盗賊 2017-08-20 22:18:05 |
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いい運動だった…じゃねえよ、早く隠れろっ…
(地下牢の暗闇に慣れきった目に眩いぐらいの城内の明かりが突き刺さり一瞬怯んだが、近くに人の気配を感じれば慌てて相手の口元をガバッと押さえ物陰に身を隠し、無謀だとしてもここからどうにか誰にも見つからないように城を抜け出さなくてはと考えを巡らして)
んーっ!んっー!やべるのだぁ~!はなぜぇ~!
ケホッケホッと咳き込むとビシィっ!と彼をゆ真剣な眼差しを彼に向ける。
いつもの呑気な感じは一切なく、何か危険な物を見るような目でこう告げる。
小僧、お前は選ばれたのだ。数ヶ月前、突如現れた魔王。それは最悪の災厄。
それを託されたのだ。お前は此れから王の所へ私と行き、勇者と言う役割を受け取るのだ。
変な目で見られたとしても堂々と歩け。私が着いて居れば城の者は納得する。分かったか?
俺が勇者…?あいつの代わりを俺がやれっていうのか?
(志を一つとしながら突然自分の前から姿を消した勇者、あの忌々しい記憶が嫌でも蘇る。そして今度はその勇者の使命を継げ、などと言われ気持ちの整理がつかずにいて「…大体お前は一体何なんだ、本当に捕まったりしないんだろうな?」一見デタラメなことを言っているように見えて、それでも自信満々な相手の様子に疑問を投げかけ)
ん…?私か?此処に住み着いておるまほー使いだ。
そう投げ掛けられた質問に淡々と答えながら王の間へと彼の手を繋ぎながら歩く。
先程のおとぼけな空気はどこへ行ったのか、
そう聞きたくなるほど冷静になった彼女はふぅ、とため息を着くと立ち止まりくるりと後ろを向く。
そんなに心配か…?自分の存在が他人に知られる。と言うことが
…まさかお前…あの大魔導師テュフォンか!?
(王城には王国一と謳われる最強の魔法使いがいるという噂を聞いたことがある。そうと信じたくはないが鋼鉄を溶かす程の炎を容易く生み出した実力、そして城内を我が物顔で歩く小柄な子供にしか見えない彼女を見る兵士たちの引き締まった表情はそう信じるに足るもので、国内では名前を知らない者はいないであろう名前を口にして「別にそんなんじゃねえ、大体お前は既に俺の素性を知ってるんじゃないのか?」だとすれば今更隠しても無駄だろうと肩を竦め)
んぁ!そう言えば言っておらんかったか?
キョトンととぼけたような顔をすると、あぁ、と納得したように呟き胸を張って自己紹介となる
そうだっ!私が大魔導師テュフォンだ!
(あぁ、短くてすいません)
マジか…悪い冗談だぜ…
(もしやと思って投げかけた問いへの答えを聞き、広く名の知れた伝説の大魔導師がまさかこんな呑気で身勝手な子供だったなんてとイメージが打ち砕かれた気がしてがっくりとうなだれ)
(/全然大丈夫です!問題ないですよ)
そんなに項垂れるで無いぞ?私はお前の事少しは好意を示しているので有るからな♪
よくわからない返答を返しながら王の間の前に着く。
ため息でも深呼吸でもない揺ったりとした呼吸をすると、ニッと何時もの調子を取り戻したように笑い、大きな扉を両手で触れると何も押したように見えなかったがバンッと大きな音を立て扉が開く。
底には少し驚いたような取り乱した様な顔を見せる王が座っていた。
スッと膝ま付くと、
王、ご紹介します。この方は未来の勇者、名前は…ク、クルス…にございます。
名が分からなかったため先程捕まったときに述べていた名前を口にする。
後半の方はモゴモゴしてしまったが大丈夫で有ろう
(/此は此処までで大丈夫です!王の間を出たとこから初めて下さい!/)
お前はめちゃくちゃな奴だとずっと思ってたけど、よくもまあとんでもないことに巻き込んでくれたもんだぜ…王も王でお前の話しを微塵も疑いもしなかったし、実はお前が裏で洗脳でもしてるんじゃないのか?
(王との話しが終わり、相手の思惑通りというべきか自分が魔王を討つ勇者としてすっかり祭り上げられてしまい、外へ出てから今更何を言ったところで逃げようもないが苦し紛れに相手へとその件について苦言を呈し)
ん?私がか?そんなことするわけ…ないに決まっておるであろう!
謎の少しの沈黙の後、少し焦ったように気まずい空気を明るく染め替える。
ルンルン♪と効果音が付きそうな歩き方…と言うか彼女が言っているのだが、スキップをしながら王室の前を通り過ぎ、石段の階段を上っていってしまう。
気まぐれな彼女に着いていかなければならない彼も厄介なやつに捕まったもんだな、と自身を自嘲するように心のなかで笑ってしまう。
なっ…ちょっと待てよ、今の間はなんだ!?
(まさかいくらむちゃくちゃな彼女でもそこまではしないだろう、半分ぐらいは皮肉のつもりだったのだが微妙な反応をされてしまえば少しばかり嫌な予感が頭をよぎり、問いただそうとその背中を追いかけて)
(/突然お邪魔してすみません、実はトピックが建った当初から拝見しておりました。お相手を再募集されるということで、よろしければぜひ参加させて頂きたいです!)
名前/ライラ
性別/女
年齢/見た目13、4歳・実年齢299歳
職業/宮廷魔術師
性格/強気で勝気な自信家。自称「気品と知性を兼ね備えた賢女」であり、年長者の風格を漂わせたがるがそのわりに何がなんでも我を通そうとする我儘さや盗賊の皮肉にいちいち目くじらを立てる幼稚さを持つ。口より先に手(魔法)が出るタイプ。
容姿/長い金髪を三つ編みにし、額にルビーのサークレットをつけている。大きなつり目は紫色。砂漠の国の踊り子を思わせる煌びやかで露出の多い格好をしているが、魔力を込めた宝石のおかげで防御面はバッチリ。身長150cm前後と小柄で体つきもまだ未熟。
武器/赤い水晶が嵌った背丈と同程度の杖
備考/王家お抱えの魔法使い。類い稀なる才能を数十年ぽっちで失うなんて勿体無い、という自惚れが理由とはいえ老いさえ食い止めるほどの魔法の才を持つ。
案外正義感が強く、勇者の逃亡を聞いてすぐ魔王討伐へ名乗りをあげようとするも、腕力のない魔法使い1人の旅は危険だと止められており偶然やってきた盗賊を無理やり「護衛」として連れ出すことに。
(/遅くなって申し訳ありません!pfが完成しましたので確認をお願い致します。不備やご要望がありましたら何なりと仰ってください!)
(/不備なんてとんでもない、文句のつけどころがないぐらい魅力的です!後はロルの相性などが見たいので牢屋に捕まっているこちらのキャラを連れ出す場面か、または紆余曲折あって共に旅立つことになった場面からロルテの提出をお願いしてもいいですか?)
ーー全く。かつての、とはいえ勇者の仲間をこんな薄汚い所に閉じ込めるなんて…我が王ながら恐ろしいくらいの無知ね。こんばんはクルス、気分はどう?
(城へ押し入った賊が1人捕えられたと聞き、かねてからの計画を叶えるためひっそりと牢獄の奥へ赴いたのが日没後のこと。暗い地下を魔法の灯火を侍らせて進み、目当ての牢までやって来れば照らし出された横顔に思わず溜め息を。それから改めて相手を見据えてはいかにも偉そうな、気取ったような声音で語りかけ)
(/お褒めいただき光栄です、ありがとうございます!勝手に魔法か情報網か何かでクルス様が勇者の仲間だったことを知っている、というような設定にしてしまいましたが大丈夫だったでしょうか…?その点も含めてご確認をお願いします!)
…最悪だな、暗いし寒いしメシはマズいし…お前は俺のことを知ってるみたいだな(地下牢にて死を待つばかりであった己の前に現れたのは見回りの兵士でも処刑人でもなく見知らぬ少女で、かけられた言葉には言われなくてもわかっているだろう、とでも言わんばかりに皮肉たっぷりに返し、横目でその顔を見やりながらこの城の王や兵士とは違った反応を受けて新鮮な気持ちになりつつ)
(/問題ありませんよ!勇者一行ということなので知っている人は知っていても不思議ではないと思うので、そのまま返させていただきました。よろしくお願いします)
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