赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>アシュレイ
なら今度お茶会に招待してもらったらいいよ、兎も鼠もいるはずだから(帽子屋との面識が有るとわかれば髪の毛の先をゆらりと揺らすように顔を上げて、この国一番の紅茶とお菓子が毎日振る舞われるお茶会を教え。ふむ、と考える様な間を一泊分作ると「僕も最近は参加してないなぁ、……今度行こう、と」ちろり、と赤い舌を覗かせて下唇を舐めれば舌なめずりと共に瞳をきゅうと瞑る笑みを浮かべて。第一号と語るその発想に”なるほど”と関心を抱けばひゅう、と口笛を一つ「本当だねぇ、この子が第一号のくまだ」同意を示すべくコクコクと浅い動きで頷いて。尋ねられたそれは己に腕や足が映えているのとほぼ同じ感覚である付いていて当然のもの、それに指先でそっと触れれば今度は力を込める様にクイと握り「ほら、取れないよ」と暗に本物であることを遠回しに伝え「だって、僕はユニコーンだから」角の存在を証明するん胃何よりも一番単純な名前を伝えてから触れていた手を離し。「今は僕とライオンだけ。___たまにアリスがウチを滞在所に選んで一緒に暮らすけど、今は誰もいないんだ」ザンネンだけど、と言葉を添えながら小さく笑いつつ続け)
>ユニコーンさん
へえ、お茶会!鼠さんもいるのね!(魅力的でわくわくと胸躍るような単語が続き、先程から弾むような気持ちがおさまらず。「ユニコーンさんも行くのね。ふふ、偶然会うこともあるかもしれないね」と、相手の表情からさぞ充実したお茶会なのだろうと想像して、いつか行くことになるであろうその場所を想像して心を落ち着かせ。「わ、わ。痛くないの……」角を握る姿を見れば慌てて体を浮かせ腕を伸ばし。「はぁ……不思議ね」けれど、全く気にしない様子の相手を見れば安堵したように再び座ると、腰を浮かせた拍子に転がってしまったクマをきちんと置き直し。「そうなの。アリス……は、お城に居るだけじゃないんだ」自分がアリスと呼ばれているから、第三者を呼ぶのにその名前を使うのは少しためらいがちに。言い終えると、こく、と喉を鳴らしてミルクを飲み「ねぇ、その角に触ってみてもいい?」と、先程から言いたくても言い出せなかったことを尋ねてみて)
>アシュレイ
鼠はいるけれど運がいい日しか起きてる姿は見れないかな、眠るのが彼の役割だから(様々な種類のケーキやお菓子が用意されるあの場所は多くの子供のとスイーツ好きのこの国の住人の心を鷲掴みにするスポットの一つ、例に漏れず己だってスイーツは大好きなのだ。ネズミの話をしながら行儀悪くも座ったまま腕を伸ばして棚を引き「お茶会って呼べる程じゃないけど、何も無いよりはマシかな」なんて言葉を共に一口サイズのスコーンが何個か入る箱を取り出して″アリスもどうぞ、″と言葉を持ち掛ければ自分も一つ手に取って。角に対する関心を持たれれば面白いと言うように瞳をするりと細めながら背中を丸めて顔を寄せ「硬いだけで何も起きないよ」触ることの許可を与えつつ、寧ろ上がったハードルを超えられる気がしないとばかりに眉尻を僅かに落として「兎の耳と同じ、生えてるだけ」彼女が黒兎と知り合いだと聞いたからか例題に取りつつ補足情報を与え)
>ユニコーンさん
役割……お仕事みたいなこと?プレゼントするなら枕かお布団がいいわね(きょとん、と目を丸くして首を傾げてから、ふふ、と楽しげに笑い声をこぼし。「ありがとう!いただきます」と頭を下げてスコーンをひとつ取り出し。「くすぐったかったりしないの?手を握られるのと同じ感覚?」スコーンに触れていない方の手を服できゅっと拭き直してから、不思議そうに角をじっと見つめながら角に指先をちょんと触れさせ。「兎さんの耳は、まだ触らせてもらってないの。……はぁ、ふしぎ」痛がる様子は無いことを確かめてから、さわさわと優しく撫でるように角に手の平を這わせ、今度はクマを横へ寝かせてから体を浮かせ、左右から角を覗き込むように観察して)
>アシュレイ
>アシュレイ
――まぁ、そんなところかな(プレゼントと気配りまで見せる相手の言葉が人のことを思いやれる慈愛に満ちたものだと知り、ホッと胸を撫で下ろす様な温かい気持ちを抱いて。角に触れられれば下手をすれば触れられているという感覚すら薄く、観察するその視線の先を追いかける様に目を向けて「兎の耳は触ったら怒られるかもねぇ」己の角とは違い握れば確りと痛みが有るらしい兎の耳や猫の尻尾を頭に浮かべ、其れを抜いても簡単に触らせようとしない兎たちにくく。と笑いをこらえるような燻ぶる音を喉奥から上げて「アリスは城で暮らすの退屈じゃない?」頭をツイと傾けて尋ねかける様に続けると、自由が多いからこそ過ごし方次第で退屈に変わるこの国に瞳を細めながら、これ以上余計なことを口走らないようにマグカップへ口を付けて)
>ユニコーンさん
ユニコーンさんのお仕事は、何があるの?わたしがお手伝いできることかしら(そういえば、当の目の前にいる人物のことを聞いていなかったと気がつき、再び腰を下ろしてスコーンを一口ちぎって口へ放り込み。「あら、兎さんは触られるのが嫌なの。……残念だけど、嫌がることはしちゃダメね」今度会ったら触らせてもらおう、と思っていただけに相手の言葉に少ししょんほりとした声音を響かせるものの、直ぐに聞き分け良く頷き、気をつけようと心に留め。「んー、お城のご飯は美味しいし、お部屋も綺麗だし。……でも、お城で遊ぶことはあまりないかしら。退屈というわけじゃないけど、此処ってこだわりを持ってるわけでもないかな」初めて見た時は興奮したものだけど、暮らしていれば城より楽しそうな場所は山のように存在していた。元々病棟で暮らしていた時も“暮らす場所”として執着していたわけではないし、そんなものだろうかと自分の事ながら首を傾げつつ答えて。「ユニコーンさんは、お城で暮らすのは退屈だと思う?」実際に暮らしているわけじゃないから、この質問はおかしかったかもしれないけれど。尋ねてから、もう息で冷まさずに飲めるようになったミルクをぐっと流し込み、口の周りに白いひげを作り上げ。)
>アシュレイ
(/昨日はお相手を有難う御座いました!闇落ちをしてしまい申し訳ありません…!またお時間が合いましたらお気軽にお越しくださいませ!)
本日の交流受付は14時以降になるかと思われます。
不思議の国では随時新規のアリスの迷い込みをお待ちしておりますので、暇潰しとしていつでも迷い込みくださいませ。
「アリスは憂鬱な夢を視る」のオフィシャルサイトは此方になります。
http://alice123.hanagasumi.net/index.html
此方も設定など纏めておりますので、また暇潰しとして閲覧ください。
それでは新規募集の上げです。
>一名の常連アリス、一名の新規アリスの交流受付開始 / 新規プロフは随時募集
これより交流の受付を開始いたします。
男女どちらでも、お暇のアリスは此処へ迷い込み下さいませ。
※レスが遅い事、21時頃に落ちてしまうかもしれない事をご了承下さい。
■注意事項/世界観など■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/1
■提供キャラクター■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/10
■提供キャラクター住処/仕事■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/3
■優遇/冷遇■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/4
■特設ページ■
http://alice123.hanagasumi.net/index.html
■個人ページ■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626550/
指名(初回交流の拾い主)/白兎
登録か無登録か/登録
名前/吉隠 貴悠(よなばり きはる)
年齢/26歳
性別/女
性格/サバサバとしている、男勝り、気が強い、などと周囲からは様々に評価を受けているが、兎も角確りと一本芯の通った人物であると言える。実際、女性らしい淑やかさや慎ましさと言う点においては少々足りない部分はあるものの、言葉遣いや立ち振る舞いは凛としていて上品である。程好い社交性もあり、老若男女基本的にはどのような相手に対しても苦手意識をもたずに接する事の出来る柔軟性を持ち合わせている。はっきりとした欠点として挙げられるのは、自分に対して病的なまでに厳しく自分自身に求める理想が非常に高い、と言う点。それは自分自身の容姿、教養、社会的地位、他者からの評価、日頃の生活習慣などありとあらゆるものが対象であり、一切の妥協を許さない。ある種のナルシズムでもあり、自分自身に対して満足と言うものは存在しないが、惜しまぬ努力によって自分自身が向上していく事にこの上ない喜びを感じている。それ故、自分と同じ様な気質の人間を好み、そうでない人間を苦手とする傾向がある。
容姿/やや青みのかかった黒髪を高い位置できつくひとつに結い上げ、その長さは毛先が腰の辺りまで届く程度。手入れを怠らずさらさらと滑らかな指通りと自然な艶が保たれており、長さに関しても常に一定。前髪は眉と目の間辺りの長さで真っ直ぐに切り揃えられている。瞳の色は深い純黒、大きめだが吊り気味の目をしており気の強そうな印象を強める。女性らしさを感じさせる白い肌をもつが170cm程と長身で、体つきは細く胸や尻、所謂"出る所"も控えめである為髪型を変えれば男装も可能な容姿である。化粧に関しては造り物と言う意識が非常に強く苦手としている為、化粧が無くとも通用する顔をモットーとして手入れに力を入れる代わりに極力避けている。服装はシックなものを好み、基本的にパンツスタイル。不思議の国へ迷い込んだ際には、グレーのハイネックニット、黒いスキニー、キャメルのチェスターコート、そして黒いブーツと言う服装だった。
備考/一人称は「私」、二人称は「貴方(貴女)」「君」など相手によって使い分けるが親しい相手以外を名前で呼ぶ事はあまり無い様子。家族を失う前の事は殆ど覚えておらず、本来の家族構成についても後で知らされた事を知らされた通りに覚えている程度だが両親の他に兄がひとり居た。現在は此処数年続いている幻覚症状の為に精神病棟へ通院中であると言う状況。
ロルテ/…此処は――、(まず確認したのは腕時計だった。時計の針が指し示す時刻は3時30分、つい先程まで自分が居た筈の精神病棟の壁に掛けられていた時計と同じ時刻である事を確認する。何度思い返してみても間違い無く病棟の待合室に並ぶ長椅子へ腰掛けていた――そう、その後名前を呼ばれて立ち上がり診察室へ向かって歩き出した筈だったのである。無機質な白い廊下を最後に見た瞬間はいつだったか。気が付けば何の前触れも無く全く身に覚えのない場所に立っていたと言う現実を受け入れる為に、日頃回転の速い頭も流石に少々時間を要した。が、元より自分が通院している理由は幻覚症状である。ともすれば此れもまた自分を悩ませている忌々しい症状のひとつであると理解する方が幾らか自分にとっては現実的だった。みだりに動いてしまってはいけないと、その場から一歩も動かないままに辺りを見回す。自身を取り囲む様にして一面に咲く赤い薔薇の花、くらりとしそうな程甘く漂う薔薇の香りに眉を寄せながら、つい睨む様に美しいその薔薇の花を見詰めた。じりじりと、自らを追い込まんとして少しずつ薔薇の花と茨が迫ってきている様な気がしていたからだ)
( / 初めまして、以前より此方のトピックの世界観に強く惹かれておりましたので、もし叶いましたら参加をさせて頂きたくプロフィールを提出しに参りました。よろしければ、参加の可否をご検討頂ければと思います。宜しくお願い致します。)
>吉隠
(/素敵な御嬢さんのプロフィール提出を有難う御座います。不備など見られませんので是非ともお相手をして頂きたく思います!本日、このままお相手が可能ですがお相手で宜しかったでしょうか!)
>赤の女王
( / 参加のご許可を頂けまして大変嬉しく思っております…!ありがとうございました、アリス、背後共々宜しくお願い致します。交流枠も募集中との事でしたので、宜しければこのままお相手をお願いできればと!)
>吉隠
(強すぎる薔薇の香りは長時間滞在する事を拒むようで、相反するように閉じ込めようと道を変える薔薇の悪戯に眉間の皺が深く刻まれて。大きく佇む赤の城へ進ませる足が止められたのは目の前を遮るように現れた黒猫のダイナのせいか、お節介な性分を持つその猫は"向こう側にアリスがいたから拾ってあげなさいよ"と高飛車宛らの口ぶりで、背筋の曲がることの無い堂々たる姿勢と威圧感に臆することなくキャンキャンと言葉を綴る、アリスがいると教えられれば無視をする事など出来ない。伝えられた方角へ行先を変えれば、今の今まで迷路のように道を塞いで邪魔をしていた薔薇達が"だから言ったでしょ、アリスがいるって"と言わんばかりに道を開く。開かれた道を進めばさして時間がかかる事無く初見の人物、恐らくあれが噂のアリスだろうと瞳を細めて品定め。す__、短い呼吸で酸素を吸い込んでから険しく寄せられる愛想の欠片も持たない表情のまま「アリス。時間は無限じゃない、無駄に使わせるな」ポケットより懐中時計を取り出しては中身を覗きチッチと時間を刻むそれに視線を向け、再び顔を上げ相手の姿を捉えてから時計を閉じてポケットに戻し「女王陛下に挨拶を、……遅れる前に行くぞ」反応も返事も、質問にすら答える事無く必要事項にも足りない情報だけでくるりと踵を返し城に向けて歩みを進ませ)
(/それでは早速白兎でお迎えに向かわせて頂きました…!此方こそどうぞよろしくお願い致します!)
>白兎
(普段幻覚症状が現れる時、それはあくまでも一時的なもので殆どの場合ある程度時間が経てば、或いはそれこそ数秒単位の僅かな時間で消えてしまう。ところが、今まさに躙り寄ってくる薔薇の花もその周りに広がる見覚えのない景色も一向に消える気配が無く、自分の中にらしくもない焦りに似た感情が生まれようとしているのを感じていた。動かずにいるつもりだったがこれではやむを得ない、動く薔薇に閉じ込められると言うあまりに非現実的な状況を避ける為に一歩二歩と動き始めた足が再びぴたりと止まったのは、不意に聞こえた人間の声で)私は――(顔を上げ、視線の先に立つ彼が時計へ目を遣る寸前に一瞬だけ目が合った様な気がした。覚えの無い名で呼ばれたが、彼はどうやら自分に対して声を掛けたらしいと言う事、そして今この状況では一先ず彼に何らかの助けを求める他無いと言う事を瞬時に理解する。思わず開いた口からは"私はアリスではない"と言う旨の主張が飛び出しかけたものの、此方の反応を待たずに歩き出してしまうその後ろ姿に止まっていた足を再び動かした。此処が何処か、彼は誰か、これから何処に行くのか、何一つ分からない状況下でも背筋は真っ直ぐに伸び、前方の彼へ追いつこうと早足に進んで)立ち止まる時間が無駄だと言うのなら、このまま、歩きながらで構いません。幾つかお伺いしたい事があります。(取り乱してはいけない、落ち着いていなければいけない、そんな意識が冷静さを保とうとしているのだろう。先を歩く彼の背にそう声を掛けてみる事にして)
( / お迎えに感謝致します!では、暫しお相手下さいませ。これにて背後は失礼致します。)
(/こんにちは、先日もとても楽しい一時をありがとうございました。新規アリスと常連アリス一名可との事で、もし可能でしたらお手隙の際に前回の続きからお相手願えないでしょうか?勿論、もしお忙しければ、また後日の募集の際にタイミングが合う日にて伺わせて頂きます。ご検討の程、宜しくお願い致します)
>吉隠
(姿勢を微塵と崩す事無く胸を張り顎を引く、厳格さが人当たりの良さから掛け離れるように口元は結ぶように確りと口角が落とされて。繰り返し使っていれば幾ら迷路のように行先が変わろうと苛立ちは有れど迷う事は無く、時折行われる薔薇のちょっかいにのみ重たい息を短く落とすばかり。それ以外はシンと静まりかえる空間とは己が冗談にも会話上手とも人を気遣えるとも言えない現れで。生まれる静寂を掻き消したのは背後より届けられたアリスの声、その声からは慣れない環境に対する恐れか不安か、迷い込んだのが状況変化を容易く受け入れられる幼少の頃ならば今の様な不安とは無関係だったのかもしれないが。先ほど見たアリスは所謂一般論だとか常識だとかを知る年齢、幼いとは言い難い。そんな相手だからこそ口を突く疑問は抑えきれないのだ、そんな解釈を脳内で張り巡らせば依然気遣う事を知らない足取りで庭園を進みながら「それが私に答えられる事ならば。アリスの願いを聞くのが私たちの役割だ、答えよう」進ませた足をピタリと止め、顎を引いたまま顔を振り向かせれば目の前の彼女へ確りと視線を向けて続けられるだろう質問へ耳を傾けて。)
>ルチア
___やぁ、アリス。イメージと一緒だった?(重たい扉の奥ではどんな対談が行われているのか、そんな疑問は胸に浮かぶが結局は会話を行ったことによる相手に対する先入観で問題は怒らないだろうと言う強い安心感が有り。再び扉が開けば迎えるべく口元にゆるりと笑みを浮かべてから答えを秘密にしていた女王像を話題にし頭を少しだけ傾けて、片手をするりと差し出せば「じゃぁアリスの部屋に案内するね」何はともあれ、此処が貴方の部屋ですと紹介を受けなければ突如迷い込んだ世界で生きるのに不便だろうと小さく息を漏らしてからパッと空気を明るくすべく笑みを共に行先を伝えて手を引いて)
(/此方こそ素敵なお時間を有難うございます!それでは続きになる様に交流文を打差あせて頂きます…!)
>白兎
(彼が此方の言葉に反応を示すまでの間、僅かな時間ではあったが彼の後ろ姿を見詰めながらその真っ直ぐに伸びた背筋、堂々たる足取りで歩く様から幾らか彼がどんな人物であるかを予想することが出来た。既に、この状況を幻覚だと思う事は諦めている。とは言え、此処が今まで自分が居た筈の空間と全く別の空間だとすれば有り得ない話でも無いのだが、流石に彼の容姿にはあまりに馴染みがない。取り分け、彼には少々似つかわしくない真っ白な兎の耳には思わず目を留めてしまう。表情こそ然程変わりなく冷静なままでいるが、内心のこんな戸惑いは声音や口調に現れているかも知れない――そんな風に、自らの揺らぎに彼が勘付いている可能性を脳裏に浮かべては、情けない、と自分自身に吐き捨てたくなる様な思いがしていて)有難うございます。まず、此処が何処なのかを教えて頂けませんか。私はつい数分前まで、病院に居た筈…此処には全く覚えがないし、病院を出た覚えも無いのですけれど。(再び合わせた視線、今度こそ逃さぬようにと混じり気の無い黒い瞳が彼を真っ直ぐに見詰める。初対面の相手、失礼があってはならないと柔らかみは大いに欠けているがある程度丁寧である事には変わりのない口調で尋ねて)
>吉隠
此処は不思議の国、赤の女王が統べる国でありお前たちアリスの過ごしていた元のクニとは全く違う場と捉えて構わない。此処での常識はアリスの非常識だ、___我が国の女王陛下は病を患っている、だからアリスが必要なのだ。(向けられる疑問とはまさに定型文、繰り返し何度も聞かれ答えて来たもの。だからこそ、返す答えは詰まる事無く用意していたかのように綴り。「この国に迷い込んで来た者は年齢も性別も全て関係なく、アリスと称される。この国に置いて名前なんて何にも役に立たず意味も無い」だからこそ、次に続くだろうアリスと言う存在についての説明を先に熟してしまうとクイと顎を使い相手の事を示す行為を行ってから「お前たちアリスの中から一人、選ばれたものが次期赤の女王としてこの国を統べる存在になる。行動は確りと考えた上で取るべきだな」逸らされる事無く真直ぐに見据えるその瞳から逃げることなくその視線を確りと交わらせるように顔を向けながら嫌味にも近い注意の言葉を添えて。「住居や食事は案ずるな、城にはアリスの部屋が用意されている。食事も然り……。お前たちは女王候補として恥の無い生活を送れば良い」未だ僅かな口数しか交わしていないが目の前のアリスは見た目相当の落ち着きを持っているらしい、そんな好感を胸に落とし)
>トゥイードルディー
あ、ディー!ちゃんと待っててくれたんだ。良かったぁ(女王との会談が終わりを告げ、そわそわと落ち着き無く足早に扉の外へと足を踏み出せば、赤紫色の瞳が印象的な相手の姿が瞳に飛び込み。待っているとの言葉を疑っていたわけでは無いが、思わずふふっと嬉しそうに笑みを溢しては、冗談めかした口調で上記を口ずさみ、その隣へと駆け寄り。問いかけを受ければみるみると口角を引き上げニヒヒと笑みを浮かべ「全っ然違った!すーっごく可愛かったよ!」己が実際に目の当たりにしたのは、悪役とは掛け離れた姿。くすくすと笑いながら冗句を口にした可憐な女王の姿を思い出しては、両手を天へと向けるようにバッと挙げてはやや大袈裟な程声高に主張しつつ、感想を答え。しかし、どんな人物かの質問を秘密にされた細やかな異種返しのつもりか、中で何があってそう思ったのか具体的な話はあえて語らないまま口を閉ざしては、上機嫌な様子で差し出された手を確りと握りしめ、歩き始め。「うん、いよいよだね!楽しみだなぁ、どんなお部屋だろ?」これでもかと磨き上げられた大理石の床や、廊下に幾つも惜し気もなく飾られた絵画、壁紙や頭上に輝く照明器具でさえも、ため息をつく程美しい。そんな空間にある自分の部屋は、一体どんな景色が広がっているのだろうかと期待に胸を膨らませれば、鼻唄混じりに繋いだ手をブンブンと前後に揺らし。「あ、ねぇディーのお部屋は何処にあるの?アリスの部屋から近い?それとも遠い?」ふと頭に浮かんだ疑問を悩む事無く、唐突に隣に居る相手にぶつけては、足は動かしたままその顔を見上げ「いつか遊びに行きたいなぁって思ってさ。いいでしょ?それとも駄目?」女王から教えられた、他の住民の手伝いも、そこから派生した自分の買い物も、また未だ見ぬ景色もこの目に映したいが、その中にこの国で最初に出来た友人である相手と遊びたいと言う欲求も当然あれば、首を右に傾げじーっと見つめながらその是非を問いかけ)
(/ありがとうございます…!続きの話が再開出来て嬉しいです、宜しくお願い致します。では背後は失礼させて頂きますね)
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