ここは半獣たちが暮らすシェアハウス。
五人(五匹?)の半獣が暮らしていた。
ある日、人間の男がシェアハウスにやって来た。
半獣たちは男なのに、人間の男に恋をする……………
コメントを投稿する
-
No.341
by 茨木 怜 2019-04-06 18:10:28
怜は水を置いて、椅子に座りゆうきの手を握った。
怜)ごめんよ。僕のせいでこんな目に合わせて。でも、お願い。死なないで。死んじゃったら、僕はまた一人に...
怜は、唇をかんで泣くのを堪えたが、堪えきれず泣き出してしまった。
-
No.342
by しおん 2019-04-06 18:12:28
……………………にゃーぉ…(紫色の美しい毛並みの猫が来て相手を見上げている)
-
No.343
by 茨木 怜 2019-04-06 18:16:44
怜)ん?(涙をふく)紫色の猫?変わった色だな。どうしたの?
-
No.344
by しおん 2019-04-06 18:17:53
………………ゆうきに何したの?(じっと見つめ)
-
No.345
by 茨木 怜 2019-04-06 18:29:52
怜)それが、チョコレートパフェ食べさせちゃって。昏睡状態に。ごめんなさい。
怜は土下座した。
-
No.346
by しおん 2019-04-06 18:31:29
………………アンタって…馬鹿だね。俺達の事、何も分かっていない。どうせ、自己満足で来たんだろう?俺達の自由を奪う為に。(睨み)
-
No.347
by 茨木 怜 2019-04-06 18:34:46
怜)ち、違う。僕はゆうきが好きで。ゆうきと一緒に居たくて。ここに来たんだ。本音を言える相手がゆうきだった。それに、ゆうきも僕と一緒に居たいって言ってたんだ。僕たちは、恋人同士なんだ。
-
No.348
by しおん 2019-04-06 18:39:27
……………………はぁ?恋人?(ふしゃぁぁ、と威嚇して)
-
No.349
by 茨木 怜 2019-04-06 18:42:54
怜はびくっとする。
怜)嫌だって、本当だよ。威嚇されても困るよ。ゆうきは、僕と一緒にって言って抱きしめてくれたんだ。だから、怒らないでよ。
-
No.350
by しおん 2019-04-06 18:51:47
………………(ぴょん、と布団の上に乗って)
-
No.351
by 茨木 怜 2019-04-06 19:01:41
怜)ねぇ、猫さん。君も半獣なの?なら、名前を教えてくれる?あと、ゆうきを助けられないかな?
-
No.352
by しおん 2019-04-06 19:04:46
…………俺は…しおん。ただの猫だよ。(俯いて)
-
No.353
by 茨木 怜 2019-04-06 19:05:59
怜)しおんだね。ありがとう。何か方法ないかな?ゆうきを助けたいんだ!
怜は真剣な目でしおんに言った。
-
No.354
by しおん 2019-04-06 19:09:05
………………自分で考えな。(ふいっ)
-
No.355
by 茨木 怜 2019-04-06 19:24:10
怜は、下を向いた。自分はただのカフェ店員。狼が昏睡状態に陥った時、どうすればいいかなんてわからない。
怜)僕が獣医なら、応急処置も、何なら食べても大丈夫かも分かったのに。
怜は、髪をぐしゃぐしゃとかき回す。涙をこらえて、必死に考えたが、何の案も出てこない。
怜)どうすれば、ゆうきは...ゆうきは、目を覚ましてくれるの...
-
No.356
by しおん 2019-04-06 19:31:19
…………………………アンタ、知らないみたいだね。ゆうきには…昔、結婚を約束してた女が居たんだよ。(見つめ)
-
No.357
by 茨木 怜 2019-04-06 19:34:33
怜)えっ!
-
No.358
by しおん 2019-04-06 19:48:55
……………………その後、女には裏切られたよ。(俯いて)
-
No.359
by 茨木 怜 2019-04-06 20:27:23
怜)だから、あんなに人間を嫌っていたのか。
怜は納得した。そして、スマホで狼の応急処置の仕方を探した。
怜)(僕は、絶対に勇気を裏切らない。ゆうきを必ず助けるんだ。絶対に死なせない)
怜は、何とか、見つけ出しゆうきに応急処置をし始めた。説明通りにやっていきあとは、目覚めるのを待つだけになり、怜は、ゆうきが目覚めると信じ、手を握っていた。
-
No.360
by ゆうき 2019-04-06 20:31:59
………………………………(目を覚まし)