赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>アシュレイ
___褒めたって今は何も持ってないよ(きらきらと輝かんばかりの大きな瞳で賛辞の言葉を送られれば堪えるつもりも無くカラころと笑い声をあげて、指し伸ばされては戻ってしまったその手を自ら腕を伸ばすことで繋げば「お友達も濡れないようにちゃんと寄ってね」手を握りながら彼女が濡れてしまわないように気を配りつつ大事なのだろう縫いぐるみへ話題を振り。同居人の料理の腕が褒められれば我が事のように何だか誇らしくて「それは喜ぶと思うよ。あの厨房はいつだっててんてこ舞いだから」時折見かける忙しそうな彼の様子を頭に浮かべればお手伝いを希望する存在とはどれ程有難いかが目に浮かぶようで、弾む足取りの彼女へ己からも是非とお願いするように口にして。塔まで辿り着けば傘を折り畳み「階段を登るから気を付けて」と建物の都合上苦労するそれを注意してから先を歩くように足を進ませ「アリスはミルクとココアのどっちが好き?」先ずは己の部屋のあるフロアまで階段をいくつも登り、部屋に繋がる扉を引けばパステルカラーてわ彩られ雑貨や玩具が細々と置かれる子供部屋のようなそこへ彼女を連れて、質問を向けては「いまタオルを持ってくるから待っててね」と声を添えてから部屋の奥へと足を進ませ。暫くしてから己の纏う服と同じものを、彼女の背丈ならばロングワンピースのようになってしまうだろうか、そんな不安を持ちつつふかふかのタオルを先ずは渡して「タオルで拭いたらこれに着替えてね、__僕はお友達を乾かして来るから終わったら呼んで」流石に着替えの場には居られないと席を外す間ぬいぐるみの手入れをと渡したタオルの代わりに縫いぐるみを待つ為手を差し出して)
>ユニコーンさん
ああ、そうなの。この子はラッテ。よろしくね
(お友達、という言葉にこくこくと頷きクマを自分の顔の位置まで持ち上げて嬉しそうに微笑んで紹介をし。城に居るメイドや、自分の他にもたくさんの少年少女があそこで暮らしているのを思えばなるほどとうなずいて。「少しでもお手伝いできるなら嬉しい!」ぐ、と拳を作り意気込むと、塔を見上げてから相手のあとに続き中へと入り。「すごく高いのね…わあッ」あまりの高さに首が疲れそうだと伝えようとしたところで、塔の中を埋め尽くしそうな星の背景を見れば言葉を途切れさせ声を上げ。「ミルクを…」階段を上りながらうっとりとその景色に見蕩れながら、相手の問いかけには短く答えて。目的の場所へ到着したのに気がつけば、星々見たさに後ろ髪を引かれる気持ちになりながらも中へ入り。「お邪魔します…わぁ、中も素敵!お城も大好きだけど、ここも同じくらい素敵な場所ねぇ」色とりどりの家具たちに囲まれるその空間を見ては先程とはまた違うトキメキを覚えて目をぱちくり瞬かせ。「あら、おそろい。…ありがとう、ラッテをよろしくね」渡されたタオルと、その服を見れば嬉しそうに微笑み。タオルと服を脇に挟み、クマを両手でしっかりと相手へ渡してぬいぐるみの頭部を一撫でしてから、礼と共に頭を下げて。)
>アシュレイ
(託されたぬいぐるみをタオルを使い拭い、少しでもふかふかとした感覚が戻ってくるようにとドライヤーを使用して雨水を飛ばし。雨により可哀そうに濡れていたその姿が渇いたのを確認すれば満足げにゆるりと口角を持ち上げてから頷きを一つ、「アリス!そっちに戻っても良い?」何も言わずに戻る事は駄目だと言う事くらいの常識は持ち合わせていたようで、一先ず先に声だけで確認を取り「ラッテはもう大丈夫だよ」彼女にとって大事なその子、教えられた名前を早速使う様に伝え。ただ乾かすだけだと芸が無い、そう思う感情の儘にラッテと呼ばれる縫い包みの首元にはヴァイオレットカラーのリボンを撒いて。同じリボンを用意すれば許可の言葉を聞いてからドライヤーを共に再び姿を現して、先ずは何よりも先にぬいぐるみを彼女の前に差し出して「じゃん、」とその子を見せてから「君も頭を乾かそうか」同時に持ってきたドライヤーを見せて、自分と同じ服装をする彼女を見れば小さく笑い声を上げてから「同じのしか持ってないから、__可愛いの置いとけば良かったや、ごめんね」女の子らしいとは言い難いデザインのそれを詫びる様に伝え。電源を付けて温風を出せば「さ、乾かすよ~」間延びしたマイペースな喋り口で呼びかけてから髪を傷ませないように髪を乾かして)
>ユニコーンさん
(与えられたタオルの柔らかさと部屋のあたたかさにほっと安堵するような気持ちを覚えながらのんびりと着替えを終えると、「大丈夫よ!」と少し大きめの声で相手へ肯定の言葉を届けてから着ていた服と使ったタオルを畳んで、濡れてしまっているそれをどうしようかと悩み部屋を見回しており。「これ…」と部屋へ戻ってきた相手に尋ねようとしたところで、ワンポイントのお洒落をさせてもらっている大切な友人の姿を見れば、答えを聞く前に持っていた衣類を近くのテーブルへぽんと置き相手の元へ駆け寄って。「ラッテ!すっごく素敵にしてもらったのね!わたしとお揃いのリボン!」両手で抱き上げるように受け取って正面から話しかけるようにそう言ってから、ぎゅう、とその柔らかさを確かめる様に抱き締めて。「ううん、大丈夫。少し丈が長いけど、逆によかったみたい。ズボンを借りることになったら、それこそきっと蜘蛛みたいになってたもん」裾の余るシャツの端を指で摘み上げながらカラカラと笑ってから、一旦髪を解いて相手へ身を任せるように背を向けて乾かしてもらい。そのあいだ、クマの首元に結ばれているリボンと自分の髪を結いていたリボンをくるくると指でいじり遊んで)
>アシュレイ
(/昨日は闇落ち失礼いたしました…!本当にいつも素敵な時間を有難うございます!次回又お時間が合いましたらどうぞお越しくださいませ!)
>一名のアリスの交流受付開始 / 新規プロフは随時募集
※21時頃以降に闇落ちの可能性ありのため、大丈夫な方でお相手して頂けるとありがたいです。
■注意事項/世界観など■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/1
■提供キャラクター■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/10
■提供キャラクター住処/仕事■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/3
■優遇/冷遇■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/4
■特設ページ■
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/
( / いつも素敵な時間をありがとうございます。宜しければ、今日は三月兎さんとお茶をしながらいろいろお話をしてみたいのですが、大丈夫でしょうか? )
>ティム
(薔薇の匂いが立ち篭めるのが城の庭園ならば、我が家は紅茶とお茶菓子の匂いだと思う。澄ました表情で温かい紅茶を嗜みながら少し冷える風に当たるのが心地よさを際立てると一口分の紅茶を喉に流しながら一時に身を委ね。いつも眠っている眠り鼠がお茶会の会場に居ないことが普段との違いだろうか、一人きりのお茶会に寂しがることも詫びしい感情を持つことも無く時間を重ねて。同居人が増えたことは聞いたが普段アトリエにて作品制作に向き合っていればろくな時間も作れていない。にも関わらず我関せずを貫いてしまうのは極端なまでに己にしか興味が無いナルシズムのせいであり)
(/それでは早速お茶会中の三月兎を出してみますので拾って頂けると嬉しいです…!)
>三月兎
( ベッドサイドの棚。大きくも小さくもなく、奇抜な色をしているわけでもない。ようは充実した客室の中にうまく溶け込んでいて、特にこれまで気に留める対象ではなかった。……その棚に並べられていた書籍をふと手に取ったのは、恐らく暇を持て余していたから。森の探索を終え夕食も済ませた昨日の夜、厚みもサイズもバラバラなその本たちに少し興味がわいたのだ。どうしてかどの本にもタイトルと著者名はなかったので、右端から一つずつ手に取り一番カバーの加工が美しい書籍の表紙をぺらりとめくる。するとそこには一枚の書付が挟まっていて、次のページを繰る前にまず目を通した。『P126 古くから――――……』
この部屋を使用したことのある客人が残したものかもしれないが、この屋敷の住人が残したものである可能性だって0じゃない。要約するでもなく126ページの一文がそのまま書き記されたあのメモを、わざわざこうして保存した者がいるのならそのわけを聞きたかった。この文章を、理解することが難しかったから。126ページだけをゆうに5回は読んで、羊皮紙を挟み直さず棚に戻すと眠りについた。 )
あぁ、三月兎。時間はある?
( 昨晩発見した羊皮紙を胸ポケットにしまって屋敷を歩き回る。ここはあまりにも広いので、自分が行ったことのある場所だけをひとまず探して、誰にも遭遇しなかったことに溜め息を吐いた。庭に誰かがいることを期待して、踵を返せば足早に出入り口を目指す。外に出たとたん吹き付ける冷たい風を肌で感じながら歩いていると、大きな兎耳を生やした男が優雅にお茶を飲んでいるのが目に入り。ベルガモットの匂いに誘われ近付くと、努めて穏かな声色で声をかけた。 )
( / ありがとうございます。よろしくお願いいたします……! )
(誰もいないお茶会とは辺りの音を掻き集めて全て持ち去られたように音無く静寂に包まれていて、カップを手離すカチャリと言う音ですら雷を打つように響くのだから不思議である。そんな空間だからこそ、水を差すようにぴしゃり、と響く人の声を聞き零す事は有り得ずに片方が倒れる耳をピクリと揺らし。ツン、と澄ましたような表情にピンと伸ばした背筋を合わせながら登場したばかりの同居人へ顔を向け、余計な物を移さないとでも言うように瞳を凝らせば水晶の如く反射させるほどに現れたその姿をマジマジと見詰め。時間は有るかと尋ねられたその質問とは面白い、無いと言えば終わる言い方に堪らず笑いが込上げそうになるのは矢張り己の性根の悪さが露呈されるようで。テーブルの上で両手を重ねる様に組み依然変わらず向けたままの視線で"ふ"と吐息を小さく漏らして「あるよ。――面白いことが待っているなら、ね」まるで試す様な表情で片方の口角を持ち上げる、小首をかしげるように頭を肩へ寄せると「ほら、……なぁに?」好奇心が無い人格など無いだろう、強かれ薄かれ誰もが皆抱えているのだ。己だって例には漏れない。新規のアリスが語る言葉や訴える何かが気になって仕方なければ形の良い唇が次に綴るべく言霊を待ち詫びるように口を噤み、再び一人きりの時と同じ静寂を作り上げれば現金にも耳だけは確りと集中して)
>三月兎
……ありがとう。
( きっと今、すぐそこに静寂の神が立っている。ささやかな魔法に守られているような空間だった。双方が口を閉ざせば静けさはしんしんと迫る。緑と花の中で風に揺れる銀色の髪の男の無言は、その静けさより強かった。一言お礼を口にして、向かいの椅子に腰を下ろす。「三月兎。きみ、この書き付けに覚えはない?」言いながら、胸ポケットにしまっておいた一枚の羊皮紙を取り出しそっとテーブルに置いた。『P126 古くから、愛の犠牲が死を乗り越える守護になることがあると信じられ、また、現象は確認されている。死に限らず、愛による献身はその対象をあらゆるものから守護し、跳ね返すことができる』そう記されたメモに視線を落として、思わず小さく息を吐く。「客室に置いてあった本に挟まっていてね。愛というのはまた、曖昧な話だろう。それに比べて、死というのは具体的な現象だと思わない?それを覆すために愛を頼るなんて、御伽話みたいだよね。この世界もそうだけど」幻覚の中にいてなお、学ぶという姿勢を持ち続け手に取った本から得られるものが何もないなんてことは避けたかった。だが、この書き付けに、この世界を歩いていることに何か意味があるのなら。他人なんていう信頼できない最たるものに、期待することで何かが得られるのなら。Self-sacrifice、声を出さずにそう唇を動かして、男の返事をじっと待った。自分から自分を失うことで、他者に何かを与えようとする行為。自分を失ったら最後、何も与えてられるものなんてない。―――それが“死”だろう。そう思考して、目の前の男へ視線を戻した。 )
>一名のアリスの交流受付開始 / 新規プロフは随時募集
※14時頃以降にレスの遅れや闇落ちの可能性ありのため、大丈夫な方でお相手して頂けるとありがたいです。
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>主様
(/先日も素敵な時間をありがとうございました! よろしければ、続きからのお相手をお願いしたいのですがよろしいでしょうか?)
>アシュレイ
(縫い包みの手入れを喜んで貰えれば釣られるように嬉しい気持ちになり、丁寧だとか壊れ物を扱う様にだとかとは離れているが髪が千切れる様な雑な扱いでも無い触れ方で髪を乾かして、雨で重みをもっていた髪がサラサラとした手触りに戻ればカチリとドライヤーの電源を切り「ちょっと待ってね」と一声を添えてから最初の髪型を再現するように手櫛ながら髪を纏めて、ドライヤーと共に持ってきた脱ぎうる身に回したリボンと同じリボンで括り「じゃん、ラッテとお揃い」口角をゆるりと持ち上げてから悪戯でもしたような笑みを表情に浮かばせ。"よいしょ"と声を漏らしてから立ち上がり先に聞いていたリクエストを用意する為オープンキッチンのような作りのそこへ向かい「ねぇ、アリス。ミルクには蜂蜜とお砂糖どっちが好き?」小鍋でミルクを火にかけるとマグカップを二つ用意しつつ尋ねかけるように言葉を向け「――今日は探検でもしてたの?」温まるまでの間、なぜあの天気の中で外にいたのだろうかと言う疑問を解消すべく少しだけ頭を傾けてから「兎が知ったら怒るよ」くすくす、と意地悪な笑い声を共にしながら常識概念が強い白い兎を頭に浮かべてからかうように続け)
>ユニコーンさん
(体の芯が冷えてしまいそうな雨に当たっていたあの状況から、あたたかい部屋と着替え、更に人のやさしさに触れているとなれば、クマの頭を撫でながら温かい風の心地よさにうとうとしそうになるのを堪え。雨の独特な土の臭いと、昨日髪を洗った時のシャンプーの臭いが混じったような香りに、相手のやわらかなそれが入り込んでくるようで、すん、と鼻を利かせた。ドライヤーの風が止むとはっと目を開き、今度は相手が髪を結わいてくれる手つきに大人しく背を伸ばし。「おそろい?」髪がまとまっている辺りを指でそっとなぞれば、確かにクマの首に巻かれている物と同じ感触。色は見えないけれど、きっとそれも同じなのだろう。「えっとね、蜂蜜がいいわ。今日はお散歩をしていて……兎さん、兎さんって、あの黒いお耳の?」きょろきょろと部屋を見回し早くリボンを確かめたいと逸る気持ちを抑えながら答えていると、相手の言葉に此処へ来たばかりの時を思い出してはっと振り返って立ち上がり。それから相手の元へ行きツン、と服の裾を引っ張って「鏡が見たいの。どこにある?」と首を傾げ)
>アシュレイ
黒い方……。あぁ、そっちも確かに面倒くさいもんねぇ(尋ねかけた外にいた理由を聞けば相槌の洋に時折頭を縦に揺らし、その中で兎に誤解が生じると喉を鳴らすように小さく笑い声を上げてから「でも真面目で融通が利かないのは白い方、アリスが一人で外の出るのも雨で濡れるのも、堅物な白兎の常識には書かれてないんだ」時折鍋の中身が焦げ付かない様にかき混ぜて、それからふと珍しさに気が付けば「黒兎を見たことがあるんだ。人前に出たがらないのに珍しいこともあるね」驚いた、と前置きをするように瞬きを浅い動きで二度繰り返し”ふふ”と吐息を漏らすように笑み交じりに伝え。傍に来た彼女の願いを聞けばツイ、とルームミラーの置かれる方角を指さして「あっちに掛ってるから見といで、その色も似合ってるから」トントン、と行先を誘導する様に彼女の背中を軽く叩くように触れて。温まったミルクに蜂蜜を混ぜてからマグカップに注ぐとそれを二つ手にしてからリビングに戻り「ほら、可愛かったでしょ」自分の出来栄えをどこか得意げな口ぶりで伝えてはフカフカなクッションを下に轢いてその上に腰を下ろし「はい、雨の出会いに乾杯しよ」片方のマグカップを差し出してから提案をするように続け)
>ユニコーンさん
白い兎さんもいるのね。わたしを最初にお城へ連れて行ってくれたのが、黒い兎さんなの!(クマを抱いていない方の手を頭に置き、兎の耳のように動かせばぴょんぴょん、と跳ねるようにしながら指された鏡の方へ向かい。「やっぱり綺麗な色。あ、ユニコーンさんともお揃いだ!」鏡を見てりぼんの色を確かめると、指でもう一度撫でて嬉しそうに頬を緩め。クマの首に巻かれていた時も何か思ったのだけれど、自分の頭頂部についているそれを見れば相手の髪が同じように美しい菫色を含んでいたと思い出して。「うん、可愛い!本当にありがとう。……かんぱい」駆け寄るように相手の元へ戻ると、正面に向き合うように腰を下ろし。クマは曲げた膝のあいだにそっと乗せ、自分のお腹にもたれるように座らせて。相手からマグカップを受け取ってから、提案をどこかくすぐったそうに聞き入れて頷き、かつん、と軽い音を鳴らしカップを合わせ。「そういえば、ライオンさんもこの部屋に暮らしているの?」ミルクをさますようにふう、ふう、と息を吹きかけてから、ふと思いついたことを尋ね首を傾げて)
>アシュレイ
帽子屋の所にはもう行った?そこにももう一匹兎がいるよ。そこの兎は変わっててね、捻くれてるけれど面白いんだ(黒兎との出会いを聞かされると抱く感想はと言えばやはり意外性で、庭園を歩いていたこともましてやアリスを見付けて放置しなかった事も、そんな事もあるのかとからかいの良い材料を手に入れたと口元には意地悪な笑みを。もう一匹の兎に関した説明を行えば「くまも居たら良かったのにね」彼女に抱かれる縫い包みの元になる題材を思えば少しだけ肩を竦ませて人差し指をひらりと向けて。「じゃぁ……、リトルユニコーンだね」鏡を見てきた反応を見れば喜んでお揃いだと語る相手に堪らず”くすくす”と笑い声を上げながら片方の瞳をするりと細めてからウインクを一つ、服装も髪型も、とお揃いのそれらを視線の動きで示しながら、とは言え持ち合わせる愛嬌は比べ物に成らないと反する面すら面白がって。温かいミルクに口を付ければ向けられた質問に”いや、”と前置きを置いてから頭を左右に揺らし「ライオンは一個上の階に住んでるよ、此処は僕の部屋」言葉に合わせて上を見る様に顔を上げてから教え)
>ユニコーン
帽子屋さんには会ったことがある!お仕事のことなんかを教えてもらったの。……この世界には、兎さんがたくさんいるのねぇ。(またもや聞き馴染みのある名前を耳にすれば、こくこくと大きく頷いて。色々なうさぎが居るのだなと感心するよう
に文末を伸ばし、冷ましたミルクの様子を窺うようにそっと口をつけ。「くまは居ないのね、残念。……でも、ラッテが第一号になれるね!」相手の口ぶりから、この世界にはクマの耳を持つ人物は居ないのだろうと察して僅かに肩を落とし。マグカップを片手で持ちながらクマの頭を撫でると、いいことを思いついたと言うように顔をあげて笑みを見せ。「リトルユニコーン!そういえば、その角は本物?」その響きを聞けば相手の仲間になれたような気持ちになって更に笑顔を深めて。ふと、自分に足りない物を見つけては出会った時から気になっていたそれを尋ね、額から生える角を指して。「そっか。此処へ来るあいだにも部屋はあったもんね。他にも誰か住んでいるの?」相手の答えに納得して頷いてから、階段を上がるあいだにちらりほらりと見かけた扉のことを思い出し)
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