お似合いカップル ｢〆｣

んー…あんまり好んで話しかけには行かないけど、話すことは話すよ
(自分が話すの好きかと考えればそうでもないようなと納得し少し考えてから上記を呟いて)

それなら、今度あの子達とお話してみない？可愛くて優しくて面白いんだよ。よく抱きついてきたり撫でたり、それから…(相手の隣りに移動すると楽しそうな笑みを浮かべ先程まで会話をしていた友達について話し始め

…んー…いい、俺は陽菜乃と話せればそれだけで充分だよ
(本をちらりと見ながら少し周りと話す自分を想像して、抱きつかれたり頭撫でられたりするのが想像できずゆっくり首を振って)

それなら、私が抱き締めたり撫でたりしようかな(相手の反応を見ると上記を言い少し先を歩いて立ち止まり振り返ると、赤鷺君おいでー！ と両腕をひろげて

！…ばーか
(可愛く腕を広げてる相手を見るとつい笑みがこぼれてくしゃくしゃと頭を撫でて)

私だって抱き締めたり撫でたりしたいよ？赤鷺君の彼女になったんだから
(恥ずかしそうに顔を赤くしながらも相手の目を見てそう言うが耐えきれなくなり顔を両手で被って)

そういうことなら普通に抱きしめればいいのに
(頭撫でながらゆっくり頬も撫でて口元を緩め嬉しそうに抱きしめてあげて)

そう……うん、そうだね
(抱きしめられながら少し考え顔を覆っていた手を取ると「授業休みに毎回抱きしめに行こうかな。苦手な授業頑張れるかも」と言い名案を思いながら得意げに笑い)

待って、そんなの俺が耐えられないよ
(顔を覆ってる相手を見ると可愛くなり頭をぽふぽふと撫でてまさかの提案に｢げっ｣という顔をして)

駄目、なんだね。残念だよ…
(相手の反応を見てあからさまに悲しそうな顔をしつつも甘えるように相手の体に顔を埋めると「こうなったら、友達に抱きしめてもらおうかな…」とわざと辛うじて聞こえるような声で呟いてみて

……こら、陽菜乃。今のは聞き捨てならないんだけど？
(今までつんつんとつついていた頬を軽くつねって少し拗ねたように告げれば自分がいるのに友達にすぐいく相手の行動を思い出して放っておいたら何をしだすかわからないと思って)

もしかして、妬いちゃった？
(相手の行動に思わず笑みがこぼれ 背伸びをして可愛いと言いながら相手の頭を撫でて

…うるさい(頭を撫でられると嬉しいもののまだ拗ねてようと思って頬が少し染まったまま不機嫌そうに呟いて)

ごめんなさい。私に出来ることならしてあげるから、許して欲しいな(頭を撫でながらそう告げ笑みを崩さないでいたが思い出したように「やっぱり勉強以外がいいかな」と苦笑して

勉強嫌なの？…お前らしい
(ふはっと笑いながら頭を撫で続けている手を取り指に軽くキスして)

そんなことされたら惚れちゃうよ。赤鷺君のそういう所、すごく好き
(ふにゃりと笑みを浮かべ嬉しそうにキスされた手を握り相手から離れるともう片方の手を差し出して「帰ろうか」と言い相手が手を取ってくれることを期待して

ん、帰ろう。陽菜乃
(優しく名前を呼び期待通りに手を取って恋人繋ぎにして、嬉しそうな雰囲気が隣から漂ってくるので自分も嬉しくなって)

いいね。特別って感じがする
(幸せを噛み締めるようにそう呟ききゅっと手を握り返すと、出来るだけ相手といたいというのと帰るだけという理由からのんびりと歩き始めて

特別でもないんじゃない？
(ゆっくり歩いている相手の意図をすぐに読み取って自分もゆっくり歩き出し｢これからはこんな事が当たり前になってくるんだよ｣と呟けば恥ずかしいことを言ったかもしれないと少し顔が赤くなって)

…そっか。楽しみだね(顔を少し赤くした相手が自分に合わせてくれているのに気づき「急いでない？大丈夫かな」と少し不安そうに尋ね答えを待って