ロイヤルミルクストーリー(非募)

せや、最近出来た駅前のケーキ屋さん美味しいって言うてたわ。今度買って帰るな! よっしゃ、美味しいもん食べる為に漕ぐで!
( 二人が話していた内容をふと思い出し、気になっていた為、折角食べるのなら相手と食べたいと考え。いざやると決まればヤル気が出てきて、新しい自転車を買おうかなんて思っていて。『 ハグなら、今直ぐにしたるのに。…もっと甘えてええんやで? 恋人らしい事やって、俺かてしたいもん。俺からは積極的に動かれへんけど、それは嫌とかじゃなくて、どっくんを大切にしたいだけやから…それだけは覚えといて 』自分が頼りない故に大人びている相手だから、本当はもっと甘えたりイチャイチャしたいけど言えないのではないかと。相手に改めて 大切にしたい だなんて言うのは照れくさくて後半になるにつれ声は小さくなります耳は赤色に。『 勿論、ええよ。あっ、でも、俺が答えられ問題やったらね! 』ほんのりと暖かく、自分より小さい相手の手が愛おしくて。きっとそろそろお風呂が湧く時間だが、今は暫くこのままで居たくて幸せそうに相手を見つめ )

えっ、いいの？美味いって女子の評判も高いみたいで、めっちゃ気になってたから嬉しい。食べすぎには気を付けるんやで
(二人から聞いたというのもあるけど、クラスで女子が美味しいと話しているのを聞いたことがあったので行きたいと思っていたが女子が多いところに一人では何となく行きづらくて、どんなのがあるんかなと想像し。「ありがとう、侯くんの気持ちはめっちゃ嬉しい。でもな、俺も照れ臭くて積極的に甘えることができへんからご褒美とかを甘える口実にさせてほしい。その内、口実なんてなくても甘えられるようになるから」甘える口実がないと積極的に甘えていくのは何となくではあるけど照れ臭く感じてしまって、本当は口実なんてなくてもハグもキスもしていきたい。素直に甘えることのできない自分が情けなく感じて。「うん、教えてもらうってなったら理数系だから多分大丈夫だと思う。…風呂湧けたのかな。風呂に入るの少し待ってもらってもいいかな？今は侯くんとこうしていたい」風呂が湧けたことを知らせる音が聞こえてきたけど、もう少しでいいから相手とゆっくりしていたい。)

確か、チョコケーキが美味しい言うてた。ああいうオシャレなお店って、男一人やったら行きにくいけど、持ち帰りなら手軽でええよな
( 以前帰りに一人で行こうとしたが、オシャレな雰囲気にアウェー感を感じ諦めたことがあるが、テイクアウトを始めたと小耳に挟んだので良い機会だと。『 おん、分かった。じゃあ、次のテストが良かったら思いっ切り抱きしめたるな。焦らんくっても、俺らのペースで恋人らしい事していこ 』相手の言い分に納得した様に頷き。相手と自分の性格を理解した上で、自分たちのペースを大切にしていきたいと決めて。いつか自分も素直に相手にキスを求めたり出来るようになりたい。『 奇遇やね、俺も同じ事考えてた。もう少しこうしてたいなーって。今日は、どっくんと初めて一緒に料理作ったり、付き合うことになったり、キスしてみたり、水族館デートの約束したり…濃ゆい一日やったな 』重ねていただけの手を優しく握り締めて。ぼんやり今日の出来事を思い出すと、色々な事があったが思い出すもの全てが幸せな事で。こんなに幸せでいいのかな、こんな幸せな毎日が続けばいいのにな、なんて思って )

チョコケーキか、食べてみたいわ。でも、侯くんだったらオシャレな店とか似合いそうだと思うけどな？違和感なさそうだもん
(自分にはオシャレな店とかは似合わず一人で行くことはできないから友達を誘ってしまうだろうけど、相手ならカッコいいから女性からの視線は凄いと思うけど違和感とかはなさそう。「うん、抱きしめてくれるならテスト頑張るな。俺はまだ子供だと思うし甘えたりしにくいと思うし、頼りないけど、何かあったら頼ってほしいとは思っている。はやく侯くんに合う人になるから」自分はまだ子供だし相手に相応しくないと思うことが多々ある。そのためちゃんとした職について相手のことを支えることができるような大人になれたらいいな、と。「そっか、良かった。幸せやなーって、めっちゃ思える一日だった。こうやって付き合うことができたのも俺には奇跡みたいに感じるし、夢だったら一生目覚めたくない。このままずーっと一緒にいたい」自分の気持ちが叶う日なんてこないと思っていて、こうして相手と付き合えたこともデートの約束をできたことも全てが奇跡みたいに感じてしまう。それくらい幸せなことで。)

似合うかな? なんか、照明明るいしオシャレな音楽流れてるし女性しか居らんし…落ち着かないやん。それに、写真映えとかもよく分からへん。
( 店内に入れば入ったで、周りを見ればカップルに女友達同士で皆スマフォ片手に写真撮影ではで落ち着かなく、その時のことを思い出して苦笑いし。『 ほんなら遠慮なく、仕事で疲れた時とか上手くいかへんかった時は、甘えて尚且つ頼らせてもらうな。有難う、そう言ってくれて嬉しい。けど、俺に合う人やなくて、どっくんはどっくんらしく大人になってな。それがきっと、どっくんが思う俺に合う人やないんかなって思う 』相手に弱い姿を見せて心配させる訳にはいかないと勝手に強がっていたので 頼って甘えていい という言葉が嬉しくて。自分に合う人を想像すると、今の相手の姿と今のまま大人になった相手の姿が直ぐに浮かんで来た。きっとこの先、大切な人は相手しか居ないのだと改めて確信し。『 どっくんの体温が俺に伝わってくるから夢やない。俺もずーっと一緒に居たい、明日も明後日も何年後も 』手繋越しに自分がドキドキしているのが伝わるんじゃないかと思う程、普段慣れないことをしている。照れ屋の自分にしては頑張ったのではないか、と。相手を見ては照れくさそうにふわりと微笑み )

うん。あっ、でも、章ちゃんの方が似合いそう。写真映えとかは俺もよく分からへんわ。食べ物とか何でも写真に撮ったりするやん？
(相手も似合うと思うけど相手よりも友達の方が似合うような気がして。相手の言葉に共感をし、首を傾げて。「そうしてや、侯くんに、甘えてもらったり頼られるのは大歓迎だから。村上先生とか渋谷先生の方が頼りになると思うし、俺じゃ頼りにならないことも多いと思うからその時はごめんな？そうかもしれん、相手に合わせるのとか俺の性に合わないし？で、俺らしく生きてもっともっと惚れてもらう」もしかしたら年下ということもあって甘えづらいかもしれない。でも、甘えてもらえたら特別なんだと思えて嬉しい。まだまだ頼りにならないことの方が多い。相手に頼ってもらえる存在に少しずつでもなれればいいなと。「せやね、俺にも侯くんの体温が伝わってくる。夢じゃなくて良かった。プロポーズみたいやね？俺とは結婚だってできないし、おかん達が認めてくれるか分からない。それでも俺は離れたくない。侯くんの幸せを考えたらあかんとは思うけど」不安になることはあるけど、それでも相手には隣にいてほしいし離したくないと思っている。相手を見つめると照れ臭そうに微笑んで)

分かる気するわ、ヤスが普通に店内に居っても違和感ないなあ。ホンマに女子って写真撮るの好きやんな…体育祭とか文化祭の時に ' 一緒に写真撮ろー ' って沢山自撮りさせられた。
( 学校行事になると、勝手に猫耳やらウサ耳やらが付く写真アプリでよく自撮りを求められる。訳も分からぬまま気が付けば撮られている為、毎回ぎこちないピースしか出来ず。『 頼りなくても、俺は話聞いてくれて、一緒に悩み事とか考えてくれるのが嬉しい。せやから、もっと自分に自信持ちや。惚れさせる、か…楽しみやな… 』相手が思っている以上に自分は相手を頼りにしている。それは、普段の生活で家事など学校生活で過ごしている姿をちゃんと見ているから思う事で。自信持て という意味で背中を ぽん と叩き。惚れさせるの一言に色々な将来の期待を込めて沁々と。『 プ、プロポーズみいやった? うわ…恥ずかしい。結婚が幸せの最終点ちゃうやん。俺らは俺らの形で幸せになってこ 』プロポーズみたいだと言われれば、恥ずかしさの限界なのか顔はほんのりと紅みを帯びて。恥ずかしくなると、ぶっきらぼうな返事しか出来ない悪い癖が出て少し雑ながらも、確りと自分の思う相手との未来の形を言葉にして )

こないだも大倉とかと待ち合わせしてたんやけど、俺が行った時に章ちゃんが何故か初対面の女性と仲良く話してて吃驚したわ。道案内してただけみたいだけど何て言うかコミュニケーション能力が高かったり凄いと思う。ネイルやったり女子力みたいなのも高いし。それって写真が好きっていうのもあるかもしれんけど、単に侯くんと写真が撮りたいだけやろ。俺も侯くんと写真撮りたいもん
(学校行事があると大勢の女子が相手と写真を撮っているのを話しかけることはできず、遠くで見ていたため思い出すと何となく複雑な気持ちになって。相手は教師で思い出作りとして撮っている人もいるかもしれないけど嫉妬してしまう自分に呆れて苦笑をし。「ありがとう、侯くんにそんな風に思ってもらえて嬉しい。うん、もっと自信を持つようにする。俺なしじゃ生きていけないようにさせてみせる！」自分が思っている以上に相手は自分のことを思ってくれてるんじゃないかと思うと嬉しくて、にやけそうになる頬を引き締め。相手の言葉に頷き、もっと自分に自信をもたないとだよなと思い。今すぐには無理なことは分かっているけど特別な存在になれたらと。「せやね、めっちゃ嬉しかった。まぁ、そうやな。俺は侯くんとずっと一緒にいられるなら周りがどう思おうと関係ない。」プロポーズのような言葉に照れ笑いをして、チュッと相手の頬にキスをし)

コミュニケーション能力高いのええよな…俺は直ぐに人見知りしてまうし。ヤスのそういう所は尊敬すらわ。ネイルって、ホンマの女子や。あと、アイツ制服アレンジしすぎやねん。何回も懲りずに注意するヒナは凄いと思うで。なんや、言ってくれれば、どっくんとならいつでも写真撮るのに。ええよ、撮る?
( 学校では禁止されている派手なパーカーやヘアアレンジをしてガミガミと執拗く注意されている姿を廊下でよく見る。自分の学生時代も相手程ではないが着崩して注意されたのを思い出して、こんな事相手には言えないな と。相手も自分と写真を撮りたいだなんて言うとは思っていなく。けれどその一言は何となく嬉しくて。『 俺も、どっくんとずっと一緒に居たいから世間なんて気にしない。…!! ふ、風呂入ってくる! 』突然の頬にキスで、もう顔は真っ赤で。照れ隠しで、バッと立ち上がり上記を慌てて述べて風呂場に向かって。行ったかと思えば、早足で帰ってきて『 …ん、有難うな 』とだけ言って頭をわしゃわしゃと撫でて、再び足早に風呂場へ向かって。ああ、もっと素直に嬉しいって言えよ と自分のシャイな性格を恨み )

あっ、それ見たことあるわ。村上先生しつこいわー、って章ちゃんが言っているのも何回も見てる。何回注意されても懲りない章ちゃんも凄いと思わへん？今はいい。なんか照れるし、どんな顔したらいいか分からへんから今度でええわ
(自分は制服を着崩すことはあまりなく、注意されたことがないため何回も先生に注意をされても懲りずに制服をアレンジして着てくる友達は凄いと思う。相手と写真を撮りたいという気持ちはあるけど何となく緊張するし、照れ臭く感じてしまってどんな表情をすればいいのか分からなくなってしまいそうで首を横に振り。「侯くんがそう思ってくれて嬉しい。えっ、うん」突然立ち上がった相手に少し驚き、寂しく感じてしまい。戻ってきた相手に頭を撫でられると「…あー、もう、ホンマ狡いわ」と風呂場に向かう背中を見ながら呟いて)

それもそうやな、ヤスの変な根性は凄い。あの二人は、ある意味頑固やね。ウチの制服、他校に比べたら今どきでオシャレな制服やと思うんやけど。おん、じゃあ今度一緒に写真撮ろな。
( 自分の高校生時代は学ランだったが、それに比べたらブレザーはカッコよくて羨ましく。だからと言って、相手の様にカッコよくブレザーが自分に似合うとも思えなくて、苦笑いし。元々お風呂は長いわけではない為、いつもの様に頭を洗って身体を洗って、と必要最低限のことを済ませて数十分で直ぐに上がり。緩めの白色のTシャツに、ゆったりとした黒のズボン姿で髪にはまだ雫が付いていて、歩いてきた道に ぽつりぽつり と垂れていて。タオルで髪を拭きながら『 気持ちよかった… 』と呟き相手の隣に腰掛けて )

二人とも頑固だから言い合いとかになったら俺は敵いそうにないわ。村上先生は俺に対して甘い気がするから言い合いとかないと思うけど。うん、洒落とる。侯くんは学生のときどっちだった？ブレザーと学ラン
(先生と話す機会とかは多いけど怒られたことはなく、ちゃんと飯食ったかー、とか心配されることが多い。他校に比べて洒落ているように思えるけど学ランの方が男らしくてカッコよくて憧れてしまう。相手の学生時代が気になって、ブレザーでも学ランでも相手ならどちらを着ていてもカッコいいし似合うだろうなと。気配を感じて振り返ると相手がいて風呂上がりの色気に、どうしても相手を直視することはできない。目線をおとすと床が濡れていることに気付き、後で拭くことを考えると溜め息が出て「ちゃんと髪の毛乾かしてから来てや、床濡れてるやん。それに風邪ひくで？」と注意をして。「俺も風呂入ってくるわ」と言って風呂場へと向かい)

あー、確かにヒナはどっくんに甘いよな、オカンみたい。俺は学ラン。俺の学生時代は、殆どが学ランでブレザーなんて珍しかったからね。確か、ここ引っ越す時におとんが卒アル持って来てた気いするわ。
( 数少ない自分達の理解者なので、気に掛けてくれるお節介も本当は有難くて。学ランの丈を短くしたり、中にTシャツを着たりと今考えれば恥ずかしい着方をしていたな と。『 ごめん、ごめん。どっくんが風呂入ってる時に拭いとくから。ほら、髪乾かすのってめんどくさいやん? 』注意されては、髪を乾かしながら片手をひらりとして軽く謝って。このタオルを洗濯機に持って行く際に、序に拭いとくつもりだ。『 おん、行ってらっしゃい。ゆっくりしてき 』相手がお風呂に入っているまで暇なので、冷凍庫からアイスを持ってくれば口に咥えながらスマートフォンをいじり。アイスを食べ終わると、大きな欠伸を一つして相手がお風呂から上がってくるのを ぼーっとしながら待っていて )

ホンマ、オカンかってくらい心配してくんねん。でも、そういうのめっちゃ嬉しい。そうなんや、今はブレザー着てる人を結構見ることあるもんな。えっ、卒アルあるんだったら侯くんの学ラン姿見たい！
(相手と仲がいいから心配してくれるんだろうけど、そういう気遣いは嬉しくて。相手の方を卒アルがあることを知ると学生時代の相手を見てみたくてニコニコと微笑みながら。「うん、別に謝らなくてええって、これから気をつけてくれれば。それに侯くんの気持ちも分かるもん」髪の毛を乾かしたりするのが面倒に感じてしまうことがあるため、相手の気持ちが分からないわけではなく。風呂に入るも長く入っていることはあまりなくて、そこまで時間がたたないうちに風呂から出ると髪の毛を乾かし、眠くて目を擦りながら相手の隣に座って。)

ホンマ、嬉しい事やで。あ、でも ' 亮に迷惑掛けんなよー ' とか、俺の事なんやと思ってんねん。俺の卒アル見てもええ事ないよ、ショック受けんといてや、なんて。
( 自分の部屋からホコリかぶった卒アルを持って来ると、軽く払うと相手に渡し。中学生の頃に両親が離婚して転勤で引越しがあったりと精神的に疲れが溜まって少しグレかけた過去がある。その為、卒アル個人写真は金髪なので、相手に前置きをしといて。『 俺らで大変なんやから、女子は髪長いし大変なんやろうな 』とうんうんと頷き苦笑い浮かべ。『…明日も学校やから、そろそろお互いの部屋戻る? 』眠たげな相手を見て、明日の事もあるので相手を心配して言葉掛け。自分は部屋に戻ったら、レポート課題の点検をしようと思っていて )

侯くんがたまに頼りなかったりするからなんとちゃう？そんなところも好きやけどな。別に余程のことがなければショックとか受けへんよ、彼女と映っている写真でもあるん？それだったら、ちょっと嫌だけど…えっ、これ侯くん？
(からかうようにクスッと笑って相手の卒アルを受けとるとページを捲って、金髪の相手らしき人物を指さして。金髪だし、制服はアレンジしていたりと少し驚きはあるけどカッコいいことに変わりはなく。「なに、めっちゃカッコいいんやけど！」と呟き。「俺、女じゃなくて良かったわ」想像して苦笑を。「…ん、ちょっと待って」と言って立ち上がると相手の後ろにいき、ギュッと抱きしめて「朝まで侯くんに会えないから充電しとく」ふにゃっと微笑み)

もー、どっくんまでそんな事言う! 彼女との写真は載ってないと思う、一応卒業アルバムやし。おん、それ俺。めちゃくちゃイキッてるやろ…ホンマ今考えれば闇歴やで…
( 卒アルを見られると恥ずかしそうにガシガシと頭掻いて。言い訳の様にぶつぶつと呟き、高校生の頃に戻れたら自分に 止めとけ と言ってやりたく。『 えっ、それホンマに言うてる?! かっこいい?! 』と、まさかカッコイイなんて言われると思ってなく相手の発言に目を ぱちぱち させて驚き。『 そういう所、ホンマにズルいで。…おやすみ 』照れくさそうに微笑むと、自分も相手を抱きしめて。これで遅くまで仕事を頑張る気になれるな、と。明日も相手とこうして幸せな日々を過ごしていけると思うと、明日が来るのが楽しみで )

村上先生はしっかりしとるからな、余計に気になるんとちゃう。えー、そんなの分からへんやん、侯くんモテるし？でも、何か分かる気がするわ、俺も小学校とか中学の卒アル見られたくないもん
(ぶつぶつと呟いている相手を横目に自分も相手に小学校とか中学なんて最近のことではあるため、今とそこまで変わらないような気がするけど卒アルを見せるのは恥ずかしく。「ホンマ、金髪とか似合っていてカッコいいし。俺も侯くんと同じ頃に産まれて一緒の高校行ってみたかったわ」目をパチパチさせている相手に不思議そうに首を傾げるも、素直に思ったことを言い。「うん、おやすみ」明日は相手と何をしよう、二人で幸せそうに笑っているのを想像すると早く明日にならないかなと。相手から離れると自室へと向かい。)

せやけど、流石に卒アルに彼女との写真は闇歴すぎるやろ、絶対載せへんわ。今度、どっくんの卒アルも見せてな。そしたらお互い様やし。
( 自分ばかり恥ずかしい思いをするのは嫌なので、今度相手の卒アルを見せてもらう事を勝手に約束をして。お互い様 と言えば ニッ と笑顔向け。『 有難う。どっくんと俺が同じクラスやったら、どんな学校生活してるんやろうな 』褒められては嬉しそうにお礼をして。自分の学生時代と今の相手が同じクラスなら、と妄想してみたり。相手が部屋に戻り姿が見えなくなると、眠気覚ましで珈琲を一杯入れては自分も部屋に戻って )

＊

ん……腰痛っ…
( 薄らと目を覚ますと、カーテンからは朝日が漏れていて、眩しそうに目を細め。昨日のレポート課題の確認をしたまま寝落ちしていたらしく、机にもたれ掛かった状態のまま寝ていたらしく。その為、腰と首がこった様で。徹夜をしていたのでまだ眠気が覚めず、時計を見ずについつい二度寝をしようと、再度目を瞑り寝ようとして )

(携帯にセットしてあるアラームの音に目覚めると洗面所へと向かい、顔を洗うと洗濯機をまわして、朝御飯、弁当作りに取りかかる。弁当をどんなものにするかは毎回迷ってしまうけど、今回はテレビで見たキャラ弁を真似て作ってみて。朝御飯といっても自分は朝はあまり食べないため、相手の栄養面とかを考えて焼き魚や味噌汁などの和食がメインになることが多い。料理を終えると洗濯物を干して、と日課をこなし終えると相手を起こしにいく。コンコンッとノックしてから扉をあけて相手の部屋に入る。机にもたれかかったまま寝ている相手に、遅くまで仕事をしていたことを思うともう少し寝かせてあげたい気持ちもあるけど、遅刻するわけにもいかず。相手の肩を何回か揺すって「ちょっ、侯くん起きて！寝たらあかんよ！…もう、寝たらキスするで？」と)