マフィアのボス×ボスの右腕。
右腕「あの...ボス、1つ言っても良いですか?」
ボス『何だ?言ってみろ』
右腕「はい、えっと....ありがとうございます。」
ボス『はあ?何だいきなり気持ち悪い。』
右腕「いや、あの、オレ。ボスには助けて貰ったなあ〜って思って、感謝の言葉を。(ニコ」
ボス『ふん、気にするな。知らない人間に森で死なれると嫌だから助けただけだ。それに助けられた所為でお前はマフィアの幹部だ。感謝される様な事はして無いだろうが。マフィアのボスの俺に助けられなかった方が幸せな暮らしをして居たはずだ。』
右腕「いや、オレはボスに助けて貰えなかったら今頃死んでたから」
ボス『そうか、というか腹が減った。今はヘラヘラ喋って無いで、お前は今すぐに夕飯を作れ。それと夕飯は肉にしろ』
右腕「いや...肉にしろって肉は昨日食べたじゃ無いですか。今日すごく美味しそうな野菜を貰ったんです、だから今日の夕飯は野菜に......」
ボス『肉にしろ、野菜にしたら俺は食わない。』
右腕「ちゃんと野菜も食べないと、体に悪いですよ?それに、野菜達が可哀想ですよ。」
ボス『野菜に感情なんてあるか。馬鹿が、今まで野菜を食わなかった時があったが全然体は大丈夫だ。そんなに野菜が食いたいならお前だけ野菜を食べれば良い、俺は野菜は絶対に食べない、分かったら早く作れ』
右腕「ですよね〜、分かりました。あ、あと1つだけ聞いても良いですか?」
ボス『なんだ』
右腕「あの、もしもオレが突然姿を消して居なくなったら如何しますか?」
ボス『別に如何もしない、そもそも弱いお前が俺の前から居なくなることなんてあり得ない話だろ。バカを言ってないで作れ。』
右腕「......」
今言ったことは信じて貰えなかったけど、もしもオレが消えたらこの人は本当に如何するんだろう。消える前にボスには助けてもらったぶんの沢山の恩返しをしないといけないのに時間が足りない...、オレには時間がー