教科準備室【〆】

　　　　　　　　　　　　　　>山代先生

失礼します！山代先生、もう来てますか？
（布に包まれた弁当を抱えて教科準備室の扉を開ける。相談に乗って貰おうと頼んだので急いで来ようと思ったのだが他の先生や生徒に捕まってしまい遅くなってしまった）

……。
(もともと眠かったのか待ち時間が惜しいと思い、机に突っ伏して寝ており)

　　　　　　　　　　　　　　>山代先生

ん、お疲れなのでしょうか…
（机に突っ伏して寝ている山代を見ればそんなことを呟いて、しばらく見ているうちにあることを思いつく）

――起きないと耳から食べていきますよ…
（山代に近づき、耳もとでそう囁いてイタズラっぽく笑う。起きれば止めるが、起きなければ有言実行して耳を甘噛みするだろう）

……ん、...起きてるおきてる……
(さっきまで熟睡していたせいかまだ完全に目が覚めてなく明らかに先生に対する態度ではない口調で起きていることを伝えて)

　　　　　　　　　　　　　　>山代先生

大丈夫ですか？お疲れならば寝ていても…
（心配そうに顔をのぞき込むが、しばらく考え込んで持ってきた水筒を開ける。疲労に効くというハーブティーが入っているため手渡す。すぐ近くの職員室からコップを探してきて使うか聞く）

ん、...あれ？ああ、的場先生来ていたんですか。すいません、居眠りしてました。(机に突っ伏していたのを起こして相手がいることに気がつき、申し訳なさそうにして)

寝顔も可愛かったですよ、山代先生。
（クスクスと愉快そうに笑い、持ってきた紙コップにハーブティーをいれる。簡単な説明をしながら自分と相手の前に置き、ニコリと微笑む）

可愛い？先程はイケメンだと言われた気がするんですが...イケメンと可愛いはだいぶ違うと思いますが...。
ああ、お茶有難うございます。(目の前にお茶が置かれると礼を言い)

ふふ、イケメンで可愛いとかいいですよね。――ああ、僕は弁当食べようと思ってるんですが、山代先生は？（首を傾げながら弁当の包みを開き、箱の蓋を開けると色とりどりのおかずが見えるだろう）

俺はさっき弁当食べたんで...。(そう言うと相手がいれてくれたお茶を飲み)

えー、僕の弁当自信作やったのに…食べて貰いたかったわぁ…
（独り言を呟きながらじゃこの入った卵焼きをつまんで、口に運ぶ。方言が出ていることは気づいていないようで）

……。
(相手の弁当をじっと見つめて)
じゃあ、どれか一つ貰えませんか？
(人差し指を立てては微笑んで)

どうかしましたか？――ああ、どれにします？この生春巻きとか自信作ですよ！
（山代の視線に気づき、首を傾げるが次の言葉で意図を悟り頷く。心做しか嬉しそうに二つある手作りの生春巻きの一個を弁当箱の蓋に乗せて渡す。食べるのをワクワクとした様子で見ていて、感想を待つ）

頂いてもいいんですか？
(そう聞くが春巻きを差し出されたので遠慮なくそれを手で掴んでは口に運び)
-----！美味しいですね、これ手作りですか？
(あまりの美味しさに珍しく少し驚いた表情を見せるも最近は冷凍食品などが増えてきているのでどうなのかと気になって相手に聞いて)

　　　　　　　　　　　　　　 >山代先生

どうぞー。お口に合えば良いのですが
（ニコリと微笑み差し出せば、一緒に箸も渡せば良かったなと考えていて、食べる様子を眺めている）
あ、はい！手作りです。作ってみるのも良いかなって思って…
（美味しい、と感想を言われればこちらも嬉しそうに返事をする。冷凍食品も使うが、料理は得意なので自分で作った方が練習も出来るし、味付けも変えられて良い。喜んで貰えて良かったと微笑む）

そうなんですか、男の手作り弁当ってなかなか見かけませんから...。(相手に微笑み返し)
俺も偶になら作るんですけどね。(気がむいた時にしか作らない自分に対して苦笑いをして)

そうなんですか、男の手作り弁当ってなかなか見かけませんから...。(相手に微笑み返し)
俺も偶になら作るんですけどね。(気がむいた時にしか作らない自分に対して苦笑いをして)