大きいね」正面に対峙すればその背丈の大きさに目を捲り、驚いたと言う様子で肩を少しだけ竦ませて見せては「薔薇に聞いたよ、今来たばかりだって」ピ、ピ、と伸ばした人差し指で両サイドに咲き誇る薔薇を示せば目尻をしゅるりと細めて)

(/その様に思って下さり有難い限りです…！一先ずユニコーンにて迎えに上がらせて頂きましたが、誰か希望が有りましたら交代することも可能ですので遠慮なくお伝えください！)

＞ユニコーン

(寝起きの機嫌はあまり良い方ではないらしい。立ち上がっても尚眠たげな様子のままで、大きく口を開けながら二度目の欠伸を零すと眉間に小さく皺を寄せた何とも不機嫌そうな顔で右へ左へと視線を流して。自分は少し前まで、忌々しい例の病院の敷地内で唯一多少気分の晴れる場所――中庭の芝生の上に仰向けになり、診察の予約時間などすっかり忘れて堂々と心地良い昼寝を満喫していたはずだった。それなのに、と言う思いの所為か声をかけてきた相手に向ける視線もつい鋭くなって。「…何の話」と、挨拶よりも先にまず一言ぼそりと呟き。こちらの理解が全く追いつかない内に、何やら言葉を重ねていく相手を見下ろしたまま"黙れ"の代わりに「おい」と一声発したかと思うと「うるせぇ…誰、何」と初対面の相手を目の前にしてあまりに失礼な態度で尋ね。それから寝起きでぼやぼやと霞みかけていた視界が徐々にクリアになり始め、改めてじっと相手の顔を凝視した所でその見慣れない容姿、特に額からぴんと伸びた鋭い角に思わず気を取られるとそれをまじまじと見詰めて)


( ／ お迎えに感謝致します…！愚息がこの不思議の国に迷い込むきっかけとなったユニコーンさんと最初にお会いできる展開は物語的にもとても素晴らしく思います！失礼な程度の目立つ愚息ではありますが、宜しくお願い申し上げます。／蹴り可)

＞エンリケ

(唐突の事に驚く訳ではなく、何よりも先に向けられたのは露骨なまでの警戒心。その反応に驚くそぶりは見せず依然変わらぬ雰囲気の儘ゆるりゆるりと笑みを浮かべたまま片手を口元に運び浮かべる笑みをそっと隠し「君が目が覚めない悪夢に憑りつかれた話」もしも他の住人が聞いていれば嘘ではないが本当と言うほどでもないその言葉を咎めてくれるはずなのだが、生憎この場には他の人物がいない。助長する悪戯心に目元に意地悪さが掠めつつ「僕はユニコーン、此処は不思議の国。さぁ、アリス。次の質問は？」己の事を穴が開きそうなまでに見つめるその瞳に己の視線を交わして、今度はクイズでも楽しむ様に問いかけられた項目にのみ返事を。気を聞かせてプラスアルファの返事など行わない、面白がる雰囲気を纏いながらツイと頭を傾けて自らが尋ねかけるスタイルを取り「そんなに見られたら照れちゃうね」べ、と舌先を口から覗かせてお道化る様に少しだけ肩を竦ませて)

＞ユニコーン

(どうも掴み所の無い相手が口にした言葉は勿論きちんと耳に届いたが、そのまま右から左へ流れていってしまうようなそんな心地がした。つまりは、何を言っているのかまるで分からないと言う事。相手に向けた表情は多少不機嫌そうではあるがそれ以上の変化は見られない。しかし、顔には出ない混乱がぐるぐると頭の中で渦を巻いて、既に面倒臭いと投げ出したくなっていた。その証拠に、冗談なのか本当の事なのか判別のつかない相手の言葉に何か返事をするでもなく、ただ視線を他へ逸らして息をついて。元々あまり人と会話をしない人間であれば、ごく普通の会話を続ける事にもそれなりに力を使うが、理解する事すら難しい会話となるとその負担も自然と大きくなる。片手でがしがしと後頭部を掻きつつ再び相手の方へ視線を戻してきたかと思えば「…昼寝してた、別の場所で。俺はそこに戻りたい」と返って来た言葉にシンプルに今の自分が求める事を答えつつ、改めて相手の顔を見詰めて。どうやら冗談は通じない性質なのか、おどける様な言葉と仕草をさっとスルーして「どっちだ、帰り道」と自分が此処へやって来た経緯はこの際いっそ放っておくつもりなのか、何度目かの欠伸を零しながら尋ね)

＞エンリケ

……言ったでしょ、此処から目が覚める事は無い＿＿って。(昼寝をした事がこの国に迷い込む切欠となった事を彼の発言より読み取ると頭を左右に僅かに揺らし、とは言え出来ない事を出来ると夢を持たせることなどするつもりも無く。欠伸と共に伝えられたそれに否定の言葉を述べ、す。と少し冷たい酸素を肺に送り込んでから意地悪は此処までと仕切りなおすように「アリス、一度だけ説明してあげるからよく聞いて。　　　此処は不思議の国。何処かのクニから迷い込んだ君らは皆アリスと呼ばれる時期女王候補なる存在、今この国の女王陛下は体を患っていて僕たちは時期の女王陛下を決めなければならないんだ」結ぶポニーテールの毛先を揺らすように距離を詰めてトンと彼の胸元を指先で触れれば「君が帰るのは赤の城。此処に呼ばれた可哀そうなアリス、君はもう戻れないんだ」胸元に触れた手の指先で彼の背後、大きく存在する城を示すように人差し指を向け。じっとりと言い聞かせ説くような重たさを含む声色で今一度それを。「先ずは女王陛下の元に連れてくのが此処のルールなんだけど、……僕は此処の薔薇の匂いに吐きそうだから早くしてくれたら嬉しいな」クイクイ、と親指の先を使い城への方向を示し。濃厚過ぎる薔薇の匂いに冷や汗がじんわりと滲み始めたことで彼を急かすように言葉を続けて)

＞ユニコーン

(予想していた返事とは違っていたが、どうやら先の自分の質問に対しては否定的な答えが返ってきているらしいと理解すれば眉間に寄せていた皺がまた僅かに濃くなった。昼寝は好きだがいつまでもずっとこの得体の知れない場所で暮らせと言われてはかなわない。もしこれが夢なのだとしたらどうしてこんな性質の悪い夢を見てしまったのか見当もつかないが、せめて早々に覚めてくれ。と、そんな思いからか無意識の内に頬を抓ろうとした指先が自身の頬へと伸びていて。そんな矢先、先程までふわふわと掴み所がなく到底理解など出来そうも無かった相手の言葉が幾らかきちんと説明の形を成したものへと変わったのが分かると、頬を抓ろうとしていた手を下ろして大人しくその話に耳を傾ける。一通り聴き終わってどうだったかと言うと、やはりさっぱり分からない。しかし先程までと違うのは、わからないものはわからないのだから仕方がないとある種吹っ切れたと言う点のようで、はー…と深く長く息を吐きながら一度空を仰いだかと思えば「まぁ良い…どの道何の話か分からねぇし、この場所は俺も居心地悪い」とそれだけ伝えて相手が指した方向、堂々と大きく聳え立つ城の見える方へ向かってだらだらと歩き始めて)

＞エンリケ

アリス、アーリス。気を付けて、薔薇は悪戯するものだから(受け入れたのか一先ずと割り切ったのか、それは分かり兼ねるが彼が示した方角に足を進ませ始めると数歩もしない内に目の前を塞ぐように蔦が絡まり道を無くして。"ほらね、"と言うような雰囲気で片方の瞳を細めればやれやれと肩を竦ませて道を塞ぐ薔薇の花へ顔を寄せ。「君らの匂いで気分が悪いんだ、お遊びは蜥蜴と一緒におやり」言い聞かせるような注意を一つ。つんと突く様な力加減でデコピンを花に行えば目の前を塞ぎ切っていた蔦はしゅるりしゅるりと解かれて。「アリスは構ってくれるから見つけると邪魔をしたがるんだ。＿＿＿あぁ、でも、今迷い込んだ君を見つけて教えてくれたのは薔薇だよ」最初は薔薇の悪行を晒すべくツラツラと言葉を続け、しかし途中で思い出したように彼が此処にいる事を知らされたその切っ掛けであると言う事を伝えれば「アリスを拾うのは滅多に出来ないから感謝しなきゃね」ふふ、と息を漏らすように楽しむ笑い声を落としてから開いた道を彼を誘導すべく数歩先を歩き。「何の話かなんて分からなくても何とかなるよ、君よりもっともーっと幼いアリスだって生活してるんだから」ちらり、盗み見る様に顎を引いては横目にその姿を捉えて何とも適当な言葉を述べ)