捨てられ人形 2017-09-04 18:13:33 |
通報 |
うんうん。でももし、いつかその人の不器用が治ってしまったら……エリシュア、君を迎えに来てしまうかもしれないね( 何処か寂しそうに言葉を紡げば再び髪に櫛通し。それを緩く編んでやり動きやすいようにと軽く纏めてみせては、“さあ、できたよ”と柔らかい微笑みを向けて。)
ふふっそうだね、エリシュアはどんな魔法を使ってみたい?( 楽しげな表情浮かべ、小首傾げて何気ない質問を。)
( /ふむ……素敵です……!エリシュアちゃんの願いと欠けてしまった感情…ううう、これからお話してゆくのが楽しみです!)
…?どういう、ことですか?( 治る、がわからないのか首傾げるも、纏められた髪を見てたちまち頬が緩んでいき)
えりしゅあは、みんなを幸せにする魔法がいいです!( 自分の関節触りながら自信満々に答えて )
(/改めてよろしくお願いします!)
ううん、やっぱりなんでもない…!( 眉下げにこり誤魔化すように首を横に振り。/結った髪、喜んでくれている様子の相手にそっと微笑めば)そうだ、このまま家にいるのも退屈だろうし…街にいってみようか!どうかな…?
そうかぁ、それはとても素敵な魔法だね( 相手の発言に感心したように頷いて見せては、よしよしと優しく頭撫で。)
( /此方こそ改めて宜しくお願いします!)
まち、街ですか?…またいけるのですねっ!( 街、そこは自分が置き去りにされた場所でもあるけれど、新しいごしゅじんさまなら大丈夫だと顔輝かせ )
みんなが幸せになれればっ、すてきですよお!( 褒められ頭撫でられれば嬉しそうに目を瞑って )
うん、お買い物とか何か美味しいものでも食べに行こう( 相手の表情に安心しつられるように笑顔見せればそう提案し)
ふっ、エリシュアは可愛いね( 癒され思わず口元緩めれば、そっと相手の頬を撫でてそのまま頬にふわりと口付けを。)
うーん…えりしゅあ、食べられるかなあ、…(人間の女の子として作られたお人形だが、きちんと食べられるか心配して、)
…リュカ様! なにをなさるのですか!
( それはマンガなどでよく見る行為。「好きな子としかだめなやつです!」と、顔を真っ赤にしてきしきし鳴らしながら腕をふり)
よく考えてみればそうか……、じゃあもしお腹が空いたらチャレンジしてみよう( 確かに、と納得したように頷けば上記優しく伝え。外出に必要なものを最低限バックに入れては、玄関の扉を開けて)さ、行こうか。
あははっエリシュア、顔が真っ赤だ( 頬を赤く染める相手とは対照的に幸せそうに瞳細めて笑みを零せば、「愛情表現のつもりだったんだけど…迷惑、だった…?」と眉下げ問いかけて。)
リュカ様とのおさんぽ、楽しみです!( 人間の女の子のような屈託のない笑顔を見せながら玄関の扉をきっちりと閉め、鍵をしたことを確認すれば隣にくっついて )
や、あ、えりしゅあは暖かくないですし…( 自分はまだ人形であることを気にしているのか、そういう類は暖かい人とやるべきものだと思い込んでいるらしく、子犬の様に俯いて)
俺も、誰かと一緒に散歩をするのは久しぶりだ( 傍に近寄る相手に嬉しげに微笑んでみせては、ゆっくりと街へ向けて歩きだし。)
…エリシュアはじゅうぶん暖かいよ(俯いてしまった相手に膝をおって目線を合わせれば優しい口調で上記囁き、瞼をそっと閉じれば距離を縮めこつん、と額を合わせて。)
リュカ様! あのくま可愛い!( そう言いつつ指差すその先にいたものは昼寝中の野良猫。小さいくまだな、と思いながら首傾げて )
…リュカ様はお優しいですね、( 同じように瞼を閉じて「リュカ様あったかいー」と相手の内にあるあたたかさと体温を感じて )
くま…?嗚呼、本当だ。でも随分とちいさいくまだね( 思わず足を止め、相手が指さす先へと視線向ければふふっと冗談を述べては「あれは、“ネコ”っていうんだよ」と和やかな気持ちで微笑み。)
俺は本当のことを言っただけだよ( 穏やかな表情浮かべてそう伝えればそっと合わせていた額を離し、相手の言葉には「子供体温なんだ」と冗談めかして返し。)
ネコ…? あぁ! 動けるなんてすごいね!( 今まで見てきた ネコ はじっと座っているぬいぐるみばかりで。本物はこんなにしなやかに伸びをしながらまったりしたいきものなんだな、と感心して )
リュカ様はおっきいよ?( 子供体温がいまいちわからなかったのか首傾げるも、そこまで気にしてはいない様でえがおをかえして )
こんばんは、遅くなってごめんね。…ちょっと、背後がバタバタとしていて顔を出せなかったんだ。( 眉下げ、)
お返事は必ず返す。だから、もう少しだけ待っていてください。……大丈夫かな?ごめんね
そうだね、エリシュアは猫がどんな風に鳴くかは知ってる…?(うんうん、と頷いて見せては相手の言動から本物を見るのは初めてなのだろうと察し、首を傾げてはクイズを出すような口調で述べ。)
ふふ、確かにそうだね。(ぽん、と相手の頭撫で。)
_
すっかり遅くなっちゃって…ごめんね、お待たせしました(ぺこり、)
エリシュアはいい子だね、お留守番しててくれてありがとう。嬉しいよ( よしよし、)
うぅーん…ネコ、鳴くの?( ネコが声を発することもあるのかと驚いて目を丸くしたのも束の間。暫く悩むもわからなかったのかネコに問いかけて、)
リュカ様に撫でられるの嬉しいですー…( 幸せそうに目を細め )
-
リュカ様、どこも悪くない?( 心配そうにペタペタ触り、)
えりしゅあはずーっと待ってますから、いつでも大丈夫ですよっ( にっこー )
そうだよ、猫はね……(微笑ましい様子に表情緩め、その辺に生えていた草を手に取り、魔法をかけ猫じゃらしのように加工し。ちょいちょいとそれを猫の前で動かしては猫が短く“にゃ”と声を発して。)
そっかぁ…、よかった。なら俺も嬉しい( 此方も幸せそうに破顔させ。ぎゅっと相手を軽く抱きしめればもうすっかり彼女を溺愛している様子で。)
_
ちょーっとだけ風邪気味だけど、大丈夫。直ぐに治るよ( よしよし、)
うん……、ありがとう。でもエリシュアを待ちぼうけにさせないように頑張るね( きゅーん、/ 思わず額に口付け落とし。)
そうそう。此方は蹴ってしまっても大丈夫だよ、負担にならないようにね。(に、)
…にゃ! にゃ!可愛い鳴き方するんだね!( 魔法で加工された猫じゃらしを流石!と語る目で見つめて。猫の鳴き声を聞いてわああ、と猫のぞきこみ、)
リュカ様あったかいですっ! えりしゅあもいつか…( 自分の夢は人間になること。今はまだ冷たいし球体関節だけれど、暖かな体を手に入れたらこうしてぎゅー、ってしよう。そう夢見て )
―
お、おかぜ…?( 分からないけど、心配そうに首傾げて )
リュカ様あ! えりしゅあは幸せですよー!( 顔を赤く / にこにこー! )
トピック検索 |