財前光 2017-07-19 20:17:12 |
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……いや。何でもありません。( 被せるように問いかけてきた相手に、なす術無くこれ以上はと口を閉ざす.券売機を眺める視界に手が伸び、引き続き聞かれた質問に一瞬驚きながらも現金な性格.「あー…じゃあ、ユウジ先輩のお勧めでええですか」と断る事もなく提案.羅列される料理名に空腹を知らせる虫は賑やかに.)
ほなキツネうどんやな、安いし。(迷う事なくボタンを押せば、二枚出て来た食券を摘んで。ハッと顔を上げれば「…あ、ちゃうで、美味いからや。」と慌てた様子で食堂のカウンターに一人歩いて行き、振り返れば「どっか座っとけ!」と誤魔化す様に大声を出して。)
……あざっす。(流れるように放たれる言葉と矛盾した言動に、1人小さく笑みをこぼした.やはりあの時の何ら変わりなく、先程までの逃避の気持ちはどこへやら。完全に相手のペースに巻き込まれてしまえば、「…罪な人や。」と独り言.適当な席に着き、相手の背をぼけっと眺め.)
おう、しゃんと座っとるやんけボンクラ。(盆にうどんの器を二つ並べて運んで来るなり軽く罵りながら席に着いて。自身の分を盆から取ろうと器を持てばパッと手を離し「あっつ!は?…オバハンこれ熱過ぎやろ!」と一人苛々と大騒ぎして。)
ユウジ先輩こそ、遅過ぎですよ。さては学食のオバハン口説いてたんとちゃいますか(ふとした一言の口調の粗暴さも相手らしいと言えば相手らしい.一言一言すべてが懐かしく思い出を馳せながら目の前で騒ぐ姿を尻目にお椀を手に取り両手を合わせいただきます.汁を一口.出汁の効いた香りが広がると「…うま。」と無意識ながら呟いて.)
誰があんな干し椎茸みたいなん口説くか呆け!(カウンターの方を指差し悪態吐いては空いた盆ごと自分の方へ引き寄せ、箸を手に取り食べ始めて。微かに聞こえた言葉に満足気に頷いては「やろ、このうどんごっつ美味いんやて」とうどんを啜って)
それ言うたら小春先輩かて、干し柿みたいな顔してはりますけどね。どうせラブルスは解散しても、ラブラブなんでしょ。あんたら。( そう言えばと思い出したようにもう1人先輩の名をあげる.本気か冗談か当時から相当お熱だった様子に探りを一つ.その間も箸は止まらず、空腹欲のまま麺を啜り続ける.「さすが、ユウジ先輩が認めただけありますわ。」と本意なのかそうでないのか続け.)
あ?小春はプリティーなイチゴちゃんやろが!死なすど!…て、そらお前当たり前やんけ。小春な、昨日もおはよう言うてからうっかりさんやから連絡して来てへんねん。かわええやろ〜?(前半のドスの効いた声色は何処へやら、デレデレと想い人を語り始めては口元を緩ませきったままで居て。相手が褒めたのも耳に入らずスマホ取り出せば会話のやり取りを見返し始めて。)
プリティーにもイチゴにもどっちにも謝って欲しいっすわ。……ほんま、うっかりさんやわ。ユウジ先輩放っておくなんて。ありえへん。( 相手から連想された単語はもう1人の先輩にはお世辞にも合うとは言えず、思わず遠い目線を配る.声の抑揚も激しく、幸せそうに携帯の履歴を眺める相手の姿に.うっかりではなく意図的にやろ、なんてラブルスの温度差を感じながら意味に深みを持たせつ上記を呟いた.自分なら放っておかないだろうと考えるもそもそも相手の連絡先すら知らない.今更どうにかなるとは思ってもおらず、只々幸せそうな姿を眺めて.)
ま、そこがかわええんやけどなぁ〜…な〜、小春ぅ(カメラロールを開き、小春フォルダと名付けられたフォルダからお気に入りを表示しては、掻い摘んだ相手の言葉にのみ頷き画面の彼へと話し掛けて。「…あ、せやお前、知らん間に連絡寄越さんなりよって……教えーや、何かと要るやろ。」思い出した様に顔を上げればスマホを置き、再びうどん啜り。)
…ユウジ先輩、普通に引くんでやめて貰ってええですか。俺かてホモやと思われるやないですか。( 不意に見せ付けられた写真はこれもまたお世話にもプリティー等とは言えない.せめてユウジ先輩とのツーショットだったら…なんて考え始める思考すら憎い.上書きをするように言葉を続け、連絡先交換の提案に「交換してどないするんですか。そない連絡取る事の方が珍しいと思いますけど」と疑問を.)
あ?…誰がホモや、小春はレディじゃカス。(舌打ちしつつ睨み付ければ鼻を鳴らし。相手が不思議そうに問えば眉を顰め「せやな、ほなええわ。呆け。」と言い切りズルズルと喧しく音を立てうどんを平らげて)
ユウジ先輩の中では、そこら辺の女も小春先輩も同じ土俵に立ってるんやろうなぁ。…世も末ですわ。(今も昔も 相手の脳内に着いていけない事が多々ある.先に食べ終えた空の皿越しに平らげる姿を見据える.同時に、ご馳走様でした.と手のひらを合わせ.)
ま、他の女見たとこで小春が一番なんは変わらんけどな。はー、ほんまかいらしわ小春。(再びスマホを手に取れば待ち受け画面を眺め口許を緩ませて。あ、と声を出せば相手の方へスマホを向け、カシャリと写真を撮って。「…悔しいけど、小春がお前に会いたがっとったし…あ、文句言いなや!」と理由を付ければ画像を彼へと送り。)
ユウジ先輩、顔はええのに中身がそれやからなぁ。…報われとうても報われへんわ。女の子。(取って付けたように女の子という単語を加え、心の底から見せる笑顔は満更でもないな、なんて思いつつ.突然フラッシュがたかれたかと思えば流されるがまま羅列する言動に自分もまた携帯を取り出し相手をぱしゃり.「…悔しくはないですし、顔も見たい言うてませんでしたけど、謙也さんに送ります。」なんていたずらげ笑って.)
んあ?…まあ、小春しか興味ないしな。(相手の言葉に首を傾げつつ、常套句口にすれば再びスマホ画面を見つめ口許を緩ませて。すっかり気を抜いた時にシャッター音聞こえれば慌てて其方を睨み付け「…あ?ぶさけんなや、撮影料払えや呆け。」と眉間皺寄せ)
見てたら分かります。ほんと、抜け目ないっすわ。先輩。( 幸せそうな姿は変わりなく、ほんま一途やなとどこか羨まし気に感じる.「誰もユウジ先輩の写真なんて悪用しませんよ。それやったら俺にも撮影料払ってくれてもええですよ。」と片手を差し出し悪戯半分.無論消した振り、後で見返そうなんて思考を.)
抜け目、って何やねん。当たり前じゃろがい(盆の上に器を乗せ「アホ抜かすなや、オラ、これ片付けてこいや。」と相手の方へ盆を寄せ、シッシッ、と手を払い)
はいはい、ご馳走様でした。( そう言えばと先ほど買ってはいたが未開封の果樹ジュースを取り出し去り際机の上に置く.ご馳走してくれたお礼のつもりであり、相手の分も一緒にお盆を手に取り回収棚に向かい調理場の調理員に軽く会釈、ちらっと相手をみやった後にその場を立ち去って.)
( / 背後失礼します!今後の展開としてのご希望はございますか?
(/ お返事遅れて申し訳ないです!そうですね…この子たちが本当に引っ付けるのか不安で仕方ないのでとりあえずなんとか距離を縮めてあげたいな、と思うのですが…主様のご希望があれば其方を優先して頂けたらと…!)
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