おねーさん 2017-09-20 22:34:41 |
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───はは、少年。ちょっとね、お姉さんとお話し合いをしようね?
( 確かに自分は20歳もとうに過ぎ、後3年もすれば三十路になる。年齢よりは幾許か若く見えるのは単なる見間違いだと自負しているものの、改めて言われればムッとくるものがあり。「あらよっとどっこいしょ」なんて掛け声と共に相手の両脇に手を差し入れ、抱き抱えようと。やはり言われたことは気になるのか、ついでに寝室の鏡で顔を見てみようか、なんて考えて。 )
(/ 全然大丈夫ですよー!毒舌生意気バッチリ来い来いタイプなので…!そろそろ鏡の前に連れて行って、お互いの考えの相違点を見直してみようかな、と思うのですが如何でしょうか?トリップ時の出来事は説明が長くなりそうなので、〜とと経緯を説明して、の様にまとめて下さっても大丈夫ですので…!勿論、話のタネとしてそこを展開していってもいいなぁ、とも思うのですが…。 )
なっ…!?おい、はなせ!きいてるのか!( 相手に抱き抱えられそうになればプライドが刺激されるのかバタバタとそれこそ子供のように暴れ )
( /それなら良かったです!そうですね、このままだと話進まなさそうですし…お願いします!そうですね…トリップのことは私の語暈力では上手く出来なさそうなのでお言葉に甘えて割愛させて頂きます!重要な部分だけ説明のような感じで。 )
ぐえ…、ちょっと暴れない暴れない!頼むからッ…お姉さんか弱いから…!
( 暴れるだろうとは思っていたが、流石に顎を押されれば女らしからぬ声が出て。それでもめげずに隙を見て抱き抱えれば、まずは寝室へ。相手を片腕で抱え、膝で相手の体重を支える様に。そして空いた手で全身を写す事が出来る大きな鏡にかけた、黒い布を取り払えば。「ま、知ってたけど年相応だよね。」なんて自分の顔を見て呟くも、鏡を見た瞬間から暴れ具合が弱まった少年が気になり。 )
どったの?少年。こういう鏡は珍しいのかな…。
(/ 了解致しました…! )
なにがかよわいだ。じょうだんもほどほどにしろ。(相変わらず偉そうは口を叩きながらも鏡で自分の姿を見た瞬間プルプルと震え鏡を睨み付けるように見て自分の姿に困惑したように呟き)
なんだよ、これ…。どうなってんだ…?
ちょっとくらい若作りしてもいいじゃないか…、若くいられるうちは若く、ってね…!
( 軽くそんなことを言ってみても、何処か虚しいのは実年齢の所為だろうか。ツンとした態度で少し舌っ足らずに喋る姿は可愛らしくて堪らない。ペド的な意味合いは無いものの、引かれることは分かっている為口には出さず。鏡越しに見える薄紫色の双眸が見開かれたと思うと、次第にぷるぷると震え始める少年に──え、どういう事?と困惑した様な表情を浮かべれば。そっと抱き上げていた身体を下ろし、「ねぇ、少年。君……、本当に17歳だったりする…?」と問い。
思えば色々とおかしい部分があった。年齢も言動も、小学生とは思えない言葉遣いも、17歳と言われればすんなりと納得出来てしまう。思春期で反抗期な男子高校生、と考えてみれば何もおかしい事は無い。「──お姉さんちょっと頭痛い…、ちょっとリビング行って落ち着いてもいい…?」明らかにキャパシティオーバーとも言える一つの答えに頭を抱え、一旦お茶でも飲もうかと相手に声を掛けて。 )
わかづくりってことは、それなりにおいてるじかくがあるってことだろ。( 自分の姿に困惑するも相手への反抗だけは忘れずに抱き上げられた身体を降ろされ問われれば「さっきからそう言ってるだろ…まぁこの姿じゃ信じられないのも無理ないか。」と相手の今までの言動に納得して、相手の声掛けには「…ああ。」と無愛想に返事しては頷き )
──少年の実年齢より十は老いてるからね。全く自覚していない訳じゃないけどさ…。
( 自らも幼い頃、十も違う親戚に年齢差を感じていたし、このくらいの子がそう思うのも仕方無いのだろうと苦笑いを浮かべるだけに留め。「流石にね…、身体の成長を助ける栄養補助食品は流通していても、この世に身体をここまで縮ませる薬や食品は無いからさ。信じられないってのが本音かな…、あ!適当にソファにでも座ってて。飲み物は珈琲?ココアや紅茶、緑茶やジュースもあるけど…。」寝室のドアを開け放ったままリビングへと戻れば、三人掛け程の大きさのソファを指差し自分はキッチンへ。マグカップを用意しながら目線だけを其方に向けて。 )
まぁおれはいちおうがくせいだからな…。いまはこんなナリだが…。( 相手の言葉に甘えるように疲労困憊といった様子でソファーに腰掛け相手の問いには「こーひー」と簡潔に答え「…これじゃしごとにもししょうがでる…。」と相手に聞こえないほどの声量で呟き )
うん、大丈夫。可愛いよ少年。
( インスタントのドリップコーヒーを二つ、自分のマグカップには氷を一つ浮かべ。気持ちを落ち着かせるには温かい飲み物の方がいいだろうとマグカップを持ちリビングへ。スティックシュガーやコーヒーミルクはリビングのテーブルの上に置いてある為、もし飲めなかったら勧めようかと考えながら。ぽつりと呟かれた言葉は小さ過ぎて聞き取れなかったものの、非現実的な状況に参っている様子の相手に追求はせず。マグカップをテーブルに置き、相手と人一人弱分開けて座れば、珈琲をひと口啜り。「さて、と。今わかっているのは実年齢が17歳ということ、気付いたら小さくなってこの家に居たということ…、だけどさ。何か心当たりとか、ある?階段から落ちたとか…。」と問うものの言葉はつっかえ気味で。 )
…アンタの目はふしあなか。それともあたまがおかしいのか?( 相手の可愛いという言葉が気に食わなかったのかジロリと睨み付け不機嫌そうに告げるも実年齢時のような凄みは若干薄れ相手の問いに少し考える素振りを見せるも部外者である人間に本当の事を話す訳にもいかず「…くるまえに…けかをおった。」とだけ返し )
酷い言いようだなぁ、だって子供は皆可愛いじゃない。勿論、少年も例外じゃなく可愛い。
( む、と不機嫌になってしまった表情さえ絵になるのは元々の顔立ちが良いからで。さぞ両親も整った顔立ちをしていたんだろうなぁ、なんて思いつつ。「怪我、ねぇ…。何処に住んでいたとか、わかる?建物の目印とか、名前とか…、学生だし学校の名前とか。パソコンで調べてみるよ。」この界隈で銀髪に薄紫の瞳を持った人物が居れば話題にも出る筈だが、そんな話は聞いたことが無い。つまりはコスプレ趣味、という線も考えられるが、見た感じは染髪でもウィッグでも、ましてやカラコンでも無さそうで。少なくとも地元の人間では無いと仮定すれば納得もいくし、なんて考えながら相手を見遣り。 )
…はぁ?ガキなんてうるさいだけだろ。
あと、おれはかわいくない。( 相手からの可愛いという言葉を頑なに否定して不機嫌さを隠そうともせずに告げ自分の素性を簡単に話す訳にもいかず「…くろすがくえん」と小さく学園の名前だけを伝え )
まぁババァなんて言ってくるくs……子供は好かないけどねぇ。でも大体は可愛いと思うし、元々子供は好きだし───君も私の中では可愛いの部類に入るけどな。
( 思わず口を滑らせそうになり咳払いで誤魔化すと、にへらと気の抜けた様な笑みを零し。ソファから立ち上がりリビングの棚からパソコンを引っ張ってくると、聞いたばかりの名を検索し始めて。然し、幾ら調べても類似した名前の学校しか無い。何ページか進んでみても結果は同じ。──嗚呼、これは……。自分の予想が的中してしまった事が恨めしく、目を伏せては「──少年。」と先程の飄々とした口調から一変。「君が通っていたという学園だけど……無いんだ。」そう静かにぽつりと呟いて。頭の回転は人並みとはいえ、悪い方ではない。こんな時に働かなくても良いのに、と思いつつ眉間に皺を刻み、苦しそうに目を伏せながら下記をぽつり、ぽつりと呟き。 )
──怪我を負い、私の家の中で目が覚めた。つまりだ少年…、憶測の域だが君はトリップ……というものを体験したのではないかと、そう私は踏んでいるんだ。
やめろ。むしずが走る。おれのまわりのにんげんにそんなこと言ってみろ。へんなやつあつかいされるぞ。( 言っても無駄なことが段々と分かってくるもどうしても可愛いという言葉だけは受け取ることが出来ずに不機嫌を露にするも相手の学園の がないという発言に「…は?」と嫌な予感を感じながらも聞き返し相手の推測にぐしゃりと自分の髪を掴み )
トリップ…?そんなファンタジーあってたまるか。
んー、元々変人って思われる方が多かったから今更かなぁ……。変でも思った事言えずウジウジ悩むより、言ってしまった方がスッキリするし…それに、それで怒られたら謝ればなんとかなるし!
( なははッ、と明るい笑いと共に持論を展開すれば。呆れられている事には気付いているが、前向きなタイプ故か傷付く素振り一つ見せず口元を緩めるばかりで。「うん…、私もそう思うんだけどね。鍵をしっかりと締めたから出入りは出来無いし、その髪と目は珍し過ぎる。学園の名前も一件は絶対にヒットする筈なのに見付からないのはおかしい。言いたい事は色々あるけど、一番納得出来るんだよね。」きゅっと顔を引き締め伏せていた瞳をゆっくりと開き。 )
ああ…、まぁそうだろうな。アンタかわってるし。おもったことを言うのはいっこうにかまわないかおれにかわいいはきんしな。( 失礼な内容をサラリと告げながら「とにかくかわいいはきんし」と更に念押しして相手の説明に思わず頭抱え )
かりにアンタのはなしどおりだとして…なんでここに…。
こんなに堂々と変わってる、なんて言われたのは初めてだけどねッ!──え?無理無理、可愛いと言うことは呼吸と同じだからね、無意識に出ちゃうんだよ。
( めんご!何て古臭い上に妙に腹が立つ謝罪を一つ。悪びれもなく口元を緩めたまま、無理だと言わんばかりに告げて。「憶測だから決まった訳じゃないけど、でも一番しっくり来るんだよね……。少年は無断で人の家に上がり込む様な性格はしてなさうだし。」ふむ、と考え込みながら述べるも、頭を抱えた相手の姿に気付き。幼顔に似合わない表情を浮かべる姿にぽん、と頭の上に手を遣って。「お姉さん考えるの面倒になってきたから考えるの止める!少年、此処に住みながら帰る方法を探せばいい。来た場所が此処なら帰る場所も此処かもしれないし。」頭で考えれば考える程非常識的で非現実的な出来事。悩めば悩む程深みにハマるから、と元気付ける様ににひひ、と笑って見せて。 )
しかたないだろ。じじつなんだから。
それはおれをバカなしてるのか。それともけんかをうってるのか?( 相手の謝罪と言葉に不機嫌そうな表情をますます深め「まぁ…ふつうにはんざいだからな。ガキでも。」なんて呟くも頭の上に手を乗せられればプライドが邪魔をし軽くながらも相手の手を払い相手の発言に「のうてんきだな…。」と告げた後、相手をチラリと見上げ )
馬鹿にしてる訳じゃないんだけどなぁ、なかなか伝わらないな……。お姉さん、子供に喧嘩を売る程大人気なく見える?
( 気難しい性格なのだろうか。更に深まる眉間の皺は普通の6歳児が為せる技では無い様な。相手の言葉に苦笑いを一つ、頭の中ではこれから先の事を考えて。払い退けられた手を所なさげに彷徨わせた後、マグカップに手を伸ばし温くなった珈琲を啜り。「考え込むのは仕事だけで充分。元々考えて悩むっていうのは性に合わないし。──さて、少年。君が嫌と言おうが暴れようが君には此処に住んでもらうよ。戸籍も無いからね。」決定事項なのか再度ぽつりと左記を呟いて。そうとなれば買い出しは明日にでも、なんて思いながらソファから立ち上がり。 )
おれにかわいいなんて言うのはバカにしてるようにしかきこえないって言ってるんだ。( 相手の質問をスルーしたような返答をしては溜め息をつきマグカップに手を伸ばすも一緒に住むという言葉に噎せ「…は?」と相手に視線だけ向け )
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