通りすがりさん 2017-09-06 13:46:17 |
通報 |
妖狐が言うなら大丈夫だな。
(初めて作った稲荷寿司はどうやら好評のようで、それを大好物とする相手が言うのなら美味しいのだろうと、自信がついて。こちらの問いかけにぷいっとそっぽを向くと「ごめん…でも、そんなに来て欲しかったの?」と、相手はこの花が枯れる前に来いと言った。つまり、また早くに会いたかったと言うことなのだろうかと思えば相手をからかうようにそう問いかけて。)
(/.はい、大丈夫です!こちらこそ、改めてよろしくお願いします!)
また作ってきても良いんよ?
( チラチラと相手を見ながら、要するにまた食べたいのだと訴えて。揶揄うような相手の問い掛けは正に図星な内容で、何故バレたのかとでも言いたげに耳はピンッと素直な反応を示すものの「!?…べ、別に。そんなわけないやろ。」とつい強がりを見せ。口では強がるが一番本能を表す尻尾はしゅるりと相手の体に巻き付き、そばに居て欲しいのだと訴えるようで )
(/では本体は一旦下がりますね。また何かありましたらお呼びください!)
はいはい、また作らせていただきます。
(空の弁当箱をなおしていると、突然隣から声をかけられれば、こちらをチラチラと見てくる相手の考えが一瞬でわかったらしく微笑みながら仕方がなさそうにそう答えて。こちらの言葉に対してどうやら図星なようで、耳はビンと逆立ち、尻尾がこちらの体に巻きついてくると「素直じゃないなぁ」と心の中で思って。何をするかと思えば相手に近づき、やがて肩と肩がくっつくと「あー、今日は雨が酷いし帰れないからこの神社に泊まるしかないなぁ」と、遠回しに相手と一緒にいなければならないと酷くなっていく雨を眺めながらそう言って)
ふふ、毎回でも構わんし。
( 満足した様子で目を細めながらにんまり笑うと、半分本気な冗談を言ってみせて。ザアァ、と先程より強まる雨音の中、自身も相手の肩がくっつくとドキッと心臓が跳ね。驚いた眼差しで見つめていれば、相手はこの雨だから泊まるしかないと言う。まだ一緒に居られる事につい口の端が緩み掛けるが冷静に考えてみれば、確かにこの雨で無理に帰して風邪でも引かれたら困る、仕方のない選択であると自身に言い聞かせながら「え?…ああ、そうやね。人の子はヤワやし、風邪でも引かれたら敵わんしなあ。しゃあないし、泊まってもええよ。」と胸の前で腕を組みつつ、あくまで仕方がないといったスタンスで。「あ、でも布団とか無いんやけど。」お堂の中、床の上でごろりと普段寝転がって過ごす為、一つ心配な事を口にして )
(/すいません!返信に気づくことができませんでした!)
杏花さんが喜ぶなら何回でも作ってくるよ。
(表情をにんまりとしながら言った相手の言葉は冗談だろう。直感でそう気づけば、こちらも半分冗談で上記のように言いながら微笑んで。酷くなっていく雨は無理をすれば帰れる。しかし、この雨のせいで山道をかなりぬかるんでいるはずで無理をすれば怪我をしかねなく、本当に泊まるつもりでいて、隣の相手が腕を組んで仕方ないといえば「お世話になります。杏花さん」とさらに相手の方に体重をかけて密着して。相手が気がかりなことを呟けば「あぁ、大丈夫。そんなことで寝れないほど繊維じゃないし」と、相手の心配は必要ないといって。ふと気がつけば自分の体にはまだあいての尻尾が絡まっており、何を思ったのかその尻尾を撫でてみて)
トピック検索 |