過保護のカホコ

……！！はじめくん……！！
あ、あの！お弁当！！お弁当食べ終わった？？
(講義を終えるとすぐさまアトリエ棟へ向かい勢いよくドアを開けて部屋に入ると息をきらしながら相手目掛けて詰めよって)

！？いきなり近い近い！
弁当は食べ終わってるけど、取り敢えずまず深呼吸しろって。な？
（並べた抽象画を眺めている最中、開いたドアの音に驚くのも束の間、こちらへ詰め寄ってきた相手の勢いに気圧されては数歩後ずさり上半身を後ろに逸らし。両肩を掴むことで少し距離を取れば、相手の目を見つつ息を整えるよう諭して）

……スぅ～ふ～っ、スぅ～ふ～っ

(貴方の目を見れば言われた通りにゆっくりと深呼吸をして少し落ち着くも、走ったことでの動悸ではなく違う胸のドキドキを感じ、再び貴方を見つめると)

あ、あの…はじめくんは誰かにドキドキしたこと、ある？？

誰かにドキドキ？いや別にねーけど、何でそんな事……。
あ、さてはアレか。好きな奴でも出来たのか、お前。どんな奴だよ？
（深呼吸で段々と相手の呼吸が平常通りに戻っていくことを感じれば肩からそっと手を離していき。投げかけられた質問には一度首を捻るも、もしや恋愛相談をしたいのかと推測して）

えっ？！！
あっ、いやっ、その……そそそ、そうみたい
なんだけど…えーっと。
…大きな夢を持っていて、あとは…
表に出すタイプではないんだけれど、優しくて
叱ったりもしてくれる人、かな。ははは…
(どんな奴かと聞かれ動揺してしまうが、相手は自分の事だとは想定もしていなさそうなのでとりあえず彼の素敵なところを何点か挙げつつあとは笑ってごまかしてみて)

(/今さらですが、ドラマ通りでも、創作でもかまいませんので楽しく自由にがモットーです。笑
それから念のためトリップをつけることにしました)

へー、いいんじゃねーの？お前のこと叱ってくれる貴重な奴みたいだし。
まあアレだ。何かありゃ相談に乗ってやるから言えよ？
俺にかかれば、そいつだってイチコロだから。うん。
（まさか自分以外にも彼女を叱るような人物が居たとは、と意外げな表情浮かべつつ、それならばと協力的な調子のいい言葉をならべて）

（/かしこまりました。ついドラマに引っ張られ気味になりそうですが、念頭に置いておきます！
こちらもトリップをつけた方が宜しいでしょうか？）

あ～…う、うん！何かあったら相談するね…。
ちなみにさ、はじめくんは…
その～、どんな女の子がタイプなの？
(意中の相手に相談にのると言われ少々困惑気味に頷くと、これはチャンス！とばかりに相手の好みを聞き出してみることにして)

(/引っ張られ気味でも全然構いません！楽しんで頂くのがいちばんなので～！
とにかくはじめくんに激似で、クオリティがものすごく高くて驚いております。本当に来て頂けて嬉しいです！ありがとうございます！トリップはどちらでも構いません、お任せ致します！)

ん？…俺？あんまりそういうの考えたことねーなあ。
強いて言うとすれば、清楚で、賢くて、ほんのり色気もあって。
あー、あと。自分のやりたい事とか夢をちゃんと持ってる女。とか、かな。
（困惑しているような相手の様子が引っ掛かるものの、理想とする女性像を頭の中に思い描けば指折り数えつつ条件をひとつひとつ挙げていき）

（/あまりに可愛らしいカホコちゃんを放っておけず、つい！こちらこそありがとうございます…！
では、一応トリップをつけておきますね。端末の関係で毎回入力する必要があるので、もしも付け忘れている事があったらすみません。本人だと見抜いていただけると嬉しいです。笑）

……へえ～！
あれだね！カホコとは全く正反対だね…。
って当たり前だよね！はははは…！

(ひとつひとつ相手が理想像を挙げていく度に自分とはかけ離れていくので落胆し、作り笑顔を見せながら言葉を返すと近くにあったお弁当箱を回収して)

(/なんとお優しい！トリップの件ありがとうございます。了解致しました！！
これからもよろしくお願いします！)

言われてみりゃそうだな。
けど、俺のタイプ＝世の中全ての男のタイプってわけでもねーし。そいつ……お前の好きな奴はお前に優しいし、叱ったりもしてくれるんだろ？
だったらヘコむ必要ねーよ。多少なりともお前の存在が気になってるって事だ、それ。
（確かに相手とは真逆ともいえる条件ばかりだと折った指を見つめるも、彼女の想い人が自分であるという考えには思い至らずに慰めるような言葉を続け、回収される弁当箱を見ればふと思いついたように）
そいつにも弁当作ってやるのはどうだ？何なら練習で作った弁当は俺が貰ってやるからさ。

（/寝落ち常習犯で申し訳ありません。こちらこそよろしくお願いします！）

うう～、わからない………

(相手のタイプに当てはまってはいないけれども、期待を持たせるような意見もあり頭の中はキャパオーバーでその場にしゃがみ込んでしまい。お弁当を作れという提案をされるが自分の好きな人は貴方なのでそんな提案をされても困ってしまい、今までの姿からは想像できないほど勢いよく立ち上がると)

駄目だよ！！！
あ……あの…そうじゃなくって………
…今日はもう帰るね？ママが迎えにきちゃうから。
ばいばい！！


(/お気になさらず。本体の寝付きが悪いだけです笑)

おいおいどうした今度は？大丈夫か？
て、…えっ、は？あ、おう。弁当ごちそうさま…？
（しゃがみ込む姿に眉下げつつ何事かと尋ね掛けるも、その答えを聞くより先に初めてみるような相手の激しい勢いで頭の中は疑問だらけになり、ぽかんとしたまま相手の事を見送って）
なんだったんだ、急に帰ったな…？

（/夜更かしも程々になさってくださいね。笑）

……清楚で、賢い…
それと、色気……
え…！はじめくんてこういう人が好きなの？
なんか違うような…
(家に帰れば部屋にこもり、相手が挙げていた好みのタイプをぶつぶつ呟きながらPCでキーワード検索をして。色気のキーワードは薄着のお姉さんがたくさん出てきてしまい、違うと思ったのかすぐに思考を変えて。)

告白……
(いろいろ検索を重ねた結果"告白"に辿り着き参考になりそうな記事は熟読したりして。)

(/ありがとうございます。そうします笑！またなにかご要望などありましたら、いつでも言ってくださいね？)

何か、なぁ。
あーもう、なんだってんだよ！本当にどうした俺！

……電気は、点いてるな。よし。
（ピザ配達のアルバイトをしつつ、頭の中ではどうにも昼間の彼女の様子が気に掛かりモヤモヤとしてしまって。アルバイトの途中だということは分かっているものの、相手の家へと辿り着けば部屋が明るい事を確認し、そこへと向かって小石を投げてみて）

（/現時点ではカホコちゃんが愛らしくて言う事なしです！笑
こちらにも何か要望あればお気軽に仰ってくださいね。
そういえば主様はドラマをリアルタイム視聴なのか録画なのかお聞きして宜しいでしょうか…？）

好きな気持ちを相手に伝える方法……
……っん？今なんか音した…？
えーっと、真っ直ぐ目をみて、自分のことばで…
ん？やっぱりなんか聞こえる…
(ネットの情報を見ながら告白について勉強している最中とても小さい音だが何かが聞こえ１度PCを手放すと音の出所を探り。部屋の窓を開け周りを見渡すと暗闇に人影が見え、少し怯えた様子で)
……あの、だ、誰ですか？

(/そんな事を言ってもらえてなんだか恐縮です笑。はじめくんこそ素敵で、完璧です！！いまのとこリアルタイムで見れていますよー！はじめくん本体様はどうですか？？)

出てこねーな。電気つけっぱなしで寝てんのか？
……っと！そう言ったら出てきた。

そんなにビビんなくとも、俺だよ、おれ。むーぎーの！
バイトの途中だけど、なんか、なんつーの？
ちょっとお前の家の前通りすがったから、どうしてっかなーと思って！
（何個目の小石を投げようとした時かは定かではないものの、一向に窓が開く気配がなく諦めようかと考え出した矢先に彼女が出てきた為、大きめの身振り手振りで自分の正体とここにいる理由を伝えて）

（/原作のはじめくんには遠く及びませんが、嬉しいです。笑
こちらも今のところリアルタイムで見ております！創作展開ありとはいえ、もし録画勢だった場合にドラマのネタバレをしてしまったらマズいなと思っていたのですが、安心しました。笑）

え？！はじめくん？！

ちょっ、ちょっと待ってて！！
今、そっちに行くね？
(予想もしていなかった相手の登場にアタフタしながらもママはばあばの家に行っていたので都合がよく、貴方の元へ急ぎ)

バイトお疲れさま！……あ、まだ終わってないか！
話してて大丈夫？？

(/わあああ！お気遣いありがとうございます！！その心配はございませんのでドラマ展開も創作展開もどんどんお願い致します！笑)

ちょっとくらいなら平気だろ。
配達自体は終わってるし、休憩も兼ねて。
（相手が案外元気そうにしている事に内心どこかほっとしつつ、もう届けるピザも無い事をバイクをとんとんと軽く叩いて示し。それよりも、と相手の家をちらりと見上げて）
つか、俺の方から呼んでおいて何だけど、お前こそ外出てきて大丈夫なのかよ。
後からママに怒られたりしないだろうな？

（/かしこまりました！色々なことが出来るといいですね、二人で。笑）

それならよかった….！！
あ、うん。パパはまだ仕事だしママはばあばの家に行ってて、カホコ一人だから大丈夫だよ？
(配達が終わってると知り安心したように微笑むと、ママに叱られないか心配する相手に上記を伝えて。
ここへ来たのは配達のついでなのか何か意味があるものかはわからないが会えたこ自体は嬉しく貴方を見つめれば)

……なにかあったの？カホコに何か用事？？

(/はい！いろいろしましょう、二人で。笑
これからが楽しみです！)

ん？あー、別に用はな……くもねーか。そう、用事。

お前さ、今度の土日…じゃなくてもいいけど。今月中に暇な日取れないか？
ちょっと行きたい所があって、チケットも持ってる。
ただ、このチケット貰い物でさ、何故か二人用なんだよ。
絵分かんないだろうし、行きたくなけりゃそれでいいけど、一応。
（強いて言うならば様子を見に来ただけであり特別な用事はない、と言い掛けた途中で思い出した事があった為に言葉を切り替え、大学の知人から貰った絵画の展覧会のチケットを取り出して。）

（/季節にあわせた事とかもやってみたいのですがどうでしょうか？夏はもうすぐ終わりですが、夏でいうとお祭りだとか花火みたいな感じの…。秋だと何でしょうね。笑）