爆豪勝己 . 2017-10-12 20:18:28 |
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どうなるかはテメェなら分かんだろ。そもそも、そんなんで俺から逃げられるとでも思っとんのか。( 手の甲で頰の輪郭なぞり 空いた片手で胸に当たる手つかみ引き寄せ )
こ……っ個性使ったら君が怪我するかもしれな……わっ!…う、うわぁぁ!ごっごめんかっちゃんその、僕…!( 頬を撫ぜる角張った甲に息を呑むと束の間手を引かれるままに体勢崩せば相手に倒れ込み。咄嗟に距離を取ろうと試みるも掴まれた手に力敵わず )
・・・なめてんのかクソデク。本気で逃げたいんなら俺に怪我の一つもさせてみろってんだ。なあ、逃げたいんかお前。( バランスの崩れた身体を受け止めるなりごくり唾飲み下し 掴む手はそのままに頰を触っていた側の手で相手の後頭部を自身の肩口にぎゅむむ押さえつけようと )
は、離せよかっちゃん…!だ…だってほっぺ触るだけって思って!逃げるんだよ……今逃げなきゃこんな…っ( 半ば強引に後頭部へ力加えられ抵抗するも俄に耳許へ掛かる厳かな低音に萎縮し。抵抗止め緊張に僅か震う片手で後身頃掴めば「…もう今後君から逃げられる自信がない…」と消え入る音漏らし肩口に額落として )
だったら逃げろ。今なら見逃したる。今ならまだ、間に合う。・・・逃げろやデク。( 怖じ気づいてか諦めてか抵抗が止まれば後頭部押す力を緩ませ 弱弱しい声に歯噛みしつつ手首を解放してやり相手の後頭部ぽすん軽くひとたたき )
……うん………( 手首の拘束解かれ後髪撫ぜる手に念押しされる様に小さく首肯するも相手の声色に凄寥を感じつつ。身離し踵を返すと一歩踏み出すも暫し黙然とし「………ごめん。逃げ遅れちゃった」と背面振り返り眉を八の字に下げ淡く笑み )
・・・・・チッ、このノロマ。逃げろっつったろが。つくづくテメェは俺の言う事聞かねぇな。( つい今しがたまで在った体温と感触は逃すまいと掌握り締めつつ後姿眺めるも一歩進んだきり動きを見せない様子に眉が寄り 然し再び振向いた相手の言動に目見開けば肩掴んで一歩の距離ずずい縮め )
あはは…ごめんねかっちゃん、謝っても…許してくれないか。( 眼を見張る相手に肩引かれ空いた距離が詰まると安堵感に見舞われ。恐る恐る背に腕回し相手を抱き締めると甘いニトロの芳香が鼻を掠め 密着し血液の脈打つ振動が体温と共に双方の肌へと浸潤し )
・・・・・・。( らしくない自覚こそ在れど相手側から回された腕を退ける気は起きず 何の言葉を返すでもなく見た目と実際の感触とに相違ないふわふわ柔い髪に鼻先埋めて浅く息吸い込み背中に手を添えては「嫌じゃねえのかよ」と独りごちるような尋ねるような呟きこぼし )
…本当は嫌って思うのが普通かもしれない。( 宛先の不明瞭な問い掛けの内に寂寥を感じれば無意識に相手を抱き締める腕へ力入り。幼少期、中学時代を共にし様々な心情が積層と綯交ぜになる因縁の結ばれた相手の体温が今は只々心地良い物に感じ。その肩口に額軽く押し付ければ「君は嫌?」と今更返答も大方予想の付く意味の成さない借問し )
分かりきったこと聞くんじゃねえ。嫌ならとっくに爆破してる。( 答えを既に見透かしているような問い方に片手で頭小突くとそのまま髪掻き混ぜて 触れた場所から伝わる体温と確かな感触に満足感を覚える一方ふつり沸き上がる更なる欲に相手の耳元に唇寄せ「もう逃げらんねえな」と軽く口付け落とし )
……っ………う…うん。( 普段通りの乱雑さに僅か温情感じ眦緩めた矢先、耳朶へ触れる相手の口吻の感触に反射し肩竦め。感触のあった其処へ熱が集中する様に急激に血脈が流動始めてはその囁きの包容する自身へ向けられた確たる優越が垣間見え思わず聊か背筋震わせ相手の後身頃掴む手力み。暫し押し黙り小さく首肯すると赧らむ顔上げ、筋肉質な首元へと腕絡めればまるでそれが本当の返事の様に短く唇重ねて )
・・・・・・。( 望みに違わず肯う返答に酔うのも束の間で口元の感触にぞくり甘い痺れが下から上へ背筋に沿って駆上り髪触れていた手を握り締めて唇に口付け返しては大きな丸い瞳見つめつつ思考巡らせる如く黙込み 数秒後に自身の上唇を舐めて口端少し吊上げるなり相手の腰へと両手回して身体抱上げソファまで移動すると身体を降ろしその上に覆い被さり首元に顔近付け口付けひとつ )
……わっ、あ、あの!かっちゃん…!ねえってば……っ( 自身の与えた感触を反芻するかの様に再度唇重ねられれば頬の赤み増し。不敵な微笑浮かばせ僅か覗いたその舌の動作に目奪われた刹那鍛えられた逞しい腕に抱き上げられ。呼び掛けへ応答無く決然たる足取りで長椅子へと連れられ押し倒されれば不意に絡む視線に春機が滲んでおり息を呑む。首根の動脈付近に落ちた口付けに息漏れ濃い寡黙を纏う様子に胸騒めきつつ双肩掴み「ねえ……君の好きにしていい」と不純な欲を小さく音にし耳許へ届け )
・・・っ、煽ってんじゃねえよ、クソが。( 素直な性分故なのか自身の行動ひとつで容易く紅潮する顔もふと洩れ出る吐息もじりじり理性削る要因と為るも鼓膜揺らす恣にさせる様な言葉に欲望と理性の合間でぐらり揺らぎ 僅かに顔引きかれこれ十年以上は見てきた相手の顔を改めて見下ろせばなにか込上るものがあり 唾飲込むと共に形の無いそれも飲込んで眉間に力篭めつつ上等だと言わんばかりの不遜な笑み浮かべては再度首筋にそれから頬へ額へと唇触れさせて )
( 常時毅然とした姿見せる相手の心無し余裕の削がれた悪態を見受けその稀有性感じ。見下ろす緋色の瞳の奥に焔々と芽吹く欲望の炎見えた気がしては妖しげな笑みに腹底から鈍い痺れ走り、まるでお互いの肌の質感を焼き付け合う様に丁寧に口付けを降らされれば触れた面から熱が生まれ溶け出し。近距離に伝わる相手の浅くなりつつある呼吸に沸々と劣情煽られ「う…かっちゃん、息熱い……」とか細く震う言葉と共に吐息洩らせば互いの息混交し、その妙な空気に当てられ次第に下半身へ熱集中するのに気付けば軽く目見張り冷汗流し悟られまいと両太腿に力入れ閉じて )
( 着実に上昇していく体温と比例して段々と浅くなる呼吸に息苦しさ覚えながらもそれが何処か心地良く思えてしまう自分自身を心中嘲りつつ覚束なげな言葉を紡ぐ口元へ視線向けようとする途中にて幾分か相手の表情が強張っている様に感じれば理由探る為に緑の瞳凝視し その瞳に動揺を垣間見て大方の察しをつけ下半身に一瞥向け予測を確信に変え目細め 関りこそ長いものの初めて見るような相手の姿に更なる息苦しさ覚えつつ親指で唇なぞり「デク。お前、俺にどうされてえんだ」抉じ開ける如く指押込み内頬ぐりぐり擦り )
これは、ち、ちが……っ( 目敏くも自身の生理反応に勘付いたか相手の腑に落ちる眼色が追った視線の先にあり。緊張に血流が轟々と音立て循環始め反射に否定出すも綿密に唇撫ぜる骨張った指が口内へ捩じ込まれれば言葉遮られ内壁へ摩擦受ければ唾液溜まり、普段の独善的な態度が一変し此方へ選択委ねる悪賢さに息震え。その間にも意思へ背き着々と湧き上がる邪な欲に逃げ道鎖されるのを感じれば重い沈黙の後「…う…………ら、楽に…して……ほし……っ…」と双眸きつく閉じ羞恥に耳朶まで紅に染め上げつつ弱々しい声押出して )
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