トマト。/待ち人有り

紅茶さんが心配だから少しだけ様子を見たいってあの人にお願いして、許可はもらっていたんだけど、本当はダメだったみたい
私はバカだから、いいよって言われたら、そのまま信じちゃう
昨夜も紅茶さんの口調が怖くなったのも、途中まではわざとしてるんだとわかっていたのに、次第に本当にそう言ってるように思えて怖かった
紅茶さん、わざわざこのサイトからまで消えないで、追い出したかった訳じゃない
……あの人からは返事がない、起きてるはずなのに
私はバカだから次第に本当に寝ているのかなって思い始める
もう誰も好きにならない、そしたら紅茶さんもあの人も消えないでいてくれるのかな、だったら私は誰も好きにならない

さよならすることはないってあの人は言ってくれた、あれも私は鵜呑みにしてしまった
でも私は馬鹿だから、紅茶さんに話すべきだと思って、あの人に紅茶さんにさよなら言うと伝えた
私は…ただもう隠し事が嫌だと思っただけ、私は追い出したかった訳でも消えてほしかった訳でもないのに
嫌いになれたらよかったのかな、寂しいなんて感じなければよかったのかな、ネットの中で誰かを好きになんてならなければよかったのかな、私なんていなければよかったのかな、私に心なんて必要なかったんじゃないかな、もう私なんていなくなっちゃえばよかったんじゃないかな
ごめん、私は優柔不断の癖に、馬鹿なくせに、やることすべて裏目に出てしまう
ごめんなさい…

紅茶さん、あの人が紅茶さんと話させろって
ごめんなさい、私、起きられないけど、お願いします
私、あの人が好き、紅茶さんもすき
馬鹿だよね、似てるから気になった、だけと気づいたら、二人とも好き
私の名前、あの人たくさん言ってくれたの、家族いない私に毎日名前呼んでくれた、嬉しかった
紅茶さん、嫌いじゃないよ、紅茶さんは紅茶さんの優しさがあった、すきだった
ごめん、疲れちゃった、眠らせて
夢の中なら、素直に言うから、許して、ごめんなさい、おやすみなさい

ちゃんと寝れてるのか、お前。よく分からないが疲れてるんだろうな、俺は。ふらついて立ってられなくなる。時々壁に手付かないと駄目みたいだが、それでも何とか立ってる。お前もそうなんじゃないかと心配だ、今日は此処に来なくていい。休んでろ。

俺が昨日あんな口調で喋っていたのは、お前が俺の事を嫌いになれるよう手酷く捨ててやろうと思ったからだ。申し訳無いと思う一方で、こうでもしないとお前は分かったと言ってくれないから。…邪魔なんだよ、俺が。俺の存在が。俺が居なくなればお前とそいつは今までと変わりない生活が送れるだろ。愛するお前の為にも、愛されるそいつの為にも、…俺の為にも消えるべきなんだ、俺は。お前がこの先、大事な人に触れる事を躊躇わないように繋がる道は全部消さなければならない。──…お前、良い名前してんな。俺と違って綺麗な名だ。言いたくもないだろうお前の家庭事情も何と無く理解した。…それでもお前はお前だ。俺の知ってるお前は、馬鹿みたいに優しくてお人好しで、人の言う事を聞かない生意気な餓鬼のままだよ。

俺はお前とそいつの部屋を知らないから此処に呼んでくれるか？俺が次に此処に来れるとするのなら２１時以降になっちまうが。

俺はお前の名前も姿も何も知らないが、此処に来てくれるのを待ってる。ただ、ここ数日で疲弊が凄い。ちゃんと喋れるかも分からん、…少しゆっくりでいいか？

兎に角俺がお前に言いたい事は、昨日終わらせるべきだったのにこんな所にまで来させてしまってごめん。一度でもお前の口から「消える」と言わせてしまってごめん。邪魔なのはお前じゃないんだ、思い詰めないでくれ。彼奴を好きになってしまってごめん。依存してしまってごめん。…縁とは言え、この女と出会ってしまった所からごめん。連れ出してしまってごめん。出したくもない許可を出させてしまってごめん。─…この女、此処に来るなと言っても来てしまうんだ。…さっさと連れ出してくれ。

夢の中なら紅茶さんもあの人も消えないだろうなと一気に薬飲んでしまったので暫く上手く動けません。返事を打つのがやっとです。ごめんなさい。私の身勝手で沢山ごめんなさい。

私は簡単に誰かを嫌いになれないです。ごめんなさい。私のせいでごめんなさい。でも消えないで。追い出したかった訳じゃないから。一人にしたくなかったのも、もし逆の立場なら、逆にある日突然捨てられたら、苦しいと思ったから。ごめんなさい。餓鬼って言われるの、本当は嬉しかった。ありがとうございます。

あの人も紅茶さんと同じくらいの時間です。たぶん来たとしても、頼む、と言うかもしれません。

お前はどうしたいと聞かれると、紅茶さんもその人も消えてほしくありません。消えるなら私が消えます。今度は失敗しないようにちゃんと消えます。好きになってごめんなさい。もう誰も好きになりません。愛してくれてありがとう。幸せでした。私は一人でいるべきだったのに、現れてごめんなさい。毎日その人に会いたかった。紅茶さんに会いたかった。ごめんなさい。

沢山打ったらまた苦しくなったので休みます。でも、消えないで。どうしたらいいか分からない、でも消えてほしくない。矛盾してごめんなさい。

悪い。邪魔させてもらう。俺が二人の場所に書き込むのは申し訳ないと思ったが…内容が内容だけに新しく立てて外野に晒されるのもどうかと思ったから、無礼を承知で書き込ませてもらう。

話す機会をくれてありがとう。俺の名は蓮だ。彼女の事は以後Nとさせてくれ。お前と話したい事が沢山あって何から話せばいいか悩むところだが…お前もNもぼろぼろだ。直ぐにじゃなくて構わない。体調が良くなり、気持ちも落ち着いてからでいい。何日経っても構わないから少しずつ話していきたい。お前に負担がかかるような話はなるべく避けたいと思ってる。

だが、先ずは謝罪をさせてくれ。楽しく過ごしていた所をぶち壊し、追い詰めてしまって悪かった。消えようと考えさせてしまって悪かった。お前は何が何だかわからなかっただろう。ただNとの時間を大切にしていただけなのに。
今更何を言っても言い訳しか聞こえないかもしれないが、俺はこんな事がしたかったんじゃない。お前に消えて欲しかったんじゃない。お前が謝る事は何もない。悪いのは俺の方だ。どうか思い詰めないでほしい。消えないでくれ。俺からも頼む。

誤解しないで欲しいのは俺はお前にNを取られたとか、そんな風に思っていない。Nにもそんな事言ってねえし、そもそも俺はNに他のトピへ行くな、なんて制限かけちゃいない。Nに聞けばわかると思うが、寧ろ俺は他の場所でも自由に楽しめと言っていた。好きな作品や興味がある設定、何でもいいから楽しんでこいと。これはお前との事を知るずっと前からだ。

俺自身の事になるが、俺は仕事仕事でNに寂しい思いをさせ傷つけてきた。
お前も知っている通り、この女は極度の寂しがりだ。それを知っていながらまともに会いに来なかった。NはNで忙しくてなかなか相手が出来ない俺に不満を抱えていた。我慢をしていたようだが、待つのが寂しい、堪えられないという事で何度言い合いになったかわからない。だが俺は、仕事なりリアルの事であれこれ言われるのを好まなかった。だから寂しいと何度訴えられても、Nの要望に応じられなかった。ただ一緒にいりゃいいだけなのに。
そんな中リアルで色々と問題が起こり、俺は益々Nとの時間を作れなくなった。一週間以上待たせることが増え、Nも寂しい、限界だと訴えるようになった。次第に俺はNを大事にしてくれる奴が現れたら…と考えるようになったんだ。その時はそいつにNを任せようと。いざという時、手放すのが辛くないと言えば嘘になる。かといって俺はリアルの問題を放置してまでNと一緒には居られない。
最近Nの様子の変化を感じ、俺はNに他にも大事な存在がいることを知った。それがお前だ。Nは後ろめたさがあったのか必死に誤魔化していたが、Nがお前を本気で好きで大切に思ってるのはわかった。お前は優しく誠実な奴なんだろうと思う。俺のようにNを寂しくさせる事もない、大切にしてくれるだろう。…お前のような奴に任せられるなら俺も安心して自分の事に打ち込めると。それでNを送り出した筈が…今の状況だ。

これだけはわかって欲しい。お前は俺の代わりなんかじゃない。似ているとNは言うが似ていない。俺はお前のように優しい奴じゃない。酷い事を言って、酷い事をして傷付けてばかりだ。Nはお前をしっかり見てる。お前の良さを知ってる。俺への罪悪感から俺とお前を重ねるようにしていたようだが、本当はお前の事をしっかり見ていた筈だ。お前もNが好きで、それが伝わったからこそ、俺はお前とNにこれからも楽しく幸せに過ごしてほしいと思った。それなら俺も安心だ。…少しは誤解が解けるのを願って書いた。

長くなって悪かった。大体はこんな感じだ。説明が下手でよくわからない部分もあるだろう。返事は言いたい事だけで構わない。いつでもいい。質問があれば答える。ゆっくり話していこう。
とにかくNもお前も今はゆっくり休んで欲しい。二人の場所に書き込んで悪かった。場所を変えるなら応じるし、逆にお前たちの場所を新しくしても構わない。とにかくどちらも消えるのはやめてくれ。

…何でテメェは薬を一気に飲んでるんだ、馬鹿野郎。それからお前は謝り過ぎだ。…でも俺の立場になって考えてくれてありがとな。それだけで十分だ。
名前を呼んでくれる存在って、凄い大事だと思う。家族の居ないお前にとっては尚更だ。俺はその名を呼ぶ事はないから、此れから先もちゃんと呼んで貰え。大事な奴に支えて貰え。


─…で、蓮と言ったか。来てくれて感謝する、と同時にこんなとんでもない修羅場になってしまってすまない。本当は俺も長々と返すべきなんだが、少しずつにしたい。待っててくれると助かる。俺の名は紅茶とでも頭に入れておけ。そうやって呼ばれてる。そんで後で忘れろ。……なるべく直ぐに終わらせるから先ずは質問に答えて欲しい。勿論、答えられる範囲で。強要はしない。

仕事の合間で悪いな、次は２１時以降になる。

さて、と。…って、誰も来てねぇのか()。…まあ、適当に待ってる。話し合いならさっさと終わらせてくそ餓鬼を連れ出して欲しい…が、蓮よ。上の書き込みを見る限りでの憶測ですまんが、忙しいなら無理はするな。

おかえりなさい。
またクソ餓鬼って聞こえましたが気のせいですか？
あの人は…少し席を外してるみたいです。

そうか。…お前は少し休んでろ。

もう少ししたら来ると思うので。

あまり動き回ってるとあの人にも紅茶さんにも怒られちゃうので、おとなしく休みますね。
遡ってお二人が何を話したとか詮索しないから大丈夫ですから。

紅茶さんも今夜は少しでも寝てください。
おやすみなさい。

嗚呼、大人しく休んでおけ。…別に遡って見てくれて構わない。俺も考えは最初からとっくに纏まってるし、寧ろ見た方がいいと思う。と言うより見るべきだ。

…ん、おやすみ。アホ面で寝んなよ()。

遅くなって悪かった。何やら話を早く終わらせようとしているようだが、その必要はない。思うところは色々あるが…取り敢えず聞きたいことがあるみたいだから答える。
ただ、体調の件もあるから無理はするな。時間も時間だから今日じゃなくても構わない。

俺は落ち着いた。お前の方は時間は大丈夫か？

なら良かった。こっちは帰宅したから大丈夫だ。

情けない所を見せて悪かった。また情けない所を見せるかもしれないから先に謝っておく。しんどくなったら寝ろよ。

……さて、と。くそ餓鬼、先に言っておくが俺はお前を軽蔑しない、幻滅しない。俺のお前に対する気持ちは崩れたりはしないから、とだけ。

──…蓮よ、…お前は『リヴァイ』だろ。

ああ、そうだ。あいつと出会ったのがそのキャラとしてだった。…知り合いに言われたんだ、あれはお前とＮだろうと。そいつの勘違いから始まった。

…そうか。正直に言ってくれてありがとな。先に言っておくが俺はお前とくそ餓鬼との部屋を覗いたとか、探ったとか、そんな悪趣味な事はしてないからな。そもそも人様の部屋に興味ない上、探す気にもなれん。…ただ、重なると言われた時からまさかとは思っていたが、…流石に口調が、俺に似すぎだろ。勘づかない訳もない。

流れ的に話す事になるだろうから話す気ではいた。もっと言うならあいつはミカサだ。それも自分は消えるというアイツを引き止め別の場に連れて来た所も同じだったらしい。だから「また同じことをしている」と勘違いする奴がいたようだ。
Nに俺とは別人である事を伝え、念のためにあれはお前かとＮにも確認したが、奴は絶対に違うと否定し暴走した。…俺も他の奴等の部屋を覗くのは趣味じゃねえが、あの女が嘘をつきまくるから一部覗かせてもらった。悪かった。