男 2017-09-02 03:55:46 |
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(/ありがとうございます。それでは始めさせていただきますね。
あらためてよろしくお願い致します!)
……お前さ、…とりあえず聞くけど、課題は?お前終わってんのか?
(ベッドで微睡む休日、唐突に開かれた自室の扉にビクリと体を揺らしたのも一瞬、次に馴染みの彼女の姿が見えれば弾む心と裏腹に一転顔を歪ませてじとりと見。唐突な提案ではあるが彼女の突飛さにはもう慣れている、どうした物かと逡巡するがまずははぁと一息、じとりとした目をそのまま向ければ問いかけて)
うっ…えっと……い、今はそんなことはいいの!それにいざとなったら和斗のを写させてもらえばいいもんね(課題の二文字に一瞬だけ怯み、冷や汗を流しながら瞳を泳がせていたが今の自分の気持ちはそんなもの程度では止められないのだと素早く立ち直り、開き直りにも似た勢いとテンションで身を大きく乗り出して顔を思いっきり近づけて。そのままの体勢で相手の瞳を真っ直ぐに見つめたまま最終的にはちゃっかり頼る気満々といった様子で)
いつまでも俺がお前を甘やかしてやるとおもッ、…分かった、分かったからとりあえず離れろ馬鹿。
(やはり自分を頼ってくるかと想像通りの返答、毎年の恒例行事にはあぁと溜息をつけば一度叱りつけてやろうかと彼女を向くも、彼女の顔が眼前に迫っているのを認識すれば言葉を詰まらせ目を見開き。ドクンと大きな拍動を残した心臓を落ち着かせながら、勢いに押されるように上半身を僅かに後ろへ引けばバツが悪そうに舌打ちを。)
…!それじゃあ和斗がこれから私と遊んでくれるって約束するなら離れてあげるっ。さもないと今日は1日和斗にくっついちゃうぞ~、暑苦しいぐらいベッタベタくっついちゃうぞ~(何を慌てているのかはよくわからなかったが、それでもこの状況は相手にとって困った状況にあることは確かであるらしい…そのことがわかって次の瞬間、何やらいいこと考えたといった風にニヤリと悪戯っぽい笑みを浮かべたかと思えば、そんな悪知恵を働かせて交換条件を突きつけてみて)
あぁ……もう、分かった、分かった。分かったから離れろって。
(彼女の提案は自分にとっては得でしかない物であるのだが、まぁそれを飲めるはずもなく。ほんのり赤みがかった顔を彼女から逸らし唸るように彼女に降参を告げつつ、彼女の肩をぐいと押し返して更に距離を取り。「んで何処行くか決めてんのかよ」行くと決まったならば仕方あるまい、とっとと彼女の意識を反らしてしまおうと問いかけを)
えへへ、やった!(半ば強引にではあったが自分の要求を通すことに成功すれば当然ながら悪びれた様子もなくニッと歯を見せて満面の笑顔を浮かべ、小さく万歳して。「うん、問題はそこだよ!夏といえばやっぱり海は外せないし、遊園地にも久しぶりに行きたいような気もするし、花火大会とかお祭りもいいよね…」相手の問いに悩んじゃうね、なんて困ったように笑って頭の後ろを掻いて)
決まってねーのにうち来たのかよ。……祭りと花火大会は週末に近所であった気がする。それ行くか。
(彼女の口から次々と夏らしい提案が飛び出してくれば、元気な彼女らしいと思いながらも何も決まっていない事実に思わずふはと笑いを零し。行くと言ってしまった手前それらを却下するという選択肢はなく、そういえばと思い出したように告げて様子を伺うように彼女を見。元々自分が彼女と行きたかっただけなのだが、それはそれとして。)
だって、今年の夏は私は最後の大会とかもあったし、あんまり和斗と遊べなかったなって、そう思ったら居ても立ってもいられなくって(我ながら無計画だとは思ったが、それでも今年は部のこともあって去年までの夏に比べても二人での思い出がない、その事実に考えるよりも先に身体が動いてしまったようで、苦笑しながらテヘッと小さく舌を出して。「じゃあ週末はお祭りと花火大会に行くとして、それじゃあ今日は…海に行こう!この前ね、可愛い水着見つけて買っちゃったんだ!」自動的に選択肢は絞られて、その中から少し考えた後で行き先を伝えた上で、自慢げに相手へとピースして見せて)
……分かったっての。甘ったれ。
(いじらしく可愛らしい事をいう幼馴染にう、と言葉が詰まる。少女らしい笑い方をする彼女につられて笑みを零せば、くくと喉を鳴らしながら小さく揶揄いの言葉を投げて。今後の予定に頷きじゃあ準備、と立ち上がろうとするも、彼女の言葉に可愛い水着とやらを想像してしまえばピタと一瞬動きを止めて。直後再び動き出せば「分かった分かった、とりあえずお前準備してこい」と告げて扉をビシと指さし)
了解っ、それじゃ、ちゃちゃっと準備してきちゃうね~。30分…やっぱ15分後に玄関の前で!
(相手に向けてキリッとした表情で敬礼のポーズをとったかと思えば、緩く柔和な笑みに変わり、部屋を出て行こうとしたところで相手を振り返り、思い出したように時間を指定するその言葉は少しでも長く相手と遊びたくて準備の時間すらも惜しい、という気持ちがありありと現れていて)
はいはい、分かったから。遅れんなよ。
(ころころと表情が変わり、忙しなく動く彼女は年相応で愛らしく、集合時間を指定されれば思わずと言ったように笑みを零し。再度彼女を追い出すかのように手をしっしと払うような動作を見せ、自分も準備を着々と進めて行き。鞄を漁ればごそと手に当たったバイクの鍵を見、暫し思考を働かせればそれをそのままポケットに突っ込みまた準備を進めて)
(宣言通り時間内にキチンと準備を済ませ、相手よりも一足早く玄関前にまでやってきては鼻歌を歌い、どこか楽しげに身体を横に揺らしながら相手の事を待っていて)
はえーな。忘れ物とかすんなよ?
(準備が終わり玄関先にまで出ると、何やら小さく揺れている彼女の背中。そこまで楽しみかと再び笑みを零しつつ、後ろから近寄っては声をかけ、そのままバイクに近づき鍵を差す。「これでいいよな?」バイクは怖がるか、など小さな可能性が脳裏に浮かべばくると振り返り、バイクを指さして問いかけ)
えへへ、ちゃんとチェックしてきたから心配ご無用だよ~
(待ち合わせ場所に現れた相手を振り返り、親指をグッと立てゆるーい笑みを見せて。相手の愛車であろうそれを見れば「わっ、これって和斗のバイクなの!?乗りたい乗りたい!」免許をとったとは聞いていたものの、バイクを買っていたことまでは知らなかったため少し驚きながらも怖がるどころか瞳を輝かせ、本当に乗せてくれるの?とウキウキしている様子で)
おっ、意外に乗り気だな。ビビるかと思ったけどいらない心配だったか。
(予想と反して乗り気な彼女に珍し気な声を上げれば、気分良くしたようにニッと笑みを見せて言葉を返し。自分の好きな物に興味を示されるのは意外と嬉しい事だなと、珍しくニコニコと笑みを浮かべつつ。エンジンをかけ跨れば、彼女にヘルメットを差し出してつけて乗るように指示をして。)
怖くないよ~、私は和斗の運転を信じてるもん!
(差し出されたヘルメットを被り、バイクに跨がる相手の後ろにピョンと飛び乗って背中側から腕を回して抱きつくようにして掴まって、相手を信頼しているから怖くなんてないと事も無げに言って笑い「それじゃあ、しゅっぱーつ」片手を挙げて、ゴーゴー!なんて元気いっぱいに)
俺の運転見た事もねぇクセに調子良いな。
(信頼されているのは嬉しいのだが、もちろんそれを言葉にするはずもなく、彼女の言葉にククと喉を震わせ軽口を叩く。彼女がしっかりと捕まったのを確認すれば「しっかり掴まってろよ」と念を入れて忠告し、バイクを走らせて。いつもよりスピードを多少抑えつつ、なるべく近場の海への道を脳内の地図を頼りに走って)
わぁ、風が気持ちいいねー!
(走り出したバイク、相手の後ろ側で風を感じながら声を弾ませ、そうしているうちに走っていた道から遠目に海が見え始めて。「あっ、海が見えてきたよ~、ほらほら見て見て!うーみー!」相手の両肩を掴んで立ち上がり、片手で相手の肩を掴んだままもう片方の手で海の方向を指さして)
お前落ちても知らねーぞ!
(後ろの彼女が立ち上がった事を感じればうお、と小さな声を上げてまた僅かにスピードを落としつつ、はしゃぐ相手につられるように自分も笑いながら声をあげて。陽の光でキラと光る海を横目でチラと見、おぉと感嘆の声。さらに走らせ、止められる場所にバイクをつければふぅと一息「着いたぞ。先行くなよ」自らのヘルメットを外し、エンジンを暫し吹かしながらはしゃぐ彼女なら先走りかねないと一応の注意を)
うっ…わかってるよ~…だから早くー!
(目の前に広がる海にテンションは最高潮にまで高まり、今にも駆け出そうとしていたところに忠告を受けて引き止められてしまうと、唇を尖らせてやや不満げにしながら相手をとにかく急かして)
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