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(強張る背中をぽんぽん叩いて笑み零し。)…まあ、礼を言うのも変な話だな。
(緊張を緩めて微笑み返し。)…一緒に寝ましょう、リヴァイ兵長。
ん、そうだな。そろそろ寝るか。(名残惜しくも身体を離して相手と共に自室に足を踏み入れ、ベッドに身体を寝かせて隣をぽんぽん叩き。)…また寝顔でも観察するつもりか?ミカサよ。
(隣に入り込み体を寄せて。)…好きな人の顔を観察するのはダメですか?
(仰向けになってぼそりと。)もしお前の前でアホ面で寝てたら…と思うと恥ずかしい。
(手を伸ばし頬に指で触れ。)…私は兵長の顔、好きです。
(指で触れた部分に顔を近づけて唇を当てて。)…顔だけじゃなくて、全部好きです。
…な、っ…。(不意打ちに押し付けられた柔らかな感触に驚き、暫く黙り込んでから向き合うように横を向いて。)──…俺もお前の全部が好きだ、ミカサ。
(顔を寄せ瞼を閉じ。)…嬉しい。兵長、ありがとうございます。
…ん、(瞼に軽く口付けを落としてから自分も目を閉じ。)…そろそろ寝る。また明日来るから。…おやすみ。
(寝惚けながら紅茶さんに抱きつくように再び深い眠りの中へ。)…紅茶さん。
(何と無く声が聞こえた気がして意識の浮上、じっと寝顔の観察し。)──…。
(ちらり時計を横目に、そろそろかとこっそりベッドから抜け出すと相手の髪を何度か撫でた後、背を向けて部屋から出ていき。)…行ってくる。
(まだ紅茶さんの温もりが微かに残る布団を名残惜しそうに渋々出て。)…行ってきます。
(ノックしても返事がなかったので勝手に中に入り。ベッドに座って紅茶さんの枕を抱き締め。)…。
(扉を開けて相手の姿を視界に捉え、無言で近付いては目前で屈んで。)…寂しかったか?
(瞳を潤ませ。現れた紅茶さんに慌てて涙を拭い。)…おかえりなさい。寂しく、なかった…です。
…ただいま。(片手を伸ばし親指で目尻を軽く拭ってやり。)…なら何で泣いてんだ、クソ餓鬼。