遠野 千尋 2017-09-16 18:35:11 |
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>>295 拓斗
…よく出来た嫁さんだな…ゴホッゲホッ…。
(彼は今日は突っぱねた言い方はしてこない。優しい彼だから自分が病人と言うのもあるのだろう。自分はいつもの通りに軽口で返そうとして咳に邪魔される。幸い寝ていてもマスクは外さなかったし、鍵も閉め忘れていなかったのは自分の性格故か。しかし久しぶりにここまで崩したな…と思いながらテキパキ自分のために動いてくれている彼をぼんやり見つめていて。彼が洗面器を手に此方に近づいては上体だけでも起き上がれるかと問われ、彼に手伝って貰ってベッドへ体重かけてゆっくり起き上がりつつ「…お前なら勝手に触って良いよ…ありがとな…」ふとお礼が言いたくなって口をついて出ては既に三つ外されたボタン、残りも外さないと着替えられない。少しでも協力して彼の負担を減らそうと自分で外し始めるも─いつもだとすんなり外せるし寝ていても出来ることが今意識してやれば手がまごついてしまう。早くしないと、と焦れば焦るほど出来なくて眉間に皺が寄っていって)
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