幼馴染女子 2017-07-16 17:40:38 |
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(/何から何まで…ありがとうございます!シチュについても了解です、改めてよろしくお願いします!)
…、おー…、俺はー……眠い…、寝る……。
(明日は休日だからと朝方までゲームに夢中になっていたのが仇になり、日はすっかり昇っているというのにカーテンが閉まったままの部屋で未だベッドで眠りこけていて。やがてドア越しに聞こえてきた何とも明朗な声で、ようやく意識がはっきりとして。しかし瞼の重みに耐えられず、ほとんど寝言のようなことを返事代わりに呟けば、再び瞼を閉ざしていき)
(/いえいえ、こちらこそよろしくお願いします。
では、本体はドロンいたしますね。)
え!?ちょ、困るよー!
(どんな返事が返ってくるだろうかとワクワクして待っているも、返ってきたのは寝るという寝言のようなことで。そんな返事が返ってきたので、慌てて、相手の許可が出ていないのにガチャリと相手の部屋のドアを開けて、コソコソと静かに入って行き。相手の寝ているベットに近づくとしゃがんで、相手の頬をツンツンと突きながら元気な声で「もう朝ですよー、起きてくださーい。そして、私に構ってくださーい。」と言ってみて。)
んー……、おい、やめろよ…鬱陶しい…。
(頬を突かれているような違和感で時間をかけて瞼を開くと、映ったのは代わり映えしない幼馴染の顔で。この陽気な声に起こされるのは慣れているが、いつもより1オクターブ低い寝起きの声でそんな風に憎まれ口を叩き。仕方なく重い上半身を起こし、枕元の棚に放ってあるケースから眼鏡を取り出し、掛ければ)
あれ…?怒ってる…?
(今日起こしに来るのが初めてではないので、いつもより低い寝起きの声を知っているはずなのに、お馬鹿なためその声から怒られていると勘違いして。眼鏡を掛けている相手を、反省している子犬のような顔で見つめて。「無断で入ったことは謝るよ……ごめんなさい。でもね…、でもだよ、せっかく可愛い幼馴染が遊びに来ているのに寝るのはいけないよ!」最初はしおらしかったものの、自分にも言いたいことがあるらしく、最後はぷんぷんという可愛らしい効果音がつきそうな頬を膨らました顔で怒って。)
……、アホか
(何処となく悲しそうな声音に寝起きの脳が叩き起こされてはっとするも、最終的にただの愚痴になっている彼女の主張を聞いていると、思わずそんな言葉が口を衝いて出て「分かったから、下降りてテレビ見て待ってろ。すぐ行くから」幼馴染とは言え、同級生の目の前でいつまでも寝間着姿でいる訳には行かないので、取りあえずリビングで待ってもらってその間に自分は着替えてしまおうと考え、声を掛け)
あー、可愛いってとこは否定しなかったね。ってことは…、私可愛いんだ、やったー!
(さっきの自分の言葉で少しは引っかかるかなぁ、と思っていたが可愛いというところに触れてはくれなかったので、冗談でニヤニヤしながらそう言い。怒られる恐れがあるので、言った後はその場から離れるためにすぐさま相手の言っていたとおりに下に降りて、テレビをつけ。お行儀が悪いがソファーに体育座りをして、体を前後に揺らしながら膝に顎をつけて。「本当に思ってくれてたらいいなぁ…、なーんてね。」面白いテレビがやっていなかったので、ニュースの番組が流れるなか、小声で一人呟いてみて。)
…はぁ……。
(随分陽気に部屋を出ていく後姿を見ていると、一瞬でも焦った自分が阿呆みたいで、思わず嘆息を溢して。それでもあんな風に天真爛漫な様子を見ているとほっとするというものだが、高校生にもなって躊躇せずに男子高校生の部屋に入るのはどうなのかと考えている間にシンプルな私服に着替え、軽く洗面も済ませ。一階のダイニングに入ると母親の姿は無く、何処かへ出ているのかもしれないと思いつつ、キッチンの冷蔵庫を開け「おい、何飲む?りんごか、コーヒー」ダイニングとリビングは吹き抜けになっているので、目線はそのままにリビングにいる彼女に尋ね)
りんごがいいなぁー。
(今度もお行儀悪くソファーに膝を抱えたままゴロンと横になって。相手から飲み物について聞かれると、コーヒーは苦くて飲めないのでもう一方の選択肢を選び。すると、コーヒーと言われたからなのか、自分が手作りクッキーを持ってきたことに気づいて。体勢はそのままにバックの中をを漁り、家を出る前に入れたであろうクッキーの袋を探して。見つけたはいいものの、ほとんどのクッキーが折れていて綺麗な形のまま残っているのが数少なく、そんなクッキーを見ながらため息をひとつついて。)
んー。
(一声返事すると、食器棚から二つコップを取り出し、りんごジュースとコーヒーを別々に注ぎ。片手ずつにコップを持ち、彼女がいるソファまで歩いて行くと相手が何かを持っているように見えて「…、何それ」彼女の手元には袋があったがそこには何かが入っているが一体何なのか正体が掴めず、不思議そうに眉を寄せればそう尋ね)
うわっ、……これ?手作りしたクッキーなんだけどね、どーぞ。
(相手の足音にも気づかず、クッキーを見つめていたのかと思うと更に落ち込んで。ソファーにキチンと座り直しながら、いつも元気な自分では珍しいような弱々しい声を出し、相手にクッキーの入っている袋を渡して。「味は美味しいよ!でも、形が…。持ってくるときはね、ちゃんとしてたの!してたんだよ!だから…要らなかったら私が帰ってからポイってしちゃっていいから!!」言い訳じみた言葉を発し、チラチラと相手の様子を伺って。)
…クッキー、ねぇ…。
(取りあえずコップを近くの小テーブルに置き、渡された袋をまじまじと見つめながらそう一言呟き。原型が分からないとは、随分無惨な姿になってしまったものだが、粉々までには至っておらず「…形なんて味より拘るようなもんじゃねえだろ」彼女の悲しそうな声はとても聞いていられるような物ではなく、どうにか彼女の気分を晴らそうとしたが口からこぼれたのは相変わらず無愛想な言葉だけで。袋からクッキーの破片を取り出すと口に放り込み、相手の隣に腰を下ろせば)
あぁー!…食べちゃった。
(相手に食べてほしいと渡したのは自分のはずなのに、本当に食べてくれるとは思わず、そんな声を漏らして。隣に腰を下ろした相手を見て。「お、美味しい?自信はあるけど、どう!?」言っていることは普段の調子と変わらないのだが、やはり声音はどことなく心配そうで。相手の反応が気になるあまり、リンゴジュースの入ったコップを意味もなく触ってみたり持ち上げてみたりして。)
……ああ。
(今まで何度か彼女からこのクッキーのように手作り菓子を貰ったことがあるが、味のことでここまで心配していたことは無かったような気がして。自分は料理の一切とは縁が無いので美味いか不味いかも分からないが、彼女の作る物にはいつも温かみがあると感じていて。今日のクッキーも同じく、調味料には無い美味さがあって、今度は素直に返事して)
や、やっぱりね!流石あっくん、美味しいものがわかってるねぇ。
(さっきまでソワソワしていたものの、相手に一言だけだが肯定の言葉をもらって一気に笑顔になり。さっきの落ち込みようが嘘みたいに元気になって。鼻歌なんか歌って、リンゴジュースを一口飲み。「そーいえばあっくん、今日は何してくれるの?お出かけかなぁー、あ、一緒にお料理もいいなー。」そう問いかけながら調子に乗って隣にいる相手の肩に頭をコテンと乗せて。)
…、ふ…。
(己の一言でぱっと表情が一転して、にこにこと上機嫌になった彼女を横目で見詰め。いつものことだが、人の表情はこれほどすぐに変わるのかと思うと面白くて、誰に対してでもなく微笑めば「俺は何でも良い、お前の好きにしろ。…、でもこれ食い終わってからな。ていうかお前も食えよ。お前が作ったんだし」さくさくとクッキーの破片達を食べ続けながら、此方に体重を傾ける彼女に先程渡されたクッキーの入った袋を相手に差し出し)
私がしたいこと…?
(受け取った袋の中からクッキーを2〜3枚躊躇なく取り出して袋を相手に返し。小動物のようにポリポリとクッキーを食べながら相手の手で遊び始めて。人差し指を触って自分の人差し指と比べたり、手のひらをつついたりして今日することを考えて。すると、いきなり考えが決まったのか触っていた相手の手を上げて「はい!あっくんのハマっているゲームをやる!!」といいことを思いついた顔をしながら提案してみて。)
……本気かお前
(そんな風に人の手を弄ったって何も楽しくない物というのに、何をしたいのだろうなんて思いながら悩んでいる彼女の顔を見詰め。途端、己の手をぐいと上げたと思えば、耳に届いたのはまるで予想の内には無かった言葉で。自由に決めろと言ったのは自分だが、苦虫を噛み潰したような顔を浮かべてその一言をぼやき)
本気だよ〜!だって、面白いんでしょ?
(苦虫を噛み潰したかのような顔をする相手を見て、持ち上げた相手の手を下ろして。ズイッと相手にさらに近づき首を傾げてそう言うと、私知ってるよ!という顔をして。相手がゲーム好きなので一緒にゲームをやるのは嬉しいんじゃないかと勝手に思っていたが、相手の顔から察するにそうではないような気がしてきて。「む、無理かな?無理だったら私、ワガママ言わないよ!うん、ゲームじゃなくてゴロゴロしてるだけでもいいよ!!」相手の迷惑にならないように、慌ててそう言い。)
…、あー分かった分かった、ゲームな!
(彼女の心配そうな顔にはどうにも昔から弱く、観念したように答えて。未だ口を付けていなかったコーヒーを一口「……つーかお前、普段からゲームなんてやってたか?」元より彼女とゲームというので何が嫌なのかと問われれば、教えることに長けていないから相手も己も楽しめないんじゃないかということだけで。横目を向けながら問いかけると、再びコーヒーを啜り)
…いや、ゲームはあんまりやんないよ。
(ゲームという案が承諾されると、一瞬にして、ゲームをやる、楽しい、私としかゲームやらなくなる、私があっくんを独り占めという妄想ができて。頬を思いっきり緩ませ、遠いところを見つめその妄想にひたり。相手の言葉で現実に戻ると上記のように言い。「あ、でも、あっくんのお部屋にいっぱいゲームがあるのは知ってるよ!あ、あーる…ぴーじー?とか!」ゲーム知識がないため、相手と話した記憶をたどってそう言ってみて。)
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