私達の目指す道/募集

さてと、じゃあ行ってくるかな。お、火神良い動きだな
（数分後更衣室から出てくると扉を開け練習に混ざり。時折部員達に声を掛けながら自分も普段通りに練習をして）

みんないい感じにまとまってるし上手くなってるじゃない。これなら全国も期待できそうね...っと、今日はここまで。しっかり休むのよ(いつもより早めに切り上げては部員達に水分をとらせて。まだ話している部員達に"早く帰って休んで"と軽く頭叩き。)

ん？もう終わりか？まだやりたいがリコが言うなら終わるか。皆お疲れ様ー
（いつもより早く切り上げの声がかかると汗だらけの顔を上げ。本当はまだやりたいところだがマネージャーが言うなら、と思い他の部員に声を掛けながら自分は最後に数発だけでも打とうかと残り）

...あんまりやっても体力に限界がくるっていうか...たまにはちゃんと休まないと本番でガタきたら困るのよ。鉄平も少しだけよ？(数分後皆が帰ったあとまだ物足りなさそうな相手に声かけ待ってようとステージに座り相手をじーっと見て。)

自分の限界くらい把握してるさ。．．．リコって好きな奴とか居るのか？
（数回ドリブルをつきレイアップをすると軽快に笑いながら言うとまたボールを構え。次はフリースローでもやろうかと構えた所でびた、と止まりボールをおろすとふと思った事を聞き）

そうよね、でもそれでも無茶するんだから。...はあ？いきなりなに言い出すのよ？し、知りたいの？(相手の動きに満足しながらうっとりしては目で追ってしまい。そのあとに続く言葉に一瞬ドキッとするも平然を装い少し顔をそらしては小さく呟いて。)

いや、ふと思っただけだ。なんだ、居るのか？あ、日向か？！
（顔を相手に向ければ少しそらされていて。居るのかと思えばふと相手とよく居る親友の顔が浮かび興味津々と聞いて）

なんでそうなるのよ、確かに日向君はしっかりしててあれだけど...って、この話は終わりよ。鉄平こそ優しいし人気ありそうじゃない？(日向の顔を思い浮かべるもないというように首を横に振り。ステージから降りては今度は寄りかかり相手の性格を思い浮かべ。)

俺か？．．．わからんなぁ。人気あるかなんて自分じゃわからないよ。そういうリコだって人気あるんじゃないか？
（ステージから降りて寄りかかる相手を見ながら首を捻り。結果自分の人気なんて知るよしもなく、相手をじいと見れば聞き返し）

日向君と違って鉄平は優柔不断なところもあるけど優しさがあるわ、面白いし。私は...ないわよ、料理とか駄目だし魅力なんてないわ(自分のいいところなんて出てくるはずもなく見つめられれば"なによ？"と述べそれ以上下がれずそらすしかなくそらして。)

そうなのか。俺はリコには魅力沢山あると思うぞ？例えば．．．可愛い、容姿が整ってるな。あと俺達の事ちゃんと見てくれてるし、何より思いやりがあると思うぞ！
（挙げられた自分の印象にそんな風に思われているのかと思わず頷き。ボールを脇に抱え相手に近づけば普段思っている印象を言いながら顔を覗き込めば微笑み）

そうよ、自信もちなさいよ。ちょ、言い過ぎよ...顔整ってる人なんて周り見ればいるわ。思いやりは...ある方なのかしら。でも、ありがとう。なんか嬉しいわね(相手に言われた一つ一つが心にしみて気づかぬ内に少し涙を流してはごしごしと指で拭いて。)

あっ、えと、大丈夫か？
（涙を流す相手にあたふたとすれば最後言われた言葉ににこりと笑い゛リコも自信を持て゛と頭をぽんぽんと優しく叩き）

...！そうね、鉄平に言われたら自信持てそうね。泣くなんて私らしくないわ...鉄平、練習はもういいの？(頭を撫でられ一瞬頬を赤く染め。脇に抱えられたボールを見てはもういいのかななどと思い尋ねてみて。)

あげとくわね、再募集しようかしら、

さて、再募集するわ。
鉄平か日向君待ってるわよ。

待ってるわよ。

募集中よ。

....人気ないのかしら。
この際、誠凛なら誰でも大歓迎よ。
待ってるわ。

久しぶりにあげてみるわ。