遠野 千尋 2017-09-16 18:35:11 |
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餃子包みは一回ですぐに均一に作るのは無理だ。俺だって最初は具を詰めすぎて皮破いたり、焼いてる時に中身破裂したりしてたんだぞ?初回でそれならお前は綺麗に作れてるよ。
(自分が餃子を包むのを見て感嘆な声を出しては餃子を包みやきもきしてため息をつく彼の姿に一回で上手く作るのは不可能だと告げて。今でこそ形を均一に出来るようになった自分でさえ、最初の頃は皮を破いたりは当たり前だし、包めたと思ったらやっぱり中の具が多くて焼いている時に破裂したりして失敗もしている。その事を考えれば彼の作る餃子は形こそ不格好だが破れることはないだろうし、中身が破裂する心配もないから綺麗に出来ていると微笑んで褒めて。具を包み終わればいよいよ焼く段階。フライパンに綺麗に並べていき焼き始めて。「…よし、こんな感じに焼いたら…水を少し入れて蒸し焼きにする。そうすると外はカリカリで中はふっくらするから」焼き方のアドバイスをしつつもそうこうしては綺麗に焼き上がって。「…皿に移して…これで完成」火を止めて大皿に出来立ての餃子を移してはテーブルへと置いて)
遠野も!? へぇそうだったのか。
(相手も始めは上手く出来なかったと聞くと意外そうに目をぱちりとさせて。でもそれを聞くと何だか嬉しくなり小さく微笑みながら相槌を打って残りの餃子も包んでいき。包み終わった餃子は相手が綺麗に蒸し焼きにしてくれてお皿に乗った餃子を見ては「わぁ、お店みたいだな!」と思わず声を上げてテーブルまでついていき。まだキムチチャーハンづくりがあるがその美味しそうな匂いに負けて「なあなあ一個食べてもいいか?」と待ちきれない様子でテーブルに手をついて餃子と相手を見比べて。)
まぁ、少なくとも俺は最初から出来る天才型ではないってことだな。
(目をぱちくりさせる相手に少なくとも自分は何でもすぐに出来る天才型ではないことを告げて。出来上がった餃子を見て早くも待ちきれない彼が一個だけ食べて良いかと問われれば「…味見してくれるのか?じゃあ好きなの食べて良いぞ。醤油とかなにかつけるか?」と職場では聞きつつ醤油やらラー油やらを準備して箸を彼に渡して。彼好みの味であればいいなと思いつつ彼の様子を見やって)
じゃあ俺も努力したら遠野みたいに料理上手くなってかっこよくなれるかな。
(相手は自分の年齢よりずっと若い時から努力してきただろうから今更自分がどれだけ頑張っても相手に追いつくことは無理そうだが望むくらいならいいだろうかと相手を見て小さく笑って。「んーん、とりあえずこのまま食べてみる!」餃子を好きなだけ食べても良いと言われればパッと目を輝かせて、色々調味料を用意してくれるも小さく首を横に振って。箸を持ってくると椅子には座らずに立った状態のまま餃子の乗った皿に箸を伸ばして、形の綺麗な一目で相手が包んだと分かる餃子を1つ取って一口で頬張って。「んまぁ…!超うまいよ。皮パリパリで中はふわふわしてるけど肉汁たっぷり!俺普段冷凍餃子か総菜の餃子しか食べないから分かんないけど、この餃子がすっげぇ美味しいのは分かる!」とはしゃいだ様子で感想を述べては味見なのに3こくらい一気に食べて。「あ、遠野も味見するか?」夢中になっていたのに気付くと少し恥ずかしくなって目を逸らし、パッと見で自分が包んだと分かる形の悪い餃子を箸で取ると相手の口元へズイと持っていき。)
…俺みたいにかは分からないが、かっこよくて料理上手な男にはなれるんじゃないか?楽しみだな。
(自分みたいになれるかなと笑う彼にそれは分からないがかっこよくて料理上手な男にはなれるのではないかと告げて。彼は十分整った容姿をしているし背も伸びるだろうし将来はもっとイケメンになるだろうなと思えば楽しみだなと笑って。味見と言いつつ三個を餃子を食べるのを咎めたりはせずにうまいうまいと言って食べてくれる様子はやっぱり嬉しくて微笑ましく見ていれば、此方にも味見と彼の作ったであろう餃子を箸で掴み差し出してくる所謂あーんをして貰えればぱくりと一口で口へと入れて。もぐもぐ咀嚼し「ん…拓斗の作った餃子…うまいよ。何個でも食える」うまいと感想を伝えて。味見も終えたし餃子が冷めないうちにキムチチャーハンを作らないとと思っては「よし、次はキムチチャーハンだな。ちゃちゃっと作っちまうか。拓斗は卵割って混ぜてくれるか?」卵やご飯やキムチやら必要なものを準備し新しいフライパンを取り出して温めては油を引きながら彼に卵をお願いして)
今度は一人で餃子作れるようになって遠野に作るよ。特別辛いやつ。
(相手にかっこよくて料理上手な男になれると言われて、さらに餃子も褒められれば照れ臭そうに目を伏せて微笑み、今度は餃子も一人で作れるようにすると頷いて。どうせなら相手好みの辛い餃子を作りたいと思えばそれも告げ。「分かった。卵だな。」どうやらチャーハン作りも手伝わせてくれるようで自分でもできる作業を任されると嬉しそうに頷き、器に卵を割り入れて箸で溶いて。相手はその間に手際よく作業しており、その姿に見惚れながら溶いた卵の入った器を持っていき「遠野、卵混ぜといたぞ。」と器を差し出し、興味深々に相手の手元を見ていて。)
ほんとか?…ありがとな。すげー楽しみ。
(努力家な彼ならすぐに作れるようになるだろうと楽しみだとお礼と共に伝えて。卵を混ぜてくれたと彼の声に「サンキューな。これを入れて…よし、完成…」差し出された卵を受け取り、フライパンへ回し入れる。軽く炒めてはパラパラのキムチチャーハンは完成して。用意していた二つの皿に盛り付けては「よし、お待たせ。食おうか」と声をかけて。椅子へと彼と共に腰を下ろしてはいただきますと手を合わせて。ちらりと彼が食べ始める様子を伺っていて)
おー、チャーハンもうまそう。パラパラだ。
(自分の作る餃子を楽しみだと言ってくれるのを嬉しく思いながらチャーハンが作られていく様子をジッと見ていて。美味しそうなチャーハンはあっというまに出来てテーブルに並べられると席について相手に続いて手を合わせて。先に食べてもいいのだろうかと相手見遣れば、こちらが食べるのを待ってくれているようだったので「いただきます。」と改めて言い直してはスプーンを手に取ってチャーハンを口に運んで。パラパラのごはんに程よい辛さのキムチのシャキシャキ食感が残るチャーハンはとても美味しくて餃子同様頬を綻ばせて。「超おいしいよ。今まで食べてきたチャーハンの中で断トツに美味しい。」スプーンを皿と口の間で何度も行き来させてすぐに三分の一ほど食べてしまえば餃子にも箸を伸ばしてチャーハンとの相性を楽しみ。「んー、おいしい。あ、さっき言ってたジョロキア試してみたい。」ゴクンと口の中のものを飲み込んではお皿にある分を全て食べてしまう勢いだったが、先程の相手との話を思い出して辛いのも試してみたいと相手を見遣って。)
はは、お前の口に合ったならよかったよ。
(キムチチャーハンも餃子同様に美味しい美味しいと表情を綻ばせて彼は食べてくれる。その様子を微笑ましく見つつ口に合ったならよかったと自分も食べ始めて。暫く食べては彼からジョロキアパウダーを使ってみたいとの申し出が。「ああ、いいぞ。あんまり無理はすんなよ?ほら」席を立ち一味のように振ってかけられるジョロキアパウダーを戸棚から取り出せば彼に差し出して。普通の人には辛い代物。くれぐれも無理はするなよと声をかけて)
おう、さんきゅ!…じゃあちょっとだけ…
(ジョロキアパウダーを取ってきて気を付けるよう言ってくれる相手に礼を言っては、そのジョロキアパウダーを受け取り。未知の辛さのため、少し不安はあるが怖いもの見たさで好奇心のほうが勝っており、少しドキドキしながら赤い粉をチャーハンの上に慎重に振りかけて。「おー…辛そう。」掛けたのは少しだけで、一味と見た目は変わりないが存在感がすごく食べる前からゴクリと唾を飲み込む。少し緊張の面持ちでスプーンを手に取っては赤いパウダーが掛かった場所を掬ってゆっくりと口の中に運んで。「……かっらッ!でもうまい。まだいけそう。」少量でも凄まじいパンチ力に目をぱちりとさせるもその目の覚めるような辛さが癖になり笑顔を浮かべて。もう少しなら大丈夫そうだと思えば先程より少し多めにチャーハンに振りかけて。)
お前もハマってくれたら嬉しいが…マジで無理するなよ?
( 辛いと言いながらも彼の様子を見る限りまだ大丈夫そうで。自分のアドバイスを聞き入れてくれて少しずつ量を増やす彼にハマってくれたら嬉しいがと漏らしつつ無理はマジでするなよと告げて。あまりにも彼が辛さを感じているようなら辛さを抑えるヨーグルト等を思ってきてやらなきゃなと思いつつチャーハンに先程よりハバネロパウダーを入れる様子にそのまま彼がどんな反応をするのかじっと見つめて )
おう、分かってる!
(こちらの心配をしてくれる相手に頷きながら先程よりも赤く染まったチャーハンに好奇心から笑みを浮かべ。赤くなった部分をスプーンで掬ってはさっきよりも躊躇なくぱくりと一口で頬張り。「ンンー、かやい…てもおいひー…」さっきよりもガツンとくる辛さ。味わえて美味しかったが粉が舌の上に残っていつまでもヒリヒリとして、舌を少し出しながら“辛い、でも美味しい”と笑い。とりあえず手元にあったお茶で流し込むも水分は逆効果。口内が更にヒリヒリしだすも耐えられないほどではなく、そのままパウダーが掛かってない部分のチャーハンと餃子を一緒に食べて。「…ふぅ…収まった。…美味しかった。…遠野も掛けてみて」やっとヒリヒリがひいては短く息を吐き出し小さく笑んでは、相手はどれくらいかけるのか気になってパウダーを相手の手元へおいてみて。)
お前、結構辛みに強いんだな…見直した。…ああ、俺もかけたいと思ってたんだ。これは餃子にかけても美味いぞ。
(大丈夫だろうかと様子を伺っていたが彼は結構辛みに強いタイプのようで。似たタイプならこれから色々な激辛料理も食べられそうだと思えば見直したと柔らかく微笑み。彼にかけてみてとジョロキアパウダーを手元に置かれてはそろそろかけてみたかったんだとパウダーを掴んで蓋を開けると餃子にも合うんだと口にして餃子が見えなくなるくらいにかけてからキムチチャーハンにも鬼のような量をかけて。蓋を閉めるとまずは餃子から。ぱくりと一口で口に入れてもぐもぐしては平然とごくんと飲み込んで。次にチャーハン。スプーンに持ち変えてからこんもりとパウダーの乗る箇所を掬って食べては咀嚼して。「ん…やっぱ美味い…」と満足げに表情を緩めて)
それほどでも…。遠野のチャーハンが美味しかったから食べやすかったんだよ。
(見直したと言われると嬉しそうに照れ笑い相手の炒飯が美味しかったのもあって食べれたのだと頷き。そして相手がチャーハンや餃子にパウダーを掛ける様子を見てはその量の多さに目を見開いて「…!! すげぇ…なんで噎せないんだ。遠野ほんとうに辛いの強いんだな。汗も全然掻いてないし…ユーチ〇ーバーにもなれるんじゃないのか?」あれだけの粉が掛かっていたら辛くなくても噎せそうなものだが涼しい顔をしている相手に感動して尊敬するように相手を見ては声を弾ませて。相手はかっこいいしそれだけでもユーチ〇ーバーになれそうだだと楽しそうに笑いつつ残った餃子とチャーハンをしっかり食べて米の一粒も残さずに食べ終えると手を合わせ「ごちそうさま。すごく美味しかった。」とお腹をさすって笑顔を向けて。)
そうか?拓斗も強い方だと思うけど。普通は一かけでも辛さに弱い奴なら汗が吹き出るみたいだからな。
(自分の作ったチャーハンだったからだと言って貰えては嬉しげに目を細めつつやはり彼自身も辛みに強いのだと告げて。ジョロキアはタバスコよりも辛い調味料。辛さが苦手な人が食べれば忽ち汗を吹き出す辛さで。それがないことからも彼が強いタイプなのだと思えば彼と辛いものの食べ歩きなど楽しみが増えるなとますますこれから色々楽しみだと思って。彼が食べ終える頃、自分も食べ終えてごちそうさまでしたと手を合わせて「お前が美味しいならよかったよ。食後のデザートにアイスクリームとか食うか?」さっぱり甘いバニラのアイスクリームが冷凍庫にあったなと思い出しては食べるか?と尋ねて)
…遠野の嫁だから好みもあったのかも、なんて。今度食べ歩きしたいな。…ん、食べる。
(自分も辛さに強いほうだと相手に言われるとそんな気がしてきて嬉しく、お試し期間でも相手の嫁でいっしょにいるから好みも合ったのかもと小声で零し。肩を竦めて小さく笑ってはまた相手とデートしたくて食べ歩きがしたいと俯き加減に呟いて。アイスを勧められると丁度甘いものを食べたいと思っていたので有難く貰うことにして食べると頷き、相手と一緒にアイスクリームも美味しく食べて。そして洗い物も一緒に済ませるとすっかり外も暗くなっていて。でも今日は帰らなくていい。相手の家に泊まるから。しかも連泊。嬉しさに緩む頬を引き締めつつ相手の元へいき「…このあとどうする?遠野、先に風呂入ってくるか?」と問いかけて。)
はは、そうだな。一緒にいたら好みも似るとか言うし…それ、俺も同じこと思ってた。今度しような、食べ歩き。ああ、わかった…持ってくる。
(彼の言葉に楽しげに笑いながらそれもそうだなと何だか納得出来てしまう。と言うか彼の口からそんな言葉を聞けるなんて気を緩めると口許もだらしなく緩みそうだなと思いつつ、彼の言葉に頷いて。食べ歩きしたいと言われれば自分も全く同じことを思っていたのだと告げては今度しようと笑み浮かべて伝えて。アイスクリーム共に片付けも一緒に済ませて後はまったりしながら風呂に入って眠くなったら寝ればいいと考えていればこちらに来た彼の髪に手を伸ばして撫でては先に風呂入るか?と問われて「……あれ、嫁さんは一緒に入ってくれないのか?俺、髪とか背中流すの、楽しみにしてたのに…わかった、入ってくる…一人で…」思わずきょとんとしてしまう。てっきり自分が勝手にだが一緒に入る…否、入りたいと思っていただけにその言葉にしゅんとしては“一人で”を少しだけ強調して言えば先に入浴準備を済ませていた脱衣所へトボトボ肩を落として歩き始めて)
遠野も?…じゃあ約束な。激辛ストリートってところがあるみたいだからそこ行かね?
(相手も自分と同じことを考えてくれていたのが嬉しくてやや俯いて微笑んでは、確か繁華街のすぐ近くの横道に普通の飲食店が一品だけ各々激辛料理を出す道があったなと思えばそこに行かないかと誘って。風呂の時間、以前相手の看病に来た時も一緒に入らなかったがつい今回も一人で入るためにそんな質問をしていて。でも決して相手と入るのが嫌なわけではなく本当は一緒に入りたい気持ちでいっぱいで。それに相手も一緒に入りたいと思ってくれているなら断ることもないのだが、胸にどうしても引っかかるものがあり。だが、いつまでも断り続けるわけにもいかない。“一人だけ”と少し協調された言葉にドキッとなっては、一緒に入りたい思いに嘘は付けずにトボトボと歩き始める相手を慌てて追いかけその背中の裾を掴んで「は、入りたい。…遠野と一緒に、二人で…。俺も遠野の髪と背中流したい。」と“二人で”を強調して返すと少し恥ずかしそうに目を伏せて服の裾を握る力を強めて。)
(少し前まで彼に激辛ストレートに誘われ快くオッケーしたのだが入浴を遠回しに断られたと思っている内情はしょんぼりとしたもので。やっぱりまだダメか…なんて思っているも背の服を掴まれピーンとなる裾の感覚に立ち止まる。聞こえてきた彼の“二人で入りたい”の言葉に分かりやすくぱあぁと表情は輝いて。きゅっと裾を掴む力が強くなっては自分の髪や背中を流したいと紡ぐ彼に背を掴む彼の手に自分の手を伸ばし掴み軽く離させてはくるりと反転しぎゅっと抱き締めて「…良いのか…?俺と入るの躊躇ってたろ…?」彼は自分と風呂に入るのを躊躇っていたように感じたため本当に良いのか?と彼に問いかけて)
うん、本当に遠野と一緒に入りたい。…前に断ったのも嫌とかじゃないから。
(相手が振り返ってギュッと抱きしめられればそのぬくもりに胸がキュッとなって。相手は最後まで本当にいいのかと確認にしてくれて、自分のことを大事に思ってくれているのが伝われば嬉しくなり。相手の胸元に顔を埋めて一緒に入りたいと頷いては少し顔を上げて、以前断ったのも嫌だから断った訳ではないことを告げ。「あとさ…今日寝間着持ってきてないんだ。…だから良かったら遠野の服貸してくれないか?」寝間着を持ってこなかったのは荷物を軽くするためでもあるが、実は相手から借りられないかという淡い期待があったから。借りられなかったら明日着る服を着ればいいやと思いつつ、抱いてに抱きしめられた状態のまま問いかけて。)
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