Come on,HERO!!!　【〆】

!----すとーりー----!



〔『変身グッズ』に選ばれたらそれだけでヒーロー。
でも、ただの人間。
だって、彼らの力の源は『変身グッズ』なんだから。
彼らはただの仮初めの存在に過ぎないよ!〕


とある並行世界の現代日本に、突如人外の怪物達が出現した。
人を襲い、世界の均衡を崩し始める怪物。しかも問題はそれだけでなく、騒ぎに便乗して日本中で犯罪者が増加してしまっていた。
やがて日本政府は秘匿し続けていた魔術と神秘の存在を世間に公表、静かに日本で生活していた魔術師と呼ばれる人間に連絡を飛ばした。

「皆の全勢力を以てして、奴らの蛮行を食い止めろ!」

それは非常事態。魔術に頼らなければ、日本は壊滅すると判断した政府の叫び。
了承した魔術師たちは、日本中の至る所に在る骨董品に眠る力を封印から解き放った。
骨董品はただのがらくたでは無くなり、所謂『変身グッズ』へと変貌し。
『変身グッズ』は主人を選び、そして主人となった者は――ヒーローに。

※魔術の存在が確認されている世界ですが、学校制度や政治等は現代と変わりありません※


!----せってい----!


〈怪物〉
人外の姿とあるが、その姿は千差万別、トカゲだったりイヌのような動物の姿や、はたまた地球上に存在していないような姿の物だったり。
人間を見ると襲うパターンが圧倒的に多いが、時折人間に懐いたりただ生活しているだけの怪物達もいる。
奴らの核は人が生み出した産業廃棄物だとか隕石関係の産物だとか様々な面から意見が交わされているが、未だその正体は不明。
奴らを生み出した犯罪組織が存在すると判明しているが、その目的、メンバーなど詳細は殆ど解明されていない。


〈魔術師〉
『変身グッズ』を作った人間たち。由緒ある人々だが、魔術の必要性の低下と共に年々魔術師の人口は減り、現在では年配者ばかり。
魔術と言っても「一般人が見えない物が見える」というもの。(お祓い、占いなどが出来るような人と考えて良い)
今回、魔術師が力を放った骨董品に眠った力というのも、物に眠る言霊のようなものを呼び起こした、といった方が早い。


〈ヒーロー〉
『変身グッズ』に選ばれた人間たち。日本全国でその存在は確認されており、日々怪物たちから一般人を守っている。個人で怪物と対峙するパターンが多いが、ヒーロー同士でコンビを組んで戦う人も少なくない。
選ばれた人間は魔術師の子、孫が多いが、中には庶民である一般人もいる。選ばれた人々は決まって「何処かが一般人と異なる点」(運動神経、思考など)を備えているようだ。
年齢層は比較的広く、10代～30代後半。


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