1346 2017-07-12 10:45:03 |
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ええ、弟たちは私を頼ってくれていたのです。それなのに私には助けることが出来ませんでした…
( 相手に背中を摩られながらも自分の意志とは関係なく次々と兄弟が折られていく後継を鮮明に思い出されていき、無意識の内に手を握りしめており「弟達が少しでも、報われるのなら私は何だって致しましょう。ええ、何だって致します」人の身の幸せを感じることなく消えていった弟達の笑顔が再び見たいと目を伏せ )
( /遅くなってしまいごめんなさい!了解しました、ではこちらも下がらせてもらいますね。何かございましたら遠慮なく声をおかけください。 )
助けてやれなかったとしても、愛していなかった訳じゃないだろう?
(握りしめられた相手の手を見て己の手を重ね。相手の言葉を聞けば、どこまでも優しい奴だと相手に大切にされていたであろう兄弟刀達を想い。「君の弟達の気持ちはわからんが……もし俺が残していく側にいたら、俺の分まで楽しい驚きに触れて笑っていて欲しいと思う。君はどうだ?」と己の本丸にいる旧知の刀達を思い起こし、相手に目を向けて首を傾げ)
そんな事当たり前に決まっているじゃないですか。
( 自分の大切な弟たちを愛しているかと聞かれ何を当然の事を相手は聞くのだろうと失笑し、もし許されるのならまた弟たちの顔を見たいと遠い未来なのかはたまた近い未来なのかわからない未来に想いを馳せ。「ええ、そうですね。私もそう思います。弟たちにはいつでも笑っていてもらいたいものですな」まだ平和だった頃の本丸で見ていた笑顔を思い出し、少し笑みがこぼれ )
ならきっと、君の弟達もそう思っているさ。君達粟田口は皆何かと似ているからな。
(迷いなく断言する言葉にふっと小さく笑えば相手から目線を外し。「次出会えたときに、うんと笑わせてやれ。そのために……おっ、ようやく少し笑ってくれるようになったな」と続けざまに数日間この場所にいてようやく見ることの出来た相手の笑みに気がつけば嬉しげに声を弾ませ笑みを浮かべ)
そうだと良いのですが…いえ、そうですね。私の弟たちならきっとそう言いましょう。
( 自分と弟たちが似ているといわれ、確かにそうだと頷き。きっと彼らは自分が悲しい顔をしていると自分達も悲しそうな顔をするのだろうと容易に想像がつき。「私が笑えるようになったのはきっと鶴丸殿のおかげですな。自分一人でいればずっと暗い気持ちのまま日々を過ごしていたでしょう。ありがとうございます、鶴丸殿」自分の笑みを見て嬉しそうに声を弾ませた相手に、きっと相手がこうやって毎日話しかけてくれていなければこうはならなかっただろうと相手に感謝の気持ちを抱き、礼を言い。 )
っ、なんだなんだ、そう面と向かって礼を言われると少し照れるな……!
(普段は本丸でも驚かしてはお小言を言われたりすることが多くいため礼を言われるのには慣れておらず、相手の礼を聞くと気恥ずかしくなったのか落ち着かない様子で目線を外しつつ頬を掻き。少しして落ち着けば「いや、悪かった、どうも落ち着かなくてな。だが、君が前を向けたのは単に君の心の強さがあったからだ。俺はなんもしてないさ。」と微笑んで。その後バッと立ち上がれば「しかしまだまだだな、弟達を笑わせるには一期、君がもっと笑うべきだ!という訳で何かしたいことはあるか?」と今までの相手の辛い思いを払拭出来るといいがと考えながら相手に手を差し出し)
いえ、鶴丸殿が皆さんを楽しませるために驚きを提供しているのでしょう?皆心の中では貴方に感謝していると思いますよ。
( 面と向かっては感謝の言葉を言われずとも皆心の中ではいつも雰囲気を盛り上げてくれる相手に自分のように感謝しているだろうなと思い。「いえ、鶴丸殿の手助けが無ければどうにもならんかったでしょう」緩く首を振り、「やりたい事ですか…思い付きませんな。鶴丸殿が楽しいと思うことを教えて下され」突然聞いてきた相手にパッとは思い付かず相手が楽しいと思えることなら自分も楽しいと思うだろうと提案し、差し出された手を掴み立ち上がり )
……そうか、はは。そいつは驚いた。ありがとうな。
(この性格だなんと思われようと決してめげたりはしないものの、疎まれることはあれど感謝されているだろうと言われれば素直に言葉を受け取り、にっ、と笑いかけ。「そうか!ならそうだな……そうだ、鬼ごっこはどうだ!太刀の連中とやると中々白熱してな……!」と朗らかに語りだし「ルールは十分間以内にきみが俺を捕まえたら勝ちだ!それじゃあ行くぞ!」と言うなり駆け出し)
あぁ、鶴丸殿お待ちください!
( 言うだけ言って一足先に走り去ってしまった相手に、なんて勝手な人だ。と呆れ軽く微笑むと相手を探しに行こうと歩き出し。「あ、見つけましたよ鶴丸殿!」暫く歩いていると逃げている相手の姿を見つけ、そちらの方へ走っていき )
げっ、早いな!?まだ三分も経ってないじゃないか!
(声がして背後を振り返れば走ってくる相手が近い場所にいて驚愕の声を上げ。「こいつは驚いた、では本気で逃げるかな!」とスピードを上げるはいいものの未だこの本丸の構造まで詳しくは把握しておらず、考えなしに走っていれば袋小路にあたって、あ、と間抜けな声を出し)
鶴丸殿の白はこの本丸ではわかりやすいですから。
( あまり色の無いこの本丸では相手の白という色は浮いており、見つけやすいのだと告げ。自分から行き止まりに入った相手を見て今がチャンスだとばかりに追い詰め、「鶴丸殿、そこは行き止まりです。捕まえましたよ」と相手にタッチし軽く微笑み。 )
……やられたな
(背後からの相手の声とタッチされた感触に引き返すのは手遅れだと悟ってお手上げとばかりに腕を挙げ。くるりと振り返ればその顔には笑顔が浮かんでおり、「まぁ俺はすぐ捕まってしまったが!以外にも楽しいだろう鬼ごっこは!」と相手の反応を伺い)
ええ、あまりしたことが無かったのですが楽しかったです。もう少し人数がいるとより楽しいものになりそうですね。
( 二人でこれだけ楽しいならもっと人数がいればさらに楽しくなるのだろうなと頷き。「少し疲れましたね、こんなに歩き回ったのは久し振りでした。いつもあの部屋に篭ってばかりだったものですから。」近くの縁側に座ると庭をぼーっと眺めながら相手に声をかけ )
あぁ、そうだな!長谷部とかも入ると面白いんだ、あいつは手加減なしで来るからな。
(己の本丸でかつてやった鬼ごっこでのことを思い出せば若干青くなりながらも頷いて。相手の隣へ腰かければ少し目を伏せ「俺はつい笑えと言ったが……泣くことを否定するわけじゃあない。君は、もう十分耐えただろう。」と今は誰が見ているわけではないぞと相手の頭をぽんぽんと軽く撫ぜ)
長谷部殿…ですか。しかし、あの機動で迫られるのは怖いんじゃないでしょうか。
( 短刀ならまだしも打刀の彼にあのスピードで追いかけられるのは逆に怖いのではと想像し、過去にやったことのあるという相手の表情が青ざめているのを見て、やはり怖いのだなと納得し。自分の隣に座った相手の行動に最初は驚いていたもののその規則正しいリズムにだんだんと気が緩み「鶴丸、どの。すみません、今だけ見ていないふりをして頂けないでしょうか。」と俯き静かに涙を流しており )
あぁ、俺はなんも見ちゃいないさ
(相手の頭を撫ぜる手は変わらずに、顔は外へと向け。弟達の代わりになることは出来ないが、少しでも相手を癒すことが出来ればいいと思考を巡らせながら空を仰ぎ。少し曇り気味の空を見れば目を細めて「この空が晴れたら……どんな驚きが待ってるんだろうな」と、きっと相手の髪のような美しい青が見られるのだろうと思いながら小さく呟き)
ええ、すみません。...ありがとうございます、鶴丸殿。
( 此方に向いていた視線が逸らされた事が気配で分かり、相手には感謝してもしきれないと思いポツリと礼を言い。相手の呟きが聞こえ、自分も相手の様に雲がかっている空を見上げると「きっと私の青と鶴丸殿の白が綺麗に入り混じるのでしょう」と遠い昔に見た綺麗な空を思い浮かべ、涙を拭うと相手の顔を空を見比べ上記を言い )
はは、それはいい驚きだな!
(自分の呟きを拾ってくれたらしい相手の言葉に自分たちの色を持つ空を想像すれば相手に向き直り笑顔を浮かべ。再びぽんぽんと軽く頭を撫ぜれば立ち上がって「そろそろ飯でも作るか?腹が減ってなければ構わんが……」と相手に目を向け、手を差し出しながら首を傾げ)
御飯ですか、久しく食べていませんでした。
( 立ち上がった相手を視線で追い、言われた言葉にふとそういえば前は食べていたことを思い出し、相手の癖なのだろうか差し出された手を掴み自分も立ち上がり「いえ、是非作りましょう。鶴丸殿は何が好きですか?」どうせなら今までの礼も兼ねて相手の好物でも振舞おうと相手に聞き )
そうだな、俺は基本的に何でも食べるが……折角なら君の得意なものを食べてみたいな!
(相手がつくる料理なら食えないこともないだろう、と思えば嬉しさを感じながらそう言って厨へ向けて歩き出し。最中、相手に差し出した方の手をぐーぱーと動かしながらそういえば相手に向けることが多い気がする、と気づいて。特に考えもなしに差し出していたのだがもしや自分の癖なのだろうかと少し驚きながら歩き。)
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