涙は花を伝いし雫となって【非募集】

涙は花を伝いし雫となって【非募集】

悲しき鬼  2017-09-03 18:02:37 
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花の咲き乱れる静かな小道

青い瞳の美しい青年 、喪われた記憶の香り

鬼に憑かれ悲しみに沈んだ村の伝説



どうか君だけは、泣かないで──…


【非募集】



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  • No.21 by 鈴  2017-09-04 15:56:28 


素敵……!
(ここは現実だろうか、と疑ってしまうほどの景色に鈴は新しい宝物を見つけた幼い少女のように目を輝かせて。さわさわと吹く風は強くも弱くもなくちょうど良い心地よさで鈴は胸の前で合わせた手をぎゅっと握りしめると彼の問いかけに「とっても!なんだか夢の中にいるみたい!」と花の綻ぶような笑顔で答え。木々の揺れる音と、柔らかな風の音、そして自分が動く度に鳴る鈴の音。目の前に広がる美しいという言葉では表現しきれない風景と、自分の目の前で優しげに微笑む人間離れした美しさを持つ青年。まるで何かの物語の中にいるかのような錯覚に陥るほどの光景に、鈴の心はとくん、とくんと高鳴っており。)

  • No.22 by 碧  2017-09-04 17:36:50 



好きに歩き回って構わないよ。
夕方になったらまた此処へ戻って来てくれれば良い、私は此処にいるから。
(心底嬉しそうな表情をする相手に此方も自然と表情は柔らかなものになり、そう言うと相手の髪を小さな子にするようにくしゃりと撫でて。束の間の幸せな時間、そう言うと自分は縁側へと腰掛け、夕方になるまで好きにしていて構わないと告げて)

  • No.23 by 鈴  2017-09-04 18:41:58 


ひゃっ、……
(くしゃりと自分の頭を撫でた手に思わず目を瞑っては久しく人に触れられていないその場所にどこか懐かしさを感じ、もう既にこの世には居ない両親の姿が脳内にチラついて。縁側に座る彼の隣にそっと腰掛けては「確かにここを見て回るのも素敵だけど、まずは貴方の名前が知りたいな。お友達になりたいの!」と彼の顔を覗き込んでにこりと笑い。妖の住む場所と言われているこの屋敷に住んでいる理由、生まれた場所、聞きたいことは山ほどある。「私の名前は鈴。よろしくね。」と女性らしい真白な手を差し出して。)

  • No.24 by 碧  2017-09-04 19:59:01 


私は……碧、そう呼ばれていた。
(思いがけず相手がそのまま隣に腰掛け名前を名乗ると一瞬の間を空けてからそう答えて。もう気の遠くなる程昔から、自分の名前を名乗った事などなかった。名前を名乗ったとしても相手が此処を出る頃には全て忘れている、そう思いつつも日の出ている間だけは友達とやらになってみようか。相手の差し出した手をそっと取りつつやはり子どものように純粋だと思えば少しだけ笑って)

  • No.25 by 鈴  2017-09-04 20:34:12 


碧。素敵な名前ね!
(相手の名前を聞いてはぱっ、と表情を輝かせては相手の手を優しく握って楽しそうに笑い。相手の深い海のような、晴れ渡った青空のような、見る角度によって深さの変わる青をじっと見つめれば「この綺麗な瞳にぴったりな名前!」と何故か彼を褒めている彼女が嬉しそうな表情を浮かべて。と、ふと彼の過去形で告げられた言葉に少し引っかかり、鈴は「呼ばれていた、?」と不思議そうに首をかしげて。)

  • No.26 by 碧  2017-09-04 21:01:22 


誰かに名前を呼ばれた事なんて、もう遠い昔の事だ。
ずっと此処に一人で居るから。
(そう言って少し微笑むと「お茶を淹れようか」と言って立ち上がり縁側に面した部屋で相手に背を向けつつお茶を準備して。やがてふわりと花の香りの混じった芳ばしい香りが漂うと湯呑みを2つ持って片方を相手に差し出して)

  • No.27 by 鈴  2017-09-04 21:52:29 


……あのね、私も独りなの。
(相手に差し出された湯呑みをそっと両手で受け取り、お礼を口にした後に、鈴の転がるような声で呟いたのは少し悲しげな事実。そっと湯のみの中の暖かく揺れるお茶の水面に目線を落としながら「父様の母様が流行病で死んじゃって。それからずっと独りきり。」と少し影のある笑みを浮かべて。でも、と相手の方へと顔を向けては「碧も居るなら2人でふたりぼっちね。」とへらりと気の抜けた笑顔を見せて。)

  • No.28 by 碧  2017-09-04 23:43:56 


…そうだね、
(相手の紡ぐ言葉を、その青い瞳に庭の風景を映したまま聞いていると少しだけ憂いを帯びた微笑みを零してそうとだけ呟いて。相手はまだ、此処での記憶を喪うことを知らない。自分との繋がりはまた断たれ、思い出にさえ残らず遠いぼんやりとした夢を見ていた記憶だけが残るのだろう。そう考えると何かそれ以上の言葉を口にするのは憚られて)

  • No.29 by 鈴  2017-09-05 15:46:43 


……碧?
(美しい庭を見つめながら少し寂しげな、憂いを帯びたような笑顔を浮かべる相手にふと不安を感じてはそうっと相手の名前を呼んで。「どうかした?」と問いかける声はどこか不安げで。だが、どこか儚げで今にも消えてしまいそうな目の前の彼をしっかりと認識するように黒瑪瑙のような瞳で相手を見つめればさらさらと風に黒髪を揺らしながら首をかしげて。)

  • No.30 by 碧  2017-09-05 16:08:39 


…いや、何でもないよ。
(相手の不安そうな表情と声に直ぐに先ほどまでと同じ柔らかな微笑みを浮かべると相手に視線を戻してそう答えて。いずれ忘れられてしまう記憶ならば、今だけは自分の名を呼んでくれる相手の名前を口にすることも許されるだろうか。明るく眩しいほどに降り注いでいた光が少し柔らかさを増し、後数刻もすればまた日が沈むと思えば憂鬱な思いを抱えずにはいられず、瞳の奥には愁いを帯びた色が浮かんだまま)

  • No.31 by 鈴  2017-09-05 18:55:43 


…だけど、とても寂しそう。
(何でもない、という答えと彼の寂しげに揺れる瞳。どうしても共存のできていないその二つに鈴の心配は深まるばかりで。小さく呟いた言葉は紛れもない鈴の本心だが、どうすれば相手の心を満たせるのかとが問われれば答えが見つかることはなく。「…碧がどうして寂しそうなのかは分からない。でも、…私はここに居るよ。」相手の手にそっと触れて、にこりと微笑む。自分が幼い頃に怖い夢を見て泣きじゃくっていた時、母は決まって手を包んで優しく笑ってくれた。それだけで何となく安心を今でもよく覚えている。だから、せめて今だけは。自分がいる今だけは、彼が寂しくないようにこうしていよう。)

  • No.32 by 碧  2017-09-05 19:10:40 


…君は、とても優しい娘だね、鈴。

(不意に包まれた手と肌に触れる温もりに少し驚いたように瞬きするもそれはすぐに優しげな微笑みに変わり。徐々に、庭の景色が染み入るように茜色を帯びていく様を見つめながら相手の手のぬくもりを感じていて。しかし茜色が深まるにつれてこの居心地の良い時間の終わりが近づいていることになんとも言えない寂しさを抱く。相手に余計な心配を掛けたくはない、せめてこの娘にとって幸せな夢になるように、そう思い立ち上がると相手を振り返りその手を引いて庭の奥へと歩いて行き)

この時間は、夕陽が綺麗に見える──…おいで。

  • No.33 by 鈴  2017-09-05 19:44:04 


……うん、

(段々と青かった空の色に赤みがかかり、子どもならばもう家へと帰らなければと慌てる時間。いつの間にこんなに時間が経ったのだろう、とぼんやりと時間経過の速さに驚きながら彼に手を引かれてゆったりと庭の奥へと歩き出して夕日の茜に照らされている庭は先ほどの晴天とは全く異なる顔を見せており、美しいの他に幻想的な雰囲気を持ち合わせたこの世ならざる場所に迷い込んだかのような不思議な光景で。自分の手を引く彼の白銀の髪もほんのり茜色に染まっており、鈴はそれをぽうっと見つめて。)

  • No.34 by 碧  2017-09-05 20:11:03 


…さあ、着いた。
(ふと彼が足を止めた先、少し開けたその場所からは小さな山々や陽の光を受けて煌めく湖が一望でき小さく相手の居たであろう村も見えて。今は相手との時間を楽しもう、そう思えば先ほどまでよりも明るい穏やかな微笑みを浮かべて「君の好きなことを話そう、」と相手を振り返り。まだ日が沈むには少し時間がありそうだ、薄桃色から茜色へ段々と移り変わる空に目を細めつつも相手の手を離してその黒瑪瑙のような瞳をじっと見つめて)

  • No.35 by 鈴  2017-09-05 20:44:44 


わぁっ……!素敵…!!

(目の前に広がる景色は、まさに天上の世界のように美しく圧巻と言うにふさわしい光景で鈴は瞳をキラキラと輝かせて感嘆の声をあげて。光を反射してきらきら光る湖はまるで天然の鏡のようで、茜色に染まっていく空を美しく鏡写ししていて。鈴は茜色に照らされながら彼の方へ振り向けば「あのね、碧のことをもっと知りたいわ!もっと貴方のことを教えて?」と彼の蒼穹のような瞳と自分の瞳を合わせてにこひと微笑んで。)

  • No.36 by 碧  2017-09-05 21:00:08 


…私の事、か…
(驚きの声をあげ嬉しそうに表情を輝かせる相手の横顔を見ては表情和らげ、再びその先の景色に視線をやり目を細めるも相手の言葉に困ったようにそう呟いて。何を相手に伝えられるだろうか、自分が本当は鬼なのだと伝える訳にもいかず、此れまで自分のことを誰かに話して来たこともない。困ったように考えを巡らせていたもののぽつりぽつりと、思いつく限りのことを言葉にして行き。紡がれた自分の好きな物の数々、思いの外子供っぽいところもあるようで自分で言いながら少しはにかんだように笑って)

…花が好きだ、それから…甘いもの。特に金平糖は色も綺麗で美味しいから好物なんだ。
果物もよく食べる、…好きなもの以外は、あまり食べない。一番好きな時間は朝、本もよく読む。
…嗚呼、後は笛。綺麗な旋律が好きで、気が向いた時に吹いている。

  • No.37 by 鈴  2017-09-05 21:36:17 


うん、……うん。
(少しはにかみながら自分のことを少しずつ話してくれる彼の言葉を聞き漏らさないように一つ一つ相槌をうちながら楽しそうな表情でそれを聞いていて。話がひと段落付けば「ね、また私がここに遊びに来た時笛を吹いて?碧が吹いている笛、聞いてみたいの!」と子供のように無邪気な笑顔で告げて。自分は笛を吹くような器用なことは出来ないが、祭囃子などで聞こえる笛の音はどこまでも澄んでいて、きっと碧の吹く笛も綺麗なのだろうとその瞳は期待に満ち溢れていて。)

  • No.38 by 碧  2017-09-05 21:58:08 


…分かった、約束するよ。
(相手が相槌を打ちながら話にひたむきに耳を傾けてくれれば少し安心したように微笑んで。笛の音が聞きたい、その言葉を聞けば頷いて、もしまた彼女が此処に迷い込むようなことがあればその時こそ聴かせてあげようと心に決めて透けるように白いその小指を相手に差し出して。「鈴の話も聞かせて、」と穏やかな声で言えばゆるりと首を傾げ)

  • No.39 by 鈴  2017-09-06 05:40:23 

うん、約束!

(差し出された白く美しい指に、自分の彼よりも少し小さい指を絡まれば鈴はにっこりと笑ってその腕を1回、2回と優しく上下に振ればそっとその絡めた指を解いて。と、彼から問われた言葉に私?と一瞬目を丸くして少し考え込むような仕草の後、指折り数えながら自分のことを話し始めて。「ええと…私も甘いものが好き!それからお花も好きだし、お友達も好き!日向ぼっこするのも好きだし…うーん、あとは何があるかな。」と、そこで首を捻ってはしばらく悩んだあとに「あ!あと綺麗なものが好き!この景色とか、花に乗った朝露とか、それに碧の瞳もとっても綺麗!」とパッ、と花が咲くような顔で笑い。夕陽を照らす彼の瞳はまるで宝石のように不思議な色をしていて、鈴はそれをじいっと見つめた後にやっぱり綺麗、とまた微笑んで。)

  • No.40 by 碧  2017-09-06 08:35:00 


…私も好きなものばかりだ。
(そう言って微笑むと、自分の好きなものを思い返してはきらきらと表情を変えて笑顔を咲かせる相手の横顔を見てはくすりと柔らかく笑って。相手が綺麗だと言ってくれた瞳、彼女は自分が恐ろしい鬼へと姿を変えることを知ることはない、深い紅に飲まれてしまった瞳では彼女に恐怖を与えることになるのだろうとふと考えて。今日は日が沈むぎりぎりまで彼女を此処に引き止めておいても良いかもしれない、鈴が転げるように楽しそうに笑い表情を変える相手を見ていれば思わずそんなことを考えてしまい、自然と相手に向ける表情は優しいものになっていて)

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