匿名さん 2017-09-28 12:34:33 |
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怜)ゆうき、僕寝てるとき、微かなんだけどゆうきの声聞こえたんだ。確か...
怜は、先ほど言われた言葉を思い出した。
怜)「アイツと一緒に居ると………落ち着く…」そういって、抱き着いたよね?これってゆうきの本音なの?
怜は、本音を言ってくれないゆうきに流石にムカついたのかゆうきをベッドに押し倒した。
怜)ゆうき、僕だって男なんだ。いくらゆうきより年下で、身長が小さくても力もある。押し倒せば、僕の土俵だ。この毛、ゆうきのだよね?はっきりわかるよ。ゆうき、お願いだから本音を言って。言うまでどかないからね。噛みつかれようと、殴られようと、僕に本当の気持ちを言ってくれない限り、絶対にどかないから。
怜は、顔を真っ赤にした。それほど必死なのだ。
怜)そんなの欲しくない。僕が欲しいのはゆうきだよ。本音が言える相手がゆうき、好き!
怜は、そう言った。
怜)僕の本音はこれなの。ゆうきが好きなのゆうきと一緒にいて、楽しく過ごすのが、僕の夢なの。だから、ゆうき。君の本音を聞かせて。
怜は見つめる。その顔は、まるで好きな人を見つめるような顔だった。それも友人としての好きではなく、恋人としてみる好きの方だった。
怜も無言で見つめる。いつの間にか、二人の顔が近づいていた。しかし、二人はそんなことに構っていなかった。怜は、ゆうきの頬に両手を当てる。
怜)本音を...教えて。
怜は、静かにそう言った。
………………………………怖いんだよ…人間が。人間はこの世の中から消えてしまえばいいんだ!動物達の叫びも聞かず、住処を奪うのは人間で、動物達を捕まえて殺すのも人間!俺はそんな人間が大嫌いなんだ……!(睨み)
怜)でも、ゆうきは違う。動物じゃない。人間でもない。半獣人。新たな生き物として僕は見ている。初めて見たとき、こんなに綺麗な狼の半獣がいたことに驚いた。だから、選んだんだ。綺麗で、本音も言い合える。そんなゆうきの姿と性格に僕は一目ぼれしたんだ。ゆうきは今も僕の作ったマフラーを巻いている。手当てもいやいやながらやってくれた。嫌いなのに、抱き着く。それって少しは、僕のこと思ってるってことなの?
怜)っく!ゆうき、いいよ。僕なら喰い殺していいから。ゆうきの役に立てるならそれでいいから。お願い、僕から離れないで。好きなんだ。僕ずっと一人だったから。お願い。もう一人は嫌だ。ゆうきが初めてなんだ。一人は寂しいから、そばに居て。
怜は、蹴られても手に縋りついた。泣きながらゆうきに言う。怜の涙が、頬をつたって、落ちゆうきの頬に落ちていく。怜はずっと「一人はいや、そばにいて」と繰り返した。
……………………俺は…皆が居る。いろは、たつる、しおん、りゅう……そして昔此処に居て、人間の誘いに乗って出ていった奴。だから……ひとりじゃない。(俯いて)
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