トマト。/待ち人有り

結局私は何がしたかったんでしょう
紅茶さんと普通にお話していた頃に戻りたい、お返事を未だか未だかと待っていた頃に戻りたい
会えなくなると知っていれば紅茶さんとは友達のままでいたかった
後悔ばかり…
戻ったらあの人もいなくなっていました、紅茶さんもいなくなりました、私は一人になりました
結局私は何がしたかったんでしょう
好きだったのに、どこで間違えたんだろう、何もない平凡な、幸せな頃に戻りたい

お前にとっての俺は友達でも、俺にとってのお前は友達じゃないんだ。愛する者なんだ。抱き締めたいし触れたいしキスだってしたい。─…だから、お前の友達にはなれない。俺が未だにお前を愛してしまっている以上、喋っているとどうしても好きが溢れてしまうから。…俺は弱いんだ。好きになってごめんな。

待ってれば来る、大丈夫だ。俺と似た奴だろう？なら来る。来たらその手を掴んで離すなよ。お前は俺を捨てたんだ。ちゃんと貴方が好きだと必死になれ。…そろそろブックマークからこの部屋も、このサイトも外すからお互いに別れを覚悟しておこう。

紅茶さん(しがみつくように抱きつき)
………別れたくない

消えないで…

…縋る相手を間違えるな。お前が選んだのは俺じゃないだろう？…来ないと言ってもまだ一日だろ？大丈夫、俺に似た奴なら待ってれば来る。(肩に手を添え前に押し離して。)

(手を払い除け、抱き付き)このまま…泣かせてください…

…俺はお前の"友達"じゃない。やめろ、…また、文字打ちが出来なくなる。これでも頑張ってるんだ、俺も。…そいつが戻って来たら行っちまう癖に、俺の想いを利用しないでくれ。泣きたければそいつの胸を借りろ。(再度肩を掴んで力任せに引き剥がし。)

…友達になれないなら、何ならなれますか？
別れないで済むなら、私は私じゃなくていい
利用なんてしてない、まだ好きだから(屈んで顔を隠し)

…まさか今までずっと、友達だと思って俺と過ごしていたのか？そうだとしたら流石にショック過ぎるんだが。

…違う、お前が好きなのは俺じゃない。俺に似たそいつだろ。…目を覚ませ、(頭ぽんぽん)

友達とは思っていません…

あの人が、邪魔したなって、消えてやるって…

…邪魔じゃない。消えるべきは俺だ。お前が何時までも此処に居るからだろ。さっさと止めに行け。じゃないと手遅れになるぞ。元々お前が選んだのはそいつだ、ちゃんとそれを説明しろ。

………私は…一人でいるべきなのかもしれません
結局…私は何がしたかったんでしょうね
ごめんなさい……消えるのは私の方です

あのな、ちゃんと説明したか？俺と離れる事を。

説明しました…バイバイって言われました…
もう私は私が嫌い

お前とそいつが消えたら、俺の決意はなんだったんだ？…全部無意味になるだろ。無意味にしないでくれ。バイバイって言われて納得すんな。…お前がお前を嫌いでも、俺はお前を好きだ。そいつも同じだろ。早く行け、

こんな世界じゃなければ、追いかけてその手をつかんで引き留められるのに…

なにも答えてくれない……

此処に来る暇があるなら、俺にそうしたように、ずっと呼び掛けろ。

……紅茶さん…私、もうわからない…

お前はどうしたい？そいつと居たいんだろう？そいつと一緒に居たいならその気持ちをしっかりと書き込め。俺に似た奴なら必ずそいつはお前との部屋を見る筈だから。

似てるの…お前の幸せのためなら消えるってところも、いつもメッセージくれるタイミングも、私に触れてくれる仕草も
私は…紅茶さんもその人も、どちらかなんて選べないくらい好きになってしまったの、ごめんなさい…