主 2017-08-14 03:00:14 |
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…ん。
(彰に撫でられるのは嫌いじゃない。そう思いながら撫でられるままにして、頭を撫でられる感覚に猫か何かのように気持ちよさそうに目を細め)
…私も、ずっと一緒にいるから。
(彰の何よりも嬉しい言葉に珍しく微かに口もとが緩むのを抑えたが、答えて耳を寄せなければ聞こえないくらいか細い声で囁くようにつぶやき)
ん?
(美夜の言葉を聞き取れなかったようで不思議そうに美夜を見て。しかし、細めた目や仕草の可愛らしさに心を奪われたせいか聞き返すことなく撫でることに専心して)
…どうしてこんなに可愛いんだろう…猫みたいだ。
…私より可愛い子は多いわ。
(ストレートな褒め言葉にほんのわずか気恥ずかしくなって、抱え込んだ膝に顔をうずめて隠し、小さな動揺をかくそうとそんなことを言って)
…私が猫なら、彰は…何かしら。豹?
(目だけ見せて「どう思う?」とたずね)
美夜以外の女の子が…?それはないかなぁ…美夜以外は皆同じに見えるから。
(不思議と、自分の目に見える女性…というより、人間というのは皆同じようなものにしか見えなくて。そんな中で、特別で違うと思えたのが目の前の美夜だった)
確かに似てるかも?
(群れを作らない豹、それはドロップアウトした自分にも当てはまっているような気がして)
…そう。
(彰の言葉に喜んでしまっている自分に気がつき、再び顔を隠した。どうしてこんなに単純になってしまったのだろう…その答えはとっくに、目の前の青年のせいだとわかっていたのだけど)
…ねえ、髪、触ってもいい?
(表情の変化を悟られないよう彰の後ろへまわろうと思いつき、そうたずね)
髪…
(自分の体を、特に首より上をさわられるのは嫌だった。しかし、目の前の少女にだけは何をされても構わないと思える。寧ろ、何でもしてほしい。髪を触ってもいいかと聞かれ、逆に喜んで彼女の方へ頭を向けて)
あ、けどあまり面白くはならないかもよ?ネコ毛だから。
(弄るのだろうかと思いその前に一言。髪質から、癖は付きにくい方であまり面白い髪型に変えられないのだ)
…ん、いいの。…彰の髪、好き。
(許可がおりると彰の後ろへまわり、膝立ちになってそっと髪に触れる。すくいあげるとさらさらと指の間から落ちていく感覚を楽しみ)
…ふわふわで、羨ましい。
(常に真っ直ぐに伸びる自分の髪質では絶対あり得ない柔らかさに、冗談半分にそうつぶやき)
髪の毛に関しては、俺の方が美夜より猫っぽいね。美夜は猫、好き?
(先程の会話の続きか、猫らしさが自分の中にあったなと思って。しかしよく考えると、豹も猫科の動物だったり…。ともかく、美夜が猫を好きだったら良いと思いながら尋ねて)
ええ…嫌いじゃない。
(本当は大の動物好きなのだが、そんな素直とは程遠い言い方をして。こんな些細なことでも素直に言えないのはもう癖になっているからか、自虐的に思いながら、彰の髪を指に絡ませ)
…我が儘言ったら嫌われると思ってる?
(どこか何時もと違う、躊躇いがちな言い方。それに加えて髪をいじる動きの変化。察しが良いらしく、振り返ると感じたことを尋ねて)
…よく、わからない…。
(いままで人に嫌われるのを怖がったことなんてなかったのに。最近自分のなかに現れるようになった新たな感情に戸惑い、静かに首を左右に振って)
…仕事にいこうか
(それ以上はなにも言わず、美夜が少しずつ素直になるのを待つことにして。そして立ち上がり時計を見れば仕事へ向かおうと言って)
…うん。
(相手が立ち上がったのを見て自分も身を起こし。仕事なのだからと自分の中の妙な気持ちは一度忘れることにして気分を切り替え)
…今日は、なにを使うの?
何を使おうかな…人数も少ないし、多分気付かれずに目標まで辿り着けるから…全滅させる必要はないと思うんだよね
(手袋や黒い衣服等、目立たない格好に着替え。そして次に武器の選定のため、カチャッと武器ケースを開き中を見る。拳銃からライフル、ナイフにスタンガンなど様々に揃っていて。今回はハンドガンにサプレッサーのついたものを手にとって)
単純だけど、敵の目を掻い潜って家に侵入。美夜が見張ってる間に俺が標的をズドン…ってところかな
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